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平成28年第2回(2月)定例会会議録
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平成28年第2回岩沼市議会定例会会議録(第2日目)
平成28年2月22日(月曜日)
出席議員(18名)
1番 佐 藤 剛 太
2番 菊 地 忍
3番 高 橋 光 孝
4番 植 田 美枝子
5番 佐 藤 淳 一
6番 大 友 健
7番 布 田 恵 美
8番 酒 井 信 幸
9番 須 藤 功
10番 渡 辺 ふさ子
11番 佐 藤 一 郎
12番 国 井 宗 和
13番 布 田 一 民
14番 長 田 忠 広
15番 飯 塚 悦 男
16番 沼 田 健 一
17番 櫻 井 隆
18番 森 繁 男
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
市長 菊 地 啓 夫
副市長 熊 谷 良 哉
総務部長 鈴 木 隆 夫
健康福祉部長 吉 田 章
市民経済部長 木 皿 光 夫
建設部長 高 橋 伸 明
総務部参事 家 田 康 典
参事兼総務課長 百 井 弘
政策企画課長兼復興推進課長 菅 井 秀 一
さわやか市政推 進 課 長 木 野 潤 一
健康増進課長 伊 藤 正 幸
被災者生活支援室長 佐 藤 吉 毅
介護福祉課長 高 橋 広 昭
子ども福祉課長 大 友 彰
農政課長 町 田 拓 郎
商工観光課長 安 住 典 雄
生活環境課長 白 石 和 幸
土木課長 上 田 正 典
復興・都市整備課長 星 幸 浩
参事兼水道事業所長 宍 戸 和 憲
消防本部消防長 桜 井 隆 雄
教育委員会教育長 百 井 崇
教育次長兼教育総務課長事 務 取 扱 高 橋 進
生涯学習課長兼スポーツ振興課長 菅 井 英 夫
監査委員 鎌 田 壽 信
監査委員事務局長 星 弘 美
議会事務局職員出席者
参事兼事務局長 加 藤 英 教
局長補佐 近 藤 祐 高
議事係長 清 水 泰 雄
議事日程
平成28年2月22日(月曜日)午前10時開議
1.開議宣告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問(会派代表)
2.閉議宣告
本日の会議に付した事件
日程第1から日程第2まで
沼田健一議員
飯塚悦男議員
佐藤一郎議員
須藤功議員
午前10時開議
○議長(森繁男)御起立願います。おはようございます。着席お願いいたします。
ただいまの出席議員は18名であります。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(森繁男)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、5番佐藤淳一議員、6番大友健議員を指名いたします。
日程第2 一般質問
○議長(森繁男)日程第2、一般質問を行います。
一般質問は、初めに会派代表による会派代表質問、次に、会派に所属しない議員による個人質問の順に一問一答方式で行います。
一般質問を円滑に行うために通告している質問事項順に質問項目を明らかにして質問されるようお願いいたします。
また、質問項目を割愛する場合は、その理由を述べて行っていただくようお願いいたします。
初めに、岩沼政策フォーラム沼田健一議員の会派代表質問を行います。発言席において発言してください。16番沼田健一議員。
〔16番沼田健一議員発言席〕
○16番(沼田健一)おはようございます。岩沼政策フォーラムを代表いたしまして会派代表質問をいたしたいと思います。
今回からは会派代表質問、複数によって行われるように決定をいたしましたので、我が会派からは私、飯塚悦男議員、佐藤一郎議員と3名の代表という形でそれぞれの質問事項に沿って質問をいたしたいと思います。
それでは、私から、まず初めに、地方創生まち・ひと・しごとはどのように取り組むのかというような質問で始めたいと思います。
我が国では、これまで人口増加期における少子・高齢化の進展に対し、個別の施策を行ってきたところですが、現下の人口減少期における急激な状況変化への対策が喫緊の課題となっております。
このような課題を踏まえ、人口減少対策を主眼に東京圏への人口の過度の集中を是正するとともに、活力ある日本社会を維持していくため、平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法が制定、施行されました。
岩沼市においても、この法律に基づく総合戦略を策定し、人口減少の課題に対して魅力あふれる地方創生の実現に取り組むという基本的な考えのもと、始まりました。
基本目標として地方が成長する活力を取り戻し、地方への人の流れをつくる、そして、従来の取り組みの延長線上にはない次元の異なる大胆な政策を中、長期的な観点から確かな結果が出るまで断固として力強く実行していくということを掲げ、動き始めました。
地方は自立につながるようみずから考え、責任を持って戦略を推進し、国は情報支援、人的支援、財政支援を切れ目なく展開するということであります。この政策をうまく取り入れ、岩沼市に合った施策としてどのように活用するかが勝負であります。
そこでお伺いをいたします。この政策の実施をどのように考えているのか。
まず初めに、人的要件であります。現在、32名の派遣職員がおります。そしてまた、派遣職員の確保が困難な状況である。そういう中にあって、支援職員の減により今の職員の定数では大丈夫なのか、まず最初からお伺いをいたしたいと思います。
○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)御存じのように、全国の自治体等ですね、一般もございますので、昨年4月1日現在で32名の派遣をいただいております。主には震災復興ということですが、ここに来て震災復興と地方創生をうまく政策展開をしていくということですので、職員数については条例の範囲の中でこれを実施をしていくということで、新規採用、それから再任用ですか、それから任期つきの職員、そういった方々に御協力いただきながら、何とかして最少の人件費で進めていきたいと。大丈夫かと言われると、大丈夫ですが、若干スピード感は落ちるかもしれません。 ○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やはり物事を進めるのは人であります。人間に上下をつける気はさらさらございませんけれども、やはり職員に教育をきっちりしてきっちりとした施策を実行するためにはすばらしい職員の活躍が望まれるわけでありますけれども、そういう人たちの、しからば教育というか、勉強というか、そういうものに対してはどのように行っておりますか。
○議長(森繁男)菊地市長。
○市長(菊地啓夫)震災発災から5年目、ここまで本当に我々の持つ力の何倍かの業務量をこなしてきたわけです。これからまた持続的な発展を進めるに当たり、さらにスピード感を持っていかなきゃならないんですが、人材育成については、これから大幅に職員の退職、そして、若返りが進むに当たり、これから本当に岩沼市を担う職員を育成しなければならないと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)なぜ一番最初にこれを持ってきたかというと、やはり施策を実行するのは、市長初めすばらしい職員の方々によってというふうなことでまず最初、挙げたわけでありますけれども、この地方創生の施策ですが、調べてみますと、全国で市町村、県を含めますと1,044件の提案が今、国のほうになされているわけであります。そういう中で、非常にその施策を一つ一つ各行政機関から上がっていって岩沼市の施策を取り入れてもらえるというのは、非常に困難だと思うんです。
今回の質問に当たっていろいろ私も調査をしましたけれども、本当に岩沼市としましては、今までのデータ、岩沼のデータをきっちり精査して、そして、このような政策を一つ一つやるというような具体的な目標をきっちりと出している。それを国のほうに提案すれば、そのままのるかというように思えるような状況に今、思っております。
しかし、今言ったように、1,044件も地方自治、県のほうから上がってきているのにその中で取り入れてもらえるというのは至難のわざだと。非常にいろんな支援をもってこの施策が取り入れるわけでありますから、そこのきちっとした職員が実行されるようにお願いをしながら次の質問に移りたいと思います。
創生総合戦略の推進、さらには課題解決の対応のために組織の見直しというようなことが施政方針の中にもありますけれども、そういう中にあって、この組織の見直しもこの戦略とどのような関係があるのかというのをまずお伺いします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)28年度、新年度に向けて今、復興と地方創生をうまくリンクさせて推進するということを目標に掲げてございまして、それにふさわしいような組織を今、見直しをしておりまして、まだ具体的に発表するところまで行っておりませんが、復興と地方創生、これは一体だということでこれを担えるような組織を考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)後で質問いたしますけれども、やはり今の状況の中では、平成30年まではどうしても復興が中心となり、その復興とともに一般の施策を実行するというような強い思いの中で、めどが9割も立っていて7割実行されているという状況の中で、どうしてもさきに述べました行政組織とそれが基本となって岩沼市の推進というような形になろうかと思いますけれども、そういう中にあって今回見直しするということであります。そこの今、お話しされましたように、復興と地方創生とコラボして対応するための組織、見直しというようなことでありますけれども、その大きな狙いというのは復興と創生だけでなく、やっぱり一般の施策もある、または国なり県なりのパイプもきっちりとしていかなきゃないというような、そういう状況の中での見直しということでよろしいんでしょうか、そこら辺、もう1点お願いします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)復興については、大筋、道筋が見えてきたというところは、前段、いろいろな場面で申し上げております。7割ぐらいで、あと3割は1年ないし2年で完成させたいと思ってございます。
地方創生については、前段の質問でお話しあったように、1,700余りの自治体で1,000ぐらいの自治体が今手を挙げて新型交付金なり、地方創生の加速化による交付金の取得に一斉に動いているわけですね。ですから、やはりそういった新しい政策に取り組むに当たり、政策がきちっと立案できる職員がこれから求められると思っております。それは何かというと、今、やろうとしている事業がいかに説得力があって効果が期待できるか、その1点で国は恐らく判定するだろうと。ですから、1,000余りの自治体が要望しても全部が採択されるとは思っておりません。どのくらいになるか、まだ3月の下旬ぐらいですか、発表になるのは、そこに食い込みたいと思って進めておりますが、地方創生と復興を両にらみでやっていますのでなかなか厳しい状況にあることは確かでございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やはり日本の国を活性化し、地方へ人が定住されるような施策ですので、そして、余りにも東京には一極集中というようなことで、それをバランスよく日本の国を発展させていくという施策です。1,741市町村、そこのうち、1,044市町村で手を挙げている、県も含めてですけれども、やはりそこで勝ち残っていかなきゃないんです。その勝ち残っていくために、非常に私はすばらしい今までの調査をし、そして、新しい施策を提言しているようであります。それをきっちりもう一歩踏み出さないと、何か抜け出さないと、どこの市町村でも同じようなことをやっていると思うんです。それを一歩抜け出すためには、人と組織、それが非常に重要だというようなことで強調したいと思います。そういうことで、私はこの質問をしました。そして今、市長も述べたように、人、そして組織と、きっちりとして方向づけをするというようなことでございますので、次に移りたいと思います。 地方創生人材支援制度、または地方創生コンシュルジュの制度とありますけれども、国からの人的支援、今、家田参事もおりますけれども、プラス今、家田参事さんはいろんなものを調査し、そして、目標に向かって進めるためのことをやっていただいていると思います。そして、ここの言うプラスいろんな施策をするに当たって国から具体的な能力を持ったというか、専門的な知識のある人がこの岩沼市に来てそういうサポートをしていただけるのか、そういうものも含めて国からの人的支援の活用をどう考えているかというのをお伺いしたいと思います。
○議長(森繁男)家田康典総務部参事。
○総務部参事(家田康典)国からの人的支援の活用についてお答えをさせていただきます。
昨年10月に岩沼の未来構想の具現化に向けた総合戦略の策定をさせていただきました。そこの中では、市民が主体となって協働のまちづくりということを前面に出させていただいたというような状況でございます。
今、御質問の国からの人的な支援につきましては、まずは今、市役所の中で政策間連携といったことを今取り組んでおりますし、また、先般2月12日でございますけれども、七十七銀行との金融機関との連携もしておりますのでそのあたりのところをまず取り組んだ上で、議員御指摘ございますように、国の制度についても情報収集しながら地方創生に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)市のほうで着々と一つ一つ布石を打ちながら政策を進めようとしていることは、我々もわかっておりますけれども、やはり先ほど申しましたように、非常に厳しい、ある面では市町村間の戦いだと思います。その戦いを勝ち残っていくためには、今ある制度を人的、財政的とか、いろんな制度をうまく活用する、それが必要だと思います。その中にあっての国から専門的な人が来てもらうとか何かというのは非常に重要なことだと思いますので、そういう点について今後ともしっかりとした対応をしていただきたいと思います。
続きまして、財政要件についてお伺いをいたしたいと思います。
これは最後のほうにもありますけれども、この地方創生において、財政的にいろんな施策を打つのはいいんだけれども金はない。後で困るようなことがないようにしていただきたいというのが私の願いでございますので、今、税収の減少なり長寿命化対策等で多額の費用を使う、そういう中でのこの件についての財政状況はどうなのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)総務部長よりお答えをさせていただきます。
○議長(森繁男)鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)地方創生、財政の面からどうなのかということでございます。28年度新年度予算におきまして地方創生関連経費、計上しておりますが、それが約30億ほどのまとめ方をしています。ただ、それは既存事業を吟味した上で地方創生に役立つものというのをくくったものが30億程度ということでございまして、全て新規事業ということではございませんので、この辺については全体の中での財政規律を守りつつ、新たな交付金の積極的な活用といったことで乗り切っていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)交付金の活用を考えながらということであります。後でまたやりますので次に移りたいと思います。
それでは、創生推進基金とまたは地方創生ステージに対応した基金とかいろいろありますけれども、その基金の活用方法についてどのように行うのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)家田総務部参事。
○総務部参事(家田康典)基金の活用についてお答えさせていただきます。
これは何度も繰り返し市長からも市政報告で言っておりますけれども、当市といたしましては、地方創生に積極的に取り組んでいくという考えでございます。このため、今回岩沼市まち・ひと・しごと創生推進基金というものを提案させていただきました。これにつきましては、昨年10月に策定いたしました総合戦略に位置づけられる政策事業について充当していきたいと考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)今回やるに当たって岩沼市まち・ひと・しごと創生推進基金というものを設置して、それを中心として財政を考えながらというようなことでありますので、今復興でいろいろ岩沼市もお金を使いまして、そういうことを考えた場合にやっぱり心配するのはお金なんです。そういう中で上手に基金を使いながら、または国からの助成制度を利用しながら行っていただきたいと思います。基金を上手に使って財政を考えていただきたい。その点についてもう一回、市長のほうから。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)地方創生自体が5年スパンの事業でこれから進んでいくわけです。ですから、初年度にできるだけ食い込まないと残りの部分についてもなかなか交付金対象の事業が取りにくいということがありまして、ぜひことし28年度事業の中に取り組んでおりますけれども、交付金をしっかり手当てをしていただけるように国のほうにはお願いしています。
ただ、今までと違うのは、手を挙げたところがほとんど支援を受ける、いわゆる採択されるということにはならないようです。ですから、昨年の10月に地方創生の総合戦略をつくりまして、それが35県内市町村のうち、8つしか出していないと。35分の8しか提案をしていなかったわけです。そこで、第一歩、岩沼は8に入っておりましたので少し前に進んでいるということですが、そこからまた次の提案が求められているわけですね。加速をするためにどういう事業があるか、その事業内容を提案しなさい。そうやって一つ一つ前に進んでいって事業として地方創生、いわゆる地域特性を生かした事業になっているかどうかの評価をした後に交付金がいただけるというシステムになっておりまして、今までとは少し違います。ですから、説得力を持った提案をしていかないと、なかなか採択していただけないという現状がございますので、これも積極的にこれから取り組んでいきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)基金の上手な使い方によっては今後、うまくいくのかなと思います。ただ、基金だけではどうにもならない。そしてまた、3番目に移りますけれども、交付金の見込みとその効率的な活用をどう考えているのかということでありますけれども、今までもプレミアム商品券とかいろいろなそういうものを活用しています。そういうことで、今後の今、基金とあわせて交付金というのは非常に重要なことでございますので、その点についてお伺いします。
○議長(森繁男)家田総務部参事。
○総務部参事(家田康典)交付金の見込みにつきまして御説明いたします。
御承知のように、地方創生に関する政府の予算といたしましては、平成27年度の補正予算で地方創生加速化交付金というのが制度化されました。それから今、28年度の予算案でございますけれども、いわゆる新型交付金と言われるものなんですが、地方創生推進交付金といったものが用意されているという状況でございます。これらの経緯につきましては、ハードというよりは、どちらかというと、コミュニティーを維持したり、つくったり、それから人をつくったりというようなソフト的な経費に充当していくというような予算でございます。
私どもとしては、こういった交付金の積極的な活用と、あとは各省庁におきましても、やはり地方創生の関連の予算事業というのが多うございますので、そういったものの情報も収集しながら地方創生を推進していきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)最後が一番重要でありまして、やっぱり情報収集しながら年々と交付金が変わったりしますので、その情報の収集の仕方というのが非常にこの交付金とか何かでは重要なものになると思います。そういうことで、この事業に対してはこのような交付金、そして、このように基金を使うと、そういうことにあって推進しなければ今回の創生事業も立ち行かなくなるという思いがございますので、そういった中にあっての交付金の岩沼市とすればいただき方というか、そういうものをしっかりとした情報を収集しながら頑張っていただきたいと思います。
次に、(3)番、国、県からの情報、支援の利活用をどう考えているのか。今の件とあわせて基金なり交付金なり、いろいろなものについて情報を得ることによってこの事業が一歩でも前に進むと私は思っていますので、その件についてお尋ねをいたしたいと思います。
○議長(森繁男)家田総務部参事。
○総務部参事(家田康典)国から、それから県からの情報収集につきまして、情報支援につきましての利活用ということでございますけれども、まず国の会議だとか、県のほうでいろいろ説明会もやっていただいておりますので、それらにつきまして積極的に参加して情報収集をさせていただいておりますし、今後もやっていくということでございます。
あと、今般、地方創生に関しまして地域経済分析システムという、いわゆるRESASと呼ばれるものが既に配信されております。これは順次改定してレベルアップしていくものではございますけれども、このデータは、客観的なデータが配信されてくるということでございます。今まで勘でやっていた行政という言われるものに対して、データでもって今後の地方創生に取り組んでいくというふうに今切りかえをしているというような状況でございますので、今後とも地域経済分析システムをうまく活用しながら地方創生に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やはり一番大きなことだと思うんです。それで、地域経済分析というのは、例えば北海道の稚内から沖縄の石垣島までのことを具体的にデータとして出されると思うんですけれども、その中で岩沼市の立ち位置というか、岩沼市の状況なり、岩沼市のランクというか、そういうものも含めてあわせて政策に転換しなければならないというような状況の中で、やはりこれも1,074、そして、1,044の自治体の中で勝ち上がるための一番のポイントになると思いますので、しっかりとした情報をとって対応していただきたいと思います。 続きまして、現在進めております事業でございますけれども、阿武隈リバーサイドにぎわい創出事業、これは12月議会に市長のほうから市政報告で出されまして、新聞にも載りましたけれども、それは長期的にどのような効果を期待して、どのように取り組んでいくのかをお伺いをいたしたいと思います。
○議長(森繁男)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)地方創生における国の方針としましても広域連携、これを積極的に奨励しておりますことから、この分野における本格的な連携の始まりと捉えております。その成果が長期的連携につながるように私ども、期待をしております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)インターネットなり新聞を見ますと、市町村を訪れるきっかけをつくっていただくという狙い、またはこれも国の地方創生を使ってやっていると。そして、両市町の観光地や名所で撮影というと、岩沼市はどこでそういうことをやったんですか、それが訪れるきっかけになるのかどうかというのがわかりませんので、その辺、お伺いします。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)具体的なお話でございました。いわゆるシネアドということで宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、この5県の7市の中で12館の映画館で、スクリーンの数にしますと106あるそうですけれども、そこでコマーシャルを打ちたいと。私どもは、健幸大使の俳優西村さんの協力をいただきまして、竹駒神社含めてそういった場所での撮影、そして、コメントをいただきながら、十数秒間でございますが、その映画館で亘理と一緒にPRできるような作戦をとっております。
もう一つは、御承知のとおり、常磐道の開通がございました。そして、来月3月19日は鳥の海のスマートインターの開通も予定されております。こういったところでのイベント、そして、高速道路のエリアには約170カ所あるんですが、その中で、いわゆるハイウエイウォーカーという情報誌がございます。そういった部分で具体的なイベントの取り上げを紹介をしまして、いろいろ沿道サービスの、あるいは沿道利用の方々にぜひ亘理、岩沼に立ち寄っていただくような工夫をいろいろ考えていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)この地方創生は、本当に今後の日本を占う、または岩沼を占う意味で非常に重要な施策であります。今後、若い世代の希望を取り入れるなり、地域資源の掘り起こしなりをしながらこの地方創生の施策に取り組んでいただきたい。そしてまた、やはりまち・ひと・しごとですから、そのポイント3点を充実というか、発展させるべく努力をしていただきたいと思います。
そしてまた、この地方創生、今、世の中でその言葉は非常に飛んでいるわけでありますけれども、それを具体的な施策の中で市民にわかりやすくなるように方法のほうもお願いをしたい。河北新報なりインターネットでは見れますけれども、やはりそういう意味において今後、頑張っていただきたいと思います。
次に移りたいと思います。
次に、復興事業であります。平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、つまり東日本大震災から5年となります。震災からの復興を図るため、平成23年9月、岩沼市震災復興計画マスタープランを策定、それらに基づき復旧・復興に取り組んでまいりました。現在、それらの計画の9割以上の事業が完了のめどがついているということであります。しかし、まだ7割の進捗状況であるとのことでもあります。9割のめどが立っているということで何も言うことはないと思うんでありますが、もう一息というところが非常に大事なところでもありますので、しっかりとした対応が必要であると思います。
そこで、残りの事業の部分、今後、復興事業の進め方についてはどのように行うのかお伺いします。 (1)番、千年希望の丘事業について14基までは見通しがついているということですから、残り1基分はどのようにして行うのか、金の面も含めましてお願いします。
○議長(森繁男)高橋伸明建設部長。
○建設部長(高橋伸明)千年希望の丘の整備事業につきましては、平成28年度におきまして14基全てが完成するということで今現在進めております。それによって機能の一つであります津波エネルギーの減衰効果については、確保できるものとは考えております。
残り1基については、避難丘としての必要性等も含めて改めて検証し、今後の方針をきちっと検討していきたいというふうに思っております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)我々はどうしても岩沼市では15基つくるんだというふうなことで、新浜から相野釜まで万が一の場合にはその丘に登って避難をするというようなことであります。この1基については、多分新浜のほうだと思うんですけれども、そういうところにせっかくの計画で万が一の場合、なければ困るんでないかなと私は思うんですけれども、そしてまた、14基まではすっかり決まっておるというようなことでありますので、その1基分、何とかして建てて、それは財政面も含めてですけれども実行していきたいと思いますけれども、改めて見直しということはどういうことなんですか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)残り1基につきましては長谷釜に今予定している分で、ライスセンター周辺でございます。そこのところについて、確かに避難丘につきましては復興交付金で対象になれば非常によかったんですが、そこまではということで復興交付金の対象にならなかったということもあります。ただ、そこも避難丘としてあれば、非常にいいのではないかということも含めて、本来どこにあったらいい機能が果たせるのかということも含め、また工事用の残土とか、そういったことも活用してできるのかということも含め、そういう機能も含め再度、改めて検証した上で決めさせていただきたいというふうに思っておりました。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)私の勘違いでありましたけれども、長谷釜ということで、あそこには何基かあるわけであります。そういう中での見直しということでありますけれども、やはり最初の目標のとおり15基、そして、安全・安心が広がる、あそこにありますと広がりますから、そういう意味においてもいい検討の仕方で実施をしていただきたいと思います。
次に、みなし仮設住宅の対応でありますけれども、後でお話をちょっとしますけれども、仮設が4月28日というふうなことで、みなし仮設については各入居した時点から5年というふうなことで、そういう期限というか、そういうこともあるのでそうなっているのかどうかも含めてこの点について対応をお願いをいたしたいと思います。
○議長(森繁男)吉田章健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)みなし仮設、これにつきましてはプレハブ仮設と同じように5年間という契約期間がそれぞれあるわけなんですけれども、その契約期間の終了で利用終了というようなことになります。
入居者の再建の方法については、それぞれプレハブ仮設と同じように個別にいろいろ御相談をして方向性を決めていただいているということでございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)それで、みなし仮設の皆さんの見通しはついているんですか。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)大半の方は現在、入居されている民賃のアパート等に引き続き入居されるという方が大半でございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)見通しがついているといいんです。やっぱり目標がないとなかなか心の中、物理的にも精神的にも復興がなかなか進まないと思いますので、そういうことをやっていくのが一番いいと思います。
続きまして、県の事業についての残り分の進め方について、どのように県のほうから報告を受けているのか。我々としても非常に関心があるものでありますから、特にまず1番目の赤井江排水事業からお願いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)赤井江排水事業につきましては、毎秒10トンの排水能力を有する排水機場を新設予定ということです。
工事につきましては、既に着手済みというふうになっておりまして、進捗は約10%で、平成29年度末の稼働に向けて事業を進めているというふうに伺っております。
あわせて、20万トンの調整能力を有します遊水池の整備も行うというふうに伺っているところでございます。 ○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)岩沼市の浸水対策の悲願の事業であります。これはやはりこの震災をきっかけに一気に進んだという我々としては思いがありますので、これをきっちりやってもらって、今度は海からの水の害じゃなく、浸水、雨が降ったり何だりした場合の浸水対策をきっちりやっていただくように市のほうからも県のほうに言っていただきたいと思います。
次に、貞山堀整備事業についてお伺いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)貞山堀の整備事業につきましては、一部土地収用法の区間がありまして、それを残しまして工事着手を行っております。進捗率は約30%となっております。
それから、事業の完了予定は平成29年度末完成を目標に事業を進めているというふうに伺っております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)これは歴史的にも非常に意義のある貞山堀ですので、岩沼市としては大きな問題でもありますし、約17メートルも拡幅するというふうな中での多分土地収用法だと思いますけれども、そういうものもきっちり完成を見るように再度、これもお願いします。
続きまして、文化的景観保全事業についてお伺いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)この事業につきましては、貞山堀の整備事業にあわせまして黒松が連続して生育している新浜橋から上流約1,400メートルの蒲崎の区間までを歴史的景観として保存する方針というふうに伺っております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)赤井江排水事業なり貞山堀は進捗率が10%なり30%というふうなことでありますけれども、これについては、その貞山堀の改修事業と同時に完成というようなことでよろしいんですか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)はい、そのとおり、貞山堀の拡幅事業に合わせまして保存していくということですので、事業完了に合わせてそれも終了するということの予定でございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)続きまして、震災伝承事業についてお伺いします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)地震津波防災ミュージアムということで、千年希望の丘を含むメモリアルパーク内に整備するようにということで県に対して要望をしておるところですけれども、現時点で特段の報告は受けておりません。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)岩沼市としては、あの千年希望の丘、相野釜の場所に今建てている施設の中にということでありますけれども、やはり石巻とか、そういうところには目を向けられますけれども岩沼のほうになかなか目を向けてもらえない。今、千年希望の丘が天皇陛下も来ていらっしゃいましたし、多くの閣僚の方も来ていただいたと。そういう中でこういう伝承事業をきっちりやってもらえれば、もっともっと震災とか、そういうものに対しての歴史的に残すものなり、そこでいろんな市民の方々にお知らせするものなりあると思いますので、県のほうに再度要請をしていってもらいたいと思います。
次に移ります。
3番目、土砂運搬路の破損状況と対策についてどのように今後行っていくのか。1日にやはり何十台も何百台も通行して、道路はくぼみまで出て傷んでいるというのが実態ですので、そのような対策はどのように行っていくのかお伺いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)土砂運搬路の市道等の破損状況につきましては、今、おっしゃられたように、震災の復旧・復興事業の進捗に伴って大型車両の通行が集中してきて道路が破損している状況であります。市としては、土取り場周辺の破損につきましては原因者負担の原則に立ちまして土取り場管理者に随時、補修を行わせております。また、特定できない部分につきましては、必要に応じて市で応急補修をしているという状況でございます。
ただ、復興事業に伴いますものにつきましては、破損した全区間で道路の補修事業が必要だろうということで、それに対する交付金とかの財政支援のルールの確立を県や国に対してこれまでも市長が折に触れて要望はしてきているところでございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)これも県道もありますし、市道もあると。そういう中であります。そしてまた、復興事業というふうなことでなかなか大変だと思いますけれども、これについても国、県なりの支援をいただきながら行っていただきたいと思います。
次に、仮設住宅が4月28日で私は閉鎖すると書いてありますけれども利用期間が終了するということであります。その後、解体撤去の進め方はどのように行うのかお伺いをいたします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)仮設住宅の解体撤去につきましては、里の杜東住宅、それから里の杜西住宅で計326戸につきましては、宮城県と契約しているリース会社が解体工事を行い、それから、里の杜南住宅60戸については、宮城県が所有しておりまして宮城県が解体工事を発注する予定となっております。
解体撤去工事の工程につきましては、現在、最終調整を行っておりますが、里の杜東と西住宅については本年5月中旬ごろに着手して9月下旬ごろに完了する見込みとなっております。また、里の杜南住宅につきましては、8月上旬ごろに着手し、11月下旬ごろに完了する見込みというふうになっております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)これも計画的にあそこの場所については、やっぱり多目的グラウンドなり駐車場なりということで、市民会館、体育館、駐車場として使っていただいておりますので、今度は速やかに撤去して対応をお願いしたいと思います。
次に5番、仮設住宅跡地の整備はどのように行うのかお伺いします。
○議長(森繁男)星幸浩復興・都市整備課長。
○復興・都市整備課長(星幸浩)仮設住宅の跡地の整備についてなんですけれども、基本は仮設住宅整備前の状態に原状復旧を行う予定と伺ってございます。
里の杜東住宅につきましては、現在、駐車場として利用していますアスファルト部分につきましては残しまして、それ以外全て採石敷きに復旧というふうに予定してございます。
里の杜の西住宅につきましては、グラウンド、もともと多目的グラウンドということでございますので、グラウンドに埋設されていました暗渠につきましては全て原状に戻しまして、新たに土を入れて復旧するというふうに伺っております。
里の杜の南住宅につきましては、全て採石敷へ復旧する予定でございます。
なお、里の杜東住宅と里の杜南住宅の跡地につきましては、原状復旧完了後に市の土地開発公社のほうに返還をするということになってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)震災以前よりすばらしい場所になるように努力のほう、お願いします。
次に、被災者への包括的な支援というふうなことでどのように考えているのかお伺いします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)プレハブ仮設、あとみなし仮設につきましては、仮設住宅の利用期間の終了まで引き続き生活の再建ということで支援を継続してまいりたいと考えております。
また、集団移転先の玉浦西地区等、ここにおきましても災害公営住宅等を中心としまして閉じこもりがちな高齢者の交流機会、多世代の交流の場の創出、地域活動への支援を行いつつ、集団移転先の周辺地域を含めました交流活動の促進ということで支援を行ってまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)ハードからソフトというように今度は切りかえしなきゃない支援になると思いますので、そういう面の支援をよろしくお願いします。
次に、千年希望の丘整備後についてでありますけれども、今後、どのように考えているのかお伺いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)千年希望の丘につきましては、避難するための防災公園としての機能だけではなく、通常時にはこれまでも園路などを緑の防潮堤として約10キロメートルの沿岸を散策できるネットワークとしての活用、それから震災の教訓を1000年先まで伝えていくメモリアル公園や野外コンサート、マラソンなどのイベントとしての利用など、次の維持管理にもつなげるような幅広い活用を考えていきたいと思っております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)この千年希望の丘の回廊とか希望の丘だけでなく、その周辺の土地とのコラボも考えているのかどうか。例えば千年希望の丘の隣の市有地ありますよね。そこをパークゴルフにするとか、例えばですよ、そういうコラボも希望の丘とあわせて考えているのかどうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)御提案のとおりでございまして、丘と園路と、そして市があらかじめ購入した土地の有効活用を図ってまいりますので、前から言われております土地の有効活用についてはスポーツ施設という御要望もありますので、今から少しずつ整備を進めていきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)両方あわせて考えていただきたいと思います。
それでは、今後の維持管理についてはどのように考えているか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)今後の維持管理につきましては、市民団体が中心となり市内外の企業や団体の支援を受けて維持管理を行うことができる仕組みについて検討し、官民共同の維持管理を目指してまいりたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やはり市だけじゃなくそういうことも検討することで今後ともよろしくお願いします。
次は今度、条例も出されますけれども、岩沼市千年希望の丘交流センターの活用はどのように考えているかお伺いします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)岩沼市千年希望の丘交流センターにつきましては、現在、千年希望の丘相野釜公園内において整備を進めております。この施設の活用策といたしましては、国内外の方々の防災教育の場やそれから植樹、除草などを通じたボランティアの方々との交流の場などとして施設の活用を図ってまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)県の震災伝承事業とあわせて検討しているのかどうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)県のそういった計画の動きはまだ見えていないものですから、私のほうとしては、今ある施設を最大限活用していきたいと。今、高橋部長が申し上げましたように、国内外の震災の教育の場としての活用も盛り込みたいと思ってございますので、その意味ではまだ市レベルで考えてございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)次に、仙台空港民営化についてお伺いします。
仙台空港は東日本大震災からの復興を力強く後押しする経済活性化策の一環として、国管理空港として全国で初めてことし7月から完全民営化されます。運営会社は仙台空港ターミナルビルの運営と物販、航空貨物取扱業務、滑走路維持管理、着陸料収受など管制業務を除く空港業務全般を担う本格的な空港経営をスタートします。
それではお伺いをいたします。
民営化に対する岩沼市の対応をお伺いします。県との約束の覚書についてはどうなるのか。これは前に昨年の9月議会ですか、佐藤淳一議員も伺っておりますけれども、その点についてお伺いします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)これはこれまでの空港に関する歴史そのものでございまして、空港の拡張のときの覚書、そして、時間延長に関する覚書とそれぞれ地元と覚書を交わしてきました。その内容については民営化になっても引き続き有効だと私は思っておりますので、市としても、引き続きいろいろ県と連携しながらまちづくりを目指していきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やっぱり仙台空港があって仙台空港も発展する度合いですね、仙台空港が早く発展すれば、周辺も早く発展しなければならないという思いが強いものですから、その約束事、覚書にはしっかりとした対応をしていただきたいと思います。
次には、運営委託先の東急グループが提案をしております運航、空港アクセス、施設投資、着陸料などの件については、岩沼市はどのようなメリット、デメリットにつながるのかをどのように考えているかお伺いします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)提案書の概要につきましては、その中では地域住民の方々との交流を促進し、地域とともに成長発展を目指すというふうな記載がございますが、提案書全編について現時点で開示がされておりませんで、現時点で具体的な効果、メリット、デメリットの検証というのは、現時点では難しいと思っています。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)実はこれは質問に当たって県議会議員のほうにも聞いてみたんです。そしたら、県のほうにも情報はまだ来ていないということでありまして、先ほどの創生ではないですけれども、やっぱりそういう情報を出してもらうように強く要請をしながら、メリットにつながるような施策を打っていただきたいと思います。
次に、県の提案の中で民間の知恵を生かした地域住民、関係事業者との連携とありますけれども、考えられることはありますか、お伺いをいたします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)県の提案の中では、交流人口を拡大することで東北最高を目指すというようなことを述べられておりますけれども、空港周辺地域といたしましては、人の交流だけではなくて物の交流といったことも期待できるものと考えております。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)これもやはり県のほうでもまだ情報収集が完全に得られていないという状況でありますけれども、県が打ち出しておりますので、県とあわせて岩沼市も同じような状況だと思います。そういうことでの対応をしっかりとしていただきたいと思います。
次に、今問題となっております矢野目西地区の開発でありますけれども、そういう意味についてはどういうことに考えているのかお伺いをいたします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)関連産業の進出が期待できるというふうには考えておりますが、現時点で東急グループから直接そのような話というのは受けておりません。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)やはり空港民営化、そして周辺対策なれば企業誘致とかいろいろな問題が出てくると思います。そういう中にあっての矢野目西の開発というのは非常に重要だと思います。これは地権者の問題もありますけれども、市なり、県なり、国なりがいろんな手当てをしながら対応していかなければ、やはり納得はしていただけないと思いますので、そういう面の対応をしっかりしていただきたいと思います。その点についてもう一回、お願いをいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)今回仙台空港の民営化ということは、我々にとって大きなチャンスと、そのように思ってございまして、いろいろ企業からの引き合いもあるわけです。岩沼に進出したい、あるいは周辺の開発についてどうなんですかという問い合わせ、あるんですが、なかなかそれに応えるまでのまだ情報は持っておりません。復興を中心にやってきたものですから、これから少し西に力を入れて開発をし、企業の誘致なり、空港の発展と一緒に我々も発展したいと、このように思ってございます。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)次の質問にも関連ございますけれども、やはり岩沼市としては、対応すれば岩沼市の今後の発展につながるということでございますので、地方創生なりなんなりに絡めるような形で対応をできないのか考えていただきたいと思います。
次に、復興後の財政状況についてお伺いをいたします。
今年度は185億円、昨年度より42.8%減で震災関連では80%の減額になります。平時の一般会計に戻りつつあります。市はいわぬま未来構想、岩沼市国土利用計画、岩沼市震災復興計画、そして、平成27年度、平成28年度で策定される都市計画マスタープランがあります。整合性をとりながら実行されると思います。人口減、少子・高齢化社会と生産年齢人口の減などで今後の状況の変化が大変厳しい状況になると思いますので、そういう中にあっての財政をどのように考えているのかお伺いをいたします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)中、長期的に収支のバランスを十分に考慮しながら財政規律を堅持していくということを重視してまいりたいと思っています。
○議長(森繁男)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)地方創生の中で地方に人を、そして、岩沼市は空港民営化で周辺の開発というようなこと、非常に岩沼市は地の利があるがゆえに大変な場所でもあるし、このような時期でもある。そして、震災に遭って復興をなし遂げながら進めているというような状況で、非常に懸念をされます。そういう中にあって健全化を中、長期的に考えるということでございますので、今後を注視しながら頑張っていただきたい。我々も注視しながらこの政策等を見きわめたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
それでは、次に、飯塚悦男議員と交代をいたします。
○議長(森繁男)岩沼政策フォーラム沼田健一議員の会派代表質問を終結いたします。
休憩をいたします。
休憩は11時10分までとしたいと思います。
午前11時01分休憩
午前11時10分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き岩沼政策フォーラムの代表質問を行います。
次に、飯塚悦男議員の会派代表質問を行います。発言席において発言してください。15番飯塚悦男議員。
〔15番飯塚悦男議員発言席〕
○15番(飯塚悦男)岩沼政策フォーラムの飯塚悦男です。質問順位5番から8番まで会派代表質問をします。
圃場整備事業について質問します。昨年10月、環太平洋経済連携協定、いわゆるTPPが大筋合意しました。2000年続いた日本の稲作が転換期を迎えている中での圃場整備事業であります。
1点目は、圃場整備事業の進捗状況はどのようになっているかお伺いします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長、答弁願います。
○市長(菊地啓夫)本市の農業のみならず、日本の農業が大きく動こうとしておりまして、今、岩沼市の場合は、東部、西部、北部と圃場整備の順次工事の予定がございますので、今後、大きく法人化なり、TPPに向けた効率的な農業を目指していきたいと、そのように思ってございます。
具体的な進捗状況については市民経済部長よりお話をさせていただきます。
○議長(森繁男)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)お答え申し上げます。東部地区の圃場整備事業につきましては、平成27年度末で約90%の進捗状況、28年度末には全域が一応完了する予定と伺っております。
また、西部及び北部地区の圃場整備でございますが、事業区域を3工区に分割して平成28年度から30年度までの3カ年で工事を行う予定と伺っております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)TPPの問題もありまして岩沼市は圃場整備事業を進めている。今後の稲作の農業経営が大幅に変わると思うので、今までの効率の悪い稲作よりも効率がよくなって、外国産と太刀打ちできる足腰の強い農業を目指すということで、圃場整備事業には私も全面的に協力したい。今後も市としても頑張っていただきたいと思います。
次に、2番目の岩沼市環境基本計画案には、自然環境に配慮した農道、水路などの基盤整備を進めますとあるが、圃場整備事業にどのように生かしていくのかお伺いします。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)どのように生かすかということでございますが、農業・農村整備事業における環境との調和への配慮の基本方針、こういったものを踏まえまして可能な限り生態系、あるいは環境など自然環境への負荷、あるいは影響に配慮した取り組みをしてまいります。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)現在、圃場整備事業を見てみますと、私も関係者の一人なんですね。本当にもうこれが田んぼかと本当に見違えるような、住宅に例えれば昔は下水道もなかった、水道もなかった時代に田んぼに下水道もあるし、水道もあるという状況なのですごく効率がいいんですね。やはり効率のいい農業と生き物、水路が極端に少なくなっているんですね。その点についてどう思いますかね。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、大変難しい問題だと思います。片方はだんだん成長して大区画化、効率化を図る。一方では、生物の多様性を重視していくという二本立てで進まなければならないという中で、どのように保全をしていくかというのは、これからできる限りとしか、今のところ言いようがございませんが、自然環境に配慮していきたいと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)岩沼市環境基本計画案にも減農薬、減化学肥料などによる環境保全型の農業の振興を推進するという今まで以上に、その分といったらおかしいんですが、環境保全に配慮した農業を推進して、やはり食の安心・安全を発信すべきだと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)既に議員取り組みの、例えば環境保全米も含めましてそういった方向でぜひ進んでいく、安全が一つのブランドになる。これはTPPにも日本の誇りとして向かっていけるんではないかというふうに思っております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)部長から力強い推進を図るという声を聞いて、これからの農業、水田をやる人は、力強い援護を得たと思っているので安心しました。
3点目は、これからの農業経営は農業法人が主体となる。農業法人に市としてどのような期待をするのか伺います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)当然、法人化が主体となると、そのように思ってございます。このたび、東部地区に5つですか、農業法人、それから、西部地区に2つ、長岡と志賀に法人化設立があったわけでございますが、将来、TPPの発動に向けてそういった効率化ですかね、そういうのに目指していかなければならないと、そのように思ってございます。それにおいても、やっぱり圃場整備を今やらないと、後でというわけにはこれはいきませんので、しっかりこれを取り組んでいきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)やはり農業法人は、これから地域の担い手となると。事によると、やはり法人化すれば、以前から言われている農業の6次産業化も加速するのではないかと思うんですが、その点、どうでしょうか。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)議員御指摘のとおり、圃場整備そのものは、やっぱり器だろうというふうに思います。その中に盛り込むものがよく検討されなければならない。それをもって利益性の上がる6次産業というのは大きな目標になるだろうというふうに考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)私、「地方議会人」をとっているんですけれども、この記事の中に紹介しますと、持続可能な農業と地方自治体とあるんですね。タイトルが「地域社会を守る農業」、その中で東京大学の鈴木先生が言われているんですが、「農林水産業の衰退は、伝統文化も含む地域のコミュニティーの崩壊、消滅につながる」と言っているんですね。その点はどう思いますか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、岩沼の置かれている立場としては都市近郊だということで、なかなか農業としては比較的都市近郊の農業になるんではないかと思ってございます。加えて、やっぱり年間を通して、1年を通して農業をしっかり経営するような中身をつくっていかなければならない。その手段の一つに6次化があるわけでございますので、そういったことを生かしながらできれば農商工連携と、そういったことも含めて将来展望を図っていきたいという考え方でございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)これから地域農業の担い手は農業法人と今度新たに若者の農業をやりたいとという、いわゆる新規就農者が担うと思うんですが、その点はどうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)市内に今、農業法人は結構あるんですけれども、若い方が中心と言いがたいよな部分、やっぱり年齢の高い方が中心になって動いているという中で、新規就農もいいんですけれども、そこでなりわいとして生活ができなければ絶対だめなんですね、幾ら農業といえども。ですから、そのためには、やっぱりきちっと1年間の農業スケジュール、収入の見込み、経営という視点を法人化の時点から入れていくということが大切だと思っております。ですから、そのために必要なものは、市のほうでも支援をしてまいりますし、国のほうにもお願いをしていきたいと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)市長からも最低限支援するということを言われました。
きのう、私、TBSのテレビを見ていたんですよ。「夢の扉」、6時半からなんですが、その中で田んぼには無限の可能性があるというんですね。奥州市の例が出ていましてお米からエタノールだと。燃料にすると、これは莫大なコストがかかってだめだと。そしたら、化粧品に利用するんですね。それで、それもいわゆる向こうの地方創生のモデルということで、やはり岩沼の財産である約1,500ヘクタールの田んぼには我々にもわからない無限の力があると思うんですが、その点について岩沼の水田の財産をどう活用していくか、再度、市長に聞きたいと思います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)岩沼の特徴としては、やっぱり米中心プラス施設園芸だったわけですね。それが東部地区に集中していた点もございまして施設園芸は若干半減してございます。いずれにしても、岩沼市は特徴として米中心だということですので、やっぱり米をこれからブランド化してさまざまな岩沼市の顔として活用できればというようなことを考えてございます。
6次産業化ということが大きなテーマになるんでしょうけれども、なかなか生産から販売までになると、それなりにノウハウが必要ですので、これから勉強して6次産業化は取り組んでいきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)今後、農商工連携、行政と連携をとって岩沼産の農産物のブランド品に向けて日本にも発信していきたいと思いますので、行政としても最大限支援していただきたいと思います。
次に、6番目の新火葬場建設について質問します。
市民の長年の願いである新火葬場建設が、地権者の理解を得て着々と進められていることに地元議員として安堵しています。
1番目は、都市計画法に基づく手続を進めるとあるが、今後の建設スケジュールはどのようになるか伺います。 ○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)28年度におきまして基本、詳細設計、こういったものを実施させていただきまして造成工事にも着手したいと考えております。
施設につきましては、29年度末の完成を目指して計画したいというふうに考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)利用する市民から、新火葬場建設にどのような意見が出されているか伺います。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)御承知のとおり、議会でも決議をいただいた案件でございますし、同様に新しい火葬場のとにかく建設を早期に実現してほしいという要望はこれまでも多数いただいております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)3の地域住民からどのような意見が出されているか伺います。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)これまで地域説明会、それから都市計画にかかわる市民説明会等々、開催してきておりますが、皆様から景観等にかかわる周辺環境への配慮、こういったものを中心に御意見をいただきました。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)市民とか議会等との意見などを取り入れて近隣自治体の火葬場よりもすばらしい、全国から視察に来るような火葬場にしていただきたいと思います。
7番のふるさと納税について質問します。
ふるさと納税には、1、お礼の品がもらえる、2、生まれ故郷でなくてもよい、3、税金が控除される、4、使い道を指定できる、5、複数の自治体を選ぶなどの5つの特徴があり、近年は自治体間で競い合っているのが実情であります。
1のふるさと納税により財源の使途はどのように考えているか伺います。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)ふるさと納税による寄附金につきましては、地方創生総合戦略を推進するための経費として積極的に活用してまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)ふるさと納税でいただいた財源、これはどのようにというか、明確にはどのように使うんですか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)地方創生に役立つと思われるものに使っていきたいんですが、それを効果的に行うために、まずは今回設置を考えております岩沼市まち・ひと・しごと創生推進基金、こちらに一旦積み立てをして、そこから事業を見定めて使っていくというふうにしたいと考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)ふるさと納税者が使い道を、例えばこれに使ってくださいと、岩沼市でそういう指定は考えているのかいないのか、その辺。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)使途についてある程度、希望といいますか、それは伺っております。ふるさとづくり全般であるとか、あるいは福祉、教育、産業振興、あとは生活環境の整備といったところで選んでいただくということはあるんですけれども、その辺を踏まえて地方創生の取り組みの事業につなげる形で充当をしていきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)そうすると、納税者は使い道をこれに使ってくださいという指定は、今のところは考えていないということでいいですか。向こうの希望なんですけれども、希望に岩沼市でふるさと納税の使い道には、例えば昨年、我々総務常任委員会が安来市に行政調査しましたら、5項目くらいあるんですね。納税者がこれに使ってくださいと指定するんですね。その点については考えていないということで、現状のところ、それでいいんですか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)ふるさと納税の寄附金につきましては、厳密な指定寄附という受け方とは捉えておりません。一般寄附と同様にこういった内容、こういった施策に使ってほしいという御希望として受けとめさせていただいておりますので、限定という捉え方はしておりません。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)指定寄附もあるんですね、寄附には。それとの兼ね合いもありますが、私は、やはり納税者もせっかく納税するんですから、これに使ってくださいという項目を決めて、例えば安来市の例では、1番目は地域産業振興、2番目は環境保全文化、3番目は子ども子育て、4番目は福祉健康とか、5番目は市でお任せしますというコースがあるんですね。それを指定するんですね。そういう面もありますし、今後、千年希望の丘の管理にも相当今後、費用も出てくると思うんですよ。やはり岩沼市の大きな財産は千年希望の丘だと。その管理運営にも千年希望の丘に使ってくださいというような方法もあると思うんですが、その点、どうでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)希望の丘の寄附につきましては、別建てで受け付けをしております。ふるさと納税に関しましても、ふるさとづくり全般というような項目も設けさせていただいておりますので、その辺は多様な受けとめができるかなというふうに思っております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)これは自治体間で競争しているんで、その辺も納税しやすいように検討していただきたいと思います。
次の2点目の返礼品の充実についてどのように進めていくのか伺います。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)まず、協力していただける事業所をさらにふやすこと。そのことによって新たな返礼品の充実ということを図っていきたいと思っています。
また、物品のみではなくて、体験型など独特の返礼といったものも開拓できればと考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)本市の返礼品には何が多いんでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)実績といたしましては、牛タンが一番人気でございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)岩沼市は返礼品が、極端ではないんですけれども、いわゆる事業所をふやしていく、協力するですね、部長から答弁いただきました。まさにそのとおりで、本当に少ないんですね。昨年、総務常任委員会で安来市の例を挙げると、40品目あるんですね。それも39までは地元で生産加工されたもの。1つだけ地元で加工できなくて、それも生産は安来市だと。加工だけは委託しているというので、ほとんどが100%地元なんですね。やはりその町の経済力、地域力を考えると、ふるさと納税の返礼品が多いほど地域力がアップしているんだと思うんですよ。
そして、返礼品に行政調査の例を出すとあれなんですけれども、例えば1万円、大体5,000ですと半額で50%だと。安来市の例では、1品コースというのは1つで、そして、選べるコースというのがあるんですね。2つを選べると。だから、2,500円、2,500円とか、それで2つを選んで返礼品として、そういうコースもありますから、工夫によってすれば、今後、やっぱり納税もしやすくなって額もふえてくるのではないかと思いますが、その点、どうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)おっしゃられるとおりだと思います。最近のふるさと納税は、なりふり構わなくなってしまって、地場産品でなくても取り入れてやるというふうな方向に行っていますので、家電まで返礼品に入っているという中身があるんで、しっかり対応していく必要があるかと、そのように思ってございます。とりあえず、私のほうとしてはラインナップをふやしたい、いわゆる棚に上げている商品をふやしたいという思いがありますので、ぜひこういうものとあれば、参考にさせていただきたいと思います。提案をしていただきたいと思います。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)提案ということで、さっき答弁ありましたいろいろ学べるコースだとか、私もずっと行政調査を踏まえて勉強したら、岩沼市において宿泊券とか、それもいいんじゃないかと。例えば千年希望の丘を見に来るとした場合、岩沼に泊まっていただくと。その場合の例えばグリーンピアのホテル等々の宿泊券も返礼品として活用するということもありますので、その点も今後、検討していただきたいと思います。
3のふるさと納税を地域活性化にどのようにつなげていくのか伺います。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)地場産品をふやしていくというか、活力を上げていくというところはもちろんなんですけれども、地域連携による返礼品の充実、そして、連携による副次的な効果といったものを高めていくというようなことで、観光振興、地場産業の活性化、双方につながるようなものを目指していきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)いわゆる地域の産業力を高めると、観光も含めてですね、そういうことでいいんですね。 そこで、ふるさと納税は、一方では交流人口もふやして岩沼の魅力、そして、ふるさと納税で納税していただくと。そして、岩沼に訪ねてきてそれが住みよければ、岩沼で子供を育てたいと。市長も地域の子育て、学校教育に熱心でありますので、そういう意味で交流人口をふやして岩沼に住んでもらうということがありますから、その点も交流人口をふやす取り組みをしてはどうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、交流人口とふるさと納税をマッチングさせるというのは、ちょっと今、考えが及ばないんですが、岩沼市の特性みたいなところでそういった返礼品ができれば、それはありがたいと思いますし、さまざまなやっぱり地域連携をしていかないと、なかなかこれから難しいだろうと思っているわけです。観光客を呼ぶにしても、岩沼だけじゃなく、今回亘理と一緒にやったように広域を組んでここに客を誘導するという方法をこれから考えていく必要があると思いますね。だから、亘理のイチゴも必要だし、我々にとっては、岩沼の何かほかのものを亘理と共有する部分があるんだかもわからないです。これから探っていくような状態になるんですが、非常に難しい部分ですよね。岩沼としての産品って割合少ないものですから、できるだけ魅力的なものをつくっていきたいと思ってます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)今、市長から亘理のイチゴと。私も亘理のイチゴ生産農家も友達もいるし、亘理のイチゴと聞けば、岩沼は何だと。仲のいい友人同士も、イチゴと言えばライバルになるんですね。そこでの連携というとなかなか難しいんでないかと思うんですが、イチゴに負けないのを我々もつくんなくてない。今後、やはり市長もその面で生産者ともどもオール岩沼でブランド品の開発に頑張っていきたいと思いますので、最大限の支援をよろしくお願いしたいと思います。
そこで、2016年から、いわゆる企業のCSR、いわゆる企業の社会的責任にもつながるふるさと納税の企業版が創設されるということなんですが、その点について市長はどう思いますか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、地方創生の中でそのことは言われておりまして、いわゆる企業版ふるさと納税、ただし、返礼品はない。使途は地方創生にかかわる部分に使っていいですよというような限定的な中身でございまして、我々もそれに提案をしていきたいと思っていまして、今、整理をしているところでございます。まだ、法律そのものが通っていないものですから、もう少し研究をさせていただきたいと思っています。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)大会社というのは、工場は地方に工場があると。そこではやっぱり雇用を生んでいますけれども、いわゆる本社が東京、大阪、名古屋、大体それが9割以上を占めているんですね。そうすると、地方にはある程度の税金は入るけれども工場の割にはそれに見合った額じゃないと思うんです。そういう面で、いわゆる企業が自治体に寄附するということはいいことであると。税金の対策面からも企業にとってもメリットがあるし、自治体にメリットもあるので、その辺も市長も今後、企業に働きかけて頑張っていただきたいと思います。
次に、8番の空き家対策について質問します。少子・高齢化とか人口減少に伴い、空き家が年々増加しています。1番の市内の空き家の現状はどのようになっているか伺います。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)昨年の特措法の施行以来、手前ども消防団等も含めまして地域からの情報、加えまして整理をさせていただきました。外観の確認ということが中心でございますが、その調査に基づき39軒の空き家ではないかという確認をしております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)39軒というのは、今、人が住んでいない、生活していないというような状態の家なんですかね。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)基本的にはそのような状態に見られるということでございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)2点目の農村集落の空き家が増加している現状を市長はどのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)農村集落の空き家が増加しているということは、私も確認をしてございますし、今後も空き家対策が必要だと。農村集落の空き家が差し当たり問題ではなく、空き家対策としてどう取り組むかを今考えておりまして、なかなか空き家の定義が難しいわけです。住める状態であれば、空き家でも貸し不動産になるんですか、そこの認定が住めない状態であれば、空き家として放置した。そうすると、いろいろ税金の問題、管理の問題等々あれば、いろんな罰則規程も出てきていますので、農家のみならず空き家全体についての方針を出していく必要があるかと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)私も農村集落に住んでいる一人なんですが、ここ数年、後継者不足等々、昔、30年くらい前は誰か戻ってきたんですね。ところが、子供も少ないし、子供がまちの中に独立し、家を建てたと。そうすると、親が亡くなったという場合は、なかなか戻ってこないんですね。管理はしますけれども、今後、税金等々、高くなれば、その辺、維持できなくなると思うんですよ。別荘に利用すればいいというんですけれども、なかなか経済的な面もありますから、その辺、岩沼市に何軒あるか、そんなにないと思うんですが、農村の空き家を新規就農者をあっせんしてその子に住んでもらって新しい農業の形をつくったらどうでしょうかということで伺いたいと思います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)農業の後継者的な話に結びつけていくということなんでしょうけれども、まだそこまでは考えておりません。全国で約820万余りの空き家があると言われておりまして、それに基づいて特措法、昨年の2月できたわけですね。しかし、認定が難しいわけですね。個人の権利に手を出すということもあるわけですから、もう少し研究させていただきたいと思うし、危険な箇所については、そんなことは言っていられないということでしっかり調査しなきゃないんですけれども、今の制度上は、放置すると損をするというシステムになっているわけですね。税金も何倍かの税金がかかるというわざわざそういうシステムをつくってあるわけですから、それでも余り改善されなければ、次の段階ということになるんで、岩沼も他市の状況と同じで、都市部は比較的見えない部分なんで空き家という定義をまずしっかりつくっていきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)私の知っている例ですと、農村で親も亡くなって皆、子供は独立していると。家、売りたいんだけどと話し合ったら、家の前に少し農地があると。普通の人は、農地取得できないんですね。その辺も今後、やはり規制緩和なり法的なことも考えられると思うんで、普通のサラリーマンもあいている農村集落の空き家を買いたいといった場合、少しの前の畑、それも取得できるような法整備というか、これは国の問題ですけれども、その点について市長、どう考えますか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、地元の農家出身で、若いときは都市で生活をして定年になって戻られるというケースかと思いますけれども、若いときに農家をやった経験があるのであれば、十分可能だと思うし、むしろ農業法人の中に参加をしていただいて、やっぱり65からの新規就農者というのもあり得るのではないかと。働く期間は確かに10年とか15年ぐらいしかないんだと思いますけれども、そういったシステムも構築していく必要があるかと思ってございます。まだ、具体的には、農業自体の経営でどのくらい生活できるか、所得がどのくらい確保できるか、これをしっかり見て経営を確立していきたいというふうに思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)農村の空き家を買いたいという人は、定年後で年金をもらっている人が多いだろうと思います。
3の空き家を移住、定住促進に活用すべきじゃないかと、ダブっているんですが、その辺。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)利活用の御質問だと思います。地方創生におきましても、実は市内の、いわゆる宅建取引業を営む皆さんとの懇談等も開催しておりまして、そういった中で民間の皆様との協力連携がまず必要だなと。つまり情報を共有化していくということをまず研究テーマとして、それを充実させていくというふうな方向で考えております。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)自治体によって空き家バンクということもPRしている自治体もあるんで、その点についてはどう考えていますか。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)空き家バンクにつきましては、ただいま御指摘のとおり、利活用前提でそういったものを進めている。そして、そこの先には定住ということが挙げられております。今、そういった分野で岩沼の物件がどの程度あるかというのは、非常にまた把握が難しいところでございますので、一つの研究テーマということで検討させていただきます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。 ○15番(飯塚悦男)これからの課題だということで理解します。
4の平成27年5月26日から完全施行された空き家対策特別措置法により、特定空き家の判断は市町村がすることになると。判断する協議会などの設置についてどのように考えているか。これは松田議員も以前に質問していますが、伺います。
○議長(森繁男)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)この協議会も岩沼市単独の協議会でいいのかどうか、もっと広域でやるべきではないかなどいろいろ考える視点があると思いますので、これも研究を続けていきたいというふうに考えております。 ○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)今後の検討ということで。
5番目の、市及び所有者の責務を明らかにする条例を考えているのかと。これは近年、自治体によっては条例化している自治体もありますので、その辺、どうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)空き家対策については、前段申し上げましたように、個人の権利とか法的制限とか、あるいは罰則規定もありますので、それらを全て包含できるような組織がつくれるかというと、ちょっと甚だ疑問なところがありまして、もう少し情報を集めて勉強してみたいというのが正直なところでございまして、空き家解消というところまではいかないにしても相談対応ぐらいはできますので、その中から探っていきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)空き家というのは、まず人の財産なんですね。それを踏まえるとプライバシーというのがありますが、やっぱり適切に管理しなくてない。いわゆる特定空き家ですか、ならないように市でも、やはり我々所有者も責任あると思うんですね。その辺も今後、岩沼市で条例というのはまだそこまでいっていないと思うんですが、今後、そういう面もあるということで考えていただきたいと思います。
終わりに、本市の課題であった政策空き家、空き家という名前がつきますが、市営亀塚第一住宅が解決しました。市長初め、職員の努力に本当に感謝したい、敬意を表したいと思います。長年の課題であったんですね。これはいつでも部会等々、空き家対策、亀塚、どうなっているんだと、入居者が何人でということで本当の課題であったのが、今、私、市長初め、職員の皆さんの努力で解決したと。今後も市民のためにできる範囲で精いっぱい努力して働いていただきたいと思います。我々議会も市民に対して最大限働きますからよろしくお願いしたいと思います。
これで私の会派代表質問を終わります。本当にありがとうございました。
○議長(森繁男)岩沼政策フォーラム飯塚悦男議員の会派代表質問を終結いたします。
休憩をいたします。
再開は午後1時といたします。
午前11時52分休憩
午後1時00分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き岩沼政策フォーラム、佐藤一郎議員の会派代表質問を行います。11番佐藤一郎議員、発言席において発言してください。
〔11番佐藤一郎議員発言席〕
○11番(佐藤一郎)岩沼政策フォーラムの佐藤一郎です。私は4項目にわたりまして質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
まず、1項目め、公共施設等総合管理計画に係る事項について。
岩沼市公共施設等総合管理計画案、草案が発表されました。震災復興後の岩沼市公共施設のあり方、市民のニーズ、少子・高齢化時代を迎え財政面と向き合いながら進めなければいけません。
1点目、今までも同僚議員からも質問がありました公設市場跡地利用について、今後、どのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)公設跡地の利用については、これまで渡辺ふさ子さん初め、たびたび御質問いただいているところでございました。今回あえてまたお答えさせていただきますが、地方創生総合戦略の中でコミュニティーづくりに役立てられればという考え方でいます。具体的な内容については、これから住民の方々、周辺の方々、いろいろ御意見をいただきながら有効活用していきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)これから具体的にということなんですが、私も過去の今までの質問を聞いた中で、地方創生の中の総合戦略の中で地域の皆さん、市民の皆さんの御意見をいただくのかなということでございます。そうすると、ことし28年度は意見を聞くというか、方向はまずわかります。聞いてその後、28年度の方向づけはどのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、御提案を聞いた中身で具現化できるものについては、具現化したいと思っていますので、まず岩小学区の中にあるわけですから、そういったコミュニティー、学区単位のコミュニティーの中で活用していければと考えてございます。28年度は意見を聞いてどうするんだという話なんですけれども、これからいろいろ意見を聞いて議会の皆さんに内容をお話ししていきたいと、そう思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)市民から意見を聞いて今後、あり方について検討するということですので、よろしくお願い申し上げます。
次に、移ります。市営亀塚第一住宅地は、長年にわたり市職員の皆さんが政策空き家として粘り強く交渉した結果、見通しがつきました。市職員に敬意と感謝を申し上げます。
2点目、市営亀塚第一住宅地からの住民撤去後、跡地はどのように活用を考えているのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)ここも本当に大事な位置、駅の近くにあるわけなんで、これを有効活用していきたいということで、今、検討を進めているところでございますが、できるだけ地方創生の枠組みの中で、これも若い方々が活用できるような施設というようなことを今考えておりまして、いろんなことを今、政策としてどういうものをどういうスキームで取り入れられるかそれを今考えておりまして、もう少し待っていただきたいと思います。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)そうしますと、今、市長の頭には若い方々の活用を考えているということなんですが、まず、市民の御意見というのは、先ほどの公設市場については意見を聞くという話がありました。今回は若者に活用するということですから若者の意見を聞く、あるいは周辺の人を聞くとか、そういう場面はどのように考えているんでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、住民の方の意向と若い方々の要望、そういったものをやっぱり具現化していくというところで、できれば公益財団法人青年海外協力会の皆さんの知恵をおかりして、あそこを有効活用できないかどうか探ってみたいと思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)先ほど市長がおっしゃったように、ここは岩沼駅の本当に近くにありまして利便性が高い。岩沼市の中心部にもある。今、市長の頭には、若者が活用できるようなということを考えているし、そして、意見も聞くということですから、市民にとって本当に有効な活用方をいろいろ進めてほしいと思います。
3点目に移ります。学校施設老朽化対策について今後、どのように考えていくのか。
まず、(1)の岩沼北中学校屋内運動場について伺います。
○議長(森繁男)百井崇教育長。
○教育長(百井崇)お答えいたします。ここに4項目載っておりますけれども、全般的なこと、私のほうからお答えさせていただきます。
まず、28年度にこの学校施設につきましては診断をいたします。その中で、優先順位をつけて改修、もしくは内容によっては建てかえとかもあるかと思いますけれども、今のところは、長寿命化を目指して改修の方向で診断いたします。その中で優先順位をつけて29年度から実施したいと思っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)岩沼北中学校の屋内運動場は、昭和38年、経過年数が53年、途中で平成元年に改修工事をやっていますので耐震もやっていると思いますが、その辺で途中でやっています。また、今、言った次から岩沼小学校校舎とか、岩沼西小学校校舎とか、岩沼南小学校の校舎とかあるんですが、調査を今から行いますよね。それで優先順位というのは、今、4つの項目あるんですが、基本的には今から調査してその判断、結果を見て優先順位をつけてということですから、全体的にはそういうふうな考え方で行うんですか。
○議長(森繁男)百井崇教育長。
○教育長(百井崇)おっしゃるとおりでございます。岩沼市の学校は、確かに建設の最初の年度は古いんですけれども、途中で大規模改修とか耐震とかやっておりますので結構丈夫になっておりますので、その辺は余裕があるかと思いますけれども、ただ、全体的に古くなってきておりますので、改修というのはその順番をつけてやっていきたいと思っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)それで、教育の現場といいますのは、確かに古いというよりは新しい、きれいなというのがイメージだと思います。私も今回、小学校のトイレの改修というのはすごくいいことだなと思います。それで、少なくとも耐震で順番つけてやるんでしょうが、1つは、学校のきれい、明るい、清潔で安全第一といいますか、そういう項目をまず最初にできることから、予算がそんなに必要としないようなまずできる、取り組みのしやすいところからまずやって、そして、やっぱり今経過年数が、岩沼小学校校舎の場合は46年たっていますし、岩沼西小学校については40年、岩沼南小学校は36年ということですから、一部ずつ私も拝見していまして廊下がとか、通路関係とかそういう関係、あと周りの壁関係とか気にはなります。そういったことで、まず明るさに一つ、あときれい、清潔にするという、全面改修というのは予算もかかるんで、その辺、まず手が届くようなところからするべきだなと私は思うんですが、教育長、どうでしょうか。
○議長(森繁男)百井崇教育長。
○教育長(百井崇)議員、おっしゃるとおりだと思います。やっぱり子供というのは1年1年でかわりますので、やはり今の中で清潔な本当に明るいような場所で教育活動を行いたいと思っておりますので、ぜひそのように進めてまいりたいと思います。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)まず、学校がきれい、明るい、清潔、安全第一ということから始めてほしいと思います。 4点目の陸上競技場は、今までも陸上選手を育ててきました。市内はもちろん、市外の近隣からも小中高校生、大学生、社会人が利用しております。4点目、陸上競技場が老朽化しているが、今後、どのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)百井崇教育長。その前に佐藤一郎議員に申し上げます。学校施設老朽化対策について今後、どのように考えるのかという質問の中で、1から4までありましたけれども、今までの答弁で了承したということでよろしいのですか。1から4までありますけれども、一つ一つの答弁は求めないような発言でありましたけれども、ひっくるめた形だったと思いますが、それでよろしいんですね。(「はい、教育長が全部同じだということを聞いたんでそうしました」の声あり)
○議長(森繁男)なるほどわかりました。
それでは、改めて答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)おっしゃるとおり、陸上競技場というのは、大分かなりひどい状況になっておりますが、岩沼市全体の施設の公共事業の長寿命化の中で検討してまいりたいと思いますし、やっぱり陸上競技場、私自身も走路の傷みぐあいとか、それから雨漏り等についても確認しておりますので、早急に改善できるように努力してまいりますが、ただ、いつまでというお約束はできませんけれども、議員おっしゃるとおり、皆さん使う施設ですので、早目に改修できるように努力したいと思います。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)早急にということのお答えなんですが、私も実は今回いろいろとグラウンドのほうを、トラックのほうを見てまいりました。それで、ここは12月に岩沼エアポートマラソンが開催されまして市内、市外から約1,500名余りの選手が参加してまいりました。市長も多分グラウンドも見ていらっしゃると思います。内側の1コース、溝になっております。そして、大会以外は使用できないという状態に今なっております。そしてまた、直線、正面の真っすぐ直線の100メートルコースあるんですが、そこもラバーが大変いろいろと溝があったり、浮き沈みがあったり本当に改修工事が必要だなと思います。そしてまた、全面やるというと、多額の費用がかかるという前の答弁もありましたので今までも聞いております。でも、ここは市内の方、市外の方、そして今言いましたように、エアポートマラソンの開会の場所でもありますし、ゴールの場所でもありますので皆さんが見ている。そして、年間3万5,000から3万8,000ぐらいの人たちが利用しております。強いて言えば岩沼の顔という面もあります。そういった意味で市長からもこの件について答弁願いたいと思います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)現状は私も十分認識しておるつもりでございます。インコースというんですか、内側のコースが非常に劣化しているという部分を捉えておりますし、100メートルの走路についてもひどいということです。一応、今、どのくらいかかるものかいろいろ検討してございますが、まだまだ財源として陸上競技場の補修まで充てる財源がまだ見込みがついておりませんので、その間、いろいろ実態を把握させていただき、計画的にもしできるのであれば計画的にやりたいと思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)財源の問題があるとは思います。ただ、少なくとも1コースとか、あと今までも改修していますので、段差があるんですよね。一番困るなと思ったのは、小学生の児童の皆さんが、本当にラバーの段差があるのはここだけは直してほしいなと思うんです。そういった意味で、さっき言った1コース、あるいは直線の100メートルコースとか、全面というのは大変難しいと思うんですが、そこら辺だけでも安全対策といいますか、陸上競技、岩沼市にある陸上競技場がすばらしい、ここまでやってくれたんだ、そういう思いが少しでも伝わるような態勢にしてほしいんですが、教育長、再度お願いします。
○議長(森繁男)百井崇教育長。
○教育長(百井崇)確かに安全面を考えて部分改修とかについては今後とも実施してまいりたいと思います。本当に皆様に陸上競技場の老朽化について御心配いただいて本当に申しわけないと思うんですが、できるだけ安全面を配慮しながら、あと財政面のほうを考えながら対応してまいりたいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)ぜひ安全面を確保するためにも改修方、お願いします。
次に移ります。子育て支援について。子育て支援については、地方創生の中でも重要な課題でもあります。市長がいつも言っている岩沼で子育てしやすい環境に、岩沼に住み続けたいまちに、若者が集まるまちにしなければいけない。活気あるまちづくりをしなければいけない。
1点目は、私は昨年の11月定例会にも取り上げた項目でありますが、子ども医療費助成制度の所得制限見直しの施政方針があったが、所得制限額はどのようになるのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田章健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)子ども医療費の助成制度、この所得制限の限度額、これにつきましては、これまで宮城県と同じ限度額を用いてまいりました。ことし10月からは旧児童手当の特例給付の限度額、これを適用したいと考えております。具体的な例につきましては、健康増進課長より申し上げます。
○議長(森繁男)伊藤正幸健康増進課長。
○健康増進課長(伊藤正幸)具体的な数字を申し上げますと、扶養親族等の数が2人の場合、現行の限度額は416万1,000円ですけれども、改正後は608万円となります。よって、現行の限度額よりも191万9,000円の引き上げということになります。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)そうしますと、私は昨年の12月定例会で言いました。仙台市、名取市、富谷町が2人扶養の場合、608万円という限度額がありますよということを言いました。ということは、今言った仙台市、名取市、富谷町と同じだと思います。そのとき、私は言いました。隣の亘理町は27年4月からその2人世帯、2人扶養で698万円ですよと言いました。確かに亘理町がそういう施策をとったということでございますが、それで、単純に90万円ほど違うんですが、そういったことでその差額といいますか、亘理は亘理で行くかもしれませんが、今回は192万円も上げたんだからとは思います。ただ、今、子育てしやすい環境をつくるんだよ、岩沼、違うんだよということを今言っていますから、その辺を踏まえてはどういうふうに考えましたか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)今回大幅に上限額を上げたと。ですから、まずは一つのステップとして、次またいろいろ動きを見ながら対応していきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)今回、私、若い世代からスマホで確認したら、岩沼を私は胸張って絶対岩沼は子育て支援がすごいんだよと言ったんですが、所得制限で192万円も下がっていた、低かった。やっとそこの市町村と並びになったと。大変子育て世代にとっては朗報だと思います。でも、隣ではそれプラス考えていました。こういって今回192万円もアップしたのでまず了とします。
2点目に移ります。保育所の待機児童ゼロに向けて質問を取り上げます。そのときの回答が昨年11月1日現在、待機児童が42名でありました。保育所、保育園の定員の弾力的な運用と民間の小規模事業所に支援を考えています。新年度予算の中で検討してみたいと思っていますと回答がありました。 2点目の子育て支援は、地方創生でも重点項目の柱である。保育所の待機児童解消に向けてどのような取り組みを行うのか、市長の見解を伺います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)子育て支援は国の政策とも全く符合するわけで、今、人口対策に最も大事な政策の一つだという考え方でおりまして、子育て支援策は地方創生総合戦略の4本の柱の一つでもあります。安心して結婚、出産、子育てができる環境、保育環境の整備は大変これから必要だという意味において、27年3月に策定しました子ども子育て支援事業計画において、平成30年4月の待機児童解消、これを一つの目標にしてございますが、既存施設のいろいろ改善、認定こども園及び小規模保育所への移行等々考えてございますので、それらを含めまして待機にならないような児童の受け入れ拡大をしていきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)待機児童ゼロに向けて着々と進んでおりますので、ぜひことしも進めてほしいと思います。 3点目に移ります。放課後児童クラブの受け入れが4年生から6年生までとなったが、対応はどのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)子ども子育ての支援法が施行されたことによりまして、市においても平成27年4月から小学校6年生まで加入できることになりました。加入の申し込みの定員が超えてしまいましたことから、70名の方、4年生以上になりますけれども、一応待機という形になっておりました。今後につきましては、定員超過の解消を見ながらその進捗状況を把握しながら、4年生以上の児童の加入についても検討していきたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)現状は満杯状況で待機ということで私もわかります。本当に放課後児童クラブは満席の状態でそれ以上オーバーしているという状態であります。でも、法律が変わりまして小学6年生までということなんで、将来的にそれを拡大していくといいますか、広げていくという考えはないんでしょうか、受け入れの拡大。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)ことし3月までに岩小学区に1つ、プレハブで設置をして定員増を図るということで、28年度以降も何とか対応を考えていきたいと思っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)拡大してほしいと思います。
それで、4点目なんですが、施政方針でもありましたが、西児童センター敷地内に放課後児童クラブの分室を建設するとあるが、具体的にはどのように考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)現在、西児童センターの放課後児童クラブにつきましては定員超過の状況でございます。新年度におきまして、西児童センターの園庭に定員40人の放課後児童クラブの分室2室の整備を行いたいとは考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)分室2つということでございます。それで、いろいろと放課後児童クラブの受け入れ態勢については4つの条件がありまして、児童に在宅の就労している親がいるとか、あと常時、家庭の介護、看護、病人がいるとか、あとは妊娠とか病気とか、いろいろ自宅で療養しているという状態とかいろいろ条件がありまして、4つの条件、それを満たした人は放課後児童クラブにということでございます。
それで、今後とも今、西児童館、登録数が166名いました。そういうことで、今後も西児童館についてはどのように考えるのか。今、2室つくったということなんですが、その後、どういうふうに考えているかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)今回整備をして、ある程度の解消は見込めるとは考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)そのようにお願いします。
5番目の現在の東保育所は、震災復興の御支援で建てられました。いずれは新たに建設すると思います。新保育所の建設についてどのように考えているか伺います。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)東保育所の再建ということでございますけれども、復興計画の進捗に合わせまして復興交付金を活用しまして、東部地区の子育ての拠点ということで玉浦西地区周辺あたりに建設したいという部分も含めて検討していきたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)復興資金ということであるとすれば、近々、今の復興期間、30年まであるんですが、その辺の前後でやるということでよろしいですか。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)30年度内にはできればなというふうには考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)30年度内にお願いします。
続いて、高齢者対策について伺います。
平成27年4月30日、現在65歳以上は1万77人、22.9%となり、10年後の予想では1万2,204人、28.5%となり、65歳以上が約3割となります。
そういった中で1点目なんですが、団塊の世代が高齢化時代を迎え高齢化率が上昇している。今後は健康寿命を延ばす対策が重要と考えるが、今後、どのように取り組むのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)市民の健康寿命を延ばすということについては、大変重要なことだと思っております。いわぬま未来構想のまちづくりについても、指標ということで掲げさせていただいております。主な施策、中心的な施策としましては、病気の早期発見、重症化の予防、高齢者の介護予防事業など引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)基本的には健康寿命、男性が78.39歳、女性が83.74歳であります。それ以上に延ばすというふうになるとすれば、1つは、自分の健康は自分で守るというのが基本だと思います。自分の体のコントロール、自主的な運動、あるいはいろんな楽しい集まりのこととか、自分のためにいろんな活動をするとか、そういうのが大事だと思います。そういった意味で次にもつながるんですが、健康のためのいろいろ施策を市としてどのように行っているかお伺いします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)まず病気の早期発見とか重症化の防止、これにつきましては検診類ですね、がん検診、あとは特定健診とか、特定保健指導、健康面での具体的な施策になります。その次の段階としまして介護の予防事業、こういった表現になりますけれども、例えば今回施行しておりますお買い物ミニデーの事業ということで高齢者の方のお買い物デイサービスというものとか、当然、生きがいデイサービスということで閉じこもりの予防の対策、当然、今やっております交流推進事業、こういったものの事業の展開をしていきたいと思っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)予防も大事ですが、交流事業ですね、次に移りますが、地域の皆さんと出会い、話し合うなど地域交流サロンの参加をいただくのも高齢化事業の一つだと思います。
次に、2点目の地域サロン事業所について、今年度、4カ所の開設を目標としているが、どのように取り組むのかお伺いします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)本年度に開始いたしました交流サロンの推進事業につきましては、元気で健康な高齢者がともに触れ合うまちづくりを目指しまして、高齢者の閉じこもり予防や心の健康維持、介護予防のために交流サロンを開設する団体に対しまして、これまで以上、積極的に支援を行ってまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)交流サロンですね、積極的にことし、4カ所ということですからぜひお願いしたいと思います。
3点目、千寿荘的な施設は要望があるが、どのような取り組みを行うのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)高齢者の社会生活への参加につきましては、高齢者の生きがいや介護予防にもつながるということから、居場所づくりの環境整備の取り組みは大変重要だと思っております。
行政としまして、千寿荘のような、例えばお酒を飲めるような施設をつくるのはちょっと難しいかなと考えておりますので、民間の中で協力していただける団体等があれば、可能な支援というのがあるかなというふうには考えております。
市といたしましては、高齢者に限らず多世代で交流できる多様な機能を持つ複合施設としまして、今後、岩沼市まち・ひと・しごと創生総合戦略を推進する中で検討していくことになるかと思っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)地方創生の中で検討するということですから、ぜひ検討の項目にお願いしたいと思います。
4点目に入ります。高齢者のひとり暮らし、2人暮らしが増加しており見守る体制が必要と考えるが、どのように取り組むのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)27年度からの介護保険制度の改正に伴いまして、地域包括ケアシステムの実現に向け地域における支え合い体制づくりを推進しております。高齢者の見守り体制につきましては、行政のみならず、地域や事業所の皆様の御協力をいただきながら、社会全体での体制づくりが必要だと考えております。
まずは、地域の皆様の御協力をいただきましてお互いに見守る体制をつくると。その支援をするということで地域づくりの研修会の開催、出前講座などを実施してまいりたいと考えております。
また、これまで多くの事業所の皆様にも御協力をいただいておりましたことから、その場の拡大をしてまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)私も地域で見守るというのが基本だと思います。そうすることは、地域で見守るということは、お互いに本人も隣同士は仲よくして、その周辺の地域でもいろんな参加をするというふうに、見守れる人の積極的な体制づくりといいますか、交流をしなければいけないというのが私は基本だと思います。そういったこともいろいろと市でもいろんな御指導をお願いしたいと思います。
次に移ります。
災害対策について地球環境の変化に伴い、急激な大雨の災害が多くなりました。昨年、9月に発生した台風18号は、宮城県内にも甚大な被害を受けました。本市でも土砂災害区域に自主避難から避難勧告になりました。
1点目、県の土砂災害危険区域の見直しを受けて今後、どのような対策を行うのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)新たに土砂災害警戒区域に指定される区域、それから避難場所等を示したハザードマップを作成して対象世帯に配布をしたいと考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)土砂災害危険区域が今まで4カ所あったんですが、今度、何カ所ぐらいにふえるんでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)詳細な部分になりますので防災課長からお答えを申し上げます。
○議長(森繁男)平井光昭防災課長。
○防災課長(平井光昭)お答えします。平成27年度で新たに9カ所、土砂災害警戒区域に指定される予定でございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)28年度でなくて。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)県のほうから平成28年の3月中、27年度中に9カ所、指定するように今、手続を進めているというふうに伺っております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)今回の4カ所が9カ所、13カ所になるということになります。そうしますと、今までの体制では避難所とか、今までのハザードマップでは対応できないということからして今、ハザードマップもつくるということなんですが、まず、避難所に関して今度、どのように考えているか伺います。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)対象区域はふえるわけですけれども、平時から土砂災害危険区域の皆さんとは連絡体制を構築して早目早目の情報の共有ということを図っていきたいと思っておりますし、避難準備の体制につきましても、これまで同様、十分な体制をしきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)十分な体制をお願いしたいと思います。
今回、災害時の対応として、施政方針でもありましたが、28年度はエフエムいわぬまのほうから緊急情報を自動的に受信できる、強制的に放送する災害ラジオを配布するとありました。配布するということは、どういう、何台配布、どのようなところに配布するのか伺いたいんですが。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)防災ラジオにつきましては、土砂災害警戒区域にお住まいの方、それから津波の危険区域にお住まいの方、また民生委員さんであるとか、区長さんであるとか、町内会長さんのほうに配布をしたいというふうに考えております。全部で約400世帯ほどに配布をしたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員に申し上げます。質問が通告にない細部にわたっていると認められます。通告にない質問は認められませんので、通告に沿った内容をもって質問されるようお願いいたします。佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)土砂災害の広くなったという意味で、そういう部分が使うのかなと思ってそういう質問をしました。
次に移ります。
先ほども言いましたが、2番目にいきますと、近年、温暖化の影響で豪雨災害が発生している。新たなハザードマップを作成する必要があるという質問に関しては、先ほど総務部長から回答があったとおり、新しくつくるという回答がありました。そうしますと、新たなハザードマップについては今土砂災害との回答でありましたが、津波、水害、その辺はどのようになるんでしょうか。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)新しいハザードマップにつきましては、現在、浸水想定区域の見直しを国土交通省で行っております。これにつきましては、平成27年度中に行うというふうに伺っております。
当市においても、そのデータに基づきまして浸水、水害を想定しましたハザードマップを作成したいというふうに考えております。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)新しいハザードマップが使えるよう、市民に早く作成したら配布するようにお願いしたいと思います。
最後に、3番目の東部地区災害コミュニティセンターの整備が施政方針において発表されました。西部地区の人口増加に伴い、災害の拠点が必要と考える。新たに二木大通線沿いに西公民館を防災施設として今後、検討してはどうかお伺いいたします。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)今回、東部地区において東部コミュニティセンターとして防災の拠点をつくらせていただきました。そこが今後、核となって東部地区の防災に取り組んでいくという考え方からいけば、西部にもそういった機能があってもいいと思ってございますので、まだいろいろコミュニティーに関する調査をこれから行う予定ですので、今後の検討課題ということで、場所等については、具体的に言っていますけれどもまだ具体化しておりません。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)私、先ほどから西公民館、現在の西公民館については、子育てを中心としたものを考えてはどうかと前の質問でも言っておりますし、先ほど放課後児童クラブが満席で登録数が超えています。周辺には今回、今答弁にあったように、放課後児童クラブについても分室をつくるということで進んでおります。そういった中でいきますと、現在の西公民館については、大変満杯の状態になるなと思います。当然、今から地方創生の中で、先ほど言いました土砂災害については4カ所から13カ所にふえたということも考えますと、避難所の確保も必要だし、そして、子育てするのには西小学校が中心の近くに。そうすると、西公民館は新たに防災施設が必要だと思います。ぜひ今年度中といいますか、近々にもそういった新しい西公民館を防災を兼ねた施設を早急につくるか、再度、伺います。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)防災という大きなくくりではなく、コミュニティーセンターとしての機能も大事であると考えておりますので、両方兼ね備えたような機能がもしできるんであれば、具体的に検討していきたいと、そのように思ってございます。
○議長(森繁男)佐藤一郎議員。
○11番(佐藤一郎)具体的に市長から検討するということでありますから、ぜひ西公民館を新しくお願いしたいと思います。
若者が集まり活気がある安全・安心なまちを願い、岩沼政策フォーラムの代表質問を終わります。
○議長(森繁男)岩沼政策フォーラム佐藤一郎議員の会派代表質問を終結いたします。
休憩をいたします。
再開は午後2時といたします。
午後1時47分休憩
午後2時00分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き会議を開きます。
いわぬまアシスト須藤功議員の会派代表質問を行います。
発言席において発言してください。9番須藤功議員。
〔9番須藤功議員発言席〕
○9番(須藤功)いわぬまアシスト、9番須藤功でございます。会派の代表質問をさせていただきます。
始まる前に、通告文の中身にちょっと間違いがありましたので一部訂正をさせていただきたいと思います。
大変申しわけないんですが、3番目の道路新設改良(単独)事業についてなんですが、(3)の4)に「農免農道が小川愛島線へ」って書いてあるんですけれども、これ農免農道ではなくて、この農免農道もたしか長岡愛島線だったはずなんですけれども、これが今、市道長岡北目原線となっているので、そのように訂正をさせていただきます。よろしいですか。市道長岡北目原線。
○議長(森繁男)わかりました。発言を許します。
○9番(須藤功)ありがとうございます。
さて、1番目の市長の施政方針についてということで質問をさせていただきます。
これは16日の開会のときに、市長が施政方針を述べた中で少しピックアップをしまして、わからないところがあったもんですからこの場をおかりしてお聞きしたいと。
1番目のふるさと納税の推進についてとあります。(1)なんですが、返礼品の送付を開始したところ、想定を上回る寄附をいただいたとあります。返礼品とは何をどのくらい送ったのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)市長の答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)総務部長からお答えをさせていただきます。
○議長(森繁男)鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)返礼品につきましては、全体として1,900件に及んでおりますけれども、内容の詳細につきましては総務課長からお答えをさせていただきます。
○議長(森繁男)百井弘総務課長。
○参事兼総務課長(百井弘)それでは私のほうから詳細について御説明させていただきたいと思います。
先週2月17日現在の状況で件数の多い順に申し上げたいと思います。まず、牛タンの詰め合わせセット、これが1,377件です。それから高級ティッシュセット、これが207件、次に、岩沼産のひとめぼれ、これが165件、次にレトルト食品セットが116件、その他42件といった状況でございますが、このその他42件の状況の中に地元の東洋ゴムさんのタイヤ関係、これが6件含まれております。それとほかの自治体ではまだやっていないと思うんですが、PETによるがん検診ということで南東北病院と調整をとりまして協力をしていただいて、PETの申し込み関係が4件という形になっております。それから、地元リンゴを使ったリンゴジュース、これが32件となっております。以上でございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)はい、ありがとうございます。こんなにあるとは知らなかったんですね。上のほうの牛タンとかはわかるんですけれども、高級ティッシュなんていうのは、岩沼にあるのかなというのがあるんですけれども、本当に岩沼のもので岩沼からそういう情報発信をする、日本に向けて、いろんなところに向けてこういうものがありますよというのはすごくすばらしいことだと思います。そういうことも含めて、今後、例えば岩沼のお菓子ですとか、それから岩沼でしかつくっていないものとか、いろいろな名産品、特産品があるかと思います。それから、農産物、そういうものもあるかと思いますので、もしその辺もあわせて岩沼でこういうものをつくっているんですよというのを、私たちが岩沼にいてもわからないことが結構あると思いますので、先ほどティッシュの話は、岩沼にあったのかなと、確かに日本製紙のティッシュなんでしょうけれども、これが特産品なのかなというふうに思っちゃいまして、そういうものをどんどんと発信していくためにもこういう品目をふやしていただければというふうに思います。
次の2番目の質問に入ります。想定していた寄附金というのが、先ほどの想定を上回る寄附金とあったものですから、一体幾らぐらい想定を上回ったのか。そして、実績的にどうだったのかというのを伺います。
○議長(森繁男)百井総務課長。
○参事兼総務課長(百井弘)27年度当初予算ですね、これは2,800万円の歳入を見込んでおりました。実績では、これも2月17日現在でございますが、入金済みの寄附採納額につきましては3,963万3,000円となっています。実質1,163万円程度の歳入増となっているのが現状でございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)私の実は同級生、彼は高校生までここに住んでいました。今はちょっと遠く離れていたところに、この間、連絡が来て、ふるさと納税を少しばかりさせていただきましたと大変ありがたいお話をいただきました。ただ、彼はもう実家がみんな引っ越しちゃって岩沼には来れなくなっちゃったというふうに嘆いていたんですけれども、やはり生まれ育った故郷、そういうものにすごい思い入れが年をとるほどに強くなってきたというふうにも語っていました。そういった方々もこれからいらっしゃると思いますので、これから岩沼の情報発信、岩沼の情報発信といいますと、ホームページですとか、いわぬま広報、そういうものを通じていろんなところのいろんなものを出してはいるんでしょうけれども、もっともっと情報発信が欲しいというようなことも語っていましたので、これは要望なので、もっともっとふるさと納税の返礼品に岩沼の情報を発揮していただきたいと思っております。そのことを要望とさせていただきます。
次の質問にまいります。(3)番目、施政方針の中に他自治体との地域間連携とありました。これはどのようなことなのでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)現在、亘理町との広域連携による観光PR事業などに着手しているところですけれども、今後、そういった関係を生かしてそれぞれの地場産品をそれぞれのふるさと納税の返礼品として取り上げていくと。そういった連携ができればというふうに考えております。そういったことで返礼品の品ぞろえを充実させる。加えて関係のある都市との広域連携ということも広げるというような両面の効果を狙っていきたいという考えでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今の答弁の中で、広域連携を広めていくというのはすごくいいことだと思います。岩沼市だけがということではなくて、岩沼でこういうことをやっているというのはすごくいいことですね。
ただ、ふるさと納税に関しては、地域間の競争みたいなものじゃないかなという感じがするんです。亘理と一緒に広域連携やって、そっちにだけ何というんですかね、ふるさと納税をされるのでは、これはちょっと税金、せっかくPRしたのに向こう側に入っちゃうんじゃないのというふうに何か思われかねないのかなと思うんです。ですから、他自治体との連携をすることにはいいんですけれども、このふるさと納税についてはなかなかちょっと難しいのかなという気もするんですけれどもね、その辺、どうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そのとおりだと思います。だから、今から探っていくんですね。どういう形で連携できるか。それがふるさと納税の返礼品になるかどうは別にしまして、やっぱりこうして地域の発展に結びつけていく。その一つの手段がふるさと納税だというふうな感覚ですから、何も亘理のものを岩沼で出す、岩沼のものを亘理が持っていくというような、そういう具体的な話にはならないと思うんですね。でも、組んでやったほうが得なのは絶対あるはずで、そこいらを今から探っていきたいということです。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)そういう連携を密にしながら、どんどんどんどん本当に岩沼はこういうもんだという情報発信しながらふるさと納税の額をふえることを要望いたします。
さて、今度は2番目の情報伝達体制の整備についてお伺いをいたします。
(1)番目の強制的に放送する防災ラジオを配布するということが施政方針の中に明記されてありました。これはどのようなラジオなんでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)災害発生時、あるいはそれがあるときに市からの情報について相手方が意識している、していないにかかわらずお届けをしたいということで活用できるラジオということなんですが、中身の詳細については防災課長のほうから御説明をいたします。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)お答えします。市から発信する災害情報、これをエフエムいわぬま、エフエム放送局に割り込みを行いまして、そうすると、防災ラジオが自動的に電源が入りまして災害情報を伝えることが可能になると、受信することが可能なラジオであります。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)この文章を読むとですね、「28年度はエフエムいわぬまから緊急情報を自動で受信し、強制的に放送する防災ラジオを配布するなど」となっています。これを読む限りは、岩沼の市民各世帯全部に配布するような表現だと思うんです。何か紛らわしいんじゃないかと。先ほど同僚議員が質問した際に、町内会長や区長さんなど400世帯ぐらいにしか配りませんよという話だったんですけれども、その辺、もう一度確認の意味で答弁願います。
○議長(森繁男)平井防災課長。
○防災課長(平井光昭)お答えします。先ほどそういった400世帯ぐらいというお話をしたんですが、そのほかに大体岩沼、今1万7,000世帯ほどございまして、広報等で希望者を募りまして防災ラジオが欲しいという方々に対しては、防災ラジオをどういう形で、どういう形というのは、例えば幾らかお金をいただいて配布するとか、無償で配布するとかいろいろあるかと思うんですが、それは今後、検討して配布のほうをしたいと考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)そうなると、この施政方針の文章、少し間違っているんじゃないかなと思うんです。希望するところにはラジオを配布するなどというふうにしていかないと、皆さん、みんなもらえるもんだと思います。というのは、これはネットで調べたんですよ。1台、結構高価なんですね。量販店で売っているような1,000円、2,000円のラジオじゃないみたいなんで、これ欲しいとなったらみんな、欲しくなっちゃうんじゃないかと思ったんです。だから、ここはね、少し文章が曖昧じゃないかなと思うんですけれども、市長、その辺はどうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)基本的には危険区域とか、土砂災害区域を意識した形でやらせていただきます。そればかりじゃなく、例えば阿武隈川の増水等々もありますので、主要なところには無料で出すことを考えております。一般で欲しい方は有料を進めていきたいと思ってございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今、お聞きしているのは、お聞きしているのは、私は施政方針の文章の中身と今述べられていることが、少しニュアンスが違うのではないかというふうに思ったんですけれども、その点についてはどうなんでしょうかということです。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)ただいま御指摘いただきましたことについては、今読み上げますと、「エフエムいわぬまからの緊急情報を自動で受信し、強制的に放送する防災ラジオを配布するなど、災害時における情報伝達手段のさらなる強化に努めてまいりたい」というふうに述べているかと思うんですが、配布、無償配布する対象と有償で頒布する対象とあるわけですけれども、「など」が、配布しますと全て申し上げているわけではございませんので、配布は限定的なもの、あとは有償頒布ということでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)何かこれね、日本語の問題ですから、これちょっとね、少し言葉足らずでしたって言われれば、私はそれで納得するんですよ。この文章を読んだら、みんながもらえるもんだ、みんなが手を挙げれば大丈夫、配布されるもんだと思っちゃうわけですね。有償でとかも書いていないし、それから先ほどの答弁の一番最初のほかの同僚議員の答弁を聞いていて、区長とか町内会長とか、そういう人にだけ配布するような話もありました。だから、そこはこの施政方針の言葉と違うと私は思うんです。一言、ちょっと違っていましたねという話でも済む話なので、私はそこはちょっとね、やっぱり訂正するなら訂正したほうがいいと思いますけど、その辺はどうでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)具体的に今、もう一度見ましたけれども、「など」に包含されるということで、決して間違いだという捉え方はちょっと無理があるかと思います。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)まあ、これ以上言ってもしようがないんで、これから「など」と言ったら何でもかんでもなどなどでいいんですという話じゃ、やっぱりちゃんとした市政になりませんから、今後、気をつけていただきたいと思います。
さて、次の話なんですが、(2)番目のことにつきましては、先ほど無償配布ではないというものだったので、議長、これは割愛させてもらってよろしいでしょうか。
○議長(森繁男)わかりました。
○9番(須藤功)それでは、(3)番目の質問に入ります。災害内容を的確に把握して、そして避難誘導をする情報が重要であると考えます。災害情報の連絡網を整備されているのかどうかをお伺いするんですけど、先ほど実は、これは前から考えていたんですけれども、やはり区長さんとか町内会長さんとか岩沼にはいらっしゃいます。そういう方々との連携をどのようにされているのか、それとも、いや、そういう連携が何もないよというのか、その辺をちょっと今の情報網の連絡体制、連絡整備、どのようにされているかお伺いします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)災害情報の連絡網ということでございますが、自主防災組織であるとか、ちょっと重複しますけれども、町内会との間で電話などによる連絡体制といったものは常々の防災訓練やら、そういった関係の中で連絡網ができているというふうに認識しております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今の中で、答弁の中で認識しているということがありました。認識しているのと確立しているのは違うんですけれども、例えば区長さん、岩沼の区長さん、結構人数いらっしゃいますね。そういう方々ともそういう認識なのか、そういう約束事をされているのか、そこはどうでしょうか。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)自主防災組織の皆さんとはいろいろな連絡というか、研修等の中でそういったことを十分に約束ができていると思っています。ただ、未組織の町内会等もございますので、そういったところにつきましては、例えば急激に雨が強かったりしたときに、最近は本当に局地的に強い雨が降ったりしますので、そういったときに限定的に、地域限定で連絡を差し上げてその状況を確認するといったようなこともしております。そういったことは、連絡網として、例えば一覧ができているとか、全てができているとか、そういうことではございませんけれども、必要に応じて連絡できる体制はとっているということでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)各区長さん、地域に根差したといいますかね、そういう方がいっぱいいらっしゃいますので、そういう方々の情報網を連絡をとりながら、今後ともこの防災体制をうまくやっていただければいいのかなというふうに思っております。これは要望であります。
それでは、3番目、協働のまちづくりの推進についてお伺いをいたします。
施政方針の中にですね、市民主体による地域づくりや公益的な市民活動とあって、平成27年度には5団体へ補助金を交付したというふうにありました。さて、その活動の内容についてお伺いをいたします。
○議長(森繁男)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)市民活動助成金に関しましては、広報「いわぬま」の2月号で詳しく御紹介をしておりますが、その詳細についてさわやか市政推進課長から申し上げます。
○議長(森繁男)木野潤一さわやか市政推進課長。
さわやか市政推進課長(木野潤一)ただいま総務部長からもお話がありましたとおり、広報いわぬま2月号におきまして、27年度において助成金を交付した5つの団体の活動内容も含めて御紹介をさせていただいてます。 改めて5つの団体の活動内容につきましては、町内の通学路などの除草作業等を実施したほか、中央通りイルミネーションの点灯及び保守、それからグリーンピア散策路の整備、市内のごみ拾いを行う環境美化活動となっております。
なお、最初の町内の通学路などの除草作業等につきましては、2つの町内会で行っております。以上です。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)では、次の活動内容についてなんか制約があるのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(森繁男)木野さわやか市政推進課長。
○さわやか市政推進課長(木野潤一)活動内容の制約につきましても広報いわぬま2月号でお知らせをしております。対象となる事業につきましては、年度内に実施をし、年度内に完了するもの、それから地域の特色を生かしてその魅力を高める事業であること、地域の問題解決を図る事業であること、地域コミュニティーの活性化につながる事業であること、そして、地域の自助力の向上を図る事業のいずれかに該当する事業となってございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)3番目の質問にまいります。今後は団体の設立をどのようにして拡充していくのかお伺いいたします。
○議長(森繁男)木野さわやか市政推進課長。
さわやか市政推進課長(木野潤一)これまでどおり広報いわぬま等で周知を図るとともに、市民活動サポートセンターにおきます情報の充実などにより拡充を図ってまいりたいと考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)なかなか拡充するというのは、市民団体をつくっていくというのは難しいことなので、どうぞやってくださいと言ってもなかなかね、できるものではない。市民が積極的になってやるんですけれども、もうちょっとね、何かお知らせするようなものがあっていいのかなと思います。例えばごみ拾いするとか、散策路整備するとか、すごくいいことだと。通学路の除草するのに、それもありますね。そういうことをいろんな団体に働きかけをしていくっていうことが大事だと思いますので、これは要望ですけれども、今後、積極的にやっていただきたいというふうに思います。
4番目の何年間助成については、先ほど1年間という説明がありましたので、これも議長、割愛してよろしいでしょうか。
○議長(森繁男)わかりました。
○9番(須藤功)はい、ありがとうございます。
さて、今度は大きな4番の医療費助成の拡大についてということでお伺いをいたします。
(1)の10月から保護者の所得制限の限度額見直しとありました。これついてもですね、先ほど同僚議員のほうからお話がありましたので、この質問についても(1)についても割愛してよろしいでしょうか。
○議長(森繁男)わかりました。
○9番(須藤功)はい、ありがとうございます。
(2)番目の新年度予算には、私、予算書を見たら、これちょっとこの分の予算が入っていないような気がしたんですけれども、10月1日から始まるということなもんですから、これ補正の予算で計上されるのでしょうか。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)当初予算に計上させていただいております。予算書の81ページの子ども医療費助成事業ということで計上させていただいております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)確かに子ども医療費助成事業として1億4,400万円のお金が計上されています。その分のお金というのが、今回の1億4,400万円何がしのお金が今回の助成の対象の割り増し分も含めた、新しいものを含めたということで認識してよろしいんでしょうか。
○議長(森繁男)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)はい、そのとおりでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)ではわかりました。3番目のですね、ではこの割り増しする予算というのは、どれぐらいの予算を見込んでいたのでしょうか。
○議長(森繁男)伊藤正幸健康増進課長。
○健康増進課長(伊藤正幸)10月からの開始となりますので、10月から翌年3月までの増加分を見込みまして、当初予算で1億4,006万8,000円を計上しております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)ちょっと話が少し戻るんですけれども、戻るっていうか、この件なんですけど、実は岩沼市のホームページ見たんです。ホームページ見たら、子ども医療費助成事業というのが出てくるんですよ。そこをクリックすると、なぜか乳幼児医療の話が出てくるんですね。その乳幼児医療の話になってくるんで、確かに条例上、乳幼児医療費っていうふうになるかもしれませんけれども、何か少し紛らわしくないかと思うんですけどね、そこをできればせっかく子ども医療費助成事業としてあるのであれば、ホームページも直されてはどうかな、もし条例が直すことが必要なのかどうか、その辺がちょっと思ったもんですからそこは間違いないんでしょうか、私の指摘の中で。
○議長(森繁男)伊藤健康増進課長。
○健康増進課長(伊藤正幸)条例上は子ども医療費となっておりますので、ホームページの中で子ども医療費の欄から入っていただくのはよろしいんですが、その中の先ほどおっしゃった乳幼児医療ですけれども、ちょっと事務方のミスということになると思うんですが、早急に直したいと思います。申しわけありません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)では、次の質問にまいります。
浸水対策事業についてであります。これも施政方針の中にですね、「地域の皆様の御理解、御協力をいただきながら側溝の清掃などを行ってまいります」というふうに明記されておりました。これまではですね、なんか地域の人が主体に側溝清掃やっていたような気がするんですけれども、この文章を読むと、これは市が主体のように書かれているのではないかなっていうふうに思ったので、これからですね、これまでとその方針が変わったのか、その件についてお伺いをいたします。
○議長(森繁男)高橋伸明建設部長。
○建設部長(高橋伸明)方針については、これまでと同じことを市長が申し上げておりましてこれまでと変わってはおりません。側溝清掃につきましては、当然、地域の災害対策活動及び環境整備の一環として町内会や地域住民の方々が、可能なところについては御協力をお願いし、また交通量の多い幹線道路、それから断面の大きい水路や道路、横断暗渠など地域での清掃が困難な場所は市で清掃を行うことを基本としております。今後とも、地域住民の皆様との協働で行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)これももう一回ちょっと読みますね、施政方針をね。ちょっと最初の部分ははしょりまして施政方針の中身は、「また、過去の浸水状況を踏まえて荒井、栄町地区の排水施設の整備を進めるとともに、地域の皆様の御理解、御協力をいただきながら側溝の清掃などを行ってまいります」と。ここでも「など」が出てくるので、これは例えば前段に荒井、栄町の排水施設の整備を進める。これは市が主体で進めるんですよね。町内会員がとか、地域の地元の皆さんが進めるわけじゃなくて、その後に続いて地域の皆様の御理解、御協力をいただきながら側溝清掃とあるわけですよ。この地域の皆様の御理解、御協力がどこまで、どこまであるかというのは、私はちょっと問題なんですけれども、そこで2番目の質問に入りますが、地域の皆様の協力とはどんなことを想定しているんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これまで同様、生活道路の側溝清掃につきまして、町内会や地域住民の皆様がみずから土砂上げなどの清掃を行っていただくということでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)じゃ、従来と変わらずということだったもんですから、従来と変わらず、土砂上げは地域の人にお願いをしたいと、そういうことなんですね。そういうことであれば、私たちは何とも言えないんですけれども。 では、(3)番目の次の質問に入ります。年間の側溝清掃件数、これは大体どの程度を見込んでおるんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)側溝の清掃につきましては、実績として平成27年度に市では24カ所、トータルしますと約2.5キロメートルの清掃を行ってきております。なお、町内会などがこれまで実施した件数につきましては、全て把握しているという状況ではございませんが、市が行っている側溝のふた上げ機の貸し出しという件数の実績といたしましては、26年度は11町内会で14件、それから平成27年度は現在まで8町内会で10件となっておりますが、実態はかなり多くの町内で清掃していただいているというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)私、例えばこれ側溝清掃ってすごく大事なことだと思います。というのはね、街路樹がある道路、街路樹がある道路のところにグレーチングっていう編み目の側溝のふたがある。そこから見るとね、落ち葉がね、そこに入ってたまっているんですよ。これじゃ雨降っても水、流れないんじゃないかなって、そういうところ、あるんです。そういうところを地域の皆さんの協力をもらいながらと言いながらふたあけを貸すから、それから土砂の袋をやるから、あとはそれを地域の人たちがふたをあけて、そしてその泥を上げて、そして、その泥は市が持っていってあげるからっていうのではなくて、もうちょっとね、市もそこに対して何らかのなんか施策があっていいと思うんですけどもね、それはどうでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)当然、市でも道路パトロールを行っておりましてそういった状況の確認、それから市民からの連絡によりましては、当然、できにくいところとか、難しいところにつきましては、市のほうで見て上げたり、グレーチングがかなり重いというようなところについては市で行っております。
ただ、かなりの距離数、側溝ありますので、生活道路等でできるところについては町内会の方々にお願いいたしますという、そういう意味で御協力をいただいているところでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今回地盤がかなり悪くなって、昔は流れているところがだんだんと波打っているような気がするんです。いろいろ散歩しながら側溝のふたなんかのところを見ていくと、結構落ち葉入っていたり、それから水がたまっていたりするんですね。やっぱりそういうところをこれから少しでも解消していくとなると、やはり岩沼市もそういう下水とかも管理しなくちゃいけないわけですから何らかの段取りというか、手はずをしなければ、何かあったときに水が流れないとか、冠水箇所が起きるとか、そういうことがあると思うのですけれども、やっぱりそこについてはね、何らか考えてほしいんですよ。例えばね、まんじゅう1個じゃないけど、1回清掃してこれぐらいやったら、例えば弁当代出るよとかさ、そうしたらみんなで頑張ろうかみたいな話になるんじゃないかなっていう気もするので、そこはある程度、要望ということにさせていただきますが、そういうことをやって住みやすい岩沼の一環になればと思いますが、その辺で要望させていただきます。
次の質問にまいります。先ほどですね、市営亀塚第一住宅の話がありました。その中で(1)番目、今年度中に全入居者の退去を見込んでおりますが、建物はいつごろまでに解体を考えているんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)市営亀塚第一住宅の建物撤去につきましては、入居者が退去後になりますが、市営住宅の用途廃止手続をとります。その後になるべく早期に撤去したいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)これは今年度、やるのでしょうか、新年度、新年度、来年度やるのでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)入居者が退去した後、早ければ来年度中には撤去したいというふうには考えているところでございます。ただ、手続等もありますので、その辺は先ほど言ったことを兼ね合わせた上で考えてます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)2番目の質問なんですが、これは先ほど同僚議員から質問がありまして、今、考え中だということがありましたので、議長、この質問については割愛させてもらってよろしいでしょうか。
○議長(森繁男)わかりました。
○9番(須藤功)(3)番目の質問にまいります。岩沼で住み続けたいまちづくりの一翼になってほしいと私は考えているんですね。確かに市長もそこで跡地は立地条件がいいんだと認めているわけですから、それでは、私はやっぱり若者の定住策、そういうものができないかと思うんですけど、何か若者の定住策で考えられていることはありますか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)まず、地方創生の事業の一環として考えておりまして、人口減少に立ち向かう政策の道具として使いたいと考えております。これから住民との話し合い、あるいは実態調査を含めまして検討したいと思っています。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)人口減少の策というと、なかなか難しいですね。これ簡単に人口減少を食いとめるためにやるっていうのは、市がやるとなると、またいろんな問題があるのかなっていう感じがするんですね。やっぱりね、民間活力、民間活力を利用する。例えばそこの土地を貸すから何かをしなさいとか、そこの土地を50年貸すからとかね、もしくは場合によってはね、売却まで考えるとかね、そういうことでいろんなものを民間活力に与えてやってもらう。若者がそこで人口減少を食いとめるための何かを考える。ちょっとね、私もこういう言い方をするのはすごく悪いんですけども、やれやれやれやれっていうふうに執行部に言うんじゃなくて、我々もやっぱり提案をしなければいけない。だから、民間活力するんだったら、若者があそこに安く入れる、もしくは若者があそこに集える、そういうものですね。私はどちらかというと、今回いい例だと思うんですけど、立地条件がよくてあれだけの敷地があれば、いろんな施設がつくれるかと思うんです。その中で民間活力っていうものが発揮されれば、岩沼っていうものはこういうものがありますよと。だから、そういうものであそこに住んでみたいまちになりますねっていうふうになるような、そういう施設がいいと思うんですね。だから、例えば何というんですかね、安易な考えで申しわけないんですが、フットサルをするとか、それから何かそういう娯楽施設みたいなのをつくるとか、そういうものがあってもいいのかなと。ただ、ちょっとなかなか狭い、ちょっと広くない。そういうね、若者向きの施設にしてほしいと私は思っていますけども、再度、市長、民間活力を利用する手はあるんでしょうか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、有効な手段として民間にお願いするということは考えております。全部直営ということは、これからはなかなかできかねるので、ですから、あくまでも地方創生という枠の中で我々ができるものをあそこに設置したいと。運営は、おっしゃられるように民間にお願いしたいというのが今までの大体考え方で、これからいろいろ民間事業者との連携を深めながらあそこへどんなものができるか、調整を図っていきたいと思っています。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)じゃそのようにこれからじっくりと考えていただいて、いい跡地利用をお願いしたいと思います。
それでは2番目の朝日竹の里線道路改良事業についてに入ります。
1番目、朝日土地区画整理組合という造成工事が今、進んでいます。3年か4年くらい前から始まっているのかなというふうに思いますが、そのところの中に立派な道路が今、できつつあるというか、できたというか、そのできたのに対して岩沼市と接続する市道朝日竹の里線の整備状況をお伺いいたします。
(1)番目、平成27年に市道の部分は予算化されております。今年度は詳細設計が予定されているんですけれども、これもっと早くできなかったのかっていうことをちょっとお伺いしたいんですが、どうでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)朝日竹の里線につきましては、今、議員おっしゃられたように、朝日土地区画整理事業に合わせまして平成20年度から平成25年度で整理事業区域内の整備を行ってまいりました。西側への延伸分につきましては、新規路線としての整備となりますことから、手続を含む、そういったことが必要なことから、平成27年度で都市計画道路の整備事業認可申請を行いまして平成28年度から事業に着手してまいるということでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今、手続を含むっていうことがあったんですけれども、だから、これやっぱり民間ですよね、道路をつくったのは。民間側の道路をつくったことによってからでないと市道の部分、接続する市道の部分はやっちゃいけないかとか、そういう話じゃないんでしょう。今の話を聞くと、手続を含むというのは、逆に土地区画整理組合が終わってそれからっていうわけじゃなくて、私は同時進行をできないかのかって思ったんですけれども、本当は同時進行するべきじゃないかなと思ったんですが、その辺、どうなんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)竹の里線につきましては、先ほど申し上げましたように、20年度から25年度までの間で道路を整備してきました、市のほうで。これが1期、都市計画街路ということで1期分でございまして、次の延伸分については改めて都市計画事業として認定し、財政的なことも裏づけをとって改めて手続をとって進めていくという事業で、当然、計画というのは3年から5年を一区切りとして整備計画を立てますので、私が言っているのは新たな事業の認可申請をとっているというところでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)じゃ、新たな認可申請のもとにこれからやっていくということですね。
では、工事の内容についてお伺いをします。実際にはこれから延伸していく道路の朝日竹の里線は、どのような改良をされるのでしょうか。
○議長(森繁男)星幸浩復興・都市整備課長。
○復興・都市整備課長(星幸浩)整備内容につきましては、整備延長580メートル、両側に3.5メートルの歩道を設け、道路幅員については2車線で16メートルで整備してまいります。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)わかりました。これ私、8年前に一般質問をしたときにも、前の建設部長が16メートルの道路にしたいんだという話を聞いていました。かなり立派な道路でいい道路ができ上がることを期待します。
さて、(3)番目の質問に入ります。この整備する予算の中に国の社会資本整備総合交付金事業を活用するとありました。地方公共団体にとっては、この予算っていうのはすごく自由度が高くて、創意工夫を生かせる総合的な交付金を朝日竹の里線にですね、どのように生かしていくのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)今回活用します社会資本整備総合交付金でございますが、これには今、議員おっしゃったように、市独自がパッケージ化して行うものと、それから宮城県が既に作成した既存の整備計画というものがありまして、今回は宮城県が作成した既存の整備計画の中に追加するものであります。よって、市が独自に創意工夫を行って他の事業と組み合わせた整備計画を作成するものではございません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)なんかそう言われちゃうとがっかりしちゃうんですがね、県とどうのこうのっていう話は、今、説明の中で大体把握はできたんですけれども、この社会資本整備総合交付金というのはいろんなことできますよと。仮に道路だけじゃなくて、例えば河川だとか、まちづくりだとか、あと下水だとかね、そういうものもできるし、防災にもできるんだというふうにちょっとカタログがネットで調べたらあるんで、これはすごくいいなというふうに思うんですよ。
今回、ここの整備するところの上流、ここの上流に岩沼西中学校の交差点のすぐ東側、あそこのところは雨が降るとすぐ冠水するんですよ。それで、ある人の家の駐車場にまで水が入って車がパアになっちゃうとか結構大変なところで、ああいう道路をね、やっぱり排水も含めてやってほしいと思ったんだけども、これできないんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)今回の事業につきましては、早期に着手するということもございまして、ただ県の中にも社総交といいますか、その中に防災安全交付金、その中の防災安全交付金を使っております。ですから、県全体といたしましては、下水、雨水の対策とか、それから今言っている生活歩道の確保とかということで岩沼市がやるものとか、県がやるもの、それから岩沼市も同じように老朽化した下水の整備ということもあわせて防災安全交付金ということでやっておりますので、ただ、今おっしゃられたそこのところの排水について、現時点でそこを含めてやるというところまでは至っておりません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)もうちょっと少し踏み込みたいんですけど、じゃ、今言っている西中学校のすぐ東側ではなくて、そこからもうちょっと東側に来て用水路とかありますよね。そこの今言っている朝日山公園の北側あたりですか、あの辺も何かかなり住宅もどんどん建ってきて排水が悪いっていううわさも聞いています、話も聞いています。そういうところも今度、多分直すんじゃないかなって思っているんですけど、そういうものを含めてそこの水も今回道路整備と一体となってやることができるのでしょうか、考えているのでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)今回の目的は、とにかく街路、安全に歩道等、安全を主体とした目的に沿ってやっておりますので、雨水とは、街路に係る雨水については別ですけれども、道路排水については別ですが、それ以外の地域内の雨水とは切り離した中で進めていくという考えでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)市長にお伺いしたいんですけど、市長、こんな自由度が高いと言われている交付金に、やっぱり排水もね、設計変更だ、見直しだっていうふうに言わないと、市長、これね、千載一遇のチャンスですよ。あそこの道路をつくるのに側溝、小さくて排水が上流側でパンクしていますなんて話になったらね、もったいないと思いませんか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)そうですね、俗に言う社総交という交付金のあり方なんですけれども、自由度がいいといっても補助率が低かったり、なかなか使い勝手が必ずしもいいとは言えないんです。ですから、総合的な計画をつくってそれを年次計画できちっとやっていかないと予算がつかない。ですから、今、突然、あの部分を直すという計画書を出しても、なかなか認定されないということなんですね。いわゆる社総交の事業としてですね。だから、もう少し議員おっしゃる場所はよくわかりますから、どの程度まで手を打てるか、これから考えていく必要があるかとは思っています。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
(4)番目の話にまいります。既存道路、既存道路といいますのは、朝日竹の里線という名前じゃないんでしょうけれども、名取高校の北側の道路です。あそこの北側の道路が今度は新しい道路にぶつかるところは、何か通行どめになるんだよっていう話を聞いていました。これは地元の方には説明はされているのでしょうか。
○議長(森繁男)星復興・都市整備課長。
○復興・都市整備課長(星幸浩)地元の説明会につきましては、平成13年4月と5月、平成14年7月に開催しております。道路整備に伴う交通体系の変化等の説明を行っているところでございます。その後、平成20年から25年まで区画整理区域内を整備しておりますので、今後は詳細設計をもとに新年度に改めて説明会を行いまして御理解をいただく予定でおります。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)何でこういう話をするかというと、私も知らなかったんですけども、同じ西部地区で栄町の県道にぶつかるところ、あそこが通行どめになったと。これ本当に知らなかったんですよ、私らも。私らは栄町じゃありませんから行政区違えばいいんだって言うかもしんないけど、通行どめになるちょっと前にここは通れなくなりますっていう看板が出てて、何で何でって思うくらいわからない。だから、もうちょっと前にね、そういう話を、実際通行どめされる前にされたほうが市民から苦情が少なくなるのではないかなというふうに思いますけども、できればそういうことを要望しながら次の質問にまいります。
(5)の質問にまいります。道路事業完成がですね、32年度になっているんですね。いろんな国の予算とか県の関係とかもあるっていうのはわかったんですけれども、これはもっと早く完成できないんですか、ちょっとその辺はどうでしょうか。
○議長(森繁男)星復興・都市整備課長。
○復興・都市整備課長(星幸浩)今年度で道路測量設計を行いまして28年度より新規事業として進めていく予定でございます。28年度に道路の詳細設計を行いまして、29年度から30年度までで用地の買収を行います。その後、2年間で改良工事を行いまして32年度に供用開始を目指しているところでございます
なお、地権者や住民の皆様の御協力をいただき、できるだけ前倒しをして完成できるよう努めてまいります。
道路測量設計は今年度、27年度で実施しております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今まで質問した中で、これが国の事業からいろいろなことがあってそこの32年度にまで伸びるということはわかりましたが、できればもっと前からわかっていることなので、そういうことであれば、もっと早く着手してほしかったっていうふうに思っております。
○議長(森繁男)須藤功議員に申し上げます。会派代表質問の途中ではありますけれども、ここで一旦休憩をいたしまして、再開後に残りの会派代表質問を行いたいと考えますけれども、よろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
それでは、休憩をいたします。
再開は3時5分といたします。
午後2時55分休憩
午後3時04分再開
○議長(森繁男)休憩前に引き続き会議を開きます。
須藤功議員。
○9番(須藤功)では、大きな最後の質問にまいりたいと思います。
道路新設改良(単独)事業についてであります。
これは県営の圃場整備がもう新年度から、平成28年度から始まります。名前が岩沼北部というのと岩沼西部というのがなんか2つあるみたいですけれども、今回は私のほうで岩沼北部圃場整備に伴う道路改良についてお伺いをいたしたいと思います。
これ、宮城県の農政の関係に聞きましたら、既に実施設計は終わっているというふうに伺いました。この事業はですね、農村地域復興再生基盤総合整備事業といいまして、これまでの基盤整備ですと、10年くらいかかっていたものがこの事業だと早くなるという特徴があります。できればこれは今回は5年でやらなければいけないということです。予算が集中的につく事業であって、加速度的にですね、事業を推し進めることが魅力の一つだというふうに伺ってまいりました。岩沼市の道路新設改良(単独)事業では、圃場整備に伴って3路線の予算が計上されています。3路線の1つずつをこれからちょっとお伺いをしてまいります。
(1)の市道三色吉小川線の改良内容についてお伺いをいたします。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)要望でございますね。
○9番(須藤功)要望なんです。1)番目の地元からの要望についてはどのような内容なのか伺います。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これにつきましては、前に岩沼西小学校PTAから、幅員1.6メートルの片側歩道の現道については、両側に歩道をつけてほしいという旨の要望がありました。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)例えばね、私が聞いているのは、圃場整備を含めてね、例えば圃場整備、今回やることによってこの道路も何かやるのかなと思ったんですけども、圃場整備上では地元からの要望というのはなかったんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)この路線については、圃場整備のほうから要望ということについては聞いてはおりません、こちらのほうでは。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)私、地権者に聞いたら、あそこ、片側に歩道ブロックあるんだそうです、片側に歩道ブロック、その歩道ブロックがなければ、道路がもともと車道の分、狭いですから、その歩道ブロック、なくしてくれっていう要望を出していると聞いたんですけれども、その辺はどうでしょうか、それは聞いていないの。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)済みませんが、そういった具体的な内容、まだ聞いてはおりません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)あのねこれ、一番最初に県営岩沼北部圃場整備に伴うって書いているんですから、農政担当の方がここに来て話しすべきだと思うんですけれども、その辺、どうなんでしょうか。
○議長(森繁男)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)これは県営でございまして、地方振興事務所が実質的にいろいろ設計等を考えておりまして、その実施設計に至る検討の途中で私ども、そして地権者も含めていろいろ話し合いに臨む、農協も含めてですね話し合いに臨んでおりますけれども、今現在、大変恐縮でございますが、その情報の云々、あったかないかの把握は、今、ちょっと聞いておりませんでしたので、私のところで、後日でよろしければ調べて報告を申し上げたいというふうに思います。(2月23日に答弁あり)
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)では、後日、お願いします。
2)番ですけれども、どのような内容で改良するんでしょうか。ことしは、何か4,000万円ぐらいの予算を見込んでおると。この4,000万円のものが今回三色吉小川線と解釈してよろしいのか、それも含めてどのような改良をするのか伺います。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)市道三色吉小川線につきましては、現況歩道が1.6メートル、それから車道が4.7メートル、合わせて6.3メートルの幅員がありますので、拡幅してということの整備は考えておりません。ただ、今回圃場整備が行われますのでそれに合わせ調査測量を行いまして、現在の幅員の中で歩道を少しでも有効に活用できるよう計画していきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)その内容はまだ決まっていないんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)新年度、調査測量の予算を今回計上しておりますので、それを議決していただいた後、28年度で調査設計を行っていく予定でございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)いや、調査設計の部分はまた別に予算とっていますよね。道路改良工事で4,000万円と私は予算書から見たんですけれども、それ違うんですか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)その説明資料には設計のほうでございます。調査設計のほうの委託費の中だと思います。工事費はとっておりません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)そうじゃなくて、全部で部会資料、部会資料を見たら道路改良工事費が4,000万になっているんです。ちょっと調べてください。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)この改良整備につきましては、この3路線については、28年度で調査設計を行っていくということで、ただ、市内にはそこだけじゃなくて一般的な市道もございまして、それの予算を計上しているものでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)なんか紛らわしい予算書ですけど、そうするとね、3カ所分の、3カ所分の道路だけじゃなくて4,000万の工事費っていうのは、もっと別なところにも使うっていう考えなんですか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)済みません。どの予算書、予算説明書かなと思うんですが……。(「部会審査資料」の声あり)審査資料でございますね。それにはそこに書いてあるのは、あくまでも委託料の中に、設計委託料という中に3路線の名称を書いているものでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)後でまたこれはお話ししたいと思います。
(2)の市道梶橋線の改良についてお伺いをしますが、これは地元からどのような要望だったんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これにつきましては梶橋町内会及び圃場整備事業のこれらの説明会の中でも、現況道路が幅員3.3メートルと狭く、待避所での交互通行となっていると。そういったことから車がすれ違えるよう拡幅の要望ということがございました。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)2)番目に入ります。どのような内容で改良するんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)市道梶橋線につきましては、平成28年度予算が成立したことをもってになりますが、道路の調査測量を予定しております。当然、車両が交互通行できる幅員の設計を計画していきたいということで考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)(3)の市道朝日2号線の改良内容についてなんですけど、これは地元からどのような要望内容だったんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これにつきましては、西部地区町内会連絡協議会、また圃場整備を進めていく中で地元から、現況道路が幅員2.7メートルと狭いので、車の交互通行ができるよう拡幅の要望が出ております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今、圃場整備協議会から出てるっていう話でしょう。そうしたら、もっとほかのやつも出たっていいんじゃないですかね。そこを一々言っても時間がないので、ではどんな内容でここは改良するんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)この市道朝日2号線につきましては、同じように平成28年度に道路の調査設計を予定しております。その中で、ここは交通量等の調査も行い、歩行者及び車両の安全な通行ができるよう片側歩道つきの幅員の設計を圃場整備事業と調整しながら計画していきたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)この事業は、もう実施設計が県営ではできている、先ほど言いました。つまり県営が実施設計をする前に全体設計があって、そして実施設計をことし27年度にやっている。そのときに言われていることは、要望されたことがないんですね、岩沼市から。これおかしいと思うんですよ。先ほどね、西部地区の協議会、町内会長のお話とか、それからあと圃場整備の協議会の方々からの要望が出ているにもかかわらず、今の現況を聞いたら4メートルの砂利道ですよ、片側2メートルずつ。そしてね、のり面が50センチずつあるから全体で5メートルの道路しかつくらないような計画になっているんですよ。こういうことをもうちょっと早く、やっぱりね、もうやんなきゃいけない。これ圃場整備やるのに千載一遇のチャンスなんですよ。道路拡幅するのに一々移転補償だとか、それから土地買収とかをね、土地買収は必ず必要になってくるんですけど、やり方が、手続がスムーズにいくっていうか、そういう私いい事業だと思うんです。そういうときに乗らないとだめじゃないかと思うんですけど、今の現況だと、4メートルの砂利道、それをちょっとそういうふうに把握していてよろしいんでしょうか、計画だということでよろしいんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これまでも今の路線については、かなり地元からも強い要望がありました。市としても、この圃場整備に合わせてきちっと整備していこうという計画のもとに進めてきているところでございまして、当然、圃場整備のほうとも市道の拡幅については調整をしております。現時点では、朝日2号線については、先ほど申し上げましたように、歩道つきの車道ですので歩道2.5メートル、車道5.5メートル程度を、まだこれは今後、きちっとした測量と打ち合わせをしていくということもありますがそういったことを想定しております。全部で8メートル程度を想定しているところであります。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今ね、8メートルの道路って、私、すごくちっちゃいと思います。というのは、2月9日から私ね、独自にね、2月8日かな、8日から独自にあそこの通行量を調査したんですよ。そしたらね、30分単位で一番多いのがね、7時半から8時までの30分、北側から来る人と南側から通る道路ね、30分でね、車、それから自転車、あと人、それ入れてね、88、これぐらい通行しているんですよ。たまたま2月9日がそれくらいで、それからあと2月10日は80、それから2月12が70、あとほかあったんだけど、結構ね、通るんです、あそこ。2月8日は86ですね、2時間で約200台、250近く、200台以上、250までいかないけどね、それぐらい通るんですよ。これ昔、10年以上前にたしか土ケ崎と武隈ができる前ですから朝日と栄町の町内会長さんらがあの道路、広げてほしいという要望書を市に出しているはずなんですね。そういうことがあるにもかかわらず、今回、県の実施設計ではそれだけの道路、それが今、8メートルの道路にする。これでもまだ私は足りないと思うんです。もうちょっとやっぱりね、片側3メートルにもっと歩道をとって、しかも、のり面もとらなきゃいけない。そう考えたらもっと立派な道路になると思うんですけど、その辺、どうなんでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)先ほど申し上げましたように、18年度にそういった道路の調査し、設計をしていくということで、今現在は8メートルを想定しているということでございます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)今現在の計画の考えでは8メートルということでありますが、この次の質問にまいります。
3)番目の県道岩沼蔵王線ですね。ここね、信号機が朝日竹の里線とぶつかるところかな、設置されたことで、交通規制などもあって西部地区ではですね、この朝日2号線の活用がすごく期待されているんです。そこのところをどう考えるでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)市道朝日2号線につきましては、朝日地区、それから長岡地区を結ぶ生活道路として位置づけて考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)これ本当にね、市長、千載一遇のチャンスです。圃場整備をやるんだと。そのときに道路を、立派な道路をつくろうというふうに市長、思ってください、考えてください。どうですか。
○議長(森繁男)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)今回圃場整備されるということである程度、拡張することは計画をしておりますので、今から実施設計を組むに当たり、どのくらいまでやればいいのか、さらにやっぱり検討してみたいと思いますので、今、この場で5メートルとか8メートルの議論をしても現実性がないものですから、また担当と協議してみます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)ぜひ御検討をお願いします。
検討する中で、4)の質問に入りますが、市道長岡北目原線というのが今あります。これかなり道路が通行量多いです。ここと朝日2号線を延伸して直接交差することはどうでしょうか。
○議長(森繁男)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)議員御存じのように、交差するというのは非常に大変な事業ではございます。今現在、朝日2号線から市道長岡北目原線への直接交差については、先ほど申し上げましたように、まず生活道路としての位置づけで考えておりますので、現時点で延伸して直接交差ということは考えてはおりません。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)次の質問にまいります。
大きな4番目の水害対策についてどう考えているかっていうことをお伺いします。
1)の県道岩沼蔵王線っていうのは、今度、志賀にトンネルができます。このトンネルができると、かなり交通量が多くなると見込まれるのですが、栄町、長岡間の道路、県道とかですね、毎年、1回ぐらい通行規制があるというふうに仙台土木事務所からお伺いをしました。そういうことを考えて、冠水し、通行規制されている状況で対策を考えているのでしょうか。
○議長(森繁男)上田正典土木課長。
○土木課長(上田正典)県道岩沼蔵王線につきましては、宮城県で道路改良工事を現在も進めていただいておりますけれども、大雨時にたびたび冠水が見られまして独自に通行どめとする場合が確かにございます。そして、市道長岡北目原線から志賀に向かってですけれども、約300メートルぐらいまだ未改良区間がございまして、あそこが今、一番ひどい場所になっておりますけれども、平成28年度にあそこの部分、県のほうで整備のほうを完了させるというふうに伺っておりますので、それにあわせて雨水排水のほうも同時に道路側溝等を整備して解消するような形で整備していただくということで県のほうにもお願いしております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)この問題は、後でもまたお話をしますけども、2)のお話をします。今回の圃場整備をやる中で、私は市道三色吉小川線、この道路を例えばかさ上げする。かさ上げすることによって上流側の田んぼの湛水能力というのが少し地元にね、お願いして湛水させてもらう。そうすることによって、下流側に行く水を抑えられるんではないかなというふうに思うんです。そういう下流側への水量調節をこの道路を改良するときにかさ上げをすることによってできるのではないかと思うんですけれども、それについてはどうでしょうか。
○議長(森繁男)上田土木課長。
○土木課長(上田正典)圃場側、要は農地なんですけれども、自然に降った雨を一時的にためられる能力というのは確かにございますけれども、それを今、議員おっしゃったような形で調整するというふうなことは難しいというふうに考えます。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)これは大変難しいです。それは当たり前の話なんですけどね、当たり前のことを言っているんですけれども、ただね、水を少しでも、少しでもやっぱりためておくことで下流側に行く水を少し抑えられればということなんですね。これ本当に慎重にやらなきゃいけない問題です。補償にもなってきますからね、災害で補償問題になりますから大変な問題です。ぜひこれは検討課題には入れてほしいなと思っています。ここはちょっとここまでで最後の質問にまいります。
市道朝日2号線もですね、これも先ほどと同じようにここも今、朝日土地区画整理組合の土地からレーン面まで1メートルあるんですよ。そうすると、今の道路の現況高で道路整備しても、ここは越流して通行どめになる。だから、ここもかさ上げできないか、そこをちょっとお願いします。
○議長(森繁男)上田土木課長。
○土木課長(上田正典)市道朝日2号線の改良なんですけれども、これまでお話しされてきましたように、北部地区の圃場整備の計画に合わせて道路計画も立てていくわけですけれども、朝日2号線から直接農地、耕作地に出入りして作業されるというような予定もされております。ですから、極端な形で上げるのは相当困難かなと思いますけれども、今現在の高さよりもある程度の分は上げられると思いますので、その辺は圃場整備側とよく協議しながら最終的には高さを決めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(森繁男)須藤功議員。
○9番(須藤功)田んぼですので地盤そのものが悪いっていうのはあります。だから、時間はかかりますけど、高く、もう少し高く、そうしなければそこでまた被害が起きるとかね、県道は県がとめるからまだ岩沼市の責任じゃないかもしれないが。
○議長(森繁男)須藤功議員に申し上げます。持ち時間を超えましたので、一般質問を終了願います。(「ありがとうございました」の声あり)
いわぬまアシスト須藤功議員の会派代表質問を終結いたします。
○議長(森繁男)お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(森繁男)異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決しました。
残りの一般質問は明日午前10時から継続することにいたします。
本日はこれをもって延会いたします。
御起立願います。 ── どうも御苦労さまでした。
午後3時27分延会
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