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平成28年第5回岩沼市議会定例会会議録(第1日目)

平成28年12月6日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番  佐 藤 剛 太
  • 2番  菊 地   忍
  • 3番  高 橋 光 孝
  • 4番  植 田 美枝子
  • 5番  佐 藤 淳 一
  • 6番  大 友   健
  • 7番  布 田 恵 美
  • 8番  酒 井 信 幸
  • 9番  須 藤   功
  • 10番  渡 辺 ふさ子
  • 11番  佐 藤 一 郎
  • 12番  国 井 宗 和
  • 13番  布 田 一 民
  • 14番  長 田 忠 広
  • 15番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  櫻 井   隆
  • 18番  森   繁 男

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   菊 地 啓 夫
  • 副市長   熊 谷 良 哉
  • 総務部長   鈴 木 隆 夫
  • 健康福祉部長    吉 田   章
  • 市民経済部長    木 皿 光 夫
  • 建設部長   高 橋 伸 明
  • 総務部参事     家 田 康 典
  • 総務課長   大 友   彰
  • 参事兼政策企画課長兼復興創生課長   菅 井 秀 一
  • 下水道課長     馬 場 秀 一
  • 水道事業所長    宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   菅 原   敬
  • 教育委員会教育長   百 井   崇
  • 教育次長兼教育総務課長事 務 取 扱   高 橋   進
  • 監査委員   鎌 田 壽 信
  • 監査委員事務局長   鎌 田 幸 男
  • 選挙管理委員会事務局長   安 住 典 雄
  • 農業委員会事務局長   亀 田 明 彦

議会事務局職員出席者

  • 参事兼事務局長   加 藤 英 教
  • 局長補佐   近 藤 祐 高
  • 議事係長   佐 藤 俊 輔

議事日程

  平成28年12月6日(火曜日)午前10時開議
1.開会宣告
  • 日程第1 会期の決定
  • 日程第2 諸報告
  • 日程第3 会議録署名議員の指名
  • 日程第4 発議案第5号 須藤功議員に対する懲罰の件
  •               懲罰特別委員会委員長審査報告
                  質疑・討論・表決
  • 日程第5 市政報告
  • 日程第6
    • 議案第73号 岩沼市一般職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例について
    • 議案第74号 岩沼市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について
    • 議案第75号 岩沼市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例について
    • 議案第76号 岩沼市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について
    • 議案第77号 岩沼市市税条例の一部を改正する条例について
    • 議案第78号 岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
    • 議案第79号 岩沼市介護福祉条例の一部を改正する条例について
    • 議案第80号 岩沼市営住宅条例の一部を改正する条例について
    • 議案第84号 市道路線の認定について
    • 議案第85号 市道路線の変更について
    • 議案第87号 平成28年度岩沼市一般会計補正予算(第4号)について
    • 議案第88号 平成28年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
    • 議案第89号 平成28年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
    • 議案第90号 平成28年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
    • 議案第91号 平成28年度岩沼市特定公共下水道事業会計補正予算(第1号)について
    • 議案第92号 平成28年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について
    •              一括提案理由
  • 日程第7
    • 議案第81号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    • 議案第82号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    • 議案第83号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    •              一括提案理由・一括質疑・討論・表決
  • 日程第8 議案第86号 工事請負契約の締結について
  •              提案理由・質疑・討論・表決
    2.閉議宣告

    本日の会議に付した事件

    日程第1から日程第8まで

         午前10時開会・開議
    ○議長(森繁男)御起立願います。おはようございます。お直りください。
     ただいまから、本日をもって招集されました平成28年第5回岩沼市議会定例会を開会いたします。

    ○議長(森繁男)ただいまの出席議員は18名であります。
     直ちに本日の会議を開きます。
     本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

    日程第1 会期の決定
    ○議長(森繁男)日程第1、会期の決定の件を議題といたします。
     お諮りいたします。今期定例会の会期は本日から12月15日までの10日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月15日までの10日間と決しました。

    日程第2 諸報告
    ○議長(森繁男)日程第2、諸報告について事務局長から行います。加藤事務局長。
         〔加藤英教事務局長登壇〕
    ○事務局長(加藤英教)諸報告を申し上げます。
     第1、議案についてであります。別紙お手元に配付のとおり、市長から本定例会に議案20件が提出されております。
     第2、意見書についてであります。さきの平成28年第4回市議会定例会で議決されました意見書2件については、別紙お手元に配付の意見書送付一覧表のとおり提出しておりますので、御了承願います。
     第3、出納検査結果についてであります。別紙お手元に配付のとおり、監査委員から議長に地方自治法第235条の2第1項の規定による例月出納検査の結果が報告されております。よって、そのとおり御了承願います。
     第4、専決処分についてであります。別紙お手元に配付のとおり、市長から議長に地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された専決処分事項に該当する専決処分3件が報告されております。よって、そのとおり御了承願います。
     第5、陳情についてであります。別紙お手元に配付の文書表のとおり、議長に陳情3件が提出されております。
     第6、懲罰特別委員会審査報告書についてであります。別紙お手元に配付のとおり、懲罰特別委員長から議長に審査報告書が提出されております。
     第7、審決の申請に係る裁決書の謄本についてであります。別紙お手元に配付のとおり宮城県総務部長から議長に地方自治法第255条の4の規定による審決の申請に係る裁決書の謄本が行政不服審査法第51条第4項の規定に基づき送付されております。よって、そのとおり御了承願います。
     第8、議案説明員についてであります。地方自治法第121条の規定に基づく議案説明員は、別紙お手元に配付のとおりであります。
     以上であります。

    日程第3 会議録署名議員の指名
    ○議長(森繁男)日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、2番菊地忍議員、3番高橋光孝議員を指名いたします。

    日程第4 発議案第5号 須藤功議員に対する懲罰の件
    ○議長(森繁男)日程第4、発議案第5号須藤功議員に対する懲罰の件を議題といたします。
     地方自治法第117条の規定により須藤功議員の退場を求めます。
         〔9番須藤功議員退場〕
    ○議長(森繁男)本件に関し、懲罰特別委員長の報告を求めます。飯塚悦男懲罰特別委員長、登壇の上、報告願います。
         〔15番飯塚悦男懲罰特別委員長登壇〕
    ○懲罰特別委員長(飯塚悦男)
                                     平成28年12月6日
      岩沼市議会議長  森   繁 男 殿
                                  懲罰特別委員会
                                    委員長 飯 塚 悦 男
                  委 員 会 審 査 報 告 書
     平成28年9月28日付けで本委員会に付託された「発議案第5号 須藤功議員に対する懲罰の件」については、審査の結果下記のとおり決したので、会議規則第101条の規定により報告します。
                         記
     1 懲罰事犯の有無  懲罰を科すべき
     2 懲罰処分の種類等  出席停止10日間
     以上であります。
    ○議長(森繁男)須藤功議員から、本件について一身上の弁明をしたいとの申し出はありませんでした。
     これより委員長報告に対する質疑を行います。6番大友健議員。
    ○6番(大友健)ええ、出席停止、12月議会全部10日間ということですけども、委員会の中で反対意見もあったと思うんですけれども、どんな意見だったのか、どんな理由で反対だったのかをお聞きします。ええ、これが1つ。
     それから、2つ目ですけども、まあ、この懲罰動議で問題とされたのは、岩沼市議会は、まあ言論統制の府、市民のことを議論する議会ではなく、市民のことを討論せず、市民のことを議論しない言論統制、表現の自由、国民に守られた権利が岩沼市議会はこれを否定しているように思えてなりませんと語った思い、感想、意見、論評を問題視したものでありました。
     まあ最終日に須藤議員に対するもう1つの決議、え9月28日でしたが、須藤議員に対し市民の代表として高い倫理観と強い責任感を認識することを求める決議の弁明の中で語られた、この本会議場での発言でありました。  まあ急に出された動議だったためかどうか、懲罰動議の文章といいますか、文言といいますか、ええそれが文章としてはなかなかこなれていないお粗末なものだったと私には見えるのですが、その部分に関してどんな質疑があったのかということをお聞きします。
     ええまず、その中の1点目としては、ええまあ懲罰動議は6つの段落で切られて区切られておりますけれども、その6つそれぞれにいかがなものかという表現があったわけです。それに関する質疑がどんなふうだったかということをお聞きします。
     ええその中の最初として、最初の段落、1段目に言葉を問題にしている割には不正確な指摘になっております。ええそれは「岩沼市議会はこれを否定している」。実際は「否定しているように思えてなりません」。「否定している」で切ったのではなくて「否定しているように思えてなりません」と二重、三重にクッションを入れて、断定しない、決めつけない感想、意見になっております。そのような言い回しをした表現でしたけれども、この点の評価について懲罰特別委員会の中ではどのような質疑があったのでしょうか。これが2項目めの1つです。  2つ目は、2段落目ですけども、「須藤議員を除く我々議員は、岩沼市民のため昼夜を問わず身を粉にして日々議員活動をしています」という表現がありますが、議員が身を粉にして日々議員活動をしていますという事実関係の吟味はあったのかどうか、お尋ねします。また、「身を粉にして」という表現は議員みずからが語るべきことではなく、市民が、まあ第三者が評価するべきではないかと私は思うのですが、そういった議論はなかったのでしょうか。
     3つ目は、3段落目です。「全議員を侮辱する発言でもあり」と飛躍した言い方がありますが、どこがどのように、須藤議員の発言のどこがどのように全議員を侮辱したと言えるのか、そういう吟味があったのでしょうか。そこをお尋ねします。
     4段落目には「須藤議員以外の議員は一切言論に不自由していないことから、言論が自由でないことは事実無根である」というおかしな論法を使っておりますが、これに対する質疑はなかったのでしょうか。須藤議員が言論が自由でないと言ったのは事実関係を述べたのではなくて、感想を語ったのであります。それを事実無根と捉えることの質疑はありませんでしたか。
     5段落目も罰しようとする側の主観にすぎませんが、何らの客観的な事実を示すことなく、特に6段落目の、最後の段落ですけれども、地方自治法132条に規定する「無礼の言葉を使用し」、「無礼の言葉を使用し」とくるわけですけども、どれが無礼の言葉なのか、須藤議員が語った言葉の中に無礼の言葉がどれなのか、そういう説明があったのかどうか、お聞きします。「無礼の言葉を使用し」、使用していないと私は思うのでありますが、そこら辺の質疑や説明はあったのでしょうか。
     ええ以上、大きなくくりの1番目と2番目のくくりの6点について報告、説明を願います。
    ○議長(森繁男)飯塚悦男懲罰特別委員長。
    ○懲罰特別委員長(飯塚悦男)須藤議員に対する懲罰を科すべきでないという反対意見はありました。それは議会に対して議会の品位を損ずるような言葉でもない、懲罰に値する言葉でないということを強く申し上げた委員がおりました。
     2点目ですね、昼夜を問わずと、これは第三者ですが、我々議員はですね、委員会としては、委員全員だと思うんですが、市民から負託を受けた議員でありますので議員活動を昼夜を問わずやっているということで理解していただきたいと思います。
     3の全議員を侮辱する発言ということは、動議文にもあるように「市民のことを議論する議会でなく、市民のことを議論せず、市民のことを議論しない、言論統制、表現の自由、国民に守られた権利、岩沼市議会はこれを否定している」ということに当てはまると思います。
     4番目の須藤議員が言論に不自由していないということではなかったかと思いますが、客観的に事実といいますか、文言にあるとおり、先ほど言いましたように「言論統制の府、市民のことを議論する議会ではなく」と、そのことが動議文にあるとおりだと思います。
     5番目の無礼の言葉は何かと。これは本会議弁明の中に、先ほど申したとおり「市民のことを議論する議会ではなく」と、「市民のことを議論せず」、これが当たると思います。無礼の言葉の今と同じなんです。「市民のことを議論せず、市民のことを議論しない」。私たちは9月定例会は決算定例会なんです。そういう意味で、市民のためにどう使われたか、それを議論して精査しているんです。それをもって「市民のことを議論する議会ではなく」、これはやはり一番大きなポイントではなかろうかと思います。
     「身を粉にして」というか、我々は常に市民から負託を受けた議員ですから、議会全体、議会としては市民のことを考え、市のことを考えるのが当たり前のことだと思います。
     以上であります。 ○議長(森繁男)6番大友健議員。
    ○6番(大友健)ええまあ何ともよくわからない、説明にもなってない説明です。最初の質問の1番目ですけれども、まあ反対はあったと。それでどんな理由だったか。品位を損ねていない、懲罰に値しないということを言ったというのはわかりました。そういう意見があったにもかかわらず、ええ委員長報告になる結果になったのは、委員長報告のような出席停止になったということは、品位を損ねているとか懲罰に値するんだっていう議論もあったからだと思うのですが、そこをもう一度説明していただきたい。品位を損ねていないということに対して、損ねているというどんな議論があったのか。懲罰に値しないということに対して値するんだって言った、その論拠がどうだったのかということをもう一度お聞きします。
     それから、全議員を侮辱する発言、これは須藤議員にはその意思はないわけですけれども、その本人の語る感想、思い、意見、これは侮辱しているっていうのはどういうわけで侮辱していると。どこがどのように侮辱しているという議論があったのかどうか、ええそこをお聞きしたい。
     ええ事実無根であるという部分もですね、ええ評価というものと事実関係というものを比べるということ自体がおかしいと思うんですけども、ここの事実無根であるということに関する説明といいますか、そういうものはあったのでしょうか。もう一度お聞きします。
     それから、無礼の言葉というのが、ええ「市民のことを議論せず」ということがそれに当たるんだっていう声があったそうですが、無礼の言葉というのは一般的に下品な言葉あるいは乱暴な言葉を指すというのが解釈の通例ですけども、そのような言葉がないのに無礼の言葉というのには当たらない、「市民のことを議論せず」っていうのは、これは思いですけれども、ここで使われている言葉というのは普通の言葉ですから、無礼の言葉ではない。そういう議論はなかったのでしょうか。もう少し詳しく説明をいただきたい。
    ○議長(森繁男)飯塚悦男懲罰特別委員長。
    ○懲罰特別委員長(飯塚悦男)1点目は、反対意見があったにもかかわらず懲罰を科すということは、須藤議員から弁明をいただき、質疑がありました。質疑の中で提案者に対する14名の賛同者の重みをどう受けとめるかということに対して、須藤議員は何もわからず吟味しないでサインしたと。このことは我々議員としても屈辱的な文言でありまして、議員が賛同するということは私たちは市民から負託を受けた議員ですから、めくら判を押すようなことはしないんです。そういう発言をしているからこそ懲罰に付すということが委員会の大多数の意見ではなかったのかと思います。
     次に、全議員に対する2番の議員に対する侮辱。「市民のことを議論しない」。議会で議論しているんですよ。そういう発言すること自体が議員に対し、議会に対し無礼な言葉ではないでしょうか。
     3点目の無礼のことは、これは各委員の判断でありますので、懲罰委員会としては無礼な言葉と、そう決しましたので御理解願いたいと思います。
    ○議長(森繁男)6番大友健議員。
    ○6番(大友健)ええそれは理解しろと言われても理解できないですね。その「無礼の言葉を使用し」というのはもしかしたら内容が無礼だからっていう意味なんでしょうかね。まあそれはそれを語った人の感想、思い、論評なわけです。そして、自由な言論を確保するために「無礼の言葉を使用し」と地方自治法で限定してある、そのことは内容というよりも言葉そのものの、先ほども申しましたが下品な言葉とか乱暴な言葉、言葉ですよ、言葉。その言葉なわけですが、それに対して、ええそういう無礼な言葉を使っていないのではないかという質疑というか、質問というか、言い回しは委員会の中では一切なかったんでしょうか。無礼の言葉は使ってないんじゃないですかっていった、そういった議論というのはなかったんでしょうか。
     ええまあ例えばさっきめくら判という言葉が出ましたけど、めくらという言葉を使っていいかどうかっていう、それこそ今では余り使ってはいけないというふうに言われている言葉ではありますが、そのような言葉としての無礼な言葉は使ってないんじゃないかという議論はあったかどうか、お聞きします。
    ○議長(森繁男)飯塚悦男懲罰特別委員長。
    ○懲罰特別委員長(飯塚悦男)言葉自体の解釈等々は懲罰委員会としてはしてません。というのは、この動議文にある中で「市民のために議論しない」、この言葉が無礼だかどうだか、当たるかどうか、これは各懲罰委員の判断でありますので、公的には解釈までは議論しなかったと認識しています。
     そこで、弁明の中でも須藤議員もいいことを言っているんですよ。例えば「市民から敬意をいただくような議会にしなくてはならない」。私も委員長としてこれを深く受けとめたい。そして、この懲罰を機に我々は須藤功議員が質疑の中でまさに敬意をいただくような議会にしたいと。これは全議員の思いなんですよ。我々は懲罰委員長としてはもうこういう懲罰はやめていただきたい。
     そして、我々としては基本条例も倫理条例もつくったんです。読み上げますね。
     岩沼市議会議員政治倫理条例第3条。これは岩沼市議会で一番裏のほうに、市民の前にもこれを見ていただきたいと思うんですよ。第7項。「確たる事実に基づいて発言及び情報発信を行うものとし、事実の不十分な表示及び誤った解釈等により個人、企業又は団体の名誉を傷つける行為をしないこと」。これさえ遵守していれば懲罰は起こんないんですよ。そうでないですか。そして、それで我々は懲罰なんて誰もしたくない、受けたくない、市民のために働かなければならない議会なんですよ。それを政治倫理条例に背くような行為を行っているから懲罰事案が発生するわけですので、今後我々は菊地市長ともども、議会と執行部は復興ももうすぐです。一緒になって市民のために働かなければなりませんので、そのような議会を皆さんとともに目指すべきだと思います。以上であります。
    ○議長(森繁男)そのほか質疑はありませんか。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結したいと思います。これに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。まず初めに、反対討論の発言を許します。6番大友健議員。
    ○6番(大友健)ええ反対の立場から討論いたします。
     ええ先ほど懲罰はやめていただきたいというのは懲罰されるほうから言うべきもので、懲罰するほうから懲罰はやめていただきたいなんて、そんな話は一体どこの世界にあるでしょうか。また、倫理条例にも触れておりましたが、倫理条例はその制定過程の中で今読み上げた項目こそが言論統制、言論規制につながるんじゃないかという反論を申し上げております。
     ええまた、この懲罰の以前の決議にもありましたけども、ええ倫理条例に抵触する疑いがあると。疑いだけで処罰決議をしているのが現実であります。疑いがあった場合には審査委員会を開くという規定があるにもかかわらず、審査委員会も開かず疑いだけで決議を提出するところに至っているのは倫理条例の不当な扱いだと思っております。
     えところで、その反論です。あ反論でなくて、ええ反対討論です。ええそのように今回の須藤議員の懲罰の対象となった言葉は、もう一度言いますけれども、ええ言論統制の府であって、市民のことを議論する議会ではなく、市民のことを議論せず、市民のことを議論しない、言論統制、表現の自由、国民に守られた、ああそうした権利を岩沼市議会はこれを否定しているように思えてなりません。「否定している」でちょん切ったのではなくて「否定しているように思えてなりません」と感想、思いを語ったのであります。このような感想、思いすら懲罰の対象になるのでは、もはや言論統制の府になっている。言論が不自由な議会だと私の思いからしてもそのように言わざるを得ません。これは憲法で保障されている第21条で保障されている表現の自由、表現の自由に触れる処罰だと思います。そういう観点から反対もします。
     また、地方自治法に反しているとも考えられます。それは地方自治法では言論の自由を確保するために言論による懲罰の対象を極めて狭く限定しております。それは無礼の言葉を使用すること、そして、私生活にわたった言論をすること。この2つ以外は許容されているわけです。今回、無礼の言葉を使っていないのに無礼の言葉を使用しという、そのような表現で、ええ懲罰を科すこと、これは地方自治法に反することではないかとさえ思います。こういう意味からも反対します。
     また、岩沼市議会ではの、ええ会議規則による懲罰ということになっております。岩沼市議会の会議規則は「議員は、議会の品位を重んじなければならない」。普通法律よりもより具体的になるのが会議規則だと思うんですけれども、岩沼の場合は抽象的になります。議会の品位を重んじなければならない。これがですね、ええどんな発言でも、例えば今回の須藤さん、須藤議員の発言でも議会の品位を損ねたと簡単に言っちゃうわけですね。そして、どこが品位を損ねたっていうことには全然触れない。それは会議規則142条の拡大解釈ではないでしょうか。この不当な拡大解釈に対しても、ええ、拡大解釈であるという観点からも反対をいたします。
     ええ以上です。
    ○議長(森繁男)次に賛成討論の発言を許します。3番高橋光孝議員。
    ○3番(高橋光孝)今回の懲罰には議長を除く議員17名中14名が内容をよく理解し、賛成しております。この事実を重く受けとめるべきであり、賛成いたします。
     ええ以上でございます。
    ○議長(森繁男)そのほか反対討論の発言を許します。4番植田美枝子議員。
    ○4番(植田美枝子)懲罰に反対の立場から意見します。言論の府とされる議会で須藤議員の発言は個人の思いです。感想です。何でもかんでも議会の品位を損ねたと指摘され、懲罰を科されることには反対です。この発言に懲罰を科すのでは岩沼市議会は言論統制の府であると言わざるを得なくなります。
     議員に対する懲罰の件数は4年で8件。懲罰審議審査に割かれた時間の多さは異常に多いことは間違いありません。まさに岩沼市議会は須藤議員が発言した懲罰の対象になった言葉どおり、岩沼市議会は言論統制の府、市民のことを議論する議会ではなく、市民のことを議論せず、市民のことを議論しない、言論統制、表見の自由、国民に守られた権利、岩沼市議会はこれを否定しているように思えてなりません。この言葉、須藤議員の発言どおりに私自身も感想を(「ん」の声あり)言わざるを得なくなります。今後の議会での(「ん」との声あり)言論の府、あっすいません、今後の議会での言論の府の自由な言論確保のためにも反対です。
     また、有権者の負託を受け選挙で当選した議員を簡単に、すいません、えっと議員を議会の会議に出席させないという処分は民主主義にも反するものと考えます。ですので、この懲罰には反対いたします。
     以上です。
    ○議長(森繁男)そのほか討論はありませんか。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、これをもって討論を終結したいと思います。これに御異議ございませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認め、討論を終結いたします。
     これより須藤功議員に対する懲罰の件を採決いたします。
     本件に対する委員長の報告は、須藤功議員に10日間出席停止の懲罰を科すことであります。
     須藤功議員に対する懲罰を懲罰特別委員長報告のとおり決することに賛成する議員の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立多数であります。よって、須藤功議員に10日間出席停止の懲罰を科すことは可決されました。
     須藤功議員の入場を求めます。
         〔9番須藤功議員入場〕
    ○議長(森繁男)ただいまの議決に基づき、(「議長」の声あり)これより須藤功(「議事進行」の声あり)議員に対し(「議事進行」の声あり)懲罰の宣告をいたします。(「議事進行、議長その前に議事進行」の声あり)  須藤功議員に(「議事進行」の声あり)起立を命じます。(「議長、議事進行」「議事進行ない」「認めてください。意見言わしてください」の声あり)
     須藤議員に宣告いたします。須藤功議員御起立願います。(「議事進行、言わしてください。私ね」の声あり)須藤功議員に10日間の出席停止の懲罰を科します。須藤功議員に退場を命じます。(「議事進行。私ね、弁明の申し出は聞かれていませんからね。弁明の申し出がありませんでしたなんていうことは言わないでくださいよ。さっきの発言を撤回してください。弁明の申し出がありませんでしたということはないです」の声あり)静粛に願います。須藤功議員の退場を命じます。(「議事進行もないんですか。いいですか、私はね、聞かれていませんからね。弁明の申し出は言われてませんから。ね」の声あり)静粛に願います。(「公平にして、公平に」の声あり)ここは本会議場ですから。(「いいですか、こんな不公平なことないですよ」の声あり)
         〔9番須藤功議員退場〕

    日程第5 市政報告
    日程第6 議案第73号 岩沼市一般職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例について
         議案第74号 岩沼市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について
         議案第75号 岩沼市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例について
         議案第76号 岩沼市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について
         議案第77号 岩沼市市税条例の一部を改正する条例について
         議案第78号 岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
         議案第79号 岩沼市介護福祉条例の一部を改正する条例について
         議案第80号 岩沼市営住宅条例の一部を改正する条例について
         議案第84号 市道路線の認定について
         議案第85号 市道路線の変更について
         議案第87号 平成28年度岩沼市一般会計補正予算(第4号)について
         議案第88号 平成28年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
         議案第89号 平成28年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
         議案第90号 平成28年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
         議案第91号 平成28年度岩沼市特定公共下水道事業会計補正予算(第1号)について
         議案第92号 平成28年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について

    ○議長(森繁男)日程第5、市政報告並びに日程第6、議案第73号から議案第80号まで、議案第84号、議案第85号及び議案第87号から議案第92号までの16件を一括して議題といたします。
     市長から市政報告並びに提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
         〔菊地啓夫市長登壇〕
    ○市長(菊地啓夫)平成28年第5回岩沼市議会定例会の開会に当たり、議員各位には御出席いただき、ありがとうございます。
     初めに、市政の概要について御報告いたします。
     地方創生の推進
     地方創生の推進について申し上げます。
     震災を機に進められている東部地区の地域コミュニティづくりや住民主体のまちづくりを市中央部及び西部地区にも展開し、震災復興から地方創生につなげていくため、亀塚第一住宅跡地及び公設小売市場跡地並びに駅前民有地等を活用した拠点形成について検討作業を開始いたしました。
     まず、「まち・ひと・しごと創生に関する協定」に基づき、公益社団法人青年海外協力協会とともに、地域住民との意見交換や企画立案を進めており、亀塚第一住宅跡地については、子育て・障害者・高齢者支援を組み合わせた複合型福祉施設に温泉やカフェ等の交流機能を加えた拠点整備について提案を受けているところです。今後、同協会を事業主体とする拠点形成について、検討を進めてまいります。
     また、検討を行うに当たっては、老朽化に伴い今後大規模な修繕が見込まれる亀塚保育所及び相の原保育所を再編し、同協会へ移行することなども視野に入れてまいりたいと考えております。
     なお、公設小売市場跡地につきましては、国の地方創生関連交付金等を活用し、市民活動等の拠点として整備を検討してまいりたいと考えております。
     仙台空港との共栄
     仙台空港との共栄について申し上げます。
     10月17日に仙台国際空港株式会社及び県から市に対して、仙台空港民営化に伴う今後の取り組みについて説明があり、11月14日(「4日」と発言の訂正あり)に行われた議員全員協議会及び11月8日に行われた仙台空港周辺まちづくり協議会においても同様の説明がありました。市としましては、両者と緊密な連携を図りながら、仙台空港とともに発展するまちづくりを目指してまいります。
     また、県が計画している騒音予測調査等につきましては、実施内容を注視するとともに、結果を踏まえた説明や具体的な提案等があった場合は、議会の皆様とともに幅広い観点から検討してまいります。
     福島県沖を震源とする地震に伴う津波対応
     福島県沖を震源とする地震に伴う津波対応について申し上げます。
     11月22日5時59分、福島県沖を震源とする地震により、市域では震度4が観測され、県沿岸部に津波注意報が発表されました。
     市では、直ちに蒲崎・新浜地区に対し避難準備を呼びかけ、自主避難場所として玉浦中学校、市民会館を開設しました。
     7時20分には市沿岸部に避難勧告を発令し、8時9分に津波警報へと変更となったため、避難勧告の対象を市東部地区に広げるとともに、新たな避難所として矢野目地区中央集会所、玉浦小学校、総合体育館、西公民館を開設する旨を緊急エリアメール等で発信しました。
     避難所には、最大で249人が避難され、市では避難所担当職員に加え保健師を各避難所に派遣して、対応に当たりました。
     9時46分に津波警報が津波注意報に切りかわり、12時50分に津波注意報が解除されたことから、避難勧告を解除し、避難所を閉鎖しました。なお、この地震による人的被害及び物的被害はありませんでした。
     今後とも、被害想定に応じた適切な避難情報の発信等に努めてまいります。
     岩沼市総合防災訓練
     岩沼市総合防災訓練について申し上げます。
     11月26日に、市内全域を対象として、岩沼市総合防災訓練を実施いたしました。
     訓練には、45の町内会・自治会等、3つの福祉施設など市民約2,000人に参加いただきました。
     今回の訓練は、大雨、洪水及び土砂災害を想定し、市からの情報に基づき、各町内会等が独自に策定した行動計画による避難ルートの確認、避難者名簿の作成などを行ったほか、自宅及び福祉施設内の安全な場所へ避難していただく訓練等も行っております。
     また、岩沼市医師会や自衛隊等と連携した負傷者に対する治療の優先順を決めるトリアージ訓練や救急搬送訓練、その他関係機関との情報伝達訓練も実施いたしました。
     今回の訓練結果を踏まえ、課題を検証するとともに、町内会・自治会や関係機関と連携を密にしながら、今後の自然災害に備えてまいります。
     土砂災害ハザードマップ及び洪水ハザードマップの配布
     土砂災害ハザードマップ及び洪水ハザードマップの配布について申し上げます。
     本年3月に県から土砂災害警戒区域が追加指定された南長谷地区、北長谷地区及び志賀地区の全世帯に、土砂災害が予測される区域をわかりやすく地図上に示したハザードマップを配布いたしました。
     また、本年6月に、国土交通省から示された阿武隈川決壊時の水位予測に基づく新たな洪水ハザードマップを作成し、市内全世帯に配布する予定としております。
     静岡県袋井市との友好都市提携
     静岡県袋井市との友好都市提携について申し上げます。
     10月29日に、袋井市で開催されました「袋井宿開設400年記念祭」において、多くの袋井市民が見守る中、両市長が提携書に署名し、友好都市を提携いたしました。
     また、11月3日の岩沼市功労者表彰式には、袋井市の鈴木副市長にお越しいただき、開式前に友好都市提携のお披露目を兼ね袋井市の御紹介をいただきました。
     このたびの提携を機に、震災復興を通じて深まった交流の裾野をより一層広げ、両市のさらなる友好を図ってまいります。
     健康管理システムの導入
     健康管理システムの導入について申し上げます。
     市が実施する保健事業の受診データなどを総合的に把握し、各種保健事業において横断的な活用を図るため、29年4月の稼働を目指し、健康管理システムを導入することにいたしました。
     システムの稼働後は、乳幼児健診、予防接種、特定健康診査などのデータを活用して、さらなる保健事業の充実及び市民の健康増進を図ってまいります。
     認知症総合支援事業
     認知症総合支援事業について申し上げます。
     11月1日に、認知症の専門医、保健師、社会福祉士などの専門職で構成する認知症初期集中支援チームを設置いたしました。
     支援チームは、認知症の人やその家族に早期にかかわり、病院受診、介護保険サービス利用、家族への支援など、早期受診、早期対応に向けた支援を集中的に行ってまいります。
     また、来年10月5日、6日に開催する「介護保険推進全国サミット」のプレ大会(開催記念)として、11月24日に、「認知症の正しい理解と対応」と題し、岩沼市認知症セミナーを開催し、多くの方に御来場いただきました。  認知症になっても、住みなれた地域で少しでも長く暮らし続けられる地域づくりを目指し、今後も地域包括ケアシステムの構築に取り組んでまいります。
     東保育所及び子育て支援センター等整備基本計画の策定
     東保育所及び子育て支援センター等整備基本計画の策定について申し上げます。
     東保育所の再建に当たり、併設する子育て支援センターを含めた施設の整備方針、機能、規模など、設計の前提となる「東保育所及び子育て支援センター等整備基本計画」を策定いたしました。
     また、この基本計画に基づき、復興庁に復興交付金を申請し、交付可能額の通知をいただいたことから、本定例会に設計費等を計上した補正予算を提案いたしております。今後は、東保育所を含む東部地区の子育て拠点の整備に向け、具体的な設計を進めてまいります。
     西部地区の農業法人設立
     西部地区の農業法人設立について申し上げます。
     西部地区におきましては、圃場整備事業に合わせ、集落ごとに農業の担い手育成に関する検討が継続して行われております。市としましては、集落全体の理解を図りながら、法人化後のメリット・デメリットを初めとした組織化に関するアドバイスを行ってまいりました。そうした中、本年度は原・玉崎・三色吉・小川の4地区で農事組合法人設立に向けた準備が進められております。
     今後は、法人経営を中心に、集落全体で地域の農業と農地を守っていくこととなりますので、市としましても、経営が軌道に乗り持続可能な農業が実現できるよう支援を継続するとともに、検討を続けている集落へも引き続き支援を行ってまいります。
     訪日外国人の誘客促進の取組
     訪日外国人の誘客促進の取組について申し上げます。
     県内のインバウンド誘客に関しましては、仙台市を中心とする6市3町や県南4市9町など、さまざまな枠組みが形成されてきております。いずれも東北の空のゲートウェイである仙台空港が起点となる広域観光を想定しており、市としましても、これらを見据え、他市町と連携し誘客促進の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
     今月1日には、「竹駒神社」や「千年希望の丘」をルートに組み込んだ台湾の高校生の修学旅行をターゲットとしたモニターツアーが実施されており、地元の商工関係者とともに広域観光の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
     亘理町広域運行乗合自動車(町民バス)の市内運行
     亘理町広域運行乗合自動車(町民バス)の市内運行について申し上げます。
     東日本大震災により被災し、運行を停止していたJR常磐線の浜吉田駅と相馬駅間の運行が今月10日から再開され、あわせて、亘理駅の上り最終便の時刻も震災前に近い状況に戻ることが公表されました。
     このことに伴い、亘理町民の夜間通勤等の足が確保されることから、27年4月から行われておりましたJR岩沼駅への亘理町町民バスの運行については、亘理町から今月9日までとするための事務を進めている旨の連絡をいただいております。
     汚染廃棄物の試験焼却
     汚染廃棄物の試験焼却について申し上げます。
     11月3日に開催された第11回宮城県指定廃棄物等処理促進市町村長会議において、県から指定廃棄物を除く8,000ベクレル以下の汚染廃棄物の処理方針案が提示されました。
     県内におけるこの汚染廃棄物の量は、約3万6,000トンであり、そのうち1,000ベクレル以下が約88%であることも明らかになりました。
     処理方針案では、県下15カ所の焼却施設での一斉処理を基本としていますが、各施設の能力の違いもあることから、より低濃度の廃棄物から段階的に、一般ごみとの混焼という方法で半年間を目安に試験焼却を行い、モニタリングによる検証結果を踏まえ、本格焼却につなげたいとしております。
     この件に関しては、県内35市町村全体の協力体制の確立が必要でありますが、混焼灰の処理について課題もあり、現在、市としましても亘理名取共立衛生処理組合の構成員である2市2町で実施に向けた協議を進めているところです。
     かさ上げ道路県道塩釜亘理線(蒲崎地区)供用開始
     かさ上げ道路県道塩釜亘理線(蒲崎地区)供用開始について申し上げます。
     相野釜地区から蒲崎地区までの全区間で工事を進めておりますかさ上げ道路の進捗率は、10月末時点で約80%となっておりますが、その一部である県道塩釜亘理線(蒲崎地区)について、今月下旬に仮設道路から切りかえを行い供用が開始されると伺っております。
     なお、かさ上げ道路の整備については、今後も早期完成に向け事業を推進してまいります。
     里の杜南応急仮設住宅の解体工事
     里の杜南応急仮設住宅の解体工事について申し上げます。
     県が市内に建設した応急仮設住宅の3団地384戸のうち、2団地324戸の解体は9月末に完了しており、最後の団地となった里の杜南応急仮設住宅60戸の解体工事が10月11日から着手され、本年中に完了予定と伺っております。
     これにより、市内に建設された全ての応急仮設住宅が撤去されることとなります。
     防災集団移転促進事業及び住宅再建等支援制度に伴う手続の終了
     防災集団移転促進事業及び住宅再建等支援制度に伴う手続の終了について申し上げます。
     防災集団移転促進事業及び市の独自支援策である住宅再建等支援制度については、本年度も継続して行ってまいりましたが、玉浦西の宅地造成や災害公営住宅の整備など、本市の住宅再建関連事業がほぼ完了したことから、これらの手続の申し出については今月20日を期限といたしました。
     この期日については、早くから広報及び市のホームページに掲載するとともに、対象者には文書でお知らせするなど周知を図っており、これからも被災者に寄り添いながら、生活再建等の相談には対応してまいります。
     防災集団移転促進事業(移転促進区域)の契約状況
     防災集団移転促進事業(移転促進区域)の契約状況について申し上げます。
     市では、災害危険区域から、より安全な地域への移転を促進するため、災害危険区域内の被災した土地の買い取りを進めてまいりました。
     11月30日現在の契約者数は全体の94.9%ですが、現地再建希望者など買い取りを希望しない方を除きますと98.8%になっております。買い取りを希望しながら未契約の方々は、未相続や土地への権利等の設定などが主な要因となっておりますので、今後も引き続き手続に必要な支援を行いながら用地取得を進めてまいります。
     公共下水道雨水幹線建設事業
     公共下水道雨水幹線建設事業について申し上げます。
     区画整理事業により整備いたしました三軒茶屋西地区につきましては、浸水対策として地区内の調整池から復興交付金事業で整備した二野倉1号幹線に接続し、貞山堀に直接排水するための工事について本定例会での契約承認をいただき、着手してまいりたいと考えております。
     なお、本事業については、3カ年の事業として31年3月の完成を目標に推進してまいります。
     小学校トイレの洋式化
     小学校トイレの洋式化について申し上げます。
     本年度の岩沼小学校及び玉浦小学校の洋式化工事は予定どおり終了し、使用を開始しております。
     また、29年度に予定しておりました岩沼西小学校及び岩沼南小学校の洋式化については、今般、国の補正予算(第2号)に洋式化も対象とする学校施設環境改善交付金が盛り込まれたことから、本年度に前倒しして必要な作業を進めたいと考えており、本定例会に当該洋式化に係る所要の補正予算を提案いたしております。
     夢・あこがれプロジェクト
     夢・あこがれプロジェクトについて申し上げます。
     10月17日に、岩沼小学校で「第6回理科大好きフェスティバル」を開催いたしました。
     11ブースでの体験コーナーとサイエンスショーという2部構成で、本物を間近で「見て」、「触れて」、「感じる」体験は、子供たちにとって理科のおもしろさに気づくいい機会であったと考えております。
     今後も児童・生徒が本物に触れ、感動を味わうことを通して将来の夢やあこがれを抱くきっかけとなるような事業を展開してまいります。
     教育・いじめ防止子どもフォーラム
     教育・いじめ防止子どもフォーラムについて申し上げます。
     今月3日に、市民会館で開催した「教育・いじめ防止子どもフォーラム」では、市内小・中学校の教育活動やいじめ防止に係る取り組みが発表され、参加者全員で「いじめゼロ宣言」の採択を行いました。
     今後も、いじめ防止基本方針に沿って、市内小・中学校からいじめを根絶すべく取り組んでまいります。
     通学路の安全確保
     通学路の安全確保について申し上げます。
     昨今、通学中の児童が交通事故に巻き込まれる報道が増加しておりますが、市内小・中学校では、学期始めの学校独自の点検やPTAとの合同点検など、日ごろから通学路の安全確保に努めております。
     点検により確認された危険箇所については、関係機関で組織する岩沼市通学路等安全対策推進会議において対策を検討し、これまでカーブミラーの設置や横断歩道及び歩道の整備などを実施しており、その都度、対策の実施状況の確認や効果の検証を行っております。
     引き続き、地域の方々の御協力もいただきながら、通学路の安全確保に万全を期してまいります。
     岩沼に愛着を持つ人材育成事業
     岩沼に愛着を持つ人材育成事業について申し上げます。
     岩沼で育ち、岩沼で学んだことに感謝できることで将来にわたって岩沼に愛着を持つ子供を育てる事業として、グリーンピア岩沼散策路を活用した里山体験学習、ふるさと展示室を訪ねての学習、岩沼の食文化を理解する体験学習などを実施してまいりました。
     本事業は、継続して行うことでその効果がより大きくなるものと思料されますので、今後も工夫を加えながら事業展開を図ってまいります。
     原遺跡の調査成果
     原遺跡の調査成果について申し上げます。
     原地区の圃場整備事業に伴う水路予定地から、一辺が約1メートルの方形の柱穴跡と、7世紀後半ごろ、東海地方で生産されたと考えられる須恵器の「円面硯」などが発見されました。
     岩沼の歴史上、価値ある遺跡であると考えられることから、圃場整備に影響が出ないよう関係機関と調整の上、継続的な調査を実施してまいりたいと考えております。
     多目的グランドの再開
     多目的グランドの再開について申し上げます。
     多目的グランドは、震災後、応急仮設住宅の敷地となっておりましたが、県による建物の解体、グランドへの原状復帰工事を経て、利用再開できることとなり、10月30日に、仙南地区ソフトボール協会長杯争奪大会の開催に先立ち、再開記念のセレモニーを行いました。
     市民の皆様には、これからさまざまなスポーツで利用していただきたいと考えております。
     エアポートマラソン大会
     エアポートマラソン大会について申し上げます。
     今月4日に、市制施行45周年記念の第25回エアポートマラソン大会を開催いたしました。
     市民会館東側の臨時駐車場の再開にあわせ、従来の種目に加えて5キロの部を復活したこともあり、震災以降最多の2,578人から参加申し込みがありました。
     準備から選手の皆さんの歓迎など大会運営に御協力いただきました市体育協会を初め関係者の皆様には、改めて感謝申し上げます。
     以上、市政の概要について御報告いたしました。
     続いて、議案第73号から議案第80号まで並びに議案第84号及び議案第85号並びに議案第87号から議案第92号までの提案理由を申し上げます。
     議案第73号については、地方自治法第203条の2第4項及び地方公務員法第24条第5項の規定に基づき、一般職非常勤職員及び臨時的任用職員に対する通勤に係る費用の支給やその任用、勤務条件等について必要な事項を定めるため、新たに岩沼市一般職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例を制定しようとするものであります。
     議案第74号から議案第76号までについては、人事院勧告に準拠し所要の改正を行うため、岩沼市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例、岩沼市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例、岩沼市職員の給与に関する条例、岩沼市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
     議案第77号及び議案第78号については、所得税法等の一部を改正する法律により、市民税においては、所得割の課税に当たって特例適用利子等の額及び特例適用配当等の額を分離課税とする規定等が定められ、国民健康保険税においては、所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に特例適用利子等の額及び特例適用配当等の額を含めることとする規定等が定められたことに基づき、所要の改正を行うため、岩沼市市税条例及び岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正しようとするものであります。
     議案第79号については、介護保険法施行令の一部改正に伴い、介護認定審査会委員の任期について、2年を超え3年以下の期間で条例で定めることが可能となったことから、その期間を3年として規定するため岩沼市介護福祉条例の一部を改正しようとするものであります。
     議案第80号については、市営亀塚第一住宅の用途廃止に伴い、同住宅に係る規定の削除等を行うため岩沼市営住宅条例の一部を改正しようとするものであります。
     議案第84号については、避難路整備に伴う名亘浄化センターへの接続道路及び開発行為等の完了後に市に帰属された道路6路線を認定することについて、道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決をいただこうとするものであります。
     議案第85号については、かさ上げ道路及び避難路並びに圃場整備事業の進捗等に伴い、市道4路線の起終点を変更することについて、道路法第10条第3項の規定に基づき、議会の議決をいただこうとするものであります。  議案第87号については、平成28年度岩沼市一般会計補正予算(第4号)で、歳入では、国の補正予算(第2号)に係る学校施設環境改善交付金、第16回交付申請に係る復興交付金等の国庫支出金の増、東部地区子育て拠点整備事業等の震災復興事業に係る復興交付金基金繰入金の増など、歳出では、岩沼西小学校及び岩沼南小学校のトイレ施設改修工事費、東部地区子育て拠点整備に係る調査経費及び実施設計費等、市道沿線盛土等事業に係る県に対する工事費負担金等の増などにより、歳入歳出とも「6億5,806万9,000円」を追加し、総額を「203億7,041万円」にしようとするものであります。
     議案第88号については、平成28年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)で、歳入では、介護保険費国庫補助金等により、歳出では総務費等により、歳入歳出とも「160万円」を追加し、総額を「31億8,167万3,000円」にしようとするものであります。
     議案第89号については、平成28年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)で、歳入では、復興交付金の申請に伴う他会計繰入金の増及び繰越金の減により、歳出では、人事院勧告に基づく給与改定及び人事異動等に伴う人件費の増、復興交付金第16回申請分に伴う排水対策事業費の増などにより、歳入歳出とも「1億3,137万9,000円」を追加し、総額を「25億4,287万7,000円」にしようとするものであります。
     議案第90号については、平成28年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)で、歳入では、他会計繰入金の増及び繰越金の減により、歳出では、下水管渠等の修繕による修繕費の増並びに人事院勧告に基づく給与改定及び人事異動等による人件費の減などにより、歳入歳出とも「32万3,000円」を追加し、総額を「9,535万8,000円」にしようとするものであります。
     議案第91号については、平成28年度岩沼市特定公共下水道事業会計補正予算(第1号)で、収益的支出では、人事院勧告に基づく給与改定及び人事異動等による総係費の増により「8万8,000円」を追加し、資本的支出では、企業債償還金の償還元金の増により「47万7,000円」を追加しようとするものであります。
     議案第92号については、平成28年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)で、収益的支出では、取水及び浄配水費の増に伴う営業費用の増等並びに消費税及び地方消費税の増に伴う営業外費用の増により「2,526万6,000円」を追加し、資本的支出では、建設改良費の減等により「1,450万円」を減額しようとするものであります。
     なお、詳細については、必要に応じて議案審議の際に補足説明を申し上げますので、よろしく御審議を賜り、原案可決されますようお願い申し上げます。(「議長」の声あり)
    ○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
    ○市長(菊地啓夫)済みません、ただいまお読みした中身で、「仙台空港との共栄について申し上げます」というくだりの中の2行目です。「11月14日に行われました」と私申し上げましたが、「4日に行われました」と訂正をさせていただきます。

    日程第7 議案第81号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
         議案第82号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
         議案第83号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

    ○議長(森繁男)日程第7、議案第81号から議案第83号までの3件を一括して議題といたします。
     市長から提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
         〔菊地啓夫市長登壇〕
    ○市長(菊地啓夫)議案第81号、議案第82号及び議案第83号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を申し上げます。
     本案は、平成29年1月20日に任期満了となる岩沼市固定資産評価審査委員会委員として、再度千葉玲子さんを選任し、新たに工藤芳明さん、河村康夫さんを選任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意をいただこうとするものであります。
     なお、千葉さん、工藤さん、河村さんの略歴は、お手元に配付のとおりであります。御参照いただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(森繁男)これより一括して質疑を行います。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第81号から議案第83号までの3件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第81号から議案第83号までの3件については、委員会付託を省略することに決しました。
     議案第81号から議案第83号までの3件については、先例の定めるところにより討論を省略いたします。
     これより、議案第81号から議案第83号までの3件について1件ずつ採決いたします。
     議案第81号について採決いたします。
     議案第81号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。
     これより議案第82号について採決いたします。
     議案第82号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。
     これより議案第83号について採決いたします。
     議案第83号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
         〔賛成者起立〕
    ○議長(森繁男)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。

    日程第8 議案第86号 工事請負契約の締結について
    ○議長(森繁男)日程第8、議案第86号を議題といたします。
     市長から提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
         〔菊地啓夫市長登壇〕
    ○市長(菊地啓夫)議案第86号工事請負契約の締結についての提案理由を申し上げます。
     本案は、恵み野地区の雨水幹線管渠建設工事の請負契約について、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をいただこうとするものであります。
     よろしく御審議を賜り、原案可決されますようお願い申し上げます。
    ○議長(森繁男)これより質疑を行います。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、議案第86号については、委員会付託を省略することに決しました。
     これより議案第86号について討論を行います。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
     これより採決いたします。議案第86号工事請負契約の締結については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森繁男)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

    ○議長(森繁男)以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
     ここで一般質問の通告に当たり一言申し上げます。
     一般質問の通告書はあす午前10時まで議会事務局に提出願います。議長は先例第81の定めるところにより、一般質問の質問事項及びその要旨などについてあらかじめ執行機関に対し通知しているところであります。この通知は、質問事項に対し執行機関の責任ある明快な答弁を求めるために行うものであり、また、効率的な議事運営を図るためにも、わかりやすく具体性のある要旨を記載した通告書として提出いただきますよう御協力をお願いいたします。
     それでは、次の会議は12月12日月曜日午前10時からであります。
     本日はこれをもって散会いたします。
     御起立願います。 ── 大変御苦労さまでした。
         午前11時25分散会
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