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平成29年第3回(9月)定例会会議録
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平成29年第3回岩沼市議会定例会会議録(第3日目)
平成29年9月12日(火曜日)
出席議員(18名)
1番 佐 藤 剛 太
2番 菊 地 忍
3番 高 橋 光 孝
4番 植 田 美枝子
5番 佐 藤 淳 一
6番 大 友 健
7番 布 田 恵 美
8番 酒 井 信 幸
9番 須 藤 功
10番 渡 辺 ふさ子
11番 佐 藤 一 郎
12番 国 井 宗 和
13番 布 田 一 民
14番 長 田 忠 広
15番 飯 塚 悦 男
16番 沼 田 健 一
17番 櫻 井 隆
18番 森 繁 男
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
市長 菊 地 啓 夫
副市長 鈴 木 隆 夫
総務部長 大 友 彰
健康福祉部長 高 橋 広 昭
市民経済部長 菅 井 秀 一
建設部長 高 橋 伸 明
総務課長 石 垣 茂
政策企画課長 遠 藤 大 輔
復興創生課長 大 友 康 弘
防災課長 平 井 光 昭
健康増進課長 菅 原 亜由美
子ども福祉課長 石 垣 千佳子
農政課長 古 積 知 明
生活環境課長 桂 島 和 浩
水道事業所所長 森 康 雄
消防本部消防長 菅 原 敬
教育委員会教育長 百 井 崇
教育次長兼教育総務課長事務取扱 高 橋 弘 昭
参事兼学校教育課長 佐 藤 修 司
生涯学習課長兼スポーツ振興課長 沼 田 輝 明
監査委員事務局長 横 尾 芳 郎
議会事務局職員出席者
参事兼事務局長 高 橋 進
局長補佐 近 藤 祐 高
議事係長 佐 藤 俊 輔
議事日程
平成29年9月12日(火曜日)午前10時開議
1.開議宣告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問
2.閉議宣告
本日の会議に付した事件
日程第1から日程第2まで
須藤功議員
橋光孝議員
渡辺ふさ子
布田恵美議員
午前10時開議
○議長(森繁男)御起立願います。おはようございます。御着席願います。
ただいまの出席議員は18名であります。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(森繁男)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、3番橋光孝議員、4番植田美枝子議員を指名いたします。
日程第2 一般質問
○議長(森繁男)日程第2、一般質問を行います。
ここで、きのうの飯塚悦男議員の一般質問に関し、大友彰総務部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。大友総務部長、発言願います。
○総務部長(大友彰)昨日、飯塚議員の一般質問において、確認の上、後日報告とさせていただくことにしておりました件につきまして、御報告いたします。
就労継続支援A型事業で雇用されている障害者は、法定雇用率にカウントされないのではないかという御質問でございましたが、法定雇用率の算定につきましては週20時間以上かつ1年以上勤務している、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳の所持者で、事業所との雇用契約を締結している者を実雇用率の算定対象としておりますことから、この雇用条件により就労継続支援A型事業で雇用されている障害者についても法定雇用率の算定の対象となることとなっております。以上です。
○議長(森繁男)それでは、9番須藤功議員の一般質問を行います。発言席において発言してください。9番須藤功議員。
〔9番須藤功議員発言席〕
○9番(須藤功)おはようございます。冒頭、皆さん、きょうは何の日か御存じでしょうか。マラソンの日だそうです。マラソンの日に陸上競技場について一般質問をするというのも何かの縁かなと思いまして、きょうは精いっぱい頑張ろうと思っています。
さて、先週土曜日の9月9日、男子100メートルで桐生選手が日本人で初めて10秒を切って、9秒98という快挙をなし遂げていました。また、ことし行われました世界選手権、昨年のリオオリンピックでも4掛ける100メーターリレーでは日本はメダルを獲得しています。日本の陸上界がレベルがどんどん上がっている。そういう、ますます高くなっているということは、競技施設の整備があってこそなせるわざではあるんだなというふうに思っております。
さて、岩沼ですが、平成2年に完成しました岩沼市陸上競技場はいまや陸上競技場と言えないほど老朽化施設になっています。20数年経過し、劣化したゴムは高いところで数センチ、日曜日に現場に行って高いところが私のこの指の第2関節まで高くなっているんです。それほど浮き上がっています。そして、亀裂も発生しています。でも、そこに岩沼市内外からたくさんのアスリートが練習で汗を流しています。
思い起こせば、陸上競技場ができたころは周りは田んぼだらけで、南側にある市道は細く、整備されていませんでした。何とも利便性に欠ける場所につくったもんだなというふうに当時は思いましたが、27年経過し、今では総合体育館などの施設もつくられ、周りは住宅街に囲まれた一等地に変貌を遂げています。
震災前の陸上競技場は3種公認の競技場であり、県の大会なども開催していました。建設されて20年後に公認申請を取りやめて、走路部はますますひどくなりました。部分修理を行っているものの、近年ではアスリートが走れる状態にありません。今の状態を当時の渡邊健一郎元市長は草葉の陰でさぞかしがっかりしていることでしょう。ただただ残念でなりません。
どれほど劣化したかというと、例えば100メートルのスタートで、クラウチングスタートといいますか、スタートブロックをつけて走る際に、グラウンドに劣化したゴムが小さなビーズのようになっていて、スパイクをつけずに走ろうとすると滑って転んでしまいそうです。スパイクピンがついたシューズだとまだ少しは大丈夫といったところです。
また、リレーゾーンというものがあります。赤い走路に緑色の三角形をしたものが表示されています。この三角表示がほとんど消えています。子供たちに指導していて、私は「どこ」と聞かれると、心が痛むというか、悲しくなる、そういう状況です。
まだまだ陸上競技場について言いたいことはありますが、一般質問を通していろんなことを質問していきたい。明快な答弁を求めます。
最初の走路部の現状と今後についてをお聞きします。
損傷が激しく危険な、今、状態であるということを申し上げましたが、最初の質問@市外の利用者が年々少なくなっていると思うが、どうでしょうか。
○議長(森繁男)沼田輝明スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)ここ数年、市外利用者は減少しております。しかしながら、市民の利用者については減少傾向は見られておりません。以上です。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)減少しているその人数的なことはわかりますか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)市外利用者の26年度の利用者数が1万244人、27年度が9,307人、28年度が9,040人となっております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)この間ちょっと聞いた数字と若干違うんですけど、28年度市外はなんか6,900人ぐらいだって聞いたんですが、9,000人いらしたんですか。この確認です。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)はい。9,040人となっております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)では、これは例えば、今ちょっと通告してるのは市外ですけども、市内の利用者の状況的にはわかったら述べていただきたいと思いますが。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)市内利用者につきましては、平成26年度が1万502人、27年度が1万3,500人、28年度が1万1,701人でございます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)この市内の使われてる方っていうのは、平日グラウンドゴルフで借りていることがあるんですけど、そういう人も入っているんでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)今申し上げました数字につきましては、陸上競技で使用した人数ということで、議員のおっしゃるグラウンドゴルフ等フィールド関係については入っておりません。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)春休みですね、毎年、毎年っていいますか、私が確認したのは3年間ぐらいは確認してたんですけど、山形県内から高校生がバスで宿泊を伴う練習に来てたんですけど、ことしはありましたか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)その団体の利用についてはちょっと把握しておりません。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)では、次の質問に参ります。
盛り上がり、でこぼこですね、盛り上がりがありまして亀裂もあるんですけども、この件については把握しているでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)把握しております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)競技者から評判とか苦情は聞こえてきますか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)体育館のほうに若干の苦情は上がってきております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)その苦情についてはどうお考えでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)これまでと同様にですね、市民のための施設という認識で運営しておりますし、競技というよりは運動というのを重視して運営のほう行っておりますので、その都度部分補修というので対応してきておりますし、そういったことも今後も続けていきたいと思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)部分補修の域を超えているということで、後でお話をしますけども。
では、先ほどちょっとグラウンドゴルフの話をしました。グラウンドゴルフはあの走路部を横断して芝生の中で競技というかプレーするんですけど、そういうお年寄りが利用するところを横断するときに、ここ危険じゃないかっていう声は聞こえていますか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)聞こえておりません。(「おります」の声あり)おりません。(「おりません」の声あり)
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)私のところには聞こえておるんですけど、なかなか意見が届かないのかなと思っております。
ちょっと危険なところというか、これ今走路部ということで言ってましたけど、実は日曜日に、先週の日曜日、2日前ですね、スタンドにも亀裂があるんですよ。コンクリートの構造物で壁とあのスタンドのこの出っ張りのところがあいてる。多分これ震災であいてるんですけど、かなり危険ですね。あの昔そんなに目立たなかったんだけど、今なんか1センチ近く亀裂が入ってるんですけど、そういうそのコンクリート構造物が崩落してしまいそうな、あの出っ張りのところですから、スタンドの出っ張り、下は通路、わかります。のところですから、そういうところがあるというところは把握はされていますか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)議員おっしゃる現在の状況については把握しておりませんが、その以前亀裂があるというところについては把握しております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)ちょっとこれ、通告外かもしれませんけどね、危険だということなのでお話ししますけど、日曜日は暑かったんでね、コンクリートが膨脹して上がったかもしれません。だけど、かなり危険だと思いますんでぜひ把握をしていただきたいと思います。
次の質問に参ります。
Bなんですが、利用者はけがをすることが想定されるんですけど、エアポートマラソン大会を開催することにリスクを負わないでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)エアポートマラソン大会については、大勢の方々が参加する10キロメートルの部のスタートを路上スタートとするなど、競技に支障のないように運営を行っております。以上です。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)ということは、トラックの部分は一切走らないということですか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)今申し上げたのは、10キロの部のスタートの位置を変更してるということでございます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)走るところはトラック走るんでしょ。コースの中に。だから、そこが危ないですよと言ってるんです。危ない。そういうこと言いたい。支障がないなんて言ってほしくないですね。それほど岩沼市っていうのはそういうものに対して鈍感なことなんですかねって思うんですけど、危なくないんですか。
○議長(森繁男)教育長の答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)お答えいたします。
確かに走路は傷んでおります。それに注意をしてですね、走っていただくようには最初に注意申し上げておりますし、今このままで使っていただくということでちょっと我慢してもらってますけども、こういったのでもう納得して使っていただいております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)今ね、ちょっと納得して使っているとか危ないと思ってるけど使ってもらってるとかって言われてますけど、それはね、行政側が言うことじゃないと思います、僕は。これ岩沼市の陸上競技場ですからね。
そこにちょっとまた踏み込んでもしょうがないんで、エアポートマラソン大会っていうのは、何て言うんですかね、県内、市内だけじゃなくて県内、そして県外からも来るんですよ。これ陸上競技場ができたときに、実は私たち陸上競技協会が、私が入っていた陸上競技協会が、岩沼に小学校を起点として10キロのロードレース大会をやった。その後に陸上競技場ができて、その大会をエアポートマラソンにしたいっていう話があったんで、どうぞどうぞということでやって、そしてそれからもずっと続いてて、それがもう二十何回にもなってて、もう県内だけじゃなくていろんな人がもう知れ渡ってる大会なんですよ。そういう大会に県外から来る人県内から来る人がこんなでこぼこの陸上競技場で走らせるリスク、恥ずかしいと思いませんか、教育長。それをね、何か先ほど言ったように、危ないと思って、それ承知して走っているんですなんていうふうに言われちゃうと、私もうがっかりしちゃんですけどね。その辺どうですか。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)走路についてはですね、まだ十分走れる状況にあります。確かに傷んでおりますけども、危険であれば閉鎖いたします。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)本当に閉鎖するんですか。危険だと私は思ってますけど。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)以前部分補修、部分しておりましたけども、その前ですね、例えば1コース部分を補修しないときにはそこは使わないとかそういった手当てはしております。それで部分補修した後にまた開放する、そういったふうにしております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)今言ったのは閉鎖するんですかと言ったはずの話ですよ。全然話違うじゃないですか。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)違うはないと思いますけども。全体的に危険であれば閉鎖するということであります。それがないので閉鎖しませんということです。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)まあ閉鎖しませんと言ってみたり閉鎖しますと言ってみたり、わからないんですけど。
次の質問に入りますね。なぜこれまでほったらかしにしてきたのか。放置してきたのか。そのことについて伺います。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)これまでも安全面に考慮しながら部分改修を行ってまいりました。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)安全面、安全面って、どこまでが安全面なのか、その基準をちょっと示してほしいんですけど。いいですか。私の指で、この第2関節まで凹凸があるんですよ。これでよく安全で走れるって言えるんですか。一体、何センチ盛り上がったら安全じゃないんですか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)特に何センチから危険だとかという基準は設けてません。ただ今年度も修繕の予定はありますので、そういったところに対しては接着なりという部分で改修も行っていきたいと思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)改修のレベルじゃないです。部分改修のレベルじゃないんですよ。もうね、1コースの1レーンが、あの何ていうんですかね、ミミズ腫れっていうんですか、こんな感じでね、蛇行するようにミミズ腫れの状態で盛り上がって、これがもう1メートル2メートルじゃないんですよ。見たことありますか。そういうところにエアポートマラソンやって恥ずかしくないのかと言ったら何ですけどね、何でここまでやったか。ちょっとそこまで言ってももうまたしょうがないので。
今まで現場からね、ここを改修したいとか改修してほしいとか予算措置をしてくれとか、そういう話はどうだったんでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)当然その危険な箇所というか、議員おっしゃる盛り上がっている箇所については、改修をするように予算の措置はしておりますし、現場からもそういう声は上がっております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)今までどれぐらいの頻度でね、例えばこれぐらいここのところ直してくれとか、何年ぐらい前から出ていたのか、その経過をちょっと聞きたいんですけど、ここまで何で放置したのかね。ほんで、しかもそれを、あれは放置ですよ、はっきり言って。全然やる気ないんじゃないですか。今までの予算措置の処置をどこまでやってきたのか、ちょっとその経過を教えてください。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)まず、議員最初におっしゃいましたスタート地点の改修については、平成22年に約440万をかけて修繕を行っております。その後、23年に震災が発生し、その震災のひび割れ等により23年度には290万の修繕を行っております。それから、26年度におきましては約400万、これも部分改修を行っております。それから、平成27年度にこれも部分改修、接着を含めた部分改修を約210万、行っております。以上です。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)あのさっき私言いましたけど、100メートルのスタートんとこ改修してませんよ。間違いでしょ。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)あそこは私が平成21年に総合体育館に行って、その翌年22年に改修をしております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)改修したのはもっと別のところですよ。別のところ。100メートルのスタートのところはまるっきしもうほんと劣化して黒くなってるんだから、赤くなくて。それ改修、20何年に改修したらまだそんなになってないから。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)この件に関しては、私たち、現場に行って確かめてまいりました。その中で、スタート地点が10メーターは改修したということでその現場見ております。ただここで何もなくても水かけ論になりますけども、ただ私たちは事務局としては確認しております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)それでは、これだけやりました。今までね、約1,000万以上の金かけました。これでことし幾ら金かけるつもりですか。あっちゃこっちゃですよ。ほとんどです、ほとんど。100メートル8レーン全部改修しなくちゃいけないようなもんですよ。そういうことでもやるんでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)ことしの当初予算については、その中でも程度のひどいところの改修ということで約80万の予算をとっております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)80万で、市内外から来られるマラソン大会に、まあ笑われないような改修してほしいですね。もったいない。
次の質問に入ります。(2)の改修について。
早急に改修すべきと思うが、どうか。伺います。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)まず、陸上競技場の改修についてお答えいたします。
岩沼市体育協会、それから岩沼市陸上競技協会からの連名でですね、岩沼市陸上競技場整備に関する要望をいただいております。その後、ことしの6月ですね、議員さんの質問の中でこの議会の中でですね、改修についての御質問、要望をいただきました。そのときの方針とは変わっておりません。今の安全の考え、改修していく方針、それから全面改修についても考えていくというその方針に変わりありません。以上です。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)いつまで改修するんでしょうか。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)これは多分予算、それからいろんな補助金についてもかかわりありますもんですから、それについては検討しております。
それでですね、以前からですね、totoとかそういった助成金についても検討しておりますし、説明会にも行っておりますので、それらのめどがつき次第ということになります。ただ予算のこともありますので、いついつとまだ今のところまだ申し上げられませんけども、早急にしていきたいというふうに思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)早急早急って、早急って来年もそうだけど、もう10年後も早急みたいな感じですよ。さっきの話聞けば。改修の一番最初に担当から改修のめどはないみたいな話なのに、早急て言ったらさ、二、三年後にすぐやるような話じゃないですか。早急っていつですか。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)そういう明示ができないから早急という言葉使っております。で、教育委員会はですね、まず子供の学校施設から優先しておりますので、その後の次の段階でほかの公共施設を考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)予算措置の話は市長ですから、市長にお伺いをします。
早急っていつですか。
○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)いろいろお考えを聞かせていただいておりました。とどのつまりは財源ということになるんですけども、陸上競技場については22年でいろいろ、23年ですね、震災の年からずっと6年半たってましてですね、あそこに仮設住宅があったり、あるいはまた自立できない方が大勢いた中で、まずは優先順位を震災復興のほうに力を入れてやってきたわけです。
そして、ここに来て少しずつ施設整備を図ろうという流れになっておりまして、今教育長が言ったようにですね、いろいろ財源の手当てを考えているところでございまして、それらを含めまして、できるだけ早くとしか今言いようがないんですけども、相当の金額が改修費にはかかるわけですから、それを助成を受けながらという1つの目標を立てて今やっておりますんで、早急というのはまあ財源と、それからあそこをいつ具体的にどのように直すかをもう少し検討しないと前に進まないという状況でございまして、実際使っている方々には非常にご迷惑をかけておりますし、けがのないようにですね、できるだけ利用していただけるように我々も修繕を繰り返しているわけでございますが、ぜひまた御理解をいただきたいと思っています。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)早急を聞いても数字は出てこないんでね、ここで少し、早急という言葉がね、物すごくちょっとね、不愉快な言葉なんですよね。というのはね、これ29年岩沼市が出した岩沼市都市計画マスタープラン、ここの中のね、67ページに南部地区の地域の課題図って図面があるんですよ。ここに陸上競技場が載ってない。岩沼市の競技場じゃないんですね、多分ね、市長。だから、お金もかけずに、でこぼこのままやってるんじゃないのって、私、言いたくなる。ただね、次のページに、地域の将来像として協議会で言われたことに陸上競技場の整備ってあるんですよ。これね、岩沼市の施設でしょ。恥ずかしくないんですか、あのままで。市長杯やりますよ、小学生の大会やりますよ、マラソン大会やりますよ、いろんな人来るんですよ。そこに早急っていう言葉しか出てこないんですか。
これをちょっと市長に求めてももうらちがあきませんから、次の話に参ります。財源の話です。
Aスポーツ振興くじ助成金を活用してはどうかっていうことをお聞きします。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)全面改修を行う場合の主要な財源として、当該助成金の活用については以前から検討いたしております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)以前から検討していて、なぜ申請しないんですか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)あくまでも財源の検討を行っているということで、申請とはまた別物と考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)市長、これ、何で申請しないんですか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)決して申請しないわけじゃないんですけども、我々としては可能性があるかどうかをまず見てるわけでございまして、可能性あれば申請もすぐにしたいと思ってございます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)ここで、このスポーツくじ、このスポーツくじね、今、日本のスポーツ施設を改修する、かなりお金かかります。半端じゃないです。体育館、プール、当然陸上競技場、サッカー場、いろいろあります。その中で国が助成金出すのはもうないです。このスポーツ振興くじがあるから出さない。この間の新聞にも、東京オリンピックで財源をこのスポーツくじから新たに捻出しよう、そういう記事も載っておりました。
それでね、これ29年度の話です。29年度は実は来年の1月末までが受け付け期間なんですよ。1月末まで受け付け期間。それで、11月の頭ぐらいに説明会があります。この説明会が11月の頭にある前に、もうある程度のいろんな計画をつくっとかなくちゃいけない。申請書類をつくるためのいろんな基礎的資料をつくっておいて、そして11月の頭に説明会があって、来年1月末に受け付け完了。そうすると来年度お金もらえます。
実際、最大ですね、このスポーツ振興くじの29年度の手引きというのがあってそれを見ると、改修するのに最大1億円の補助があります。1億円です。本当は1億5,000万までが対象なんですけど、その中の3分の2までの1億円が最大出るんですよ。こういうのずっと前から日本はやっている。しかも陸上競技場は20年経過したら対象になっているんですよ。何でこういうのやらなかったんですか。ほかの宮城県内で去年宮城県がプールやってます。角田やってます。東北6県いろいろいやってます。上山やってます。あっちゃこっちゃやってます。陸上競技場なんかばんばんやってます。これやる気ないですか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)決してやる気がないわけじゃ決してございません。この申請は毎年できるわけじゃなくてですね、実はグリーンピアのテニスコートでもこの助成をいただいて修繕したところでした。その後、何年かたつとまたそのチャンスが来るわけですけども、毎年手を挙げてもまた可能性が薄いということでございますんで、議員おっしゃられたように、いろいろ説明会とかその内容1億円それらについては把握してございますんで、それらについてできるだけチャンスを生かしていきたいとそう思ってますし、今の状況でいきますと、1億円もらっても、まあ自己負担当然あるわけですね、裏負担という部分ですね。
それらも含めまして財源の手当てをしておりますし、公共施設等管理計画をつくってございます。その中には陸上競技場も公共施設と位置づけておりますが、その前にやらなければならないのが、さっき教育長が申し上げたように学校の施設整備、そして橋、それから朝日地区のいろいろ道路の整備とか、そういうものを比較しながら財源を捻出しているわけでございますんで、陸上競技場もその1つであって、できるだけとしか言いようがないですけどね、状況は私も十分把握してございますんで、できるだけ早くということで整備を進めていきたいと思いますんで、まずは財源の手当をしていきたいと思います。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)まあ財源財源財源ってもう本当に聞き飽きた。
今から次の質問に入りますけど、B番、平成29年度の決算、ごめん、28年度だ。28年度の決算では、財政調整基金が56億、そして施設保全整備基金は28億と潤沢です。こんなにお金があるんですから、やってはどうでしょうかという質問です。
○議長(森繁男)石垣茂総務課長。
○総務課長(石垣茂)はい、お答えします。
財政調整基金の残高には、震災関連事業の繰り越しに係る未精算額など今後支出が確実視される震災関連経費を約36億円含んでおりますので、これを除いたいわゆる通常収支分につきましては震災前と同程度の約20億円とみております。
また、施設保全整備基金につきましては、将来必要となる公共施設の長寿命化対策経費の財源としてこれまで積み立てを行ってきておりますことから、市の財源が潤沢であるとは考えていないところでございます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)今、これしかないこれしかないって言いますけど、それでも20億以上ある。岩沼で住みよいまちだ、安全な競技場だって言えます、それで。お金あるじゃないですか。起債したって大丈夫ですよ。よそもそうなんですから。何でこれができないのか。やれないんですか。やりたくないんですか。ここだけちょっとはっきりしてほしいんです。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)財源財源って聞き飽きたような話もあったんですけども、財源が全てでございます。やっぱり市民の血税をお預かりして我々が有効に活用させていただくためには、全部財調とか自前でやるよりも、より支援を受けてやる方法を選んでおりますんで、そのために基金をうまく活用しながらやっているわけでございます。
今回のですね、財調については震災復興事業費のですね、一部がここに入っておりますんで、見かけは非常に金額はあるように見えますけども、総務課長が言ったように、これの36億円はですね、いずれ返還、精算に当たる部分だということで、これをしっかりまず確保しているわけでございまして、それを財調に入れているわけでございますんで、その辺は御理解をいただきたいと思ってございます。 潤沢であるか、あるいは20億円が果たしてそれで全部使い切って、全部とは言わないけどね、そこをぎりぎり使って整備をすることがいいかどうかは、またいろいろ提案をさせていただきながら、議会の皆さんと話しながら進めていきますんで、御理解をいただきたいと思います。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)平成26年度に、私、一般質問をしているんですね。市長に長寿命化の話をしてます。そのときね、私が、長寿命化していく中でそのスポーツ振興に努めたいという話がありましたと。だから、その陸上競技場の長寿命化について考えがあるかと言ったら、市長がこう言っている。スポーツ振興という大きな枠組みで答えておるので、陸上競技についてもその1施設だけということは十分理解していると。ただし、老朽化がわかってるんだけど、ちょっとはしょりますね、わかってるんだけど、今まで何か陸上競技場だけ1つにね、どうこうする考えは今はないって言ったんですよ。
あれから3年、あれから3年。震災はありました。だけど、一般財源で20億あって施設整備資金で二十数億まだあるんですよ。こんなに持ってるところそんなにないですよ。この財源の話言ってももう多分どうのこうのとなるでしょうから、これはまたはしょって次行きます。
(2)の、大きな2番かな、大きな2番、2番目の器具及び備品についての(1)棒高跳びのマットやハンマー投げのフェンス規格が変更になっています。その辺は把握していますか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)はい。規格が変更になっていることは把握しております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)規格が変更ってのは、これ、公認だから変更になったっていうのもあるかもしれません。だけど、危険だからこういうものを変えてくれっていうことかもしれないんですけど、これ変えるおつもりはないんでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)棒高跳びについては年に数回貸し出しはありますが、あくまで競技ということではなくて、ふだんの練習ということで捉えております。新しいものを購入する予定はございません。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)やり投げは、やり投げ。あのサークルの囲いは。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)ハンマー投げにつきましては、芝生を著しく傷めるということで現在は貸し出ししておりません。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)市長、今聞きました。棒高は練習だから、規格外で危険でも変えないんだっていう話でいいんですかね。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)私のほうからお答えいたします。
棒高跳びですね、マットの形状がですね、踏切のそばのマットの形状が35度のを45度に変えているわけです。そこの形状だけです。それから、サークルについてはですね、7メートルを9メートル以上ということになっておりますので、ハンマー投げは別にしてもですね、棒高跳びの場合についてはそれほど、確かに今まで事故が多いから変えたんだと思いますけども、それは十分に気をつけて使ってもらいますし、練習ということで十分それは対応できるものと思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)次の質問に参ります。
(2)写真判定機など高額機器にはですね、スポーツ振興くじ、先ほど話しましたけど、この対象になります。申請してはどうでしょうか。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)写真判定機につきましては、業者と現在年間契約を行ってリースで年4回、小中学校の陸上大会あるいは市長杯等の大きな大会のときのみ使用しております。
高価な機材を購入してもですね、維持費がかかる上に、オペレーターもその都度必要になりますので、現在は購入は考えていないところです。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)競技場も改修する予定が明確にはっきりしてませんから、こっちだけやってもしょうがいないんでね、この件については、次の質問に参ります。
競技場の有効利用についてなんですけど、陸上競技場の北側の通路、多目的グランドとのちょうど中間ですね、今ここアスファルトの歩道になっています。ここにサブトラック、全天候型のものをつくってはどうかという質問です。
○議長(森繁男)沼田スポーツ振興課長。
○スポーツ振興課長(沼田輝明)陸上競技場の隣にサブトラックの役割を果たせる多目的グラウンドがありますので、十分にアップ等はそちらで可能と思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)これも多分やる気がないのかなという、すごく残念なんですけど、これ、実はね、ほかの県陸協の人とかいろんな人に話するとね、「あそこにサブトラックあるとすごくいいんだよね」って、「あそこを全天候型にするだけでもう競技場の格が違ってくるんだよね」って、そんな感じがね、言われてます。ですからね、これは執行部の皆さんにも把握してほしいんですけど、もっともっといい競技場にしたい、私はそういう思いで提案をしています。できれば今後の参考にしていただきたいと思っております。
次の質問に参ります。
(2)小規模の大会でもサブトラックが必要で、サブトラックの有無により大会開催が多くなると予想します。岩沼市に経済効果をもたらす施工を考えてはどうかということをお伺いします。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)まずですね、陸上競技場の基本的なコンセプトとしてですね、あれは市民のための健康増進の運動施設であるという捉え方を今しております。競技、アスリートのための競技場としては今は考えておりません。可能であればお使いいただいても結構ですし、それから、市外からのお客の誘致、それから経済効果を生むような場所とは考えておりませんし、岩沼市民が、あくまでも岩沼市民の税金でつくっているわけですから、岩沼市民が使えるようなそういった施設で、それも健康増進、小学生からお年寄りまでの健康増進に資するような施設にしておきたいと思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)健康増進健康増進、確かにいいですね。だけど、健康増進だけじゃなくて、経済効果考えてください。さっきも言ったでしょう。山形からバスで高校生が来るんです、ここに。そして、グリーンピアかどっかに泊まって、昔、岩沼で陸上競技の大会があったころは、気仙沼から泊まってました。岩沼に泊まるんですよ。泊まっていただけるんです。経済効果なくして、こんな税金かけるほうが問題ですよ。経済効果があるからです。
だから、市長があそこの里の杜のところに公園、公園っていうか、体育館の北側のところに何か商店つくりたいみたいなね、あれだって経済効果ですよ。岩沼市のものを売る、お土産として買ってもらう、泊まってくれる、そういうことが施設があるからなんです。施設がなくして経済効果なんか何もないですよ。市長、どう思いますか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね。経済優先には考えてなかったんですけども、せっかく来たお客さんに、いろいろやっぱり市民のためにも少しでもお金を使っていただきたいというそういう思いはございますが、陸上競技場で経済効果上げるという発想は余り私は強くございません。
しかしながら、やっぱり人が来ないとにぎわいもないわけですから、何らかの魅力あるものをつくっていきたいということで、これまでずっと計画的に施設を整備してきておりますので、その中にしっかり捉えていきますんで、陸上競技場含めて周辺の整備をしていきたいと思ってございます。
ただ、サブトラックとか具体的な中身についてはですね、これからその有効性を考えながら考えていきたいと思っています。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)毎年8月のインターハイで銃剣道が岩沼に来てもらってます。市長、ありがたい話ですよ。総合体育館があるから来てくれるんです。あるから。なければ来ない。岩沼に泊まってくれない。全てが岩沼に泊まってるわけじゃないですよ。それを私は経済効果だと言ってるんですよ。来年からもうそんなの受けるのやめたって言ったら、それまでじゃないですか。陸上競技場で考えてないんじゃなくて、陸上競技場を使って考えるんだっていうのが、その前に進んでいく岩沼市役所の姿勢じゃないんですか。陸上競技場で考えてないなんて言われたらがっかりしますよ。どうなんですか、そこんとこ。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね。実際その陸上競技場でどれぐらいの効果があるかというのは試算したあれがないんですけども、確かに宿泊とかあるいはいろいろジュースとか買うという効果はあるんでしょうけどもね。あくまでも私は市民の健康づくり、そして市民が使うことを前提にですね、整備を進めてきてますんで、それ以外に市外の方も利用できるんであればどうぞお使いくださいという市民本位の考え方で進めてきておりますんで、できるだけ市外の方も利用していただければ、にぎわいも活性化もできるんだろうとは思いますけども、まずは市民中心に考えていきたいと思ってます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)市民中心中心中心だけでなく、経済効果も考えていただきたいと思います。そんなにそんなに陸上競技場を敵にしなくていいじゃないですか。競技場。何かさ、陸上競技場の話になるとみんなでもう嫌だみたいなね、そんな意見じゃなくて、もっともっと市外から来てくださいって、もっと岩沼でこういう大会あるから走ってくださいって、当然岩沼市民も走りますよ。そういうことをお願いして、この質問については終わりにします。
さて、次の市民バス事業見直しについて伺います。
バス利便性向上について。
何だっけ。あのさきの全員協議会でも説明ありましたけども、今度、市民バスの運行見直しを大々的にやる。まあこれ大々的にやってほしいんです。大々的にやる結果、運行便数はまずふやすのかどうか、その件についてお聞きしたい。
○議長(森繁男)菅井秀一市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)まずですね、運行体系が異なるためですね、単純に比較することはできないんですけれども、今回の見直しにより便数としては増加します。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)今までね、これ、バスの時刻表を見てて、空港からだと1日片道6便とかね、7便あるんですけど、実際にね、今ふやすっていう話なんだけど、これはどのくらいふえると予想するんでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)今までがですね、片道の運行を基本としていたものを、今回は循環型ということで形が変わります。単純には比較できないんですけれども、平日で言うと全体で3便ぐらいはふえるというふうに考えています。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)空港は、岩沼の顔として3便ふやそうと。例えば今まで西部線とかといって、まあこれ西部線って本当は走ってほしくなかったんだけどね、西部線から市民会館まで行くバスですよ。これ1日たった2便しか走らない。こういうのは多分今度は廃止になるかどうかわかりませんけど、こういうところは、一体今まで2便しか走ってないところは何便になる予定なんでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)まず最初に、済みません、先ほどの回答で、3便というのはですね、全体として、1日全体として3便ぐらいがふえるというふうな趣旨で回答させていただいております。
個別についてはですね、利用状況を踏まえながら利用の少ないところは減便、それから単純化しております。今お話のあった西部線についてはですね、西部循環線ということで運行体系が変わります。ですから、この西部循環線ということでしたらば、1日9循環を予定しております。
ごめんなさい。西部じゃなくて、東西循環線、申しわけありません。訂正させていただきます。西部循環線が新しい路線名では東西循環線という名前になります。失礼いたしました。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)それは何便の予定なんですか。1日片道。だから、片道っていうか、同じところを。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)東西循環線としては1日9循環、9循環を予定してます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)次の質問です。
今、答弁されたように、便数が少なかったために、私はバスの利用が敬遠されてきたのではないかと思ってるんですけど、その件についてもお伺いをします。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)今回の見直しに当たってのですね、利用実態調査等を行っておりますけれども、その中でも便数ふやしてほしいという意見を多くいただいておりますので、今回見直しを行っているという状況です。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)次の質問です。 私もそうなんですけど、このバス時刻の時刻表を見てて、このバスがどこ走るかってわからない。ありますよ。確かに細かい字でね。駅の西からどこどこ走っててっていうのは。でも、方向音痴な人なんかは、うちのカミさんなんか方向音痴なんだけど、わからない、どこ走るか。だからね、行き先がわからないバスが、私は多いと思ってるんですよ、市民の間には。その辺についてどう思いますか。 ○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)これにつきましてもですね、利用実態調査等で、行き先がわかりづらいという同等の御意見をいただいておりますので、今回見直しを行っています。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)具体的にどういう見直しをするんでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)今回の見直しはですね、まず路線の単純化ということで、今まではですね、長い経路を通って1つの便が走っていたというものを循環型ということで、例えば駅東の中央循環線ですと小さな輪が4つあります。駅を中心に小さな輪が4つ。それで1つの路線という形になりますので、そういうふうな形でわかりやすさを出していっております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)次の質問なんですけど、(4)バス停留所の充実を図ってほしいと思ってます。わかりやすいバス停を増設してほしいと。例えばわかりやすいバス停というと、ちょっと具体的に言いますとね、例えばまあ何て言うかな、こういう丸いのに棒が1本あって、バス停だよって、それもバス停なんだけど、例えば岩沼市役所のすぐ脇のところにこういうカーポートの半分みたいなやつを切ってね、バス停みたいな、ここバス停あるよって、外から見て、遠くから見てもわかりやすい、こんなバス停。ただ残念なことに、その体育センター側のバス停にはそれがない。
だから、そういうふうなバス停の充実を図ってはどうかということなんですけど、わかりやすいバス停といいますかね、その辺はどうでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)まず、バス停につきましてはですね、これまでいろんな御意見、要望もいただいておりますので、まずはですね、既存のバス停の表示計を充実させながら、さらに今御質問があったのは施設の整備につながる部分ですので、それはですね、今後計画を立てながらですね、考えていきたいと思っております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)例えばさっき言ったその市役所側にあるバス停、雨よけにもなるし、それから、あそこにバス停があるってわかる。あそこは岩沼の市道ですからそれがつくれると思うんですよ。そこに、そこにね、地図を、今、地図小っちゃいんですよ。岩沼市内を皆さん走ってくださいってね、見るとね、かがんでね、下のほうに、あれ親切じゃないですよ。あんなの誰も見ないって。そういうものをもうちょっと上のほうにね、どでかく、財政調整基金いっぱいあるんだから、だからね、ちょっとね、そういうのに金かけてほしいんですけど、どうですか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)路線の表示についてはですね、確かにアンケート等でもわかりづらいという御意見がありますので、今回路線単純化したのでですね、もうちょっと大きい表示等も可能になると思います。まずは既存の施設の中で表示の方法を工夫しながらですね、よりわかりやすい路線図のほうを、表示していきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)ぜひ、市長、お願いしますよ。一言いいですか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)バスについては、これまでの市民バスと全く違うスケールで見直ししてるわけですね。ルートもまるっきり違うし、運行方法も変わってきてますんで、これから少しまだ時間ありますんで、しっかり市民にPRをさせていただきながら、いろいろ御意見もいただいておりますんで、表示の仕方とかですね、昼だけじゃなく夜も走るわけですから、そこら辺についての対策も必要だし、これからもう少し時間をかけてわかりすやく、そして乗りやすいと。特に高齢者の皆さんを意識した形でですね、バスのそのPRをさせていただきたいと思ってます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)では、次の質問に参ります。
評価基準についてって書いてあるんで、ちょっとわかりづらいと思うんですけど、評価基準ってのは岩沼市民バス運行状況についてっていう、これ岩沼市のほうから前資料を別冊でもらったんですけどね、そこの中に評価基準ってのがあって、で、その評価基準の中に市の一般会計からの持ち出しは年間6,000万円を上限とするとあります。全員協議会の見直し説明で今回7,500万になりましたが、バス事業とデマンド交通を一緒にしてるもんだと思ったんですけど、その辺の予算上の区別は、予算上で区別をすべきではないかという質問ですけど、それについて答弁を求めます。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)まず、新しいデマンド交通につきましては、これ路線の単純化、それから便数の整理を行ってですね、そのバス路線の対象の地域に導入するものです。市民バスの運行を結局補うものとしての位置づけ、補うものとしての位置づけですから、事業評価等も一体的に捉えていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)えっ、その事業評価っていうことは、その7,500万にはデマンド交通が入らないということで考えているんですか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)7,500万にはデマンド交通は入ります。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)では、どういう区別で今考えているんでしょうか。例えば予算が、バス事業が6,000万で、1,500万がデマンドなのか、その辺の区別はどうなんでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)デマンド交通についてはですね、これから地域の説明会をして登録等の人数の把握をしないと実際の経費等はわかっていかないわけなんですけれども、今回の市民バスの運行計画の中では、運行計画の中では、市民バスの経費として約8,800万、デマンドタクシーとして700万、料金収入、両方の料金収入として2,000万というふうに計画では位置づけております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)ちょっと聞き漏らしたんで、もう一回、お金の話だけ、最後のお金の話だけ。何か8,000万とかという話もあったんで、もう一回。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)市民バスのですね、運行にかかる経費として8,800万、デマンド交通として700万。両方の収入として2,000万ということで、市の持ち出しが7,500万というふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)では、最後の質問です。
同じその評価基準の中に、年間平均利用者数が1便当たり4便以上を目標とすると。さっきも(1)の分とこの(2)の分がだめだったら見直ししますよっていうふうな条項があって、多分去年6,000万を超しちゃったからやるのかなっていうふうに思ったんだけど、今後ね、この1便当たり、これは多分クリアしてたと思うんですよ。クリアした。でもね、この辺これが今後とも、今後見直しはしないんでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)御質問のありました1便当たり4便の件だと思いますけれども、この4便につきましてはですね、路線の見直しの基準、見直し……ごめんなさい。1便当たり4人ですね。1便当たり4人につきましては、路線の見直しの基準になりますので、4人を下回った場合はこの路線の見直しを行うということになります。ですから、できるだけ4人を下回らないように地域で使っていただきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)実は4人ってね、すごくね、目標数値低いんですよ。26年度、27年度で6.6人とか6.5人なんですよ、実績がね。だったら、今回4人じゃなくて6人にしますよとかそういう意気込みがないと、私はね、見直しって言えないと思うんですけど、どうですか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)ただいまの4人についてはですね、路線の見直しの基準でして、今回ですね、目標としているのは1便当たり7.3人、7.3人を乗せたいということで目標にしてます。年間16万人ということで、目標はですね、33年ごろには達成したいというふうに目標を定めております。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)7.3人、ぜひクリアして、市民バスがもっともっと活用できることを祈ります。
ただ、市長、金かけてください。バス停に地図でっかくつくってくださいよ。こんな小っちゃいのね、足もとにあるんですよ。お年寄りは、腰曲がったお年寄りがこうやって見るにも苦しいぐらいのところです。我々健常者が、普通の人が、目の悪い人でも見えるように、そこはお金をかけてほしいと思いますけど、最後にそこだけを聞いて終わりにしたいと思います。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)具体的にはこれからもう少しですね、詰めていく必要がある。時刻とバス停、それから屋根の部分もですね、大勢乗るところには屋根を設置したいという考えもあるしですね、確かに時刻表見ると私でも見えないんでね、「こりゃ参ったな」ということでですね、いろいろ考えていきたいと思うし、バス停の表示の仕方もいろいろあるわけですね。建物の中に表示をする場合もあるし、バス停そのものに表示をする場合。バス停そのものに表示する場合は、なかなか制限があってですね、大きな地図張りたいんですけども、なかなか張れないんですけども、できるだけ見やすくできるだけ大きく心がけていきたいと思ってます。
○議長(森繁男)須藤議員。
○9番(須藤功)終わります。
○議長(森繁男)9番須藤功議員の一般質問を終了いたします。
休憩をいたします。
再開は11時20分といたします。
午前11時06分休憩
午前11時20分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き、会議を開きます。
3番橋光孝議員の一般質問を行います。発言席において発言してください。3番橋光孝議員。
〔3番橋光孝議員発言席〕
○3番(橋光孝)3番、岩沼政策フォーラム、橋光孝でございます。さきの通告に従い、一般質問を行います。大きく、亀塚第一住宅跡地についてとハナトピア岩沼についてでございます。
最初に、亀塚第一住宅跡地について質問させていただきます。
昨日の長田忠広議員、あさっての佐藤淳一議員にも質問される……済みません。あした。申しわけない。はい。あすの佐藤淳一議員にも質問される亀塚第一住宅跡地活用についてであります。
これだけ注目される事業であり、地域社会づくりに重要なこの事業の成果は、これからの岩沼の住みよいと思える地域社会づくり推進に大きく影響を及ぼす事業であると考えます。きのうの長田忠広議員の質問にもありましたように、ことしの総務常任委員会でも石川県白山市の「ごっちゃ」プロジェクト、社会福祉法人佛子園が運営する三草二木行善寺を視察したところであり、その中では障害のある方もない方も、そして幼稚園児から高齢者まで、地元の方々と生き生きとして暮らしているすばらしい様子を視察させていただきました。
スタッフの皆さんの考え、そして取り組みには非常に共感したところであります。あのような施設環境になるまでには苦労や紆余曲折、いろいろあったことも伺ってまいりました。実際に佛子園の行善寺を見てまいりまして、ああいう施設が岩沼にあれば本当にすばらしいことだなというふうに共感したところであります。
そこで、最初の質問に入ります。
さきの全員協議会でも説明ありましたが、事業者選定について公募型プロポーザル方式による募集をする際の条件を改めてお伺いいたします。
○議長(森繁男)大友彰総務部長。
○総務部長(大友彰)まずですね、保育所や子育て支援センターの必須の機能に加えまして、市が期待する機能を御提案いただけること、それから、国内で法人登録をしていただけていること、市の入札参加資格の制限を受けていないこと、これに加えまして、長期間安定した運営を行うことができるような基盤のあるところというような条件を付して行いたいと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)さきの全員協議会の中で、社会福祉法人ですとかNPO法人など実例を挙げられておりました。その応募する際に、応募条件として1事業者単体でないとはいけないのか。もしくは社会福祉法人と株式会社もしくはNPO法人など、自分の得意とする分野を協力し合って複数で応募する。もしくは新法人として応募するということは考えられますでしょうか。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)社会福祉法人やNPO法人など営利を目的としない法人の方に代表になっていただいてですね、株式会社の方が参入されるとか、まあ営利を目的としない、得意の分野同士がくっついていただくとかですね、そういう共同で御提案いただくことも可能だと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)承知いたしました。
ここでちょっと3番目の質問に最初に入らせていただきます。
○議長(森繁男)橋光孝議員に申し上げます。質問事項は順番にお願いいたします。
○3番(橋光孝)はい。今のが2番の質問だったと……はい。
○議長(森繁男)そうですか。はい、わかりました。
○3番(橋光孝)はい、済みません。2番と言わなかったので、2番じゃないような、中身は2番の質問でございます。済みません。
続いて、3番の質問に入らせていただきます。
告知方法、その募集に関しての告知方法、そして募集スケジュール、確定までのスケジュールをお伺いします。
○議長(森繁男)大友康弘復興創生課長。
○復興創生課長(大友康弘)お答えいたします。
募集の開始につきましては、9月中から募集を、市のホームページにおいて公募の手続を開始したいと思っております。募集の期限につきましては12月上旬ごろまでと考えておりまして、その後、事業者の選定を行いたいと思っております。以上です。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)先日、視察した白山市では、白山市のまち・ひと・しごと創生戦略の取り組み、CCRCの推進の中で、白山市と学校法人金城大学、そして社会福祉法人佛子園の3社が協働で行っております。
今のスケジュールをお聞きしますと、9月中旬に公募を開始して12月上旬に締め切りといった場合に、もうあらかじめ準備してあるところでないとなかなか、9月の公募を見てからいろんなところが共同で話し合って12月まで、例えばもう施設の設計等を含め、応募のこの期間で複数の多くの応募があるのかどうか考えているか、お伺いいたします。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)全員協議会でも御説明させていただいたところですが、岩沼市の場合は、プロポーザルの場合、1カ月程度の期間で今までやってきていたというところがございますが、今回は3カ月程度時間をとらせていただいて、しっかりとした提案をいただきたいというふうに期間をとったという考えでございます。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)確かに全員協議会でそのような説明を受けております。私どもは建設、設計、その他の専門分野ではないので、この期間でできるのかなというふうにちょっと思ってたところであります。
この募集の中で、例えばプロポーザルといいますと、どちらかというとやっぱり複数の提案があって、その中から一番いい提案を選ぶというような感覚でおりますけれども、1事業者の応募のみの場合はどのようにいたしますか、お伺いいたします。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)応募件数が1件であった場合にありましても、提案内容をしっかりと審査させていただいて、市が必要としております内容以上のことを御提案いただいておりましたならば、審査会で判断をいただいてですね、その事業者を候補者として協議を進めさせていただきたいと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)非常に重要な事業で、これからの岩沼を考えると非常に重要な事業であるかと思います。
その場合にですね、例えば選定委員会ですとか、応募がある前に、あらかじめこの基準にならないとオーケーは出しませんというような選定基準は、選定する前に定めて選定に入るのか、お伺いしたいと思います。
○議長(森繁男)大友康弘復興創生課長。
○復興創生課長(大友康弘)お答えいたします。
応募をいただきました事業者の御提案につきましては、審査委員会を設けまして、あらかじめその事業者さん募集の際に大まかな評価基準のほうを示した上で、それにのっとって評価をした上で、貸す貸さないところを決定していく手続をとりたいと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)この事業の募集に関しては、民設民営ということで、どちらかというと市が交付金もしくは助成金をたくさん使って建物を建てるのではなく、民間の事業者さんに全てやっていただく。その中で保育所、その他所定の交付金等に関しては当然使われるということでありましたが、たとえ提案がよくてもその事業者が事業が長く続かない場合、提案はよかったんだけれども、財務力が悪くて2年くらいで事業継続が不可能になるというようなことも考えられると思いますが、その審査基準の中で財務的な基準ですとか経営判断的なものの基準というのも含まれていますでしょうか。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)御提出をいただく書類の中には、開設の経費でありますとか開設の資金計画でありますとか、その後の事業収支計画でありますとか、そのような運営の資料もあわせて提出いただくことにしております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)はい、承知いたしました。
これは多分もうかなり決まってしまうと長期的な事業になるかと思います。最初の契約もしくは年度契約になるのか、複数年契約の更新になるのか、その辺の契約に関しての期間というのはどのように考えてますでしょうか。
○議長(森繁男)大友康弘復興創生課長。
○復興創生課長(大友康弘)お答えいたします。
土地の貸し付けの期間につきましては、最低10年、最長で30年ほどと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)はい、ありがとうございます。ぜひですね、この事業、実際に行善寺を見てきますともう非常にいいところで、いいところという印象を受けました。ああいう施設はぜひ岩沼にあってほしいなというふうに思っております。
ただ、2月の会派代表質問のときに、非常に私のほうも誤解していた部分がありまして、一般質問とうか会派代表質問をさせていただきました。国会のほうでも、大学の新設等で非常に話題になってたりしてるかと思います。大学の新設、学部の新設は特に問題なかったと思いますが、多分説明の方法だったり選定の過程できちんとした説明がなされないままあのような問題になったかと思いますので、ぜひですね、明確な審査のもといい事業者が決まりましたらば、できるだけ早くスピーディーに、そして早急に行っていただければなというふうに思います。
続きまして、大きい2番、ハナトピア岩沼について質問させていただきます。
済みません。もといです。最後に確認いたします。
5番目の質問になりますが、先ほど答弁にもありましたけれども、長期的に継続していく事業ということで、比較対象がない、要は1事業者だけの募集だった場合は、再度募集期間を延長するなどということは考えていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)繰り返しに一部なりますが、1事業者の場合であっても、審査の結果すぐれた提案内容であれば、事業者として決定して進めてまいりたいと思いますが、提案内容によりましては、複数の応募がありましても、岩沼市が期待する内容でない場合には、またその時点で検討するということもあり得ると考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)承知いたしました。済みません。5番を飛ばしてしまいまして。
続きまして、ハナトピア岩沼について質問をいたします。
東日本大震災から空き店舗となっていたハナトピア岩沼の地域食材提供施設、通称レストラン棟に、ことし人気ラーメン店「麺組」さんが移転、出店されたことで、お昼どきにはかなりの行列ができ、にぎわいを取り戻しつつあるハナトピア岩沼であります。
一部うわさではですね、あの移転のタイミングとミシュランガイドの発売が重なったために、ミシュランガイドに載らなかったのではないかというようなうわさもされておりますが、今、ヤフーの検索で「ハナトピア岩沼」と入力すると、一番最初に出てくるのが「ハナトピア岩沼 ラーメン」というふうに出てくるくらい、非常に検索されているんだなというふうに思っております。そのハナトピア岩沼のさらなるにぎわい、活用について御質問をさせていただきます。
最初の質問に入ります。
1番目、地主との借地契約の期間、金額はどのようになっているかということですが、きのう、同僚議員の質問で、地権者との次の更新時期が31年4月1日、年間の借地料が年間470万という答弁がありました。それに関連してですけれども、地権者は何名になっているか、お伺いいたします。
○議長(森繁男)古積知明農政課長。
○農政課長(古積知明)お答えいたします。
地権者の人数は24名です。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)承知いたしました。
続きまして、2番目の質問に入ります。
農業関係の助成金を活用してつくった施設ということで、使用条件の中に農業に関係したイベントなどが主に上げられておりますが、その制限は補助金をいただいた関係なのか、もしくは地主との契約によりそのようなものが必ず必要とされているのか、お伺いいたします。
○議長(森繁男)古積農政課長。
○農政課長(古積知明)お答えいたします。
施設建設の際にですね、農林水産省の補助金を活用してございますので、そちらを踏まえまして、条例で利用をですね、制限しているというようなことになっております。以上です。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)実は、私ですね、以前に、3年、2年半、3年くらい前なんですけれども、認知症サポーター講座という、農業には関係ないことでハナトピアの施設をお借りしたことがあります。施設区分の中で、ふれあい広場、総合管理棟、農産物直売施設、花木販売施設、体験農園、ミニFM施設、地域食材提供施設と大まかに区分されておりますけれども、その交付金による利用制限といいますか、農業に関する制限とされているのは、今の施設の中でどの部分でしょうか。全てではないと思うんですけれども、お願いいたします。
○議長(森繁男)古積農政課長。
○農政課長(古積知明)お答えいたします。
補助金の対象になっていない部分というのがレストラン棟の部分になりますので、そちらについては補助対象から外れてるということでございます。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)そうしますと、それ以外は基本的に農業関連のイベント等の使用ということでよろしいでしょうか。
○議長(森繁男)古積農政課長。
○農政課長(古積知明)はい、そのように解釈しております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)実は、実はといいますか、平成22年の第6回の定例会で、飯塚悦男議員が、当時の市長、井口市長でございますけれども、その中でハナトピア岩沼について質問しております。その中の市長、当時の井口市長の答弁の中で、「岩沼版事業仕分けの中で各委員から廃止・休止といったような御意見をいただきました。岩沼市といたしましては、せっかく多額の費用を投入した施設でもありますし、さらに利用価値の高い公共施設としてのあり方を十分に検討して、よりよいものにしていきたいと考えております。したがいまして、ハナトピア岩沼の今後のあり方を十分検討する中で、必要性があれば当然条例改正ということも検討していかなければならないと思っております」という答弁があります。
そして、もう一つ、その途中がありまして、「当初の狙いとして、補助金につきましては一応年数も経過しておりますので、補助金返還等については当然生じないと思っております。そういった話が国からあっても、補助金返還には応じる必要がないと思っております」という答弁があります。
ということは、補助金がおりてから年数、一定期間がたっているということで、農業関係の使用に限らなくてもいいのではないかなというふうにこの辺から推測されますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(森繁男)菅井秀一市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)市のほうではですね、今、御意見があったところを踏まえて、検討と協議をしておるところなんですけれども、財産処分、施設の目的を転用する場合につきましては、耐用年数の以内であるとですね、やはり補助金の返還が生じるというふうな指導を受けております。総合管理棟につきましてはですね、24年の耐用年数ありますので、もうちょっと年数がかかるかなというふうに思ってます。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)そこで、使用目的変更となると補助金の返還をしなくてはいけない。現時点で返還、もう19年たってますからあと4年、5年ですかね、その部分で返還するとなると、どれほどの金額を返還しなければいけないというふうにお考えでしょうか。もしわかればお願いします。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)ただいま木造の総合管理棟の部分はお話ししましたけれども、鉄筋コンクリートの部分も実はあります。そちらは耐用年数さらに長いということで、今現在でですね、仮算定したところによりますと、2,700万ほど発生するかなというふうに考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)2,700万も変更して、使用目的を変えてまでやる価値があるかというと、非常に微妙な金額ではあるかなというふうに思います。
続きまして、3番目の質問に入ります。
年間の借地料が470万ということで、もう約10年間それを毎年払い続けてきたわけでございます。ちょうど31年4月に借地契約の更新という時期と、今現在、ハナトピアあの施設には、エフエムいわぬまがあります。エフエムいわぬまは、当然地域の情報発信のほかに、もう防災ラジオの発信ですとか、もうなくてはならないという情報発信の施設になっておりますし、新たにラーメン店さん、人気ラーメン店さんが入ったところで、すぐにやめるというわけにもいかないという状況の中で、このまま借地契約を続けているのであれば、市のほうでもう買い取ってしまって、もっと使いやすい施設に少し変更してはいかがかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)菅井市民経済部長。
○市民経済部長(菅井秀一)借地についてはですね、大きな課題であるというふうに捉えております。 先ほど農政課長も話したとおり、借地でですね、使用方法の制限が加わるというものではございませんので、まずは国の補助金等のですね、関係を整理しつつ、多くの皆さんがですね、利用したい、そんな方策を検討したいと考えております。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)そうですね。補助金の返還しないようにうまくやっていただければと思うんですけれども、毎年470万、10年間で4,700万、20年間だともうほぼ1億近いお金ということで、今まで借地料を支払ってきたと思います。このままずっと借地をしていくと、また同じように払っていくことになるかと思いますし、では、返すとなるともとに原状復帰、戻すとなるとまた同じようにかかるのであれば、できるだけ早い段階でもう購入するという方向で考えてはいかがかなというふうに思いますけれども、その辺を再度お伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)ハナトピアについてはもう19年たちましてですね、いろいろあそこで試してみた事業もございますし、それから利用の方法については、農業団体以外の方ももしかすると利用できるんではないかといういろいろ調査をしてまいりましたが、なかなかうまくいかなかったというのが実情でございまして、一番はやっぱり借地だというところでですね、問題があるんだろうと思います。 ですから、できるだけ早くですね、この土地問題については決着したいと思ってますんで、買い取りということが何か前提みたいですんで、それらもやっぱり含めて考えていく必要があるんだろうと思ってます。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)そしてですね、土地の借地料というのもありますが、きのうの同僚議員の中で、質問の中で、維持費、維持費が年間2,800万もかかるということで、実際花卉、花ですとか草木への手入れというのがまあ広場の中のところで結構な割合を占めてるのかなというふうに思います。それだけ税金を使ってもですね、市民が集ってこれはもう必要だと言うのであれば非常に有効な経費ではあるかと思いますけれども、利用者がなかなか少ない中でなかなかもったいないなというふうに考えております。
ここからは提案になります。質問事項にはありません。提案になりますので、もしその件に関して答弁をいただければと思いますが、最後に提案として終了させていただきますが、市内に、ハナトピア岩沼を全世帯の人に楽しんでもらえる施設にしようとすると、なかなか難しいのかなというふうに思います。草木の維持管理費等を考えると多少その辺の量を減らして、2歳から5歳の子供たちが遊べるような施設というのが非常に広さ的にも、後ろにフェンス1周張られているということからも非常にいいんではないのかなというふうに考えます。
よく多く寄せられる声の中で、要は2歳、5歳くらいの小さい子供たちが水遊びをするような場所がこの辺には全くないと。プールというまでではないんですけれども、県外のその噴水があってぬれて遊べるようなところですとか、そういうふうに結構探していらっしゃる方がいるらしいんですね。ぜひ、ハナトピアは草木を多少減らしても、全然なくすというわけにはいかないと思いますが、夏は噴水などで水遊びができ、四季を通して三輪車等を使って交通ルールなどを学ぶ交通公園、そして冬はちょっと雪遊びができるような、その自然遊びができるような施設に、使用目的といいますか、内容を変えてはいかがだというふうに思います。答弁がないようでしょうか。あるようであれば、ぜひ、ぜひお願いしたいと思いますが。
○議長(森繁男)執行部に申し上げます。通告にはありませんけれども、答弁をされるというのであれば、答弁を許します。菊地市長。
○市長(菊地啓夫)提案としてしっかり受けとめさせていただきました。
しかし、まだまだ、実は平成22年に事業仕分け、先ほどおっしゃられたように廃止という、あるいは休止という事業で一応区切りをつけた施設でございますんで、再利用するとなるともう少しもう一回全体の計画を見直さないと、部分利用だけこうしていってもなかなか難しいということがあるんで、もう少し時間をいただきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)橋議員。
○3番(橋光孝)平成22年にそういう話があって、これからまた利用するとなるとということでありますが、いずれすっかりやめますというふうにもできないような今状態になってると思いますので、これも早急にですね、どのようにしていくか。要は、そのままずるずるしてると、無駄なお金をどんどん使ってしまうんじゃないかというふうに考えておりますので、ぜひ早急に結論というか方向性を出していただければと思います。以上で質問を終わります。
○議長(森繁男)3番橋光孝議員の一般質問を終了いたします。
休憩をいたします。
再開は午後1時といたします。
午前11時47分休憩
午後1時再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き、会議を開きます。
10番渡辺ふさ子議員の一般質問を行います。発言席において発言してください。10番渡辺ふさ子議員。
〔10番渡辺ふさ子議員発言席〕
○10番(渡辺ふさ子)10番、日本共産党の渡辺ふさ子です。初めに、通告書の訂正をお願いいたします。
質問順位2番目の西公民館についての質問の要旨の2行目、2階は和式トイレ「2」と書きましたが、「1」に訂正願います。現場も見て写真も撮りノートにも書いていたんですが、通告書作成、パソコンに打ち込むときに、西児童センターのトイレの数値と間違えてしまいました。おわび申し上げますとともに、訂正方よろしくお願いいたします。
それでは、質問順位1番、カジノ(賭博場)を含むIR施設の誘致について伺います。
6月議会では、岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願が、私、渡辺ふさ子は反対いたしましたけれども、賛成多数で採択されました。その後、日本共産党岩沼市委員会は、反対の要望書を市長宛てに提出しております。ほかにも幾つかの団体からもカジノ誘致や調査反対の要望書が提出されたと聞いております。
それでは、1番、6月議会で採択されたIRに関する請願書に対する請願の処理経過及び結果について伺います。請願書への回答が議員にも配付されましたので、その説明文の中から伺います。
(1)「いわぬま未来構想が描く岩沼の将来像の実現に当たり、必要不可欠な施設であるとの認識には至っておりません」と回答しているが、いわぬま未来構想とどのような点で一致しないと認識したのか、伺います。
○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)請願に関する内容については、議会のほうに報告したとおりでございまして、まず、その将来像としてどういうものを描いているかをお話をさせていただきたいと思います。
まず、国は観光先進国を目指すと明確に言ってございます。それに対して岩沼市はですね、健幸先進都市を目指すという大きな考え方があるわけでございまして、その市の実現すべき都市像としましては、とにかくあの東日本大震災から復興をまず進めるというのが1点。そして、局地的な豪雨があるわけで、防災対策にも力を入れる。そして、何よりも少子高齢化の進展に伴ってその対策を進める。そして、健康づくり、人口対策、こういったものが目指すべき将来像という位置づけをしておりまして、その中でも、まずは子供たちを大切に、そして高齢者が安心して住めるまちづくりを目指しているというところで、国とは違うということを言わせていただきました。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)本当に私もそのように思うところであります。健康で幸せな健幸都市いわぬまでございますので、本当にそのまちづくりの主要課題ともあわせて、この点をしっかりと堅持していただきたいと思います。
それでは、(2)「現時点においては……」、この「現時点においては」という言葉を大変気がかりに感じております。「現時点においては、本市が独自にIR導入可能性についての調査を行う必要性は見出せないものと判断しております」と回答していますが、宮城県が申請主体となり岩沼市に要請してきた場合も、いわぬま未来構想の立場での判断を貫くのか、伺います。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)くどいようですけど、岩沼市は健幸先進都市を目指すということはぶれないんで、それに従った形でこれからも行政運営を進めていきたいと思ってございますんで、そういう必要な県がありましたら県が調査をすればいいことでありまして、岩沼市としてはそこまでは考えてございません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)大変安心いたしました。これからもぶれずにしっかりと、この子育て、そして少子高齢化、健幸都市、そのような立場でしっかりとお願いしたいと思います。
未来構想、平成35年までの10年間とはなっておりますけれども、この期間に限らず今後ともしっかりとこの方向で進んでいただいて、そして、いろいろ反対の声を上げられた方が私の知っているところでも大変あります。そのような方たちも、皆さん本当に安堵の思いでよかったという声が上がっております。そのことも御報告しながら、この点についてしっかりと貫いていただきたいということで、この質問を終わらせていただきます。
それでは、2番目、カジノに対する市長の見解を伺います。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)カジノ自体についてはですね、既にもう海外でいろいろ展開されているとは私も知っておりまして、その事業内容についてはやっぱり集客力、そして収益力があるんだろうと。何と言っても観光資源の1つだという捉え方をしておりまして、国が推し進めるということでございますんで、それについては特に意見がございませんが、私としては、市の身近なところにですね、カジノの必要性は考えておりませんていうか感じておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)はい、わかりました。
それでは、3番、カジノは人の射幸心をあおって、人の富を効率的に収奪するものであり、人の弱みにつけ込む大規模な組織的私企業活動である。憲法上最大の尊重を必要とする人権と公共の福祉に反するものであり、絶対に許されない。地方自治法に基づく住民の福祉の増進を図る自治体の役割からも、カジノ誘致は認められない。政府はカジノ実施法案の提出を目指している。市長会等を通じて反対の意思表明をすべきではないか。
ただいま、市の身近なところでの必要性はないとおっしゃっておりましたけれども、私は、国や県においても本当に憲法や地方自治法に基づいても必要ないと考えております。この点、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)カジノ推進法はですね、もう国策として施行されておりますんで、これについては岩沼市は全くそれの資格も何ともないわけでございまして、この点において、市長会においてですね、反対する意思表示もしなくてもいいんではないかと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)はい、わかりました。
それでは、大項目2番、西公民館について伺います。
1番、昨年の第5回定例会で、西公民館についての同僚議員の質問に、総務部長が「コミュニティセンターの拠点と改めて位置づけをするには狭隘であること、地方創生における拠点といったものを新たに西小学校区内に位置づけを考えなければならないと考えているところです」と答弁しています。 敬老のお祝いのときでも、市長を初め、議長も含めて、このことはしっかりと話されていたと思います。その後、この点についての論議の進展があるのか、伺います。
○議長(森繁男)大友彰総務部長。
○総務部長(大友彰)御指摘のとおり、併設となっております西公民館、西児童センターにつきましては、議員がお話しのとおり、課題があり対応などが急がれておりますところから、東部地区の玉浦コミュニティセンターにおいて既に実践されている取り組みを、西部地区におきましても同様に展開するために、ただいま庁議の中で検討作業に入ったところでございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)庁議の中での検討作業に入ったということですが、例えば具体的に候補地だとか建設予定の時期だとかそういうところまでは至っているのかどうか、伺います。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)ただいま庁議と申し上げましたが、庁内での検討に入ったの誤りでした。申しわけありません。
それで、作業のところではありますが、現在、その入ったところですので、スケジュールなど細かな部分についてはこれからというところでございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)そうすると、候補地についてもこれからということですか。確認の意味で。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)はい。候補地につきましても、適地はどういう場所かというところから検討を進めているところでございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)実際狭隘であり、急ぎたいようなお話もただいまあったわけでございます。 そして、玉浦のコミュニティセンターをつくるときには、地域の方や利用者の方も含めて検討委員会なども設置されて、何度も何度も集まって相談したという、そこに参加されていた方からも話を聞いております。庁内での検討に入ったところでこれからだとは思いますが、その検討するに当たっては、地域の方や利用者の方からの声もぜひ聞くその場も設けていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)大友総務部長。
○総務部長(大友彰)用地の確保などができた後にはですね、利用される団体の皆様などの御意見も伺うように取り組んでまいりたいと思います。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)どうぞ、よろしくお願いいたします。私も西公民館加入しているサークルで定期利用しておりますが、会議中にも美しいコーラスが聞こえてきたりしています。大変美しいんですが、やはりそういうことも考えると防音機能のあるそういう施設なんかも、これからの検討委員会の中で意見を出していけたらと思っております。
それでは、2番目、西公民館の男子トイレは1階、2階とも和式トイレ、女子トイレは1階が和式トイレが、これ2つですね、2階は和式トイレが1、先ほど訂正をお願いいたしました。和式トイレが1、洋式トイレ1である。利用者の利便性のため洋式化すべきではないか、伺います。
○議長(森繁男)沼田生涯学習課長。
○生涯学習課長(沼田輝明)お答えいたします。
西公民館と西児童センターについては併設館となっておりますので、1階の多目的トイレや児童センターのほうの洋式トイレも御利用いただいております。
現在、教育委員会では、小学校のトイレを最優先に洋式化に取り組んでおります。公民館等のトイレ洋式化については、改修箇所、個数も含めて、今後検討してまいります。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)確かに1階に多目的トイレはあったんですね。図書コーナーのテーブルや椅子が並んでいる奥のほうにありまして、私は何度も西公民館利用していたんですが、担当課に確認してあるのを確認して、そして現場に行って案内していただいて初めて気がつきました。通路側に表示があれば見つけやすいのではないかとも思いました。
2階に杖をついて手すりつかんで階段を上って、本当に上り下りが大変な方もいますので、1階に多目的トイレがあるからといっただけでは言えないと思うんですね。本当に高齢の男性の方からの要望ですので、例えば2階の女子トイレには1つあるわけですから、せめて男子トイレの1つだけでも洋式に優先的にというわけにはいかないのかどうか、伺います。
○議長(森繁男)沼田生涯学習課長。
○生涯学習課長(沼田輝明)その箇所、個数も含めて、今後検討してまいりたいと思います。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、3番、西公民館の場所がわかりにくいとの声があります。駅西から西に向かう道路やカワチ付近の信号から北に向かう道路の街路灯などに案内板をつけてはどうでしょうか、伺います。
○議長(森繁男)沼田生涯学習課長。
○生涯学習課長(沼田輝明)お答えいたします。
より多くの方々にスムーズに利用していただけるように、看板の設置場所も含めて、今後検討してまいりたいと思います。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)今後の検討はいつごろまでにとお考えなのか。例えば、二木大通線に市民図書館の表示が街路灯に設置されていて、とても見やすくてわかりやすいと感じております。予算も伴うと思いますが、早急にと思うんですが、そのいつごろまでに検討をお考えなのか、時期的にもお示しいただければと思います。
○議長(森繁男)高橋弘昭教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)場所につきましても、それから時期につきましてもですね、ほかの公共施設の例なんかを見ながら早目に決めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)本当に微妙な回答で、午前の質問もありましたが、その早目にというあたりですね。
私の知り合いの方も西公民館を利用して、よく私たちのサークルも映画などを開催してるんですが、高齢で自転車にも乗れない、車にも乗れない方が跨線橋を越えて、カワチのとこのその近く、西小の近くまで歩いてきたけど、結局わかんなくて歩いて戻っちゃったんだと。「何で来なかったの」と聞いたらそういうこともあったので、本当にその早目にということでは、前向きにしっかりと検討をお願いしたいと思います。
次、大項目の3番、西児童センターのトイレについて伺います。
西児童センターの洋式トイレは、定員40名に対し、男子トイレが1、女子トイレ1であります。和式トイレを洋式化してはどうか、伺います。
○議長(森繁男)高橋広昭健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)西児童センターにつきましては、ことし4月にですね、センターの敷地内に新たに児童クラブ室が開所になりました。そちらのトイレについては全て洋式となっておりまして、前の以前の建物のほうにはですね、議員御指摘のように定員40名のクラブがあるんですが、そちらの児童もこちらのトイレを使えるというようなこともございまして、また、さらにはですね、併設となっている西公民館に、今御指摘のありました多目的トイレですね、そういったものもございますので、洋式トイレの数としてはほぼ充足していると考えています。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)私も増設されたところも見てまいりまして、多目的トイレもウォシュレットで本当に大変きれいなトイレでございました。それに引きかえまして、西児童センター本当に古いわけですね。それで、床も少し黒くしみになっていたりしています。そういう点も含めて、改修の計画がやはりないのかどうか、すいません、重ねて、ただいまないということでしたが、もう一度伺います。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)西公民館及び西児童センターについてはですね、私も現状よく知っておりましてですね、どっかでリニューアルしなきゃないんだろうとそんな思いで見ておりますが、あのままではいいとは決して思ってませんので、前段、議員質問されたように、新しいそのコミュニティセンターをつくる中でですね、うまく使い分けをし、そして、必要なリニューアルがあればすぐにでもやりたいと、そんな思いで施設を見てございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)ということは、確認の意味で、新しく西のコミュニティセンターができた場合は、今の西の児童センターが全てセンターとして使うと。その際にはある程度の改修も考えの中にあるということで確認していいのかどうか、もう一度お願いします。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)私の頭にはそんなイメージがあるんですが、なお利用者の皆さんとよく話をさせていただきながら、そういう方針を改めて具体的に立てていきたいと思ってます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)それでは、4番目、就学援助について伺います。
ことしの第1回定例会での就学援助の前倒し支給についての私の質問に、教育次長が「研究はしたいと思います」と答弁していますが、その後研究は進んでいるのか、伺います。
○議長(森繁男)高橋弘昭教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)就学援助費の前倒し支給については、研究させていただいております。保護者から教育委員会に、新入学用品の前倒し支給についての要望や問い合わせはありませんが、県内の自治体において前倒し支給を実施する動きが出ていることから、注視してまいります。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)4月4日に文科省が、入学前から支給ができるように運用を改めると、そして、来年の新1年生から適用されると、これも発表しておりますが、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)はい、その通知は承知しております。先行する他市町の状況をですね、把握をした上で、判断をしていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)先行する他市町ということで、お隣名取市、柴田町の名前が挙がっていますが、もちろんこれは把握されているんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)はい、承知しております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)名取市の場合はどのようになっていますか。
○議長(森繁男)高橋教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)30年度のですね、新1年生と中学、小学校1年生、中学1年生から、3月に支給をするというようなことでお話を聞いております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)私も聞きましたところ、10月、11月に行われる小学校1年生の就学時健康診断のときにその要綱を渡して、12月に受け付けをして、2月に支給するという、そういうお話を聞いています。
本当にこういう具体的なスケジュール的に考えると、本当にゆっくり検討していては来春には間に合わないんじゃないかなと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)来春のですね、支給につきましては、よその町でどういった判断をして、問題点が発生しないのかどうか、その辺を見きわめさせていただいて対応させていただきたいと思っております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)つまり来春は行う考えはないということなんでしょうか。
柴田町では来年度実施に向けて準備中ということで、私が担当課に確認したときには、納税の確認が3月の時点ではできないのでというお話もありました。柴田町のちょっと議員に確認したときは、納税の確認は前々年度に基づいてやって、後に前年度の確認により調整すればよいという考え方をしているというお話も聞きました。この点についてはいかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋教育次長。
○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)前々年の所得判断ということにも確かになろうかと思うんですけれども、やっぱり基本的には直近のですね、前年度の所得判断ということになろうかと思います。そこのところで、前々から岩沼にお住まいの方、そしてまた岩沼に転入されてきた方もいらっしゃいますので、そういった方々にですね、差異が出ないように対応していくためには、ある程度やり方をですね、しっかりと組み立てて、それから実施したほうがよろしいのではないかというふうには考えておりました。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)愛知県の知立市の場合、来年から実施することでの就学援助の要件というのがあります。それには、生活保護法に基づく保護を受けている方、または保護を廃止・停止された方、市民税が非課税であること、市民税の減免を受けていること、個人事業税の減免を受けている、固定資産税の減免を受けている、国民年金保険料の免除を受けている、国民健康保険税の減免を受けている、保護者が児童扶養手当の支給を受けている、生活福祉資金貸付制度による貸し付けを受けている、そのように12項目ほどの要件を上げて、いずれかに該当する場合で支給となっております。
こういう要件であれば、岩沼市であってもそんなに研究に時間がかかるんだろうかと大変疑問に思うんですが、あとは市民、そしてこの貧困の問題が大変大きな問題になっている中で、そういう大変な人の方の立場でしっかりと考えていただきたいと思うんですが、余りにも対応が後手後手になっていないでしょうか。
○議長(森繁男)教育長の答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)お答えいたします。
例えばですね、学校で教科書無償給付になっておりますけれども、転出の場合には受給票を渡してですね、もらったもらわないとはっきりさせてやるわけです。岩沼の場合はですね、3月末の転出入が結構多いんですね。そうすると、出た場合、入って来た場合との対応がなかなかできない。
それからもう一つは、そのことは確かに貧困家庭はあるかもしれませんけれども、岩沼では保護者からの要望も一切ないわけです。それで、私ら、私らのとこに来てないわけですけども、それでですね、なぜそれ今やらなきゃいけないのかで、岩沼は5月に支給しているわけです。早目にですね。そういったもので認めていただきたいと思ってるわけです。
ただ本当にこういった支給するのも税金なんですね。皆さんから集めたお金を支給するわけです。そういったものをですね、転出入でわからなくなるとか、制度的にちょっとふぐあいがあると思うんですね。これは全国一律であれば、支給しました、しませんという受給票を持てばどこ行ってもいいわけなんですけども、その市町村に任せられた、そこに問題があると思うんですね。
ですから、やはりその辺も含めてですね、私たちはその子供さんが来て、それから新しい要件が入った、その対応はどうするんだ。それから、停止はどうするんだということをいろいろ検討しましたけども、やるのは今回は見送りましょうというなそんな形なんですね。それで御理解いただきたいと思います。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)知立市の場合は、対象にならないにもかかわらず支給を受けた場合は返還していただきますということも書いてあって、転出の見込みだとかそういう場合は提出しないようにとそういうことも書いてあります。
予算は同じですよね。いつ支給するか。それ運用の問題、考え方の問題ですよね。必要なときに必要な方に必要な分を支給する。それが血の通った市民に寄り添った対応と言えるんではないかと思うんですが、重ねてもう一度御答弁をお願いいたします。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)お答えいたします。
繰り返しますけども、まず、教育委員会のほうにそういう要望は保護者の皆さんから来てないということと。それからですね、1つの問題点は、その資格を要件を省いたとき、転出したとき、そういったときにどうする、どういう、その返還をどう担保するのかということですね。こうやりました、出てしまいました。それは一体どうするんだと。
そういうことを含めたときにですね、本当にこの制度でいいのかと。国のいろんな通知は来ておりますけども、果たしてこれでいいのかと。そういうように思いますので、ことしはやはりもうちょっと様子を見ながら控えさせていただきたいと思います。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)それでは、しっかりとその他市町村、そしてどんな問題が起きるのか、しっかり見きわめていただいた中で、この今の貧困、岩沼でも本当に大変な方がいらっしゃるわけで、この就学援助を受けてる方も多いわけですのでしっかりと、要望が一つもないとはいう答えでありましたけれども、そういうことをそういう情報を知らない方もたくさんいらっしゃると思うんですね。そういうことも踏まえてしっかりと検討していただきたいと思います。
では、次に、5番、国民健康保険(国保)について質問いたします。
平成30年度からの国保の県単位化に向けて伺います。
きのう、私のところにも健康増進課から国保の保険証が届きました。その中にも、国保から制度改正のお知らせですということで、平成30年4月から市区町村は都道府県と国保を一緒に運営をしていきますというこのような案内文も入っておりました。
本当に要するにこの県の単位化によってどうなるのか、保険料は上がるのか下がるのか、本当に心配なところで、担当課の皆さんも本当に苦労されていることとは思います。これは納付金、国保の納付金は県に対して100%納付を求められるわけです。そして、その第3回目の資産仮算定が11月に示されるということで、本当にぎりぎりのところでの担当課としても、そして市民としても、そういう情報が知らされるのが本当に来年の2月議会になるのだろうかという、4月からの実施に向けて本当におくれていると感じております。
そして、課税方式はどうなるのか、固定資産税がなくなるのか。県が示している方式としては所得割、均等割、平等割というものも示されており、そして応益負担と応能負担の割合ということでは、これまでと逆転して応益負担が52、所得割である応能負担が48ということで、これも逆転しております。本当に子供の多い世帯、被保険者の多い世帯ほど重くなるというこういう状況もあります。本当にこの国保の問題は大きな問題だと思っております。
それでは、(1)市は、県が各自治体の医療費水準と所得水準に応じて決定した国保事業費納付金を県に100%納める義務を負うことになるが、30年度以降も今でも重い保険料を上げるべきではないと考えるが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋広昭健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)30年度以降のですね、保険税率についてはですね、今、議員から御指摘のありましたとおり、100%県に対して納付金を納めなければならないと、そういったことになってございます。それを納めるためにはですね、必要な税収の確保というような部分が重要になってきましてですね、市といたしましては、財政調整基金の活用そういったことも含めてですね、税率改正を検討していきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)2015年度の、ただいま財政調整基金を活用というお答えがありました。2015年度の国保事業年報では、基金保有高が7億9,812万円、これは年間被保険者の納める保険税の79%にも当たります。昨年6月議会での私の質問では、5億8,000万円の回答がありました。基金を使っての国保税の引き下げの問題についても、一昨年の松田前議員、そして昨年度9月議会でも私が質問してまいりました。その都度、県単位化に備えるためこれ以上保険税の負担がふえないよう努力すると。そして、財政調整基金も使っていきたいという答弁がありました。そのときの答弁どおり、しっかりとこの市民の負担がふえないようにお約束いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)やはりですね、その県から示される納付金の金額がどの程度になるか、そういった部分での判断となってきますので、ここでそういったことを明言することはできないと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)財政調整基金、28年度の決算でも4億275万円の黒字となっておりまして、2億1,000万円を財政調整基金に積み立てる予定と資料にも書いてありました。財政調整基金残高は幾らになるんですか。
○議長(森繁男)菅原亜由美健康増進課長。
○健康増進課長(菅原亜由美)お答えいたします。
財政調整基金の現在の残高ですが、7億6,004万5,813円です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)7億6,013円でよかったですか。ちょっと確認、済みません、もう一度。
○議長(森繁男)菅原健康増進課長。
○健康増進課長(菅原亜由美)はい、もう一度申し上げます。7億6,004万5,813円です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)本当に財政調整基金も多いわけです。これは結局保険料を多く集め過ぎて余っているということもあるわけですので、しっかりと、確かに県からの納付金示されていないわけですので、約束できないというのはしょうがないとは思いますけれども、しっかりとこの分の基金も活用した上で、市民の暮らししっかりと守れるように、上げない方向で努力していただきたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)先ほど議員のほうから、集めた保険税が余ってるんではないかというような部分がございましたが、保険料余ってるという部分ではなくてですね、震災によって交付金がふえている、そういったところがですね、財政調整基金に積み上がっているんだと私どものほうでは考えておりまして、やはりですね、財政調整基金の活用についてはですね、今後示される納付金額、さらには標準保険料率、そういったところをですね、もとに税率改正を検討する中で、活用も含めて検討していきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)確かに国保の国の追加支援金、例えば27年度の交付実績では2,361万円、そして国民健康保険基盤安定制度保険者支援分としての国の1,700億円のうち岩沼市には27年度で8,410万円、そういうお金も入ってきているわけであります。そして、それを被災者の医療にも使うべきだということについても、この県単位化に備えるということで一切使わないできたわけですので、この辺はしっかりと市民の国保加入者、被保険者の立場で考えていただきたいということを申し上げて、2番目に移ります。
各市町村は、他の被用者保険等と比べ低所得の加入者が多いという国民健康保険の構造的な課題により、被保険者の負担を軽減するため、やむを得なく一般会計からの繰り入れを実施してきたものである。今後は財政主体となる宮城県に対し、県民への影響を勘案し、一般会計法定外繰り入れ、保険料改定など、市町村における独自権限を侵害しないことを求めるべきではないか、伺います。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)初めにですね、法定外繰り入れについては今後ですね、解消や削減、そういった部分の対象として県の国保運営方針にて整理されるというようなことになっております。
本市としましてはですね、決算補てんを目的とした法定外繰り入れ、議員も御存じだと思うんですが、一切行っていないというようなところもありますし、また、それを行えばですね、被保険者以外の住民の方々の負担増につながるというようなことを考えてございますので、宮城県に対してこの件について求めることは考えておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)保険料改定など市町村における独自権限を侵害しないという点ではどうですか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)標準保険税率は県から示されるもののですね、税率の決定に当たっては市のほうで決定できるというような状況になっておりますので、そういったことも考えておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)この低所得者の加入者が多いという点では、本当に国の資料によりましても国保加入者の8割が無職またはワーキングプアという結果が出ております。そして、宮城県の国保加入者の世帯主で最も多いのが無職、高齢者などの無職で45.8%にもなっております。本当にそういうこと、そういう状態が国保の加入者の状況であるということを考えていただきたいと、しっかりとその考えの中に置いた上で、この制度の運営も考えていただきたいと思います。
そして、この今回配られた国保の制度のお知らせの中にも、所得水準が低く保険税の負担が重いということが書いてあるわけであります。ほかの会社などに加入している組合健保の方たちのように事業所の負担というものもないわけですので、しっかりとその保険料のこと、改定のことなどを考えてやっていただきたいと思います。保険料の改定については市町村の判断ということですので、この点については結構です。
それでは、(3)国に対し、負担感が重い保険料(税)の是正、国民健康保険の安定的な運営のため、十分な財政措置を検討することを求めるよう、県に申し入れるべきではないでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)今回の国保制度の改正についてはですね、県が国保の運営に加わるということは御承知のことと思いますが、さらに、国からですね、毎年約3,400億円ほどのですね、追加財政支援が投入されるということになっておりまして、国保の運営の安定化がですね、図られることとされています。こういったことで、本当に十分な財政措置になるかどうか、今はよく見きわめていきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)そういうことなので、改めて申し入れ、する考えはないということで、確認ですが。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)申し入れについてはですね、今答弁したとおりですね、一応見きわめによって、必要な場合は申し入れをしていきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)よろしくお願いいたします。
それでは、2番、短期保険証の発行について伺います。
(1)国からの通知(平成21年12月16日、厚労省「短期被保険者証の交付に際しての留意点について)の周知徹底を求められているが、市の対応はどうなっているか、伺います。
@戸別訪問等による生活実態の把握に努めることについて伺います。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)短期保険証については、滞納被保険者との納付相談の機会をふやすということを本来の目的としております。期保険証該当世帯を含めてですね、滞納世帯に対しては督促や催告、戸別訪問などをしておりますが、特に訪問についてはですね、納税勧奨と納税相談の勧奨、さらには居住実態の把握、そういった部分を含めてですね、兼ねて行っております。生活実態の把握についてはですね、やはり接触しないとなかなかわかりづらいというようなこともございますので、納税相談のほうに来所した際にですね、ご本人から生活状況等を聞き取りさせていただきまして把握するようになりますので、生活相談も兼ねてですね、納付相談においでいただきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)戸別訪問などは何人ぐらいの職員の方が延べ、例えば1カ月ではどのくらいの回数行われているんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)回数まではですね、ちょっと詳しい資料持ってきてはいないんですが、納税勧奨員、さらにはですね、管理職による臨戸訪問と、そういったことをやってございます。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)それは時間的にも、例えば働いていれば日中いないということもあり得るわけで、夜とか土日とかそういう時間の工夫なんかもされているんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)管理職による臨戸訪問については夜間、さらには土日とそういった部分でですね、訪問を行うようにしております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)夜間、土日ということで本当に御苦労さまだと思いますが、管理職の方の人数って本当に限られていると思うんですが、例えば、毎週土日というわけにもいかないでしょうし、例えば年に何回とかってそのくらいの回数なんですかね。どうなんでしょう。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)現在は年1回行っているという状況です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)つまりその戸別訪問の必要な方に対して年に1回は行っているという、そういう回数だということですかね。確認の意味で。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)管理職による臨戸訪問はそのような状況です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)そのほかに勧奨員が伺っているということだと思うんですが、そこでの実際会えてお話はできて聞き取りができているというそういう、結果としてはどういう結果になっているんでしょうか。わかれば。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)なかなか会えないという方が多いというように伺ってはいますが、会えた場合についてはですね、納税勧奨と納税相談の勧奨を行っていただいているというような状況です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)そこの中でしっかりと生活実態、どこで困っているのか、どうすればいいのかという、そういうところまでしっかりと生活相談をされているということなんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)生活相談についてはですね、やはり市役所のほうにですね、おいでいただいて相談していただくのが一番望ましいんじゃないかなと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)戸別訪問ではそこまではやっていないということですか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)戸別訪問ではそこまではやっておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)なかなかその庁舎に来てということなんですが、そこになかなか行けば幾らかでも払わなく、もちろんもう払わなきゃないわけなんですが、持ってくお金がないとか、こればっかりじゃ何にもならないと言われたとか、本当にその対応でぐあいが、私が相談受けたいろんな人の中では、本当にその対応で心の面で本当にぐあいが悪くなってしまったとかそういうお話を伺った方もいます。やはりその生活相談的な面をその方がしっかりその状態を心開いて話せるようにね、お願いしたいと思います。
それでは、A番、郵送等による速やかな交付を行うことについて伺います。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)短期保険証をですね、郵送するということにつきましては、滞納世帯との接触の機会を放棄すると、そういった考えもございますし、生活の実態を把握するという意味ではですね、困難になると考えておりますことから、郵送することは考えておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)これについてはですね、厚労省の指導が出ているわけですよね。平成21年の12月16日に出ている留意点です。短期保険証の交付に際しての留意点については、速やかに郵送により交付を行うべきだということが書いてあるわけです。
例えば2016年6月1日現在の県内35自治体の短期保険証の実態ですが、発行している自治体が33、とめ置きしている自治体が16自治体あります。そして、とめ置きのその率ですね、発行世帯数に対する、それが50%超えているのは4自治体だけで、岩沼は76.8%で、大河原の、これは私が計算したパーセンテージですが、大河原の87.4%に続き2番目の高さなんですね。この16自治体のうちの5自治体はまあ一桁台なわけです。結局、この保険証を渡さない、郵送しないということが病状の重度化を招いて、結局医療費の増加を生み出しているという、そういう結果につながると思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)先ほどのですね、御質問でですね、郵送することは考えていないという答弁をさせていただいたんですが、ただし、18歳以下、高校生世代以下のですね、お子さんと心身障害者医療費の助成制度の受給者、こういった方については速やかに郵送しておりますので、御了承願いたいと思います。
ただいまの質問についてはですね、郵送することは考えていないんですが、必要があればですね、すぐ交付できる体制をとっておりますので、ぜひ相談においでいただきたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)厚労省の留意点については、世帯主が窓口に受け取りに来ないことにより被保険者の手元に届いていない場合には、電話連絡や家庭訪問等による接触を試み、速やかに手元に届くよう努めることとなっております。
仙台市の例を聞いたんですが、仙台市の短期保険証の発行は646件です。同じく2016年の資料ですが。とめ置きはゼロです。この厚労省の通知の後は、短期保険証は全部郵送していてとめ置きはしていないということでした。そして、納付相談は、先ほどもありましたような督促、催告なども含めて、保険証を届けることとは別に窓口対応などで何度も行うということで聞いております。
柴田町も同じです。短期保険証の発行が470件ですが、とめ置きはゼロです。基本は、面接で分納などを約束して支給しているということです。よほど窓口が行きやすいのだろうかと、これはちょっと憶測ですが。
それから、角田市の場合は、短期証発行が156件ですが、ここもとめ置きがゼロです。
これについてはちょっとBになりますので、そうですね。済みません。Bの長期間のとめ置きがないようにすることについて伺うについて移りたいと思います。
そのようなことで、仙台市、柴田町はこういうような対応、そして角田市は短期証の発行が156件ですが、やはりとめ置きはゼロ。保険証はやはり命にかかわる問題なので、角田市としては1カ月以上はとめ置かないと。二、三回呼び出しても来ないときは郵送することをルーチン化しているという、ルール化ですね、そういうふうにしているということです。
このような点については、その命の保証を考えるという点では、この岩沼市の対応は私は考え直すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)ただいま議員のほうからですね、とめ置きというお言葉をいただいたところなんですが、短期証の交付に係る納税相談、短期証の通知そういったものを送っても全く応じない方についてですね、短期証交付が交付できないというような状況になっているため、とめ置きではなくてですね、結果的に預かっている状態になっていると、市のほうでは考えています。
そういった方々についてはですね、訪問や再通知など納税相談の機会を確保できるようにですね、努めておりまして、先ほどのお答えにもなりますが、病院に行くとき、そういった必要なときにはですね、御相談いただければすぐにお渡しできる体制になっておりますので、議員さんに相談行った際にもですね、ぜひ同行していただいて窓口のほうに来ていたただければと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)(2)に移ります。平成29年6月1日現在の短期被保険者証発行数は138、未交付数は116となっている。長期間のとめ置きの状況を伺います。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)納税相談に来ないためにですね、交付できていない世帯については、6月1日現在116世帯でございましたが、9月1日現在は89世帯になっております。このうち前回から続けて該当している世帯については67世帯となっております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)前回からということは、つまり4月1日が未交付であり、そして9月1日現在でも未交付ということで67世帯。89世帯に対する67世帯で大変多いと思うんですが、その前々回とかですね、私が相談に応じた方でももう1年も2年も保険証をもらってないんだという方もいらっしゃいました。その前にさかのぼった数でつかんでいるでしょうか。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)そういった部分の数はですね、今回は把握しておりません。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)私は、やはり御相談に応じた方、そして滞納されてる方、やっぱり共通されているのは、どうしても病院に行くときには来るだろうと思われると思うんですが、やはりそういう方たちの状況を見ると、やはり例えば歯のない方ですね、それからもう片目が本当にもうよく見えない状況になっている方もいらっしゃいました。歯科や眼科、そして膝の痛みを抱えているとか、命にかかわらないと思う点でどうしても我慢してしまうんですね。例えば歯なんかはとても健康にとっては大事な問題なわけですけれども、どうしてもそういう面では症状の悪化につながります。
私はやはりとめ置きはよくないと思うんですね。やはりとめ置きゼロにする対策を市としても真剣に考えていただきたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)これは大事な部分でございましてですね、税の公平性も考えながらやってるわけで、できるだけ納めるとかそういう話でなくてもぜひ面会をしていただき、生活相談のお話もいただきながら保険証を受けとっていただくということが一番いいかと思いますんで、ぜひ相談に応じていただければと考えますんで、とめ置きはできるだけないということで努力はさせていただきますけども。以上です。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)納税の相談はですね、本当に生活の相談、どこで本当に大変になっているのか、本当に低所得の方が多いというのがこの国保の現状であります。
そして、3番目に移ります。
国民健康保険法第1条、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするを念頭に置き、今後も市民への対応を望むが、見解を伺います。
○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
○健康福祉部長(高橋広昭)県単位化後につきましてもですね、市のほうとしましては、市民と身近な関係の中で被保険者の申請や届け出、賦課収納等、そういった業務を行っていくことになりますので、引き続きですね、市民の医療の確保、健康の保持・増進、さらにはですね、生活困窮者そういった方について相談を受けながら、必要に応じてですね、社会的支援につなげるなど、きめ細かな対応を行っていきたいと考えております。
また、国民健康保険制度の安定的な運営、そういった運営、維持ですね、そういったところに向けて、収納対策等もしっかりと行ってまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)渡辺議員。
○10番(渡辺ふさ子)やはりこれは最後の国保、セーフティーネット、もちろん生活保護もそうですが、この国民皆保険制度ということで社会保障なんですね、この国保。やっぱりそのことも念頭に置いて、そして健康で幸せな健幸都市いわぬま、これを大きな目標として、この岩沼市がしっかりとそういう目標を掲げて市の運営をしているわけですのでそのように、そして、窓口の対応としても本当に来やすい、相談しやすい、そういう対応で臨んでいただくこと、そして、私としてはやはりこのとめ置きがない、命の保証である保険証は全ての被保険者に渡るようなそういう対応を今後とも期待することを重ねて、私からの希望としてはやはりこのことはしっかりと訴えた上で、私の質問を終わります。
○議長(森繁男)10番渡辺ふさ子議員の一般質問を終了いたします。
休憩をいたします。
再開は2時10分といたします。
午後2時休憩
午後2時10分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き、会議を開きます。
7番布田恵美議員の一般質問を行います。発言席において発言してください。7番布田恵美議員。 〔7番布田恵美議員発言席〕
○7番(布田恵美)7番布田恵美でございます。さきに通告をしております2項目について取り上げてまいります。
最初に、学力向上への取り組みについてでございます。
昨今、テレビや新聞などでよく見る、2020年教育改革のニュースがあります。センター試験が廃止されて新しいテストが始まり、外国語(英語)学習は小学校3年生からスタートすると見込まれています。新たに始まる大学入学共通テストでは大きく変わるポイントが主に2つあります。これまでのような知識量を問う内容から、思考力、判断力、表現力といった活用力を重視した内容になること。もう一つは、出題形式がマークシート式だけでなく、記述式の問題も導入されることです。
ことし3月には、小中学校における次期学習指導要領が公示されました。これに基づき教科書が新しくかわり、小学校では2020年度、中学校では2021年度より全面実施されます。現行の知識や機能の習得と思考力、判断力、表現力の育成に加え、学びに向かう意欲や姿勢を育む、より深めた学びを重視していくと言われています。
これからの時代は情報化やグローバル化、IT化がより一層進み、人間がこれまでに経験したことがないような課題に直面することがふえると考えられてもいます。それらを踏まえて、まずは、岩沼の大切な宝である子供たちの学習面での現状をしっかりと分析して、必要な学習の機会をきめ細やかに行っていくことが大事であると考えております。
1番でございます。平成29年4月18日に実施した平成29年度全国学力・学習状況調査の結果についてでございます。
全国では小学校1万9,645校、中学校1万467校にて実施した全国学力テストです。その結果は、8月28日に公表されたところであり、発表された全国学力テストの結果についてお尋ねいたします。
(1)番、市内の小学校の成績についてでございます。
@番、小学校の成績はどうなっていたのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)教育長の答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)今、手元にですね、学力調査ありますけども、国語が15ページ、それから、国語Aですね、それから算数Aが12ページと、これ45分間でやります。これが解答用紙ですね。こういった方式に子供たちはまずなれておりません。まず、ならすことから今やっておりますけども、この中でですね、やはり学力はやはりペーパーでは、ある一面しかはかれないんですね。今議員おっしゃったような要素はこれに入っております。問題もこう2段階ぐらいに応じてその問題出すというふうにされておりますし、かなり子供にとっては高度だと思います。
全国学力調査が日本の単位でいえばですね、下位の県と上位の県の差が縮まってます。これは前もお話ししましたけども、全世界どこを探してもこういう国はありません。しかも1億人を超えてる国でのこの学力はありません。学力高いというのは5,000万とか2,000万人の国なんですね。特殊なのも、OECDでもありますけども、そういう意味では日本はこの学力調査については、子供たちの学力については成功してると思います。
マスコミでよく叩かれてますけれども、実はですね、日本の教育こそ最高なんです、小中学校は。やはりこれをちょっと踏まえていただいて、子供たちの努力についてですね、皆さん、議員の皆さんからこの岩沼の子供たちの努力、それから教職員の努力についてちょっと褒めていただければと思います。
詳しくは課長のほうからお答えいたします。
○議長(森繁男)佐藤修司学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)では、成績についてお話をしたいと思います。
まず、議員も御承知と思いますが、AとBの問題がございます。Aに関しては基礎的な知識の問題です。Bにつきましては、その知識を活用した問題になります。
そこで、岩沼市の小学校に関してお話ししますと、まず、国語A、算数Bについては県平均と同等でございます。また国語B、そして国語Aに関しては、県を上回っております。算数Aですね。済みません。算数Aは上回っております。特に算数Aに関しては全国平均も上回っているということでございます。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)今、教育長から、岩沼の子供たち、そして学校現場の先生方、大変頑張っている、褒めてほしいということでございましたんで、そうですね、子供たちの日ごろの学校での頑張り、そして家庭でのやっぱり学習習慣といいますか、家族の励ましもあればこそですし、そしてまた、そういった子供たちを指導してくださってる先生方のもう日夜を問わずといいますか、時間の中だけではなくて、もう教材研究であったりさまざまなサポートをしてくださってること、感謝を申し上げます。とても頑張ってくださってる。そしてまた、教育行政の方々も頑張ってくださってるということで、まずはそういったことでとどめておきます。
今、岩沼の小学生の子供たちの成績の状況ですね、まあ教科によっては全国平均を上回っているものもあったと。大変すばらしい。そんなふうに聞いておりました。
市内を見ますと、地域ごとに4つの小学校ございまして、なかなかその小学校を特定してこう順番ということは公表しにくいことかと思いますが、総枠としてどのような特色があったのか。その教科の平均、その点数、到達度といいますか、その成績については先ほどありましたが、岩沼としての特に何か小学生の特色的傾向といいますか、あれば、お示しください。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)まず、小学校4つございますので、やはりそれぞれ違ったものがございます。ただ共通して言えることはですね、どの学校もですね、今回の学力状況調査の無解答率というんですかね、要するに何も書かないで提出したというものが、県、それで全国よりも低いんですね。つまり全て頑張ったということなんです。とにかく一生懸命書いたということです。そして、最後まで頑張ろうというような意欲が、この調査から全部の学校がわかったということでございます。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)まあ今、御回答いただきまして、その無解答率が低い。そうですね、まず、問題をすぐに諦めてしまわないで、そこに向き合ったということはやはり大きな頑張った成果の1つなのかなというふうに感じております。
次のA番の質問でございます。
それら特色も含め、今御回答いただいておりますが、どのように今回の学力テスト、小学校の部分ですが、分析をなさっているのか、お示しください。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)全国学力状況調査の結果の分析については、各学校にですね、3つの点で今指示をしているところでございます。1つ目は、まずは、この学習状況調査の成果と課題を各学校で把握し、結果の考察をつくってほしいということです。2つ目は、結果の考察を踏まえて、その後、児童個人個人にですね、今後の対策を考えてほしいということです。そして、最後です。3つ目は、結果と対策について、結果についてとこれから授業でこんなふうにしていきますよということを保護者に伝えてくださいということを、以上3点、校長会等で指示をしております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)今、お示しいただいたように、このテストをきっかけにして、まず分析をしていただいて、個々の生徒さんの、小学生ですから児童ですね、児童の課題、そしてまた、それを保護者の方、家庭にもお伝えしていく、そういった流れというのはとても大事なことだと思います。学校だけが一生懸命頑張っていても、なかなか学力の定着、向上にはつながりませんし、やはり御家庭でも励ましていただいたり環境づくり応援していただくということも大事なことだと思います。ぜひそれは進めていただければと願います。
児童への質問紙には、「自分にはよいところがあると思いますか」の設問があり、自己肯定感の高い児童の成績の得点率が高い傾向があるといわれています。また、「先生はあなたのよいところを認めてくれていると思いますか」の質問に対しては「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答した児童の割合は、平成26年度以降増加傾向が見られ、これは全国的な傾向でございますが、増加傾向が見られて、「当てはまる」と回答した児童・生徒の平均正答率が最も高くなっているようです。
B番でございます。
質問紙調査結果も含めて、今後の指導にどのように生かしていくのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)今、議員がですね、お話しされました質問紙調査の結果を含めてということでしたので、非常にこの質問紙の結果もですね、大事にしているところでございます。
今後の指導については、やはりまずは、学習状況調査の結果の児童の正答率の低かった問題や、あるいはですね、質問調査結果の課題になっているところを取り上げて、さらに理解を深めていくということが大事ではないかなと考えています。
そのためにですね、授業では、質問紙の中でありましたが、児童の考え、要するに子供たちの考えを発表する、要するに恥ずかしいということが課題になってましたので、発表する機会をふやしながら指導し、さらにですね、理解を深めていくことが大事ではないかなというふうに考えております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)小学校の状況について御説明をいただいて、これからの取り組みもお示しいただきました。ぜひ成果といいますか、この結果をですね、踏まえて、子供たちの日々の積み重ねが学力の向上につながっていくことだと思います。そちらを力を入れて、より進めていただければと願っております。
次に、(2)番、市内の中学校の成績についてお尋ねいたします。
@番、中学校の成績はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)先ほど、教育長も、教職員と子供たちを褒めていただきたいということをお話をしたと思うんですが、中学校の学力の成績に関しては、国語A・B、数学A・Bともに全国・県平均を全て上回っております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)今、中学校の成績についてお示しをいただきました。大変すばらしい1つの成績、結果ということで見えてきているふうに思います。特に、中学生になりますと部活動もあって、学校の生活、部活動、そしてまた学習ということで、大変時間の使い方というのも工夫しながら頑張っているんだなというふうに感じております。
次に、その岩沼の今中学校の成績についてお示しいただきましたが、岩沼の中学生の特色的な傾向というのは、その今回の結果から見えてきているものはあるのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)先ほども申し上げましたように、県、そして全国の正答率よりも上ですので、領域的にはほとんど全ての面では上位と。上位というのはおかしいですけども、上回っているという形ですし、また、先ほども小学校のほうでお話ししましたが、無解答率がやはり非常に低いんですね。やはり中学校も、小学校と同様に最後まで頑張る意欲がですね、備わってきているのかなというふうに感じております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)そういった結果、テストの平均点、全国の平均点との比較ですとか、それから、その無解答率が低いということから、A番になりますが、どのように分析しているのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)中学校の分析についても、先ほど小学校と同じようにですね、成果と課題を把握して考察をしっかり行うということと、そして、2つ目としては、今回は生徒になりますけども、生徒個々に関してしっかりと今後の対策を考えてほしいということ、3つ目として、結果と考察について保護者に、小学校と同じですけども、伝えていくということを、分析として指示をしております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)B番です。質問紙調査結果も含めて、今後の指導にどのように生かしていくのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)小学校と同様になりますけども、やはり授業の中で正答率の低かった問題、そして、問題紙調査の結果で取り上げたところをですね、しっかりと踏まえながら、授業を進めていくということを指示しております。
そのために、中学校の場合ですと自分の考えをただ発表するだけではないということを、明確にしておきたいと思います。ではなくて、出された意見に対して、子供たちが出した意見に対して、あるいは友達が出した意見に対して、考えをもとに意見の交流を図れるように、あるいはですね、同じ点があったり、あるいは違った点があったりということを意識させながら、聞かせる。聞いて、そして自分の考えで述べられるというような授業を大切にしてほしいということを伝えております。
つまりどういうことかというと、今、議員がおっしゃったように、これからの学習指導要領は変わっていきます。当然アクティブラーニングというものが入ってきますので、それを意識しながらもっと高めていきましょうということを指示しております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)ただいま答えをいただいて、本当に充実した授業であったり学校生活、そしてまた先生方の現場での取り組み、本当にいろいろ工夫されていかれるんだなと、さらに期待をしていきたいなと思うところでございます。
先ほどの小学生の傾向と同様に、自己肯定感の高い生徒の正答率が高い傾向がやはりあると言われています。中学生の対象学年は受験を控えていて、自己肯定感が自信ややる気につながって、大事な場で自分の持つ力を発揮することに結びつくかと考えます。学校の現場でもより一層力を入れてほしいことであります。その点についてはいかがでしょうか、いま一度、教育長のお考えをお聞かせください。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)私の前職のときにですね、各県内を回って歩いたときにですね、ある学校で授業を見ましたけども、そのときにですね、宮城県はどうせ低いんだからというような小学生がいたんですね。あれを聞いたときには愕然といたしました。やっぱりそういった思いというのはやっぱり好ましくありませんし、そう思う必要もないわけなんですね。
子供たちはやはり環境で育っていきますので、環境で。その子が、その述べた子供が、例えば学力とか競争激しいところに行ったら、同じように力を発揮するはずですね。ですから、やっぱり環境をそろえながら、やっぱり子供たちをそれぞれ力を発揮できるようなものにしていきたいと思いますし、そういった意味では、やはり学ぶ場そういったものをもうちょっと、もっともっとですね、確保してまいりたいと思いますし、授業の構造とかですね、そういったの含めて子供に合うような授業をしていきたいと思いますし、そういう中で子供たちに「自分はできるんだ」と、そういった思いを持たせたいと思います。
やはりそれは褒めるだけではありませんし、やったことを認める、その場で認めるということはやっぱり教職員も保護者の方もですね、子供のいいところを見つけて、そして褒めてあげるという、そういったことが大事かと思いますし、それと、岩沼市全体の中でそういう環境にしていきたいなと思っております。以上です。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)そうですね。今、教育長からの御答弁にありました、やはりいろいろな学校現場の先生方のお話を聞く機会もあるんですが、学校によってはいろいろな生徒さんがいらっしゃって、家庭環境ももちろんあるのかもしれないんですが、自己肯定感が大変備わってないとか乏しいというかそういったお子さんがいて、そのお子さんの場合はその学力面もさることながら、生活の面でもなかなか自分を守るとか自分を高めていくとかそういった意欲に結びつけていくという行動がとりにくいという、そういった傾向も聞いております。それもきっと学校の現場の中で先生方はその生徒さんに見合った、向いたといいますか、指導に力を注いでくださって、岩沼の子供さんがより成長していけるようにということで頑張ってくださってるというふうに受けとめております。
では、次、2番の岩沼学び塾事業についてお尋ねいたします。
平成25年第5回定例会において、私は、(仮称)土曜寺子屋として、土日開催を中心に社会人や地域の方、学生の力をかりて開催することを提案しておりました。現在、岩沼学び塾事業として、放課後や夏休みに学びの場を開催していることはうれしく思います。学習というのは一度のみならず、繰り返しの反復学習により学力として定着していくものです。それらを踏まえて、質問に入ります。
(1)番でございます。岩沼学び塾を1学期に小学校1校、中学校1校で開催したと聞いています。
@番、小中学校別の参加者数や学年はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)学び塾ですね。予算がありましてですね、その中でやっておりますけども、これ3年になりますけども、毎年、人が、子供がふえてきてですね、取り組みも前向きになってきておりますし、それから、その指導者についてもですね、応募者がふえてきていて、今軌道に乗っているところです。そういう意味で、今議員がおっしゃったように、学ぶ場所、それから学ぶ姿勢、学習の姿勢ですね、そういったものを醸成したいと思ってやっております。
詳しくは課長のほうからお答えいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)まず、岩沼学び塾に関してですけども、学び塾に関しては、ただの要するに塾というものではないということは議員も御承知だと思いますので、そのことについては触れないで、今回の御質問に関してだけお答えしたいなというふうに思っていました。
まず、小学校の参加人数は111人です。そして、中学校の参加者、延べになりますけども、241人です。小学校に関しては、学年については1年生から6年生まで、そして中学校に関しては中学校2年生から3年生という形になっております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)A番でございます。参加者、子供さんたちですね、児童生徒の声や、それから家庭の保護者の声はどのような声が届いているのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)参加者の声、そして保護者の声でございますが、児童生徒及び保護者からはですね、非常に好評でございます。その理由としてはですね、こういう声が上がっています。 まず、参加者の声ですけども、こちらは児童生徒になりますが、「静かに学習できる環境だったのでよかったです」と。あるいはですね、支援員さん、要するに勉強教えていただけるという支援員さんに関してですけども、「支援員さんにとても質問しやすかったです」という参加者の声が上がっております。また、保護者からは、「勉強する場を提供してもらって助かっています」ということと、あとはですね、「ありがたい」というようなお声が寄せられていました。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)では、(2)番、夏季岩沼学び塾についてお尋ねいたします。
参加者の声はどのような声があるのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)夏季岩沼学び塾に関してもですね、児童生徒からは非常に好評でして、「先生が丁寧に教えてくれたのでわかりやすかった。そして勉強に集中できたと思います」と。あるいは、来年度になるのかもしれませんけども、「また学び塾があれば来たいです」というような好評な声が寄せられています。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)A番でございます。指導に携わってくださる学習支援者の方の声はどのような声があるのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)学習支援者の声に関しては、やはり支援者の皆様は大学生が多いものですので、なおかつ教職を目指したいというお子さんもおります。その中のお声ですと、「子供たちの学力向上にとてもつながっているよい機会だと思います」ということと、「子供たちと触れ合い、こちらも勉強になりました」というふうに感謝する言葉。あるいはですね、「子供たちにわかるように教えることの難しさを改めて感じました」というような声が上がっておりますので、やはり教職員、教員を目指しているんだなというふうに伺うことができました。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)今、指導に携わってくださる学生さんの声ですね、お聞かせいただきました。学生さんにとっても、将来を描く道筋の中で子供たちに触れ合っていろいろな、ある意味職業体験のような形で指導に携われるというのは貴重な場ではないかなと思います。
そしてまた、子供たちにとっても、比較的学生さんであれば年齢も近いということで、いろんな気軽にちょっと質問してみようかなとか、これを聞いてみようかなというふうにきっかけ、学びのきっかけづくりにつながっているんではないかなというふうに今伺っておりました。
B番でございます。このような場で、異なる学校の児童生徒が互いに切磋琢磨しながら学び合える環境は、大変意義深いことであると考えます。今後もぜひ取り組みに力を注いでいただきたいと考えているところであります。特に目に見える成果のあった事例は何かあったでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)佐藤学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(佐藤修司)まず、この事業の成果というのはすぐにあらわれるものではないんではないかなというふうには思うんですが、強いて言えば、児童生徒にですね、学習できる場を提供することによって、児童生徒は学習習慣の定着を図れるようになったんではないかなというふうに考えてます。
そして、今回、夏季学び塾のですね、最終日に、児童が支援員さんにですね、次のようなメッセージを手紙で、お二人の小学生でしたけど、渡した姿を見ることができました。その内容をちょっと紹介したいんですが、「学び塾の先生の皆さんへ」という題でした。「学び塾をやっている期間」、恐らく夏休み期間中なんでしょうけども、「いろいろと教えていただき、ありがとうございました。学び塾で勉強したことを2学期に生かしていきたいと思います。これからもお仕事頑張ってください」と。「4年、岩沼小学校、誰々」と連名で書かれているんですども、このメッセージが、特にというんであれば特に目に見える成果ではあったのかななんていうふうには思っておりました。以上です。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)学習の指導を通じまして、大変ほほ笑ましい心の交流にもつながっているのかなというふうに、今伺っておりました。
例えば、ある児童生徒が1つの事項についてなかなか理解できずにいたとして、教え方もその先生の教え方もいろいろあったり、あるときに指導する方が変わってその方の助言で理解が進むことが往々にしてあります。そして、そのときにわかったというその経験が、次の学習への意欲にもつながってまいります。
学校の授業、通常は学校の授業で先生とクラスの中で授業を受けていたり、そしてまた、今は大変塾に通ってらっしゃるお子さんも多いですから塾の学習、そしてまた、岩沼で開催しているこの岩沼学び塾において、子供たちは学びによって生きる力を身につけていけます。
生きる力とは知識があるだけではなく、柔軟に思考し、的確な判断を下し、それをわかりやすく表現する力を言います。与えられた仕事をこなすだけでは不十分で、みずから積極的に課題を見つけ、その解決策を柔軟に模索し、実行していく力が、これからの時代により一層求められています。
ぜひに、これからもこの岩沼学び塾事業を続けていってほしいと願っております。いま一度、教育長のお考えをお聞かせください。
○議長(森繁男)百井教育長。
○教育長(百井崇)議員のおっしゃるとおりですね、これは続けてまいりたいと思いますし、やっぱり子供たちにとって年々定着してまいりますので、人もふえている、参加する子供もふえている。この中で子供たちに強制して参加させているわけじゃなくて、自分の意思、親御さんの意思で入ってくるというそれは一番大事だと思いますし、その子供達の数がふえることによって、ますます学ぶ意欲も高まってくると思いますし、これはぜひ続けてまいりたいと思っております。以上です。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)では、次の2項目め、防災力の向上についてに質問を移ります。
これまでに、平成24年第6回定例会での防災士資格取得助成、そして、助成制度が決まったことし2月定例会では養成講座の地元開催を提案してきました。今回は、岩沼市で初めての助成制度による防災士資格取得講座が9月23日、24日に総合体育館にて開講されると聞いております。
(1)番でございます。定員80名の受講希望者についてでございますが、@年齢構成、男女比はどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)今回、20代から70代まで59名の方々から受講の申し込みをいただきました。男性が42名、女性が17名。受講者中の女性の比率といたしましては29%ということでございます。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)A番に移りますが、今、お伺いした限り、当初80名という定員と伺っておりましたので、定員を上回ったということはなかったのかなと思うんですけれども、定員を上回り、次年度以降の受講をお願いした方はあったのかという質問を通告しております。この人数からするとそれはなかったのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)議員さんおっしゃるとおり、定員80名ということで59名、定員には達しなかったので、次年度以降に受講をお願いしたという方はございませんでした。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)今答弁で確認しましたように、実際その人数が定員を超えたわけではないので、次年度以降に受講してくださいというお話はもちろんないわけですけれども、例えば今回、受けたいんだけれども日程が合わないですとか、都合がつかなくて次年度以降受講、もしあるんであれば受講したいとか、そういったお問い合わせはあったでしょうか。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)現在のところ、そのような問い合わせは防災課にはございません。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)2月の定例会のときには、質問した中では、当初25名の枠で公募して進めていくという答弁でした。今回は80名という枠を掲げて人数も多くなっておりまして、そこに59名ですね、どのような経過で、そしてまた、次年度以降の開講についてはどのような考えでおられるのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)80名にふやしたということでございますが、これは町内会が76の町内会がございまして、1町内お一人ずつぐらい防災士の資格を取っていただきたいという思いとですね、プラス女性リーダーの会や婦人防火クラブなどそういった防災関係団体からの受講もお願いできればなということで、80名というふうな形で考えました。
来年どうするのかというお話でございますが、来年もですね、こういった受講をやりたいというふうに今検討をしております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)(2)番の質問に入ります。
本年第1回定例会の中で、市内の防災士資格取得済み者の活用についてを取り上げておりまして、その際には「防災士の資格を持っている方が市内にどれくらいいるのか、把握をしたいと思います。その上で、より一層活躍していただくための働きかけについて、いろいろ検討させていただきたいと思います」との答弁がございました。現在の進捗をお伺いいたします。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)日本防災士機構のほうにですね、岩沼在住のそういった防災士取得をしていただいている方がどのくらいいるかということで情報提供を求めましたが、個人情報ということでですね、提供いただけなかったということもございまして、今のところはまだ何人いるかというところまでは進んでおりません。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)確かに今、以前にも増して個人情報の保護というところがいろいろな活動の中で壁になってくる場合が多くあるわけです。今問い合わせをして教えてもらえなかったということだったんですが、市内にいるという方たちを、そうすると何か把握するとか呼びかけるとかそういったことは考えていないんでしょうか。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)3番目の質問ともちょっとかぶってくる部分はございますが、今回、59名の方々が防災士の取得講座を受講していただくということで、新たに59名の防災士の方が誕生するんだろうなというふうに考えてますので、そういった方も含めてですね、また、現在、資格をお持ちの方々には広報いわぬまとか岩沼市のホームページ等でお声がけをさせていただいて、手上げ方式と申しますか、そういった形でですね、何人がいるのか把握をしていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)ぜひ地域にいらっしゃる防災士の資格を既に取得されている方々にも加わっていただいて、組織づくりといいますか、まず資格取得者がどれぐらいいるかという把握からになるかと思いますが、進めていただけますようにお願いいたします。
(3)番、ちょっと今と重複しますが、「資格取得者で(仮称)岩沼市防災士会といったような組織を構成して、資格取得後の研修の機会を重ね、災害時の後方支援要員として育んではどうか」との提案をいたしておりました。「資格取得者の把握をして、防災士の情報共有の場、市防災担当との連携の場を研究させていただきたいと思います」との答弁がございました。
昨今、予測のつかない自然災害が全国各地で起こり、当市においても高齢化が進む地域での防災力の向上は、何よりの減災につながります。安心して暮らせる岩沼のまちづくりにもつながると考えられることからも、スピード感を持った取り組みが求められると思いますが、どのように進めてきているのか、お尋ねいたします。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)今回の研修でですね、その地域代表の防災士の方が新しく生まれるということになります。この機会を捉えまして、そういった資格者のですね、組織化を図ってまいりたいというふうに考えております。そして、防災士の皆様の連携の場もですね、つくってまいりたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)布田恵美議員。
○7番(布田恵美)ぜひ進めていただきたいなというふうに思います。先ほども申しましたが、国内外を見渡しても日々のニュースの中でも、地震や火災、土砂崩れ、豪雨、予期せぬところで予期せぬときに災害が発生しています。日ごろからの防災訓練、避難訓練、座学などでの心の備えも欠かせぬ中ですが、発災時また復旧期に、地元の自主防災、消防団、婦人防火クラブなど、そして、スキルを身につけた防災士が共助の一員として活動することが、地域の防災力を高め、安心安全な地域の暮らしにつながると思います。
今回、59名ですか、59名規模で養成する防災士の皆さん、そして既に資格取得の方を活用して、力強い減災のまち岩沼をつくっていってほしいと願っております。
最後に、市長のお考えをお聞かせください。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)今、全国各地、世界中で本当に洪水やら地震やらあってですね、本当に安心できないのかなとそんなことを思っておりました。岩沼市においてもですね、そういった備えをしっかりしていきたいと思います。まずは、地域でしっかり防災力を高めていただき、そして、それぞれがやっぱり自分の命を守るという行動に出ていただきたいと思いますんで、さらに防災に力を入れていきたいと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。(「終わります」の声あり)
○議長(森繁男)7番布田恵美議員の一般質問を終了いたします。
○議長(森繁男)お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。
残りの一般質問は明日午前10時から継続することにいたします。
御起立を願います。 ─ 大変御苦労さまでした。
午後2時52分延会
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