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平成29年第2回岩沼市議会定例会会議録(第5日目)

平成29年6月22日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 佐 藤 剛 太
  • 2番 菊 地  忍
  • 3番 高 橋 光 孝
  • 4番 植 田 美枝子
  • 5番 佐 藤 淳 一
  • 6番 大 友  健
  • 7番 布 田 恵 美
  • 8番 酒 井 信 幸
  • 9番 須 藤  功
  • 10番 渡 辺 ふさ子
  • 11番 佐 藤 一 郎
  • 12番 国 井 宗 和
  • 13番 布 田 一 民
  • 14番 長 田 忠 広
  • 15番 飯 塚 悦 男
  • 16番 沼 田 健 一
  • 17番 櫻 井  隆
  • 18番 森  繁 男

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長 菊 地 啓 夫
  • 副市長 鈴 木 隆 夫
  • 総務部長 大 友  彰
  • 健康福祉部長 高 橋 広 昭
  • 市民経済部長 菅 井 秀 一
  • 建設部長 高 橋 伸 明
  • 総務課長 石 垣  茂
  • 政策企画課長 遠 藤 大 輔
  • 介護福祉課長 今 田 昌 美
  • 商工観光課長兼産業立地推進室長 新 妻 敏 幸
  • 復興・都市整備課長 菅 原 伸 浩
  • 水道事業所所長 森  康 雄
  • 消防本部消防長 菅 原  敬
  • 教育委員会教育長 百 井  崇
  • 教育次長兼教育総務課長事務取扱 高 橋 弘 昭
  • 監査委員事務局長 横 尾 芳 郎
  • 選挙管理委員会事務局長 安 住 典 雄
  • 農業委員会事務局長 亀 田 明 彦
  • 参事兼事務局長  高 橋  進
  • 局長補佐  近 藤 祐 高
  • 議事係長  佐 藤 俊 輔

議事日程

 平成29年6月22日(木曜日)午前10時開議
1.開議宣告
  • 日程第1 諸報告
  • 日程第2 会議録署名議員の指名
  • 日程第3 議案第33号 仙塩広域都市計画事業岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業施行に関する条例について
  •        質疑・討論・表決
  • 日程第4 議案第34号 岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
  •        質疑・討論・表決
  • 日程第5 議案第35号 岩沼市公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について
  •        質疑・討論・表決
  • 日程第6
    • 議案第36号 平成29年度岩沼市一般会計補正予算(第1号)について
    • 議案第37号 平成29年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について
           補足説明・一括質疑・討論・表決
  • 日程第7 議案第38号 平成29年度岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業特別会計予算について
  •        補足説明・質疑・討論・表決
  • 日程第8 意見書案第2号 日本政府に核兵器禁止条約実現のための行動を求める意見書
  •        提案理由・質疑・討論・表決
  • 日程第9 意見書案第3号 宮城県国民健康保険運営方針案に関する意見書
  •        提案理由・質疑・討論・表決
  • 日程第10 請願第3号 岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願
  •        建設産経常任委員会委員長審査報告
           質疑・討論・表決
  • 日程第11 請願第4号 「岩沼市の区長に占める女性の割合を増やすこと」についての請願
  •        総務常任委員会委員長審査報告
           質疑・討論・表決
  • 日程第12 請願第5号 インターネットを使った議会の生中継と録画映像の配信を求める請願
  •        議会広報特別委員会委員長審査報告
           質疑・討論・表決
  • 日程第13 請願第6号 インターネットによる議会映像の配信についての請願
  •        議会広報特別委員会委員長審査報告
           質疑・討論・表決
  • 日程第14 議員派遣の件
  • 2.閉会宣告

    本日の会議に付した事件

    日程第1から日程第14まで

       午前10時開議
    ○議長(森繁男)御起立願います。おはようございます。御着席願います。
     ただいまの出席議員は18名であります。
     これより本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

    日程第1 諸報告
    ○議長(森繁男)日程第1、諸報告について事務局長から行います。高橋事務局長。
       〔高橋進事務局長登壇〕
    ○事務局長(高橋進)諸報告2件について申し上げます。
     第1、意見書案について、別紙お手元に配付のとおり、意見書案2件が議長宛て、提出されております。
     第2、請願審査報告書について、別紙お手元に配付のとおり、請願4件に係る委員会審査報告書が議長宛て、提出されております。
     以上でございます。

    日程第2 会議録署名議員の指名
    ○議長(森繁男)日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、14番長田忠広議員、15番飯塚悦男議員を指名いたします。

    日程第3 議案第33号 仙塩広域都市計画事業岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業施行に関する条例について
    ○議長(森繁男)日程第3、議案第33号を議題といたします。
     これより質疑を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第33号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第33号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第33号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第33号仙塩広域都市計画事業岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業施行に関する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    日程第4 議案第34号 岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
    ○議長(森繁男)日程第4、議案第34号を議題といたします。
     これより質疑を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第34号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第34号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第34号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第34号岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    日程第5 議案第35号 岩沼市公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について
    ○議長(森繁男)日程第5、議案第35号を議題といたします。
     これより質疑を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第35号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第35号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第35号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第35号岩沼市公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    日程第6 議案第36号 平成29年度岩沼市一般会計補正予算(第1号)について
         議案第37号 平成29年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について

    ○議長(森繁男)日程第6、議案第36号及び議案第37号の2件を一括して議題といたします。
     議案の補足説明を求めます。大友彰総務部長、登壇の上、説明願います。
       〔大友彰総務部長登壇〕
    ○総務部長(大友彰)議案第36号平成29年度岩沼市一般会計補正予算(第1号)について補足説明を申し上げます。
     4ページをお開き願います。
     第2表債務負担行為補正の追加は、(仮称)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設建設事業における地方創生拠点整備に係る工事費等並びに橋りょう長寿命化整備事業における矢野目橋改良工事負担金について、期間と限度額を定めるものでございます。
     5ページをごらん願います。
     第3表地方債補正の追加は、(仮称)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設建設事業が、地方創生拠点整備事業として採択されたことから、地方創生拠点整備事業債を追加するものでございます。
     また、変更は橋りょう長寿命化整備に対する社会資本整備総合交付金の内示額が示されたことに伴い、社会資本整備事業債について限度額を減額するものでございます。
     9ページをお開き願います。
     事項別明細書の歳入について御説明を申し上げます。
     10款1項地方交付税は、復興交付金対象事業費の増に伴い、地方負担分に対して交付される震災復興特別交付税について496万8,000円を増額するものでございます。
     14款2項国庫補助金は、内示額が示されたことにより、橋りょう長寿命化整備に対する社会資本整備総合交付金を減額する一方、第18回復興交付金交付申請に伴う復興交付金、地方創生拠点整備事業採択に伴う(仮称)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設及び(仮称)ひまわりホームサテライトショップ整備に対する地方創生拠点整備交付金を追加し、1億298万6,000円を増額するものでございます。
     15款3項県委託金は、防災キャンプ推進事業費委託金を追加し、20万1,000円を増額するものでございます。
     18款2項基金繰入金は、地方創生拠点整備事業採択に伴い、(仮称)ひまわりホームサテライトショップ整備に繰り入れを予定していた福祉基金繰入金を減額する一方、地域防災力を高める防災士資格取得支援に対する震災復興基金繰入金の追加、復興交付金対象事業費の増に伴う東日本大震災復興交付金基金繰入金の増、並びに財政調整のための財政調整基金繰入金の増により3億6,965万1,000円を増額するものでございます。
     20款5項雑入は、コミュニティ助成金の交付決定に伴い440万円を減額するものでございます。
     11ページをお開き願います。
     21款1項市債は、橋りょう長寿命化整備に対する社会資本整備総合交付金の減額に伴い、社会資本整備事業債を減額する一方、地方創生拠点整備事業採択に伴う(仮称)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設及び(仮称)ひまわりホームサテライトショップ整備に対する地方創生拠点整備事業債を追加し、4,690万円を増額するものでございます。
     13ページをお開き願います。
     次に、事項別明細書の歳出について御説明を申し上げます。
     2款1項総務管理費は、(仮称)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設の整備に要する経費、消防広域化に係る協議会に要する経費、第18回復興交付金に係る基金積立金及び地域防災力を高める防災士資格取得支援に要する経費の増などにより、1億9,574万8,000円を増額するものでございます。
     3款1項社会福祉費は、被災者支援事業の28年度事業費精算に伴う被災者支援総合交付金の国庫返還金の計上及び高齢者福祉推進事業費の増などにより、871万4,000円を増額するものでございます。
     4款1項保健衛生費は2次救急医療運営支援について、本市の負担割合が確定したことから必要経費を追加し、2,467万円を増額するものでございます。
     15ページをお開き願います。
     7款1項商工費は、下野郷西原地区における土地区画整理事業地内に操業した企業に対する用地取得奨励金を追加するなど、830万円を増額するものでございます。
     8款2項道路橋りょう費は、本年9月30日から10月1日にかけて行われる復興マラソンのコースとなる市道相野釜海浜緑地線の補修工事費を追加する一方、県との協定に基づき整備中の矢野目橋工事費負担金について、県事業進捗のおくれから本年度の負担額が次年度へ繰り延べとなり、その全額を減額したことから3,316万円を減額するものでございます。
     8款4項都市計画費は、矢野目西地区において実施する土地区画整理事業について、専従職員2名分の人件費を減額し、当該人件費を含めた必要経費を矢野目西地区土地区画整理事業特別会計へ繰出金として追加し、2億8,083万3,000円を増額するものでございます。
     10款4項社会教育費は、玉浦小学校児童を対象として防災に関する講義や体験的な学習を行う防災キャンプ事業に要する経費を追加し、20万1,000円を増額するものでございます。
     11款2項農林水産施設災害復旧費は、相野釜排水機場災害復旧工事に係る工事負担金について29年度負担額が確定したことにより、3,010万円を増額するものでございます。
     17ページをお開き願います。
     12款1項公債費は、28年度の下半期に繰り上げ償還された災害援護資金貸付金を宮城県に償還するもので、490万円を増額するものでございます。
     19ページをお開き願います。
     19ページから25ページまでは給与費明細書でございます。
     26ページをお開き願います。
     26ページは、債務負担行為で翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。
     27ページをごらん願います。27ページは、地方債の前々年度末及び前年度末における現在高並びに当該年度末における現在高の見込みに関する調書でございます。
     なお、この補正予算(第1号)では、財政調整基金の繰入額を3億6,657万9,000円増額いたしましたことから、29年度における繰入額につきましては18億8,443万1,000円となり、現時点における29年度末の財政調整基金残高の見通しにつきましては、36億2,678万3,000円と見込んでおります。
     以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(森繁男)これより一括して質疑を行います。9番須藤功議員。
    ○9番(須藤功)まず、14ページ、地域社会活動地域コミュニティ形成支援施設建設事業、今年度は1億4,650万円ということですけども、これまあ地方創生で箱物の予算をもらったからということで5月の22日の全員協議会で同じ、私、質問しているんですけど、一体維持費が年間幾らかかるのか、幾らと予想されているのか、そのことについて説明を求めます。
     また、同じく14ページ、救急医療運営事業、これ何があって2,400万円何がしの増額なのか、再度ちょっとお願いします。
     それから、16ページ、矢野目西地区の土地区画整理事業特別会計なんですけど、今年度は2億8,900万円の繰り出しということなんですが、これ最終的に幾らかかるのか、最終的に全体で幾らを予想しているのか、この辺のことが3つ目です。
     以上、この3つのことについて質問いたします。
    ○議長(森繁男)大友総務部長。
    ○総務部長(大友彰)1点目のコミュニティ関係の維持管理費の御質問ですが、議員全員協議会でも御説明申し上げ、また今回の一般質問の答弁でも申し上げましたとおり、今後の経営維持の方法について協議をさせていただくということですので、正確なものをまだ積算していない状況であります。
    ○議長(森繁男)高橋広昭健康福祉部長。
    ○健康福祉部長(高橋広昭)2問目の救急医療等運営事業につきましてお答えいたします。
     こちらのほうは、公的病院と2次救急医療運営事業補助金といたしまして、昨年度まで岩沼、名取、亘理、山元、2市2町の分を代表して岩沼のほうで特別交付税を財源として2次救急医療の病院のほうに支出していたところなんですが、特別交付税の制度が変わりましてかなり減額されるというような状況がありまして、2市2町でその案分について調整をするということで、当初予算には計上していなかったんですが、今回、調整が整いましたので、岩沼市の負担分といたしまして補正を計上させていただいたということになります。
     実際の補助金の金額にしますと、まず、単価的には1床当たり169万7,000円、これの16床分、さらには加算額といたしまして3,290万円ということで、合計で6,005万2,000円が交付額の総額になりまして、それを2市2町で実績で案分いたしまして、岩沼市の負担が2,467万円ということになっております。
    ○議長(森繁男)高橋伸明建設部長。
    ○建設部長(高橋伸明)お答えします。御質問は繰出金が今後、総額で幾らぐらいかというふうに捉えておりますが、今年度は2億8,900万円、全体で一応約、整備地区、それから地区外もあるんですが、約10億円というふうに捉えております。
    ○議長(森繁男)須藤功議員。
    ○9番(須藤功)あの、地域社会活動コミュニティセンターの件なんですけど、箱物つくるのは悪いとは思いません。せっかく国からの補助金をもらってこういう市民のためにつくるんだというのはわかるんです。だけど、維持費って必ずかかる箱物を一体幾らかかるかって聞いているだけなんですよ。まだ積算していない状況ですって、そいな話では、なんかせっかくつくるのに後から、いや、2,000万円かかります、3,000万円かかります、つくったんでよろしくお願いしますって、これでいいんですか。初めから大体これぐらいって予想されたっていいんじゃないですか。お金がかからないわけじゃないんですから、市民のために金使うんですから、だけど、一体幾らかかるかもわからないで認めてくださいって言うほうが、私はちょっと理にかなっていないと思うんですけど、その辺、どうですか。
    ○議長(森繁男)大友総務部長。
    ○総務部長(大友彰)繰り返しになりますが、施設の管理の形態、市が直営で行うのか、また団体にお願いするのか、そういう部分が固まっておりませんので、一般質問でもお答えしましたとおり、現在、正確なところは固まっていないと。一般的には水道光熱費などは当然、かかってまいりますが、大きい部分が固まっていないということで精査しておりませんので、ちょっとお答えが難しいということでございます。
    ○議長(森繁男)須藤功議員。
    ○9番(須藤功)市が直接管理するからとか、団体がやるかわからないから固まっていないって言うんだったら、二通り出せばいいんですよ。市が直接やった場合は幾らかかりますと、団体に任せたら幾らになりますって何で積算できないんですか。後で5,000万円もかかりますとかどうのこうのって言われても、私は困るんですよ。千年希望の丘がそうでした。一番最初に数千万円とか1,000万円ぐらいしかかかりませんみたいなことを言われたらさ、今、5,000万円ぐらいかかっているじゃないですか。そんな話はだめだと思うんです。だから、実際ね、これ、今持ってなくてもいいですから、至急、幾らかかりますっていうのはね、1週間もあればできる話でしょう。やっぱり言ってもらわないと、金がない、金がない、だから何もできないって言っているような行政が、箱物つくっときに幾らかかっかわかりませんからよろしくお願いしますと言っているのは、絶対これおかしいと思いますけど、市長、そう思いませんか。
    ○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
    ○市長(菊地啓夫)言われることは私も重々承知しておりますけども、まずは今回は財源の補正を行ったわけでございます。補助金ではなく交付金でございますので、その全体事業費をやっと積算したということで財源を手当てをしたところでございますので、これの維持費については、まだ発表する段階でないもんですからもう少しお時間をいただきたいと。そのことを言っているわけでございます。
    ○議長(森繁男)ほかに質疑はありませんか。7番布田恵美議員。
    ○7番(布田恵美)1点お尋ねいたします。16ページにございます生涯学習推進事業の中で玉浦小学校での防災キャンプ事業という事業がございます。この開催の内容について、時期ですとか、規模ですとか、その辺をお示しください。
    ○議長(森繁男)高橋弘昭教育次長。
    ○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)防災キャンプ推進事業ですけれども、玉浦地区子ども会育成会の防災キャンプということで実施をする予定です。
     時期につきましては、7月22日土曜日、23日日曜日の1泊2日の研修です。
     内容につきましては、東日本大震災の伝承、そして防災に関する知識と実践力を身につけてもらうと。それから、地域コミュニティーの醸成ということで3つの目標を立てて取り組みたいと思います。
    ○議長(森繁男)7番布田恵美議員。
    ○7番(布田恵美)今、御説明をいただきまして、玉浦小学校地域の育成会が中心になって展開していくということでした。大変有意義な取り組みだと思います。これは、やはり防災意識を高めるということは、特に玉浦地区というのは大きな震災で被害もあったところですし、大事ですが、市内の、昨日までの一般質問にもあったように、防災の意識を高めていくという点では、玉浦地区に限ったことではなくて他の市内の中央部であったり、西部であったり、子供たちの防災意識を高めるその事業というのは必要なことではないかと思うわけですが、今後、そちらへの展開というのは考えているのでしょうか。
    ○議長(森繁男)高橋教育次長。
    ○教育次長兼教育総務課長事務取扱(高橋弘昭)今回は県からの補助事業ということで、まさに特定という形で開催をいたします。ですから、次年度以降は、財源については未定ということになります。ただ、成果が上がったということであれば、今後、どういった形で継続ができるかということは、考えていかなければならないところだと思っております。
    ○議長(森繁男)よろしいですか。ほかに質疑はありますか。6番大友健議員。
    ○6番(大友健)14ページの先ほどちょっと出た地域コミュニティ形成のことで……ちょっと確認したいんですけども、いわゆる公設の跡地に建てるものと、それからサテライトのまあ両方が採択されたということでした。ここで予算化しているのは、その2つの関係はどうなのかということをまず1つ。
     それから、30年度にわたる部分の想定される予算というのが、今のところ、わかる部分があれば、え……30年度はこれぐらいというのをお示ししていただきたいなということがですね。
     それから、次の下の枠のサポートセンター運営事業、被災者支援という説明でしたけども、744万の、これを補正でやるということはですね、これはどういう事業なのか、新たに何か展開していく事業なのか、その辺の説明をお願いします。
    ○議長(森繁男)大友彰総務部長。
    ○総務部長(大友彰)コミュニティ推進事業の内訳、2事業の内訳ということ……、1問目は内訳でよろしかったですね。(「もうちょっとわかりやすく言えば2つあると思うんですけど、1億幾らというお金が2つのものなのか、1つなのか、そこです、わかりやすく聞きたい部分は」の声あり)
     今回の補正に係る1億5,165万円につきましては、公設跡地の部分の補正予算ということで、サテライトショップの分は当初から計上しておりましたので、(「ああそうですか」の声あり)はい、ということになります。
     2点目が、今後の予算、30年度の予算ということでしたので、公設につきましては2カ年事業ということで、30年度につきましては2億2,400、500万円程度の事業費を見込んでおります。
    ○議長(森繁男)高橋健康福祉部長。
    ○健康福祉部長(高橋広昭)サポートセンター運営事業744万円の補正につきましては、国庫補助金の精算に伴う返還金ということでございます。
    ○議長(森繁男)よろしいですか。
     ほかに質疑はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号及び議案第37号の2件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第36号及び議案第37号の2件については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第36号及び議案第37号の2件について1件ずつ討論、採決を行います。
     議案第36号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第36号平成29年度岩沼市一般会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     これより議案第37号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第37号平成29年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    日程第7 議案第38号 平成29年度岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業特別会計予算について
    ○議長(森繁男)日程第7、議案第38号を議題といたします。
     補足説明を求めます。高橋伸明建設部長、登壇の上、説明願います。
       〔高橋伸明建設部長登壇〕
    ○建設部長(高橋伸明)それでは、議案第38号平成29年度岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業特別会計予算について補足説明を申し上げます。
     4ページをお開き願います。
     第2表債務負担行為は、矢野目西地区土地区画整理事業における調査設計業務、整地工事及び公共施設整備工事に係る経費について、債務負担行為の期間及び限度額を規定するものでございます。
     5ページをごらん願います。
     第3表地方債は、当該事業において地域開発事業債及び宮城県工業立地基盤整備貸付金の借り入れを行うものとし、起債の限度額等を規定するものでございます。
     次に、事項別明細書の歳入について御説明を申し上げます。
     9ページをお開き願います。
     1款1項国庫補助金は、県道仙台空港線と土地区画整理事業地区を直結するための道路新設工事に対し交付される社会資本整備総合交付金で、9,923万円を計上するものでございます。
     2款1項他会計繰入金は、一般会計からの繰入金として2億8,923万3,000円を計上するものでございます。
     3款1項雑入は、本事業に従事する職員に係る雇用保険料個人負担金で1万6,000円を計上するものでございます。
     4款1項市債は、第3表の説明でも触れましたが、地域開発事業債及び宮城県工業立地基盤整備貸付金の借り入れを行うものとし、7億3,720万円を計上するものでございます。
     それでは、11ページをお開き願います。
     次に、事項別明細書の歳出について御説明申し上げます。
     1款1項土地区画整理事業費は、土地区画整理事業に係る設計監理業務委託料及び整地工事費、それから従事する職員の人件費並びに電力柱及び建物の移転補償費などを計上し、8億1,875万6,000円とするものでございます。
     2款1項土地区画整理外事業費は本事業の対象地区外となる部分に係る事業費で、新設道路築造に伴い、県道仙台空港線への交差点設置及び県道拡幅に伴う水路切り回し等に係る工事費並びに土地購入費を計上し、3億642万3,000円とするものでございます。
     3款1項予備費は50万円を計上いたしました。
     13ページをお開き願います。
     13ページから19ページまでは、給与費明細書でございます。
     20ページをお開き願います。
     20ページ及び21ページは債務負担行為で、翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額、または支出額の見込み及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。
     22ページをお開き願います。
     22ページは、地方債の前々年度末における現在高並びに前年度末及び当該年度における現在高の見込みに関する調書でございます。
     以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(森繁男)これより質疑を行います。13番布田一民議員。
    ○13番(布田一民)歳入の部分について見れば、当然、国庫補助金、そしてまた会計の繰入金で賄うということになっているわけでありますが、ぜひ市長のほうにお願いをしたいのは、今後、やはり歳入に当たっての県においての事業においても、この西地区の部分については空港関連の中での事業でもあることからいってぜひ国のほうから、そしてまた、県のほうからもお金を持ってきて歳入に入れるような努力をすべきではないかなというふうに思うわけでありますが、その1点についてぜひ努力をするというところでお願いを申し上げたいと思いますが、いかがですか。
    ○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
    ○市長(菊地啓夫)この区画整理事業については、本来国の補助がないわけでございます。今回9,923万円については、道路の関連も含めまして協力いただけるということになりましたので計上させていただいております。
     プラス、あとは県のほうということも、県のほうの補助規定がないものですから、これを事業を進める中で県のほうにもいろいろお願いをしていきたいと、いわゆる財源の確保については、国、県にそれぞれお願いをしていくつもりでございますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
    ○議長(森繁男)布田一民議員。
    ○13番(布田一民)お願いをしたいというふうに思います。県においては、県事業でもないわけでありますから、交付金対応というのも非常に難しいんだろうというふうに思いますが、そのところを含めてぜひ県のほうからお金を幾らかでも、事業費の10億の中での3分の1でも、本来であれば半分であればいいんですが、そういった中でぜひ努力をしながら交付金対応も含め、その部分についてもぜひ社会資本整備だけではなく、交付金をつくっていただく気持ちでぜひお願いをしたいと思いますが、その点について。
    ○議長(森繁男)菊地市長。
    ○市長(菊地啓夫)はい、そのつもりで頑張りますので、よろしくお願いします。
    ○議長(森繁男)よろしいですか。ほかに質疑はありますか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第38号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第38号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第38号について討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     議案第38号平成29年度岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業特別会計予算については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    日程第8 意見書案第2号 日本政府に核兵器禁止条約実現のための行動を求める意見書
    ○議長(森繁男)日程第8、意見書案第2号を議題といたします。
     これより提出者から提案理由の説明を求めます。10番渡辺ふさ子議員、登壇の上、説明願います。
       〔10番渡辺ふさ子議員登壇〕
    ○10番(渡辺ふさ子)意見書を読み上げまして提案といたします。
     意見書案第2号
                                      平成29年6月22日
     岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                           提出者 岩沼市議会議員 渡 辺 ふさ子
                           賛成者 岩沼市議会議員 布 田 恵 美
                    意見書の提出について
     地方自治法第99条の規定により「日本政府に核兵器禁止条約実現のための行動を求める意見書」を別紙のとおり提出する。
       日本政府に核兵器禁止条約実現のための行動を求める意見書
     広島と長崎への原爆投下から70余年。「核兵器のない世界」へ向けて画期的な一歩が踏み出されました。「核兵器全面廃絶につながる、核兵器を禁止する法的拘束力のある協定」、つまり核兵器禁止条約についての交渉を行う国連会議の第一会期が終了しました。6月15日から始まる第二会期で条約案が審議され、7月7日の閉会までには採択する予定です。
     「核兵器のない世界」を求める流れは、今、画期的な局面を迎えています。
     核兵器禁止条約が実現すれば、初めて核兵器の違法性が確立され、核兵器の全面廃絶への新たな道が開かれます。この道筋こそ、「私たちが生きているうちに核兵器をなくしてほしい」との被爆者、日本国民の長年の願いに応えるものです。
     「核兵器は非人道的であるがゆえに禁止し、廃絶すべき」、「核兵器が二度と使われない唯一の保障は廃絶しかない」との声は今日、世界の大勢であり、禁止条約によって核兵器の廃絶の実現を求める流れこそ歴史の流れであり国際政治の本流です。それは3回に及ぶ「核兵器の非人道性を問う国際会議」、2015年NPT再検討会議、国連オープンエンド作業部会、第71回国連総会等、近年の一連の国際会議の論議と合意によって明瞭に示されています。
     人為的、偶発的に核兵器が使われる可能性が現実にあります。全人類の絶滅という命をもてあそぶような事態こそ許されてよいのかが問われるものです。「核兵器の存在こそが人類と文明への最大の危険」であることは明白です。我々の世界は、多くの挑戦・努力(経済発展、文化・科学の発展等々)をしています。これらは全て人間の生命が引き続き存在し続けるという仮定を前提にしています。核戦争の結果としての人類の絶滅を阻止することこそ全ての努力の前提条件です。今、世界の動きはまさに正気を取り戻し、理性の力を発揮しつつあります。
     よって、国及び政府においては、広島・長崎の原爆を経験し、核兵器の非人道性を最も知っている国として、国連の交渉会議に出席し核兵器禁止条約の実現のために積極的な役割を発揮されるよう、強く求めるものです。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
      平成29年6月22日
                                 宮 城 県 岩 沼 市 議 会
     提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣
     備 考 地元選出国会議員には、同趣旨の陳情書を提出する。
     よろしく御審議願います。
    ○議長(森繁男)これより質疑を行います。15番飯塚悦男議員。
    ○15番(飯塚悦男)意見書のですね、文言の中にですね、「全人類の絶滅」という文言がありますが、核兵器が使われると人類だけが絶滅するのかと、ここに私は違和感があるんですが、渡辺ふさ子議員にその点をお聞きしたいと思います。
    ○議長(森繁男)渡辺ふさ子議員。
    ○10番(渡辺ふさ子)御質問のとおりだと思います。人類のみならず、環境に大変大きな影響、そこに生きる生きとし全ての動植物も影響を受けるわけであり、本当にこの核兵器を廃絶するというのは、人類のみならず、この地球環境全体の問題と考えております。
    ○議長(森繁男)よろしいですか。ほかに質疑はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、意見書案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより意見書案第2号について討論を行います。初めに、本案に対する反対討論の発言を許します。15番飯塚悦男議員。
    ○15番(飯塚悦男)反対討論いたします。
     地球を破壊する核兵器、核兵器のない世界は私たちの理想であります。被爆国として核兵器禁止を求めることは、当然であります。
     現実を顧みますと、中国、北朝鮮の核の問題があります。特に北朝鮮は核実験を繰り返しており、核を脅し、外交交渉の道具として扱っておることは断じて許されることではありません。日本政府は被爆国として核兵器禁止を粘り強い外交で解決すべきであります。
     よって、この意見書には反対いたします。
    ○議長(森繁男)次に、賛成討論の発言を許します。9番須藤功議員。
    ○9番(須藤功)え……あの、すごくいい意見書だと思っています。え……やはりね、核兵器は使うべきでないし、禁止すべきだと思います。私はあの、そういうことを岩沼市議会が反対するということが、もうナンセンスな話でありまして、やはりこういういいことをどんどん国やいろんなところにですね、訴えていくということは、すごく大事なことだと思います。ぜひあの核兵器があの使われない世界を目指していくための岩沼からの発信にできればいいと思って、賛成をいたします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     意見書案第2号日本政府に核兵器禁止条約実現のための行動を求める意見書については、原案のとおり賛成する議員の起立を求めます。
       〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立少数であります。よって、本案は否決されました。

    日程第9 意見書案第3号 宮城県国民健康保険運営方針案に関する意見書
    ○議長(森繁男)日程第9、意見書案第3号を議題といたします。
     これより提出者から提案理由の説明を求めます。10番渡辺ふさ子議員、登壇の上、説明願います。
       〔10番渡辺ふさ子議員登壇〕
    ○10番(渡辺ふさ子)意見書を読み上げて提案といたします。
     意見書案第3号
                                      平成29年6月22日
     岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                           提出者 岩沼市議会議員 渡 辺 ふさ子
                           賛成者 岩沼市議会議員 布 田 恵 美
                      意見書の提出について
     地方自治法第99条の規定により「宮城県国民健康保険運営方針案に関する意見書」を別紙のとおり提出する。
       宮城県国民健康保険運営方針案に関する意見書
     国が示した平成30年度からの国民健康保険の都道府県単位化に伴い、宮城県でも制度設計の検討が進められている。本年4月に示された運営方針案では、保険料(税)水準統一や、市町村の一般会計からの法定外繰入解消などの方向性が示された。
     しかし、宮城県は事業費納付金・標準保険料試算は明らかにせず、公表を来年年明けとし、住民への説明・理解をないがしろにしている。
     また、国民健康保険は、各市町村が低所得者の保険料を軽減するなど、地域の実情に応じて制度を定めてきたものである。市町村からの法定外繰入をなくせば、これまで低所得者の保険料軽減や市民の健康増進に努力してきた市町村ほど保険料の大幅な値上げとなるおそれがある。
     よって、宮城県に対し、下記の事項を実施するよう強く求める。
                           記
     1 宮城県は、事業費納付金・標準保険料試算を一刻も早く公表すること。
     2 平成30年度以降も、現在以上に保険料(税)を上げないこと。
     3 各市町村は、他の被用者保険等と比べ、低所得の加入者が多いという国民健康保険の構造的な課題により、被保険者の負担を軽減するためやむなく一般会計からの繰り入れを実施してきたものである。今後は財政的主体となる宮城県において、県民への影響を勘案し、法定外一般会計繰入、保険料改定など、市町村における独自権限を侵害しないこと。
     4 準備が整わないまま拙速な実施はせず、場合によっては延期も検討すること。
     5 国に対し、負担感が強い保険料(税)の是正、国民健康保険の安定的な運営のため、十分な財政措置を検討するよう求めること。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
      平成29年6月22日
                                 宮 城 県 岩 沼 市 議 会
     提出先 宮城県知事
     備 考 地元選出県議会議員には、同趣旨の陳情書を提出する。
     以上、よろしく御審議願います。
    ○議長(森繁男)これより質疑を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第3号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、意見書案第3号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより意見書案第3号について討論を行います。
     初めに、本案に対する反対討論の発言を許します。11番佐藤一郎議員。
    ○11番(佐藤一郎)国保の財政の大変厳しさについては理解を示すところでありますが、しかし、特別会計制度は、基本的には法定外一般会計からの繰り入れは好ましくないことから、この意見書には反対いたします。
    ○議長(森繁男)次に、賛成討論の発言を許します。9番須藤功議員。
    ○9番(須藤功)え……賛成の立場から討論します。税金……上がるの……誰もうれしくない。え……誰だってそうですね。私もそうです。できれば税金、これ以上、上げてほしくないと思っています。そういう努力を宮城県にしていただきたく、そして、え……国民健康保険そのものが運営をどうするかっていうのは、我々、まだわからないし、県もわからない段階で、でも税金上げてほしくないっていう観点はあります。
     え……(「わかんねの」の声あり)低所得者とかいろんな問題あります。だけど、これ以上、今後、いろんな努力をしていくことを望んでいますので、え……この意見書には賛成ということにします。(「わけわかんね」の声あり)
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     意見書案第3号宮城県国民健康保険運営方針案に関する意見書については、賛成する議員の起立を求めます。
       〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立少数であります。よって、本案は否決されました。
     ここで休憩をいたします。
     再開は11時5分といたしたいと思います。
       午前10時53分休憩

       午前11時05分再開
    ○議長(森繁男)休憩前に引き続き会議を開きます。

    日程第10 請願第3号 岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願
    ○議長(森繁男)日程第10、請願第3号を議題といたします。
     建設産経常任委員長から、付託をしておりました請願の審査結果について報告を求めます。佐藤淳一建設産経常任委員長、登壇の上、報告願います。
       〔佐藤淳一建設産経常任委員長登壇〕
    ○建設産経常任委員長(佐藤淳一)
                                       平成29年6月22日
        岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                                 建設産経常任委員会
                                          委員長 佐 藤 淳 一
                     委 員 会 審 査 報 告 書
     本委員会に付託された事件について審査した結果、下記のとおり決したので、会議規則第134条の規定により報告します。
                           記
    ┌─────────┬───────────────────────────────┐
    │請願番号     │3                              │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │付託年月日    │平成29年6月13日                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │件名       │岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │委員会の意見   │IR推進法の目的には、観光及び地域経済の振興がある。岩沼市域に│
    │         │統合リゾート(IR)の誘致の可能性を検討するための情報を得るた│
    │         │め、調査すべきものと考える。                 │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │審査結果     │採択すべきもの                        │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │措置       │市長に送付し、その処理の経過及び結果の報告の請求       │
    └─────────┴───────────────────────────────┘
     以上、審査報告でございます。
    ○議長(森繁男)これより委員長報告に対する質疑を行います。9番須藤功議員。
    ○9番(須藤功)この調査報告の委員会の意見としてこのように書いてあるんですけども、岩沼市域に統合リゾートの誘致の可能性、え……岩沼市域ということは岩沼市内ですよね。これを市長に送付してその処理の経過及び結果の報告を請求するとあります。
     さて、この調査すべきとは、我々議会がどこに調査をさせるのか。そして、多分岩沼市だと思うんですけども、どのように調査すべきということなのか、具体的に示していただきたいと思います。
    ○議長(森繁男)佐藤淳一建設産経常任委員長。
    ○建設産経常任委員長(佐藤淳一)その件について委員会の中で質疑はございませんでした。しかし、報告書にございますとおり、市長に送付し、その処理の経過及び結果の報告の請求をするということですので、市のほうで調査をしていただけるものと思っております。
    ○議長(森繁男)9番須藤功議員。
    ○9番(須藤功)岩沼市に調査をさせる。岩沼市に調査をさせた場合に、幾らかかるのかなっていうふうに思ったんですね。例えば、あ……私、委員会の傍聴していましたが、説明に立っていた沼田委員は、え……意向調査が一番大事だというような話をした後に、でも可能性としてあらゆることに調査をしてほしいっていうふうに言っていました。カジノを誘致するためには、具体的に、例えば意向調査もありますけれども、具体的に場所、そのためのいろんな施設の中身、そういうものをいろいろ調査しなければ、カジノが導入されることはまずない。そのための費用が岩沼市の負担として莫大なお金がかかるんじゃないかなっていう気がしたんです。そういうふうに議会傍聴して思っていたんですけども、この委員会では、じゃ、一体岩沼市に幾らの負担を求めているのか。ま多分、そういう議論はなかったと思うんですけど、委員長がこれを委員会の意見として出したのは、思っているのは、幾らお金をかければいいのか、その辺をお聞かせ願いたいです。
    ○議長(森繁男)佐藤淳一建設産経常任委員長。
    ○建設産経常任委員長(佐藤淳一)傍聴していたということで内容のほうはよく御存じだと思いますけど、そのような質疑はございませんでした。
    ○議長(森繁男)須藤功議員。
    ○9番(須藤功)私の聞き間違いがなければ、確かにそのような意見はなかったんですけど、このカジノ法案は、昨年12月に臨時国会で国が法案を決めたっていいますか、成立したわけです。だけど、1年かけてまあ具体的な中身を出しますっていうことになっていますから、まだ具体的な中身は出ていないんですけど、カジノっていうのは、基本的には民設民営なんですよ。民間がつくって民間が運営するというのがカジノなのに、調査は岩沼市に出させるっていうのは、ちょっとこれ、何となくね、幾ら経済効果があるからだって言ったっておかしいと思うんですけど、この導入可能性をするために、何で岩沼市に調査をさせなきゃいけないのかっていうのがこの委員会報告では、あのお……何といいますかね、正当性がないんじゃないかなっていうふうに思うんですけど、その辺はどうでしょうか。
    ○議長(森繁男)佐藤淳一建設産経常任委員長。
    ○建設産経常任委員長(佐藤淳一)ただいまの質問なんですけれども、その件の正当性を私が判断することはできません。委員会の中で質疑がございませんでしたので答えることができません。以上でございます。
    ○議長(森繁男)ほかに質疑はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。初めに、反対討論の発言を許します。10番渡辺ふさ子議員。
    ○10番(渡辺ふさ子)岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願に対する反対討論を行います。
     カジノを合法化しようという動きは、2000年代当初からありましたが、見通しが立たず次々と先送りされ、昨年秋の臨時国会で再延長の末、TPP承認関連法、年金カット法とともに強行採決したものです。
     しかし、1年以内をめどに政府の責任で策定するという実施法が成立しない限り、カジノ施設の開設を前に進めることはできません。
     建設産経常任委員会での質疑において私は、請願の理由に政策の目的は観光及び地域経済の復興、そして、財政の改善とありますが、新たな付加価値を生み出すわけでもない賭博が、なぜ経済政策となり得るのか、賭博で負けたお金、人の不幸で成り立つ成長戦略など言語道断、退廃のきわみではないかと質問しました。
     紹介議員は、カジノだけであれば、反対だが、他の施設を含めた経済効果があると考えると答えました。それなら他の施設だけつくればいいのではありませんか。
     しかし、IRの最大の目的はカジノであり、カジノなしに他の施設をつくることはあり得ないでしょうし、カジノ面積が5%だからいいというものではありません。
     復興の面でも、岩沼市はトップランナーと言われているように、玉浦西地区のまちづくりを進め、千年希望の丘をつくり、相野釜のメロンも生産者の方々が奮闘されて評判になっています。観光の面でも、岩沼係長を盛り上げ広域での自治体連携や観光プロモーション事業、インバウンド観光に真面目に取り組んでいるところです。真面目な取り組みこそ、議会は応援すべきです。
     カジノ誘致に伴う市民負担や公共サービス、官僚機構と警察組織の肥大化、そして、ギャンブル依存症の増加なども避けられません。カジノがギャンブル依存症やマネーロンダリング、多重債務問題の再燃、青少年への悪影響、犯罪の誘発や治安の悪化、暴力団の介入など大きな社会的問題を引き起こす危険性は、国会でも推進派が認めざるを得ませんでした。
     紹介議員は、ギャンブル依存症の対策について入場制限や回数制限、現金への換金ができない、カードは使えないなどの対策を実施法に向け検討していると聞いている。パチンコ店のほうが1万2,000件もある。パチンコ依存症よりは改善されるのではないかと答えました。日本は世界的に見ても今でもギャンブル依存症が多く、大きな問題になっています。新たな依存症を生まないためには、カジノをつくらないのが一番です。
     また、岩沼市は教育に力を注ぎ、健康で幸せな健幸都市いわぬまを標榜しています。健幸都市いわぬまに一番似合わないのがカジノです。まさに百害あって一利なし。社会に不幸をまき散らす略奪の賭博ビジネスイコールカジノは、岩沼に要りません。この請願は、カジノ誘致を前提として可能性調査を求めるものであり、断じて認めることはできません。
     よって、この請願に反対いたします。
    ○議長(森繁男)次に、賛成討論の発言を許します。13番布田一民議員。
    ○13番(布田一民)今回のこの請願について賛成をいたしますが、賭博そのもの自体は、法律によって禁止をされているのは御存じかというふうに思います。
     カジノ、そしてまた競馬の部分について、日本の文化、そしてまたさまざまなカジノにおいても文化であろうというふうに思います。
     最近においては、パチンコについても現代の文化ではないのか。日本しかないパチンコもあるわけですから、その部分についても文化を大事にする気持ちは変わらないというふうに思っております。
     今回の調査の部分について、当然、環境のアセス、そしてまた、財政の問題、そしてまた、治安の問題、もろもろ恐らくは調査の中に入ってくるんだろうというふうに思います。そうした中で、やはり今回のこのIRの施設の部分について行政が判断をする材料をつくってあげる、このことが議会にとって重要ではないかというふうに思っております。そうでなければ、当然、進めるべきなのか、それとも進めないほうがいいのかという判断も当然、調査をしなければできないわけでありますから、調査を私は早急に実施をし、そして、行政が判断をすべきだというふうに思っております。
     しかし、岩沼市のみならず、当然近隣市町の御意見も伺わなければなりませんし、そしてまた、県、そしてさらには東北全体の中でこの岩沼市へ誘致をすべきなのかを含めれば、当然、調査においての時間がかかるわけでありますから、やはり早期に実施をし、そして、早く調査をかけ、そして、行政判断に委ねるということが、私は重要ではないか。
     そういうことからいって今回の請願については賛成をいたします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。6番大友健議員。反対討論を許します。
    ○6番(大友健)反対の立場から討論いたします。
     え……IR導入の調査ということでございます。え……IR、この請願にもカジノのカの字は1字も出ておりませんが、IRはインテグレイティドリゾート、略語としては統合リゾート施設ということになっています。それには、カジノが1つ、ホテル、そして、大きな大会議室、まあこの3つが標準的に示されております。え何といってもカジノを解禁するという法案でございます。え……これにかかわる調査ということは、それを前提とした調査になるわけです。
     でカジノ施設というものは、市民にとって役に立つものなのかどうか、これは一切役に立たないと私は断言したい。え……それから、経済振興といいますか、地元に金がおりるというふうな考え方もあるようですけれども、まあカジノ自体の競争で余りそれは期待できない状況になっていると思うし、え……そこから経済振興に役立てるという、その期待するべきではない。そういう考え自体が間違っていると私は思います。
     え……まあ法律は議員立法によって、え……昨年12月に成立したわけですけれども、これから実施に向けて、え……政府が、あ……法案をつくると。その前提となる大問題として、刑法で現在禁じている賭博をここを解禁していかなきゃいけない。これがクリアできるのかどうか、それから、え……ギャンブル依存症の対策をしっかりすることというのが、去年、成立したときの条件になっています。このギャンブル依存症をクリアできるかどうか、ここも大問題でございます。
     えそうした中で、え……法案成立の時点で全国で七、八カ所の自治体が手を挙げたという状況にもありました。しかし、その時点で、今も岩沼市は手は挙げておりません。これは私の解釈ですが、岩沼市はやる意思がないと、そういうふうに私は捉えております。そうした中で、議会側が、え……IRの導入に向けて調査をしなさいというのは、これは議会の意思ということになるわけですが、このような状態の中で調査を市に強いるというのは、これは市にとって酷なことではないかと私は思います。え……そういったカジノの施設は岩沼には必要ありません。必要がありませんから調査する必要もありません。
     よって、あ……早期に調査を実施すべきだという請願、これには反対をします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。15番飯塚悦男議員、賛成討論を許します。
    ○15番(飯塚悦男)国会でIR推進法が成立したと。今回の請願は岩沼市に統合リゾート施設を誘致するんじゃないんです。国会で成立した以上は、可能性を調査する請願なんです。ここでですね、誘致ということじゃないんです。
     私は委員会を傍聴いたしました。調査項目は、委員会の審議の中で市民の意向調査、事業者等々、事業者の見通しと中身、そういう審議内容でありました。そして、IR推進法出ましたので、この次は実施法が具体的に政府で示されると思います。その実施法ができてから調査すべきという請願者の、紹介議員である沼田議員が述べておりましたので、調査ですから誘致と調査は別なんです。
     そういう意味で、この請願には賛成いたします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。4番植田美枝子議員、反対討論を許します。
    ○4番(植田美枝子)反対の立場で討論します。紹介議員の沼田議員も、来る可能性が低いという言葉が、委員会を聞いていて耳に残っております。例えばですね、民間企業がどうしても岩沼に建てたいという話が出たときに、それは調査は、私はその業者がすべきだと考えていますので、民間が岩沼市内に誘致をしたいと手を挙げたときに、市は市民に対していろんな調査はすべきだとは思いますが、その可能性も低く、まだ何も出ていないときに、何の計画もない時点で岩沼市が積極的にカジノを誘致するための調査にお金をかけるっていう意味が理解できないので、反対いたします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     請願第3号に対する委員長の報告は採択すべきものであります。請願第3号岩沼市へのIR導入可能性調査の早期実施についての請願については、委員長報告のとおり決することに賛成する議員の起立を求めます。
       〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立多数であります。よって、請願第3号は、委員長報告のとおり採択することに決しました。

    日程第11 請願第4号 「岩沼市の区長に占める女性の割合を増やすこと」についての請願
    ○議長(森繁男)日程第11、請願第4号を議題といたします。
     総務常任委員長から、付託をしておりました請願の審査結果について報告を求めます。長田忠広総務常任委員長、登壇の上、報告願います。
       〔長田忠広総務常任委員長登壇〕
    ○総務常任委員長(長田忠広)
                                       平成29年6月22日
       岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                                   総務常任委員会
                                     委員長 長 田 忠 広
                       委 員 会 審 査 報 告 書
     本委員会に付託された事件について審査した結果、下記のとおり決したので、会議規則第134条の規定により報告します。
                           記
    ┌─────────┬───────────────────────────────┐
    │請願番号     │4                              │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │付託年月日    │平成29年6月13日                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │件名       │「岩沼市の区長に占める女性の割合を増やすこと」についての請願 │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │委員会の意見   │男女共同参画社会の実現に向けた取組は、今後とも推進していくべき│
    │         │ものであるが、区長は地区住民の代表者から推薦された方を市長が任│
    │          │命するものであり、その人選に当たっては、地域の事情等を配慮すべ│
    │          │きものと思料される。                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │審査結果     │不採択とすべきもの                      │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │措置       │                               │
    └─────────┴───────────────────────────────┘
     以上でございます。
    ○議長(森繁男)これより委員長報告に対する質疑を行います。4番植田美枝子議員。
    ○4番(植田美枝子)私は女性の立場から女性区長をふやすべきと考えています。この請願は、不採択という結果ですが、委員会では、女性をふやすべきだっていう意見はなかったのでしょうか、伺います。
    ○議長(森繁男)長田忠広議員。
    ○総務常任委員長(長田忠広)委員会のほうでは、この請願に賛成という部分でふやすべきだという意見はありました。以上です。
    ○議長(森繁男)植田美枝子議員。
    ○4番(植田美枝子)ふやすべき意見があって、委員会の意見にも男女共同参画社会の実現に向けた取り組みは、今後とも推進されていくべきものであるとあるのですから、男女参画の1つとして女性区長をふやすという意見に賛成して採択すべき請願だと考えますが、そういった意見はなかったんでしょうか。
    ○議長(森繁男)長田忠広委員長。
    ○総務常任委員長(長田忠広)これは委員会での民主主義で採決で決まったものであります。以上です。
    ○議長(森繁男)ほかに質疑はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。初めに、委員長報告に対する反対討論の発言を許します。10番渡辺ふさ子議員。
    ○10番(渡辺ふさ子)委員長の報告に反対、そして、請願には賛成の立場で討論をいたします。
     委員会の意見として、「区長は地区住民の代表者から推薦された方を市長が任命するものであり、その人選に当たっては、地域の事情等を配慮すべきものと思料される」と報告がありました。
     しかし、この請願は、区長の人選の仕方について要望を出しているものでは全くないということです。男女共同参画基本計画の地域における男女共同参画の実現の現状と課題に記載されている内容を一部紹介させていただきます。
     「地域社会を支えていく上で、地域に根差した市民の自主的な活動が不可欠です。そのためには、誰もが地域づくりやまちづくりに関心を持ち、みずからが進んで参加できる社会的な環境づくりが必要となります。さまざまな分野で活躍する女性の姿が多く見られるようになったものの、まだまだ私たちの生活に係る政策や方針の決定の場には、女性の参画は少ない状況です。女性の参画がふえて地域社会の活性化の大きな力になるような環境づくりが必要です」と。このように記載されています。
     現在、女性区長の割合は5%、平成25年、26年は4.1%と実績報告書にあります。というような低さであり、そして、求めているのは、請願の要旨のとおり、女性区長がふえていくための行政からの啓発活動としての講演会や人材育成支援活動の推進です。岩沼市男女共同参画推進条例に基づく積極的な改善措置、ポジティブアクションです。政府も女性が輝く社会づくりを提唱しており、これからの地域の発展のためにも女性が輝き、力を発揮できるようこの請願に賛成し、委員会の報告に反対いたします。
    ○議長(森繁男)次に、委員長報告に対して賛成の討論の発言を許します。2番菊地忍議員。
    ○2番(菊地忍)委員長報告に対する賛成の討論をいたします。
     実は今回のこの請願ですけども、私もちょっと相談はされておりました。さきの話でも、岩沼市男女共同参画推進条例の第14条にもありますように、あらゆる分野において男女間の格差が生じることのないよう、積極的改善措置を講じるというふうな記載もありますことから、やはりさまざまな場面において女性の参画を推進することは、大変重要なことだと思います。
     しかし、今回の請願は、区長という部分での特定してしまったことから、このような形となったというふうに先ほどの委員会報告を聞き、私もそのとおりだというふうに感じました。
     繰り返しにはなりますが、今回のこの請願者の思いも考えますと、女性参画を推進するということは大変重要なことでありまして、これからも皆さんの後押しをしていくことを、そして、強く推進していくことを強く要望し、願いまして、原案に対する、今回は反対という討論をいたします。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。6番大友健議員、反対討論を許します。
    ○6番(大友健)え……原案に賛成して不採択とすべきものとした審査報告書に反対の立場で申し上げます。
     え……この意見にはですね、見ると総論賛成、各論反対のような書き方だと思います。しかし、その各論である区長の選び方については、請願では触れておりません、先ほどの討論にもありましたけども。
     え……そしてですね、この件名が、「岩沼市の区長に占める女性の割合を増やすこと」についての請願、これを不採択とすることの意味は、女性を区長にふやすことをよしとしないということの議会の表明ということになるわけです。つまり男女共同参画に理解を示さない岩沼市議会ということになります。
     そういうことになりますので、私は、え……原案に賛成し、委員会審査報告に反対するものでございます。
    ○議長(森繁男)ほかに討論はありませんか。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     請願第4号に対する委員長の報告は不採択とすべきものであります。つきましては、本請願について採決いたします。
     請願第4号「岩沼市の区長に占める女性の割合を増やすこと」についての請願については、採択することに賛成する議員の起立を求めます。
       〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立少数であります。よって、請願第4号は、不採択とすることに決しました。

    日程第12 請願第5号 インターネットを使った議会の生中継と録画映像の配信を求める請願
    ○議長(森繁男)日程第12、請願第5号を議題といたします。
     議会広報特別委員長から、付託をしておりました請願の審査結果について報告を求めます。佐藤淳一議会広報特別委員長、登壇の上、報告願います。
       〔佐藤淳一議会広報特別委員長登壇〕
    ○議会広報特別委員長(佐藤淳一)
                                       平成29年6月22日
     岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                                 議会広報特別委員会
                                         委員長 佐 藤 淳 一
                      委 員 会 審 査 報 告 書
     本委員会に付託された事件について審査した結果、下記のとおり決したので、会議規則第134条の規定により報告します。
                           記
    ┌─────────┬───────────────────────────────┐
    │請願番号     │5                              │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │付託年月日    │平成29年6月13日                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │件名       │インターネットを使った議会の生中継と録画映像の配信を求める請願│
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │委員会の意見   │これまでWebやSNSを活用し議会の情報発信を行ってきた。今後│
    │         │は、できることから進めるべきという委員会の方針に沿い、費用対効│
    │          │果を考慮しながら進めるべきと考える。             │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │審査結果     │採択すべきもの                        │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │措置       │                               │
    └─────────┴───────────────────────────────┘
     以上でございます。
    ○議長(森繁男)これより委員長報告に対する質疑を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。
     請願第5号に対する委員長の報告は採択すべきものであります。請願第5号インターネットを使った議会の生中継と録画映像の配信を求める請願については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、請願第5号は委員長報告のとおり採択することに決しました。

    日程第13 請願第6号 インターネットによる議会映像の配信についての請願
    ○議長(森繁男)日程第13、請願第6号を議題といたします。
                                       平成29年6月22日
     岩沼市議会議長 森  繁 男 殿
                                 議会広報特別委員会
                                     委員長 佐 藤 淳 一
                      委 員 会 審 査 報 告 書
     本委員会に付託された事件について審査した結果、下記のとおり決したので、会議規則第134条の規定により報告します。
                           記
    ┌─────────┬───────────────────────────────┐
    │請願番号     │6                              │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │付託年月日    │平成29年6月13日                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │件名       │インターネットによる議会映像の配信についての請願       │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │委員会の意見   │インターネットによる議会映像の配信は、費用対効果を考慮しながら│
    │         │進めるべきと考える。                     │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │審査結果     │採択すべきもの                        │
    ├─────────┼───────────────────────────────┤
    │措置       │                               │
    └─────────┴───────────────────────────────┘

    ○議長(森繁男)請願第6号については、既に同じ内容の請願が採択されております。よって、請願第6号インターネットによる議会映像の配信についての請願については採択されたものとみなします。

    日程第14 議員派遣の件
    ○議長(森繁男)日程第14、議員派遣の件を議題といたします。
                    議 員 派 遣 の 件
                                      平成29年6月22日
     地方自治法第100条第13項及び岩沼市議会会議規則第158条の規定により、下記のとおり議員を派遣する。
                         記
     件名 亘理名取地区市町議会連絡協議会議員研修会
       (1) 派遣目的  議員の資質向上を図るための研修
       (2) 派遣場所  亘理町
       (3) 派遣期間  平成29年8月10日
       (4) 派遣議員  全議員

    ○議長(森繁男)お諮りいたします。お手元に配付のとおり、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ○議長(森繁男)これをもって本定例会に付議されました議案の審議は全部終了いたしました。
     よって、平成29年第2回岩沼市議会定例会を閉会いたします。
     それでは、皆さん御起立願います。 ─ 大変御苦労さまでした。
       午前11時39分閉会
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