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平成27年第3回岩沼市議会定例会会議録(第5日目)

平成27年9月10日(木曜日)

出席議員(16名)

  • 1番  佐 藤 淳 一
  • 3番  大 友 克 寿
  • 4番  布 田 恵 美
  • 5番  酒 井 信 幸
  • 6番  須 藤   功
  • 7番  渡 辺 ふさ子
  • 8番  櫻 井   隆
  • 9番  佐 藤 一 郎
  • 10番  松 田 由 雄
  • 11番  布 田 一 民
  • 12番  長 田 忠 広
  • 13番  宍 戸 幸 次
  • 14番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  森   繁 男
  • 18番  国 井 宗 和

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   菊 地 啓 夫
  • 副市長   熊 谷 良 哉
  • 総務部長   鈴 木 隆 夫
  • 健康福祉部長    吉 田   章
  • 市民経済部長    木 皿 光 夫
  • 建設部長   高 橋 伸 明
  • 総務部参事     家 田 康 典
  • 参事兼総務課長   百 井   弘
  • 政策企画課長兼復興推進課長   菅 井 秀 一
  • 健康増進課長    伊 藤 正 幸
  • 介護福祉課長    高 橋 広 昭
  • 下水道課長     馬 場 秀 一
  • 参事兼水道事業所長 宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   桜 井 隆 雄
  • 教育委員会教育長   百 井   崇
  • 教育次長兼教育総務課長事 務 取 扱   高 橋   進
  • 監査委員   鎌 田 壽 信
  • 監査委員事務局長   星   弘 美
  • 選挙管理委員会事務局長   猪 股 広 道
  • 農業委員会事務局長   高 橋 清 一

議会事務局職員出席者

  • 参事兼事務局長   加 藤 英 教
  • 局長補佐   近 藤 祐 高
  • 議事係長   清 水 泰 雄

議事日程

  平成27年9月10日(木曜日)午前10時開議
1.開議宣告
  • 日程第1 会議録署名議員の指名
  • 日程第2 議案第54号 岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
  •              質疑・討論・表決
  • 日程第3 議案第55号 職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例について
  •              質疑・討論・表決
  • 日程第4 議案第56号 岩沼市手数料条例の一部を改正する条例について
  •              質疑・討論・表決
  • 日程第5
    • 議案第59号 財産の取得について
    • 議案第60号 財産の取得について
    •              一括質疑・討論・表決
  • 日程第6
    • 議案第61号 平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について
    • 議案第62号 平成27年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について
    • 議案第63号 平成27年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
    • 議案第64号 平成27年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について
    • 議案第65号 平成27年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について
    • 議案第66号 平成27年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について
    • 議案第67号 平成27年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について
    •              補足説明・一括質疑・討論・表決
  • 日程第7
    • 認定第1号 平成26年度岩沼市一般会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第2号 平成26年度岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第3号 平成26年度岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第4号 平成26年度岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第5号 平成26年度岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第6号 平成26年度岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
    • 認定第7号 平成26年度岩沼市特別都市下水路事業会計利益の処分及び決算認定について
    • 認定第8号 平成26年度岩沼市水道事業会計利益の処分及び決算認定について
    •              補足説明・総括質疑
                   決算審査特別委員会設置 ─ 付託
2.閉議宣告

本日の会議に付した事件

日程第1から日程第7まで

     午前10時開議
○議長(国井宗和)御起立願います。おはようございます。御着席ください。
 ただいまの出席議員は16名であります。
 これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(国井宗和)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、7番渡辺ふさ子議員、8番櫻井隆議員を指名いたします。

日程第2 議案第54号 岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第2、議案第54号を議題といたします。
 これより質疑を行います。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)議案第54号について質疑いたします。
 (2)の2行目、「以下『番号法』という」と書いてありますが、これは確認ですが、マイナンバー法、マイナンバー制度に基づく法律と理解していいのかどうか、1点目。
 それから、(4)番、「特定個人情報ファイル」とはどういうものか。
 それから、3点目、第8条の4、「実施機関は、番号法第19条各号のいずれかに該当する場合を除き」と書いてあるが、番号法第19条各号とはどのようなものか説明をお願いいたします。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)まず1点目、番号法とは、お見込みのとおり、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律でございます。
 2点目、特定個人情報ファイル、これは個人番号を内容に含む個人情報のファイルでございます。
 3点目、8条の4の19条各号のいずれかに該当する場合ということにつきましては、法第19条で定めている特定個人情報を提供できる場合、本人もしくは代理人あるいは地方公共団体情報システム機構への提供、あるいは条例で定める事務などということでございます。
○議長(国井宗和)その他質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第54号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第54号については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第54号について討論を行います。初めに本案に対する反対討論の発言を認めます。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)反対の立場で討論をいたします。
 この条例改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法に伴い、岩沼市個人情報保護条例の一部を改正するものであります。
 マイナンバー制度は、利便性が強調されていますが、プライバシーの侵害や成り済ましなどの犯罪等の危険性をはらみ国民に負担増をもたらすものです。
 また、制度導入に3,000億円以上の税金が投じられ維持管理費も多額である。中小企業にも重い負担がかかる。  一方で支出に見合う便益は示されていません。外国の例を挙げれば、アメリカや韓国では共通番号と個人情報がセットで大量流出し、プライバシー侵害、犯罪利用、成り済まし被害が横行して社会問題になり、利用規制や見直す動きが強まっています。イギリスではカード発行から1年で廃止になりました。ドイツでは共通番号制度がドイツ基本法で規定される人格の尊厳、人格権を侵害する制度だと認識されており、フランスでは、市民的自由とプライバシーを重視する立場から分野別番号制度となっています。
 以上、述べた観点から、私はマイナンバー制度には反対、撤回を求めるものであり、したがって、マイナンバー法に伴う岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例に反対します。
○議長(国井宗和)次に、賛成討論の発言を許します。11番布田一民議員。
○11番(布田一民)今回のこの条例の一部改正については、あくまでも個人情報の保護をするための条例であります。したがいまして、この一部改正をしないということになれば、当然ながらプライバシー、そしてまた個人としての情報が守れないということからいって、今回の改正する条例については賛成をいたします。
○議長(国井宗和)次にございませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第54号岩沼市個人情報保護条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(国井宗和)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第55号 職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第3、議案第55号を議題といたします。
 これより質疑を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第55号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第55号については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第55号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第55号職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第56号 岩沼市手数料条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第4、議案第56号を議題といたします。
 これより質疑を行います。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)手数料条例の一部を改正する条例について、再交付について書いてあります。この再交付の申請の仕方についてどういう書類になるのか。また、申請に当たって提出するものはどういうものが求められるのか伺います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)現行もそうですが、例えば免許証等そういったもの、自分を確認できる、そういったものを受けて再発行の手続に入るということでございます。
○議長(国井宗和)7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)免許証とか写真入りのものを持たない人の場合はどうなりますか。
○議長(国井宗和)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)保険証等も該当になります。
○議長(国井宗和)その他質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第56号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第56号については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第56号について討論を行います。初めに、本案に対する反対討論の発言を許します。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)議案第56号に反対の立場で討論いたします。
 この条例改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法に伴い、岩沼市手数料条例の一部を改正するものです。
 マイナンバー制度については、議案第54号と同様の理由によりこのマイナンバー制度には反対、撤回を求めるものであり、したがって、マイナンバー法に伴う岩沼市手数料条例の一部を改正する条例に反対します。
○議長(国井宗和)次に、賛成討論の発言を許します。11番布田一民議員。
○11番(布田一民)54号について保護条例の一部を改正する条例については可決をしております。したがいまして、今回の議案第56号においても、手数料条例の一部を改正する条例でありますので、54号が可決した以上は、今回のこの一部改正する条例についても賛成せざるを得ないということからいって賛成をいたします。
○議長(国井宗和)次に、反対討論の発言を許します。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第56号岩沼市手数料条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(国井宗和)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第59号 財産の取得について
     議案第60号 財産の取得について

○議長(国井宗和)日程第5、議案第59号及び議案第60号の2件を一括して議題といたします。
 これより質疑を一括して行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号及び議案第60号の2件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第59号及び議案第60号の2件については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第59号及び議案第60号の2件について1件ずつ討論、採決を行います。
 議案第59号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第59号財産の取得については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第60号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第60号財産の取得については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第61号 平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について
     議案第62号 平成27年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について
     議案第63号 平成27年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
     議案第64号 平成27年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について
     議案第65号 平成27年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について
     議案第66号 平成27年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について
     議案第67号 平成27年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について

○議長(国井宗和)日程第6、議案第61号から議案第67号までの7件を一括して議題といたします。
 議案の補足説明を求めます。鈴木隆夫総務部長、登壇の上、補足説明願います。
     〔鈴木隆夫総務部長登壇〕
○総務部長(鈴木隆夫)議案第61号平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について補足説明を申し上げます。
 4ページをお開き願います。
 第2表、債務負担行為補正の追加は、平成28年度から一部業務委託を予定している市民課事務業務委託並びに千年希望の丘整備事業のうち、蒲崎公園、藤曽根公園の整備など28年度施行となる部分について、期間と限度額を定めるものでございます。
 5ページをごらんください。
 第3表、地方債補正の変更は、社会資本整備事業債にあっては、社会資本整備総合交付金の交付決定に伴う充当事業の事業規模見直しにより、また臨時財政対策債にあっては、27年度発行可能額の確定により、起債限度額をそれぞれ変更するものであります。
 9ページをお開き願います。事項別明細書の歳入について御説明を申し上げます。
 10款1項地方交付税は、普通交付税にあっては税収の回復傾向並びに地方消費税交付金の増などにより、基準財政収入額が増額になったことに伴い、本年度交付決定額が減少したため、減額するものでございます。また、震災復興特別交付税にあっては、26年度までに交付された過年度事業分に係る交付額の精算に伴い、国へ返還する見通しとなる金額を減額するもので、1項全体では10億4,952万2,000円を減額するものでございます。
 14款2項国庫補助金は、個人番号カード交付事業費補助金等の新たな補助金を追加計上する一方、社会資本整備総合補助金の減額の交付決定に伴い、1,275万6,000円を減額するものでございます。
 15款2項県補助金は、蒲崎、新浜両地区の東部地区圃場整備事業区域への編入に伴い、農山漁村地域復興基盤総合整備事業費の補助対象となったことにより、3,314万6,000円を増額するものでございます。
 11ページをお開き願います。
 16款2項財産売り払い収入は、防災集団移転促進区域内の土地に係る売り払い収入を計上し、1,126万円を増額するものでございます。
 18款1項特別会計繰入金は、国民健康保険事業、介護保険事業及び後期高齢者医療保険事業における26年度決算に基づく一般会計からの繰入金の精算に伴い、各特別会計からの繰入金を計上し、1億8,938万円を増額するものでございます。
 18款2項基金繰入金は、公共施設整備基金からは2つの小学校の施設改修経費に対して、仙台空港周辺地域環境整備基金からは、矢野目地区における浸水対策経費に対してそれぞれ基金繰入金を計上するほか、東日本大震災復興交付金基金繰入金にあっては、千年希望の丘、蒲崎公園、藤曽根公園等に係る整備事業費の28年度への繰り延べに伴い、基金繰入額を減額するものでございます。
 なお、財政調整基金繰入金にあっては、今般、26年度決算の時期を迎えたこと、並びに震災復興事業の進展に伴い、事業費の年度繰り越しが落ちついてきた状況を背景に、震災復興基金及び復興交付金基金の対象となる事業について、過去に繰り越してきた事業費の精算を開始するものとし、将来、国へ返還する見通しとなる金額について、財政調整基金から震災復興基金並びに復興交付金基金に積み戻しを行うもので、10億6,548万4,000円を追加して取り崩すものでございます。これらの差し引きの結果、2項全体では8億5,710万1,000円を増額するものでございます。
 19款1項繰越金は、26年度決算に伴う剰余金の一部を計上し、8億5,048万2,000円を増額するものでございます。
 13ページをお開き願います。
 21款1項市債は、冒頭の第3表でも触れましたが、社会資本整備事業債にあっては社会資本整備総合交付金の交付決定に伴う充当事業の事業規模の見直しにより、また臨時財政対策債にあっては27年度発行可能額の確定により、起債限度額をそれぞれ減額し、合わせて1億6,400万円を減額するものでございます。
 15ページをお開き願います。
 次に、事項別明細書の歳出について御説明を申し上げます。
 2款1項総務管理費は、グリーンピア岩沼の運動教室に係る委託料の増及び防災集団移転促進区域内の土地売り払い収入に係る国庫返還金などを計上するほか、震災復興事業の繰越事業費の精算に伴う震災復興基金並びに復興交付金基金に積み戻しを行うための積立金を計上し、13億6,815万円を増額するものでございます。
 2款2項徴税費は、納税貯蓄組合に対する補助金の規則改正に伴い不用となる額を減額するもので、867万円を減額するものでございます。
 2款3項戸籍住民基本台帳費は、個人番号カードの作成、封入、発送業務に係る委託料などを計上し、1,279万4,000円を増額するものでございます。
 17ページをお開き願います。
 4款1項保健衛生費は、新火葬場建設に係る基本計画策定経費並びに候補地に係る用地測量業務委託料等を計上するほか、国の26年度補正予算に係る地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策における女性活躍促進のための取り組みとしてがん検診未受診者を対象とした受診促進経費などを計上し、1,627万4,000円を増額するものでございます。
 6款1項農業費は、蒲崎、新浜両地区の東部地区圃場整備事業区域への編入に伴い、新たに交付される農山漁村地域復興基盤総合整備事業費補助金を財源とした圃場整備に係る土地改良事業負担金を計上するなど、3,704万6,000円を増額するものでございます。
 19ページをお開き願います。
 7款1項商工費は、西原地区土地区画整理事業の事業認可を受けたことに伴う所要の審議会開催経費及び市のイメージキャラクター選考委員会開催経費などを計上するほか、住宅リフォーム助成金を追加し、553万5,000円を増額するものでございます。
 8款2項道路橋梁費は、道路等の安全利用のための修繕に要する経費を計上するほか、社会資本整備総合交付金の交付決定を受け、充当対象事業の事業規模の見直しを行ったことなどから、1,848万円を減額するものでございます。
 8款3項河川費は、住宅等の建設による周辺地区の排水環境の変化が著しい吹上地区について、早急な浸水対策を講じる必要があることから1,600万円を増額するものでございます。
 8款4項都市計画費は、22ページにかけての記載となりますが、千年希望の丘整備事業費の一部について、28年度へ繰り延べすることによる減、また公共下水道事業特別会計の26年度決算に伴う一般会計繰入金の精算額と本年度繰り出し額との相殺による繰出金の減などにより、7億5,885万7,000円を減額するものでございます。
 10款2項小学校費は、児童の学校生活環境改善のための継続的取り組みとして、岩沼南小学校及び岩沼西小学校のトイレ施設改修費を計上し、2,300万円を増額するものでございます。
 11款2項公共土木施設災害復旧費は、橋の復旧工事に係る河川流下能力等の調査経費及び旧二野倉藤曽根線舗装撤去経費などを計上し、1,700万円を増額するものでございます。
 23ページをお開き願います。
 23ページは債務負担行為で、翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。
 24ページをごらんください。
 24ページは地方債の前々年度末及び前年度末における現在高並びに当該年度末における現在高の見込みに関する調書でございます。  なお、この補正予算(第3号)では、財政調整基金の繰入額を10億6,548万4,000円増額いたしましたことから、27年度における繰入額につきましては31億8,698万9,000円となり、現時点における27年度末の財政調整基金残高の見通しにつきましては、49億5,295万3,000円と見込んでおります。
 以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(国井宗和)これより質疑を一括して行います。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)それでは、2点お伺いしたいと思います。
 初めに、16ページ、老人憩いの家管理運営事業、内容について説明願います。
 2つ目は、18ページ、17ページもそうだけれども、新火葬場等建設事業、補正予算で計上されましたけれども、今後のスケジュール、どういうふうになっているのか、その予算計上の関係で教えていただきます。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。吉田章健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)老人憩いの家管理運営の補正につきましては、東部地区の老人憩いの家の看板等がないということで看板設置とか水道の修理、中の備品の一部更新ということで予定をしております。
○議長(国井宗和)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)新火葬場のスケジュールということでございます。今週土曜日にまず地元に説明をさせていただきます。そこから、地元等の協力を経ましてから、御承知のとおり、都市計画決定を要する施設でございますので、まずそういった基礎的な資料づくりをさせていただきます。つまり建築物の計画とか、敷地の計画とか、そういったものを盛り込んで都市計画審議会に諮っていくと。その途中途中でいろいろ地元の方を含めて説明を申し上げて、情報を共有しながら一緒に進みたいなというように思っております。
○議長(国井宗和)10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)もう一回。まず1つは、地元と言われましたけれども、地元とはどこを指しているのか。それとあわせて事前に土曜日の日に地元との関係で説明をしたいと、多分連絡したと思うんだけれども、地元と称する皆さんの感触はどういうふうなものなのかお尋ねします。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)地元と申し上げましたが、早股中地区の住民の皆様にまずは御説明を申し上げると。先ほど申し上げましたように、これは都市計画決定手続を経なければなりませんので、そういったことが固まり次第、市民全体に説明する機会も出てくるだろうとは思っております。
○議長(国井宗和)10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)今部長言われたように、土曜日の日に地元に説明をして都市計画決定との関係で資料を準備すると。その後に市民の皆さんにお知らせをすると。大ざっぱでもいいんだけれども、市民の皆さんにお知らせする時期というのは、想定というのは、いつごろなのか、ちょっと最後にお尋ねします。
○議長(国井宗和)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)今回補正予算をお認めいただければ、早速こういった図書の整理、あるいは現地に入っての測量等を進めまして、もちろん、一番肝心な地権者の皆様もございますので、できれば年度内にこういった手続を完了に向けて進めたいと。そこからということを御理解いただきたいと思います。
○議長(国井宗和)その他質疑はございませんか。6番須藤功議員。
○6番(須藤功)20ページの河川費の浸水対策事業について、この中身の詳細をお伺いしたいと思います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。高橋伸明建設部長。
○建設部長(高橋伸明)ここは吹上地区で、吹上地区はバイパスがかなり高くなっているということもあって、既存の住宅等の道路が低くなっていたということもありますので、かなり浸水の状況が激しくなっているというか、そういうことがありましたので今回緊急に補正をさせていただくものです。
○議長(国井宗和)6番須藤功議員。
○6番(須藤功)吹上地区というのは、浸水、かなり広範囲のところで起きていますね。水路の周辺ですとか、それから水路から遠く離れているところでも、先ほど説明があったように、宅地から道路が少し低くなっているので広範囲にあるんですけれども、詳細なところというのは、吹上のどの辺になるんですか、例えば産業道路の西側なのか、東側なのか、その辺ちょっと。
○議長(国井宗和)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これにつきましては、産業道路の東側で、当然、国道との間というふうになりまして、場所的には吹上の南側が非常に低地域になっておりますから計画的にはやっております。計画でやっている中で、たまたま今回かなり浸水的に状況がひどいというところについて今回上げたものでございます。
○議長(国井宗和)須藤功議員。
○6番(須藤功)具体的に浸水対策というのは、例えば中に水路を大きくするとか、もしくは水路を新たにつくるとかあると思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(国井宗和)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)これについては、既存の住宅の宅地との高さの調整も必要ですが、道路をある程度上げて、側溝を上げて、排水とのバランスを考えるということで、道路面をある程度上げることによって道路上の浸水を防ぐということの対策でございます。
○議長(国井宗和)ほかに。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)20ページの地域産業振興事業について住宅リフォームという説明がございました。確認として3,580万円の中での件数、助成額、それから申請時期についてはいつごろを考えているのか御説明をお願いします。
○議長(国井宗和)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)今、3,500というような、358万円ということでございます。上半期におきまして大分好評だったということは議会の皆様にも御報告申し上げたとおりで、下半期の期間中の工期、10月以降ですね、受け付けを開始して、できれば御相談をいただいたり御要望もいただきました。そういったものを見込みまして35件の受け付けを行いたいというような予算でございます。
○議長(国井宗和)7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)10月以降ということでしたが、周知時期もあると思うので、それを考えると、具体的に10月以降、これ以上詳しく言えるものがあれば、お願いします。
○議長(国井宗和)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)まず基本的に広報でお知らせしたいというふうには思っております。ですから、きちっと皆様のお手元に届いて確認ができるという期間は最低とらなくてはならないというふうには思いますので、10月の中旬近くあたりから開始したいなというふうに思っております。
○議長(国井宗和)その他質疑はありませんか。4番布田恵美議員。
○4番(布田恵美)19ページの商工業振興費に関してですが、イメージキャラクターの選定にということでございました。そのイメージキャラクターの選定についての方法とか手順、同じかもしれませんが、時期的なものとか、お聞かせください。
○議長(国井宗和)木皿光夫市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)まだ具体的な時期というのははっきり申し上げる段階ではございませんが、実はより専門的な方の御意見もいただきたいとか、もう少しそういった部分に参加していただきたいということで、そういった選考委員やアドバイスをいただく方の増員を図った今回予算でございますので、そういった方々の発足をもっていろいろその辺の取り組み方をアドバイスいただきながら、これは余り時間かけたくないんですが、早速にでも公募に入りたいというふうには思っております。
○議長(国井宗和)4番布田恵美議員。
○4番(布田恵美)専門的な見地の方々を選んで、そして進めていくという御説明でしたが、このイメージキャラターの選定に当たって、例えば市民の方、特にお子さんですとかそういった方への公募とか、そういったこと、作品のデザインというのか、考えているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(国井宗和)木皿市民経済部長。
○市民経済部長(木皿光夫)その手法は、多分発足すれば、そういった意見もいろいろ出てくると思います。学校に依頼をかけるとか、子供たちをどうやって取り込むかという意見も多分出るだろうと思っていますので、そういったものを尊重していろいろ多くの参加を得るような努力をしていきたいというふうに思っています。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)11ページ、基金繰入金の、このように使ったり戻したりというような状況の中で、26年度残高の財調ですと73億、今年度末は49億ぐらいになるということであります。そういう中にあって、やっぱり財政健全化というか、財政上、いろいろ心配される面も多々あると思いますので、この点について今年度末、財調については26年度中は73億だったのが今年度末には49億になるということでございます。そういう中にあって公共施設整備基金繰入金、東日本大震災復興交付金基金、また震災復興基金、これらについて今年度末の予想額はどれぐらいになるかお知らせをいただきたいと思います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)公共施設整備基金につきましては、現時点での予測として今年度末、21億7,000万ほど、それから震災復興基金につきましては14億6,000万、そして、震災復興交付金基金につきましては72億7,000万と見込んでおります。現時点でございます。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)そうしますと、使ったからなんでありますけれども、特に大震災復興交付金基金、これは236億あったのが72億になり、これだけ事業やったということだと思うんですけれども、そういう中にあってこの基金がこの震災絡みのいろんな事業、そういうものが終わった時点でどれぐらいになるのかという、そういう見通しは立てているのかどうかお伺いします。
○議長(国井宗和)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)財政計画、中期的な財政計画、収入の見通し等については持っておりまして、単純に言いますと、震災復興基金、それから復興交付金基金、これを除いたものが経常的なというか、一般的な基金ということになるかと思いますが、ただ、注意しなければならないのは財政調整基金でございます。今回の補正でも財政調整基金に仮置きされていたものを復興関連の基金に戻したということがございますが、現時点、今年度末の見込みの49億と申し上げましたが、そこにも復興関連経費の分ということで、仮置きになっているという部分がございます。その辺を年度改まった段階で事業が進捗した段階で、実績に応じて使わなかった分を返していくというようなところが財調にも一部ございます。そういったところで、財政調整基金、49億見込みということですが、このうち、通常分でどのくらいなんだろうというところ、これはざっくりした数字になりますけれども、おおむね半分以下、いやもうちょっとあれですか、20億強が一般分の財調の残高というふうに見込んでおります。
○議長(国井宗和)12番長田忠広議員。
○12番(長田忠広)9、10の国庫支出金の補助金でありますけれども、個人番号カード交付事業補助金であるとか、事務費補助事業というのは、各市町村ごとにある程度基準があって、その部分で岩沼市でこれぐらい補助金が入ると思いますが、どのような基準になっているかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)人口規模で交付されております。
○議長(国井宗和)ほかにありませんか。8番櫻井隆議員。
○8番(櫻井隆)18ページの新火葬場等の建設事業につきまして、先ほどの答弁ですと、今週の土曜日、地元早股中地区の皆様に説明会があるということでございますけれども、予定地につきましては、早股中地区に該当する建設としては2件と私は見ているわけなんですけれども、ほとんど北側からあの周りはほとんど早股下地区の住民が住んでおります。この前、ちょうど草刈り等の地元の事業がありまして、皆様から新聞で建設についての話についていろいろ聞きたいという地元の方々からの要望等がありまして、早股中地区の方々には説明あるということでありますけれども、周りのほとんどが早股下一地区ということを考えれば、早股下一地区の住民に対しましても近々ある程度の説明が必要なのかなと思いますけれども、その辺、執行部はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。木皿光夫経済市民部長。
○市民経済部長(木皿光夫)御存じのとおり、今までの経緯も含めまして非常に地権者の方々への対応、非常に大事でございますし、その町内に係る方々への説明も非常に重要だと思っております。先ほど申し上げましたように、ある程度の時点で皆様に向けて御説明を申し上げる機会が必ず来ますので、そういったときにいろいろ御説明する機会が出てくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(国井宗和)その他質疑がありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第61号から議案第67号までの7件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第61号から議案第67号までの7件については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第61号から議案第67号までの7件について、1件ずつ討論、採決を行います。
 議案第61号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第61号平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第62号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第62号平成27年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第63号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第63号平成27年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第64号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第64号平成27年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第65号についての討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第65号平成27年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第66号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第66号平成27年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第67号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第67号平成27年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 認定第1号 平成26年度岩沼市一般会計歳入歳出決算認定について
     認定第2号 平成26年度岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第3号 平成26年度岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第4号 平成26年度岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第5号 平成26年度岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第6号 平成26年度岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
     認定第7号 平成26年度岩沼市特別都市下水路事業会計利益の処分及び決算認定について
     認定第8号 平成26年度岩沼市水道事業会計利益の処分及び決算認定について

○議長(国井宗和)日程第7、認定第1号から認定第8号までの8件を一括して議題といたします。
 初めに、決算関係議案の補足説明を求めます。認定第1号から認定第7号までについて、また、認定第8号について、谷地沼賢二会計管理者・企業出納員、登壇の上、説明願います。
     〔谷地沼賢二会計管理者・企業出納員登壇〕
○会計管理者・企業出納員(谷地沼賢二)平成26年度岩沼市一般会計及び特別会計歳入歳出決算について補足説明を申し上げます。
 右上に、認定第1号から第6号と表記してあります決算書をごらんいただきます。
 それでは、1ページ、2ページをお開き願います。この表は、一般会計及び各特別会計の決算総括表でございます。
 まず、歳入決算額でありますが、各会計の収入済額の合計は684億8,039万5,803円となりました。前年度対比85.53%、115億8,463万5,360円の減となっております。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 3ページ、4ページをお開き願います。
 各会計の支出済額合計は614億2,611万855円となりました。対前年度比93.58%、42億1,504万306円の減となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は70億5,428万4,948円となりました。なお、4ページ、右端の歳入歳出差引額の列に記載のとおり、一般会計及び特別会計とも黒字の決算でありました。
 それでは、認定第1号岩沼市一般会計の決算概要から御説明を申し上げます。なお、37ページからの決算事項別明細書及び主な施策の成果と予算の執行の実績報告書は後ほど御参照をお願いします。
 9ページ、10ページをお開き願います。
 一番下の歳入合計の行になりますが、調定額は488億5,139万5,089円となり、予算現額に対し100.32%となりました。収入済額は475億6,481万601円となり、調定額に対し97.37%の収納率となりました。不納欠損額につきましては1,420万3,997円となり、その内訳につきましては、6ページに記載してありますので、後ほどごらん願います。収入未済額につきましては12億7,356万3,571円となり、市税、保育料、住宅使用料、繰越事業に伴います国及び県支出金、貸付元利収入等の諸収入などとなっております。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 13ページ、14ページをお開き願います。
 表の一番下、歳出合計の行になりますが、支出済額は448億7,000万7,560円で、予算現額に対する執行率は92.14%となりました。翌年度への繰越額は23億3,045万4,921円で、予算現額から支出済額及び翌年度繰越額を差し引いた不用額は14億9,743万9,701円となりました。
 13ページ、一番下に記載しておりますが、収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引残額は26億9,480万3,041円となりました。また、この金額から翌年度事業に係る9億4,422万1,321円の繰越財源を差し引いた実質収支額は17億5,058万1,720円となりました。この実質収支のうち、地方自治法の規定による財政調整基金への積み立てを9億円とし、残る8億5,058万1,720円を平成27年度に繰り越しをいたします。
 以上が一般会計の決算概要であります。
 次に、認定第2号岩沼市国民健康保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。
 15ページ、16ページをお開き願います。
 一番下の行でありますが、調定額は51億5,698万5,837円となり、予算現額に対し116.03%となりました。収入済額は47億6,821万2,537円となり、調定額に対し92.46%の収納率となりました。不納欠損額につきましては3,204万2,593円となり、これは国民健康保険税に係るものであります。収入未済額は3億5,782万6,772円となりました。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 19ページ、20ページをお開き願います。
 歳出合計の欄になりますが、支出済額は43億7,065万6,401円で、予算現額に対する執行率は98.34%になりました。不用額は7,385万2,599円となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は3億9,755万6,136円となりました。このうち、地方自治法の規定による財政調整基金への積み立てを2億円とし、残る1億9,755万6,136円を平成27年度に繰り越しをいたします。
 次に、認定第3号岩沼市後期高齢者医療特別会計の決算概要について申し上げます。
 21ページ、22ページをお開き願います。
 歳入の調定額は4億1,849万5,287円となり、予算現額に対し102.63%となりました。収入済額は4億1,573万8,287円となり、調定額に対し99.34%の収納率となりました。不納欠損額は35万5,800円となり、これは後期高齢者医療保険料に係るものであります。収入未済額は280万8,300円となりました。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 23ページ、24ページをお開き願います。
 歳出合計の行になりますが、支出済額は3億9,607万5,416円で、予算現額に対する執行率は97.13%となりました。不用額は1,171万584円となっております。
 収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は1,966万2,871円となり、同額を平成27年度に繰り越しをいたします。
 次に、認定第4号岩沼市介護保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。
 25ページ、26ページをお開き願います。
 歳入の調定額は30億131万6,100円となり、予算現額に対し101.07%となりました。収入済額は29億8,682万6,159円となり、調定額に対し99.52%の収納率となりました。不納欠損額は358万8,500円となり、これは介護保険料に係るものであります。収入未済額は1,116万6,741円となりました。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 27ページ、28ページをお開き願います。
 歳出合計の欄になりますが、支出済額は29億6,185万7,247円で、予算現額に対する執行率は99.74%となりました。不用額は774万4,753円となっております。
 収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は2,496万8,912円となり、同額を平成27年度に繰り越しをいたします。
 次に、認定第5号岩沼市公共下水道事業特別会計の決算概要について申し上げます。
 29ページ、30ページをお開き願います。
 歳入の調定額は127億9,772万4,839円となり、予算現額に対し101.41%となりました。収入済額は126億5,164万9,417円となり、調定額に対し98.86%の収納率となりました。不納欠損額は204万6,540円となり、これは下水道使用料に係るものであります。収入未済額は1億4,402万8,882円となりました。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 31ページ、32ページをお開き願います。
 歳出合計の欄になりますが、支出済額は87億3,828万9,267円で、予算現額に対する執行率は69.24%となりました。翌年度への繰越額は34億9,101万1,300円で、予算現額から支出済額及び翌年度繰越額を差し引いた不用額は3億9,040万3,523円となっております。
 収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は39億1,336万150円となりました。また、この金額から翌年度事業に係る繰越財源として34億5,281万300円を差し引いた実質収支額は4億6,054万9,850円となり、同額を平成27年度に繰り越しをいたします。
 次に、認定第6号岩沼市農業集落排水事業特別会計の決算概要について申し上げます。
 33ページ、34ページをお開き願います。
 歳入の調定額は9,441万3,642円となり、予算現額に対し101.66%となりました。収入済額は9,315万8,802円となり、調定額に対し98.67%の収納率となりました。収入未済額は125万4,840円であります。
 次に、歳出決算について申し上げます。
 35ページ、36ページをお開き願います。
 歳出合計の支出済額は8,922万4,964円で、予算現額に対する執行率は96.07%となりました。予算現額から支出済額を差し引いた不用額は364万7,036円となっております。
 収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は393万3,838円となり、同額を平成27年度に繰り越しをいたします。
 以上、一般会計及び特別会計の決算概要について申し上げました。
 なお、決算書205ページから210ページまでは実質収支に関する調書、211ページから222ページまでは財産に関する調書であります。後ほど御参照をお願いいたします。
 次に、認定第7号岩沼市特別都市下水路事業会計の決算概要を申し上げます。別冊の認定第7号と表示しております決算書を御参照いただきます。
 1ページ、2ページをお開き願います。
 (1)の収益的収入及び支出の収入でありますが、第1款下水路事業収益の予算額合計1億8,503万7,000円に対しまして、決算額は1億9,286万8,022円となり、783万1,022円の増となっております。
 次に、支出でありますが、第1款下水路事業費用の予算額合計1億4,490万9,000円に対しまして、決算額は1億949万6,469円となり、執行率は75.56%となりました。不用額は2,461万2,531円となりました。
 次に、3ページ、4ページをお開き願います。
 (2)の資本的収入及び支出の収入はございません。
 支出の第1款資本的支出の予算額合計1,620万円に対しまして、決算額は1,598万4,000円となり、執行率は98.67%となりました。不用額は21万6,000円となりました。
 次に、財務諸表の主なものについて御説明を申し上げます。
 5ページをお開き願います。
 平成26年度岩沼市特別都市下水路事業損益計算書でありますが、下から4行目に当年度の純利益を記載しております。当年度の純利益は8,218万4,782円となり、前年度繰越利益剰余金はありませんが、その他未処分利益剰余金変動額3億7,526万949円を加え、平成26年度の未処分利益剰余金は4億5,744万5,731円となります。
 次に、8ページをごらん願います。
 平成26年度岩沼市特別都市下水路事業剰余金処分計算書(案)でありますが、当年度未処分利益剰余金4億5,744万5,731円につきましては、議会の議決による処分額としまして、減災積立金に4,000万円を、建設改良積立金に2,000万円を、資本金積立に3億7,526万949円を積み立て処分いたしまして、残額の2,218万4,782円を翌年度繰越利益剰余金としようとするものであります。
 12ページ以降につきましては、決算附属資料でありますので説明を割愛させていただきます。
 続きまして、認定第8号岩沼市水道事業会計決算の概要について申し上げます。
 別冊の認定第8号と表示しております決算書を御参照いただきます。
 1ページ、2ページをお開き願います。
 (1)の収益的収入及び支出の収入でありますが、第1款水道事業収益の予算額合計15億7,155万7,000円に対しまして、決算額は15億353万4,460円となり、6,802万2,540円の減となりました。
 次に、支出でありますが、第1款水道事業費用の予算額合計15億6,024万7,000円に対しまして、決算額は13億6,338万7,400円となり、執行率は87.38%となりました。不用額は5,198万9,600円となりました。
 次に、3ページ、4ページをお開き願います。
 (2)資本的収入及び支出の収入でありますが、第1款資本的収入の予算額合計2億4,889万3,000円に対しまして、決算額は2億565万1,600円となり、4,324万1,400円の減となりました。
 次に、支出でありますが、第1款資本的支出の予算額合計6億3,101万8,000円に対しまして、決算額は5億3,214万7,587円となり、執行率は84.33%となりました。不用額は5,803万413円となりました。
 次に、財務諸表の主なものについて申し上げます。
 5ページをお開き願います。
 平成26年度岩沼市水道事業損益計算書でありますが、下から4行目に当年度の純利益を記載しております。当年度の純利益は1億3,148万87円となり、これに前年度繰越利益剰余金7,506万781円とその他未処分利益剰余金変動額3億111万4,492円を加えまして、平成26年度の未処分利益剰余金は5億765万5,360円となっております。
 次に、8ページをお開き願います。
 平成26年度岩沼市水道事業剰余金処分計算書(案)でありますが、当年度未処分利益剰余金5億765万5,360円から議会の議決による処分額としまして減債積立金に500万円を、建設改良積立金に1億5,000万円を、資本金積立に3億111万4,492円を積み立て処分いたしまして、残額の5,154万868円を翌年度繰越利益剰余金としようとするものであります。
 12ページ以降につきましては、附属資料でありますので説明を割愛させていただきます。
 以上、認定第1号から認定第8号までの8件の会計につきまして決算の概要を御説明申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(国井宗和)以上をもって、議題となっております決算関係議案の補足説明が終わりました。
 これに対し、監査委員から決算審査結果についての報告を求めます。鎌田壽信監査委員、登壇の上、報告願います。
     〔鎌田壽信監査委員登壇〕
○監査委員(鎌田壽信)それでは、審査の結果について御報告申し上げます。
 平成26年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算審査並びに財政健全化等の審査につきましては、市長から決算書の送付を受けまして、各部課長及び担当職員からよくその事情を聴取しながら、議会選出の櫻井監査委員とともに審査を実施いたしました。
 今回の審査につきましては、岩沼市一般会計歳入歳出決算、各種事業特別会計といたしまして、岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、各種公営企業会計といたしまして、岩沼市水道事業会計決算、岩沼市特別都市下水路事業会計決算並びに事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の運用状況並びに財政健全化判断比率、資金不足比率を対象として行いました。
 審査の結果、各種会計の決算は、全ての会計において黒字決算となっております。基金の運用状況及び財政健全化判断比率等については、全てにおいて良好な状態にあるものと認めました。また、決算審査に付されました各会計決算書、附属書類及び基金の運用状況、健全化判断比率等の算定の基礎となる書類は、正確に作成されているとともに、その計数は正確であり、その内容及び予算の執行状況も適切かつ妥当なものと認めました。  その他の詳細につきましては、お手元の審査意見書のとおりでありますので、よろしく御了承を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(国井宗和)以上をもって、提案されました決算の補足説明及び監査委員の審査結果の報告が終わりました。
 これより認定第1号から認定第8号までの8件に対し一括して質疑に入りますが、特別委員会を設置した上、詳細な審査を願う予定でありますので、特に重点的な部分についての質疑を願います。
 それでは、これより質疑を行います。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)3点について総括的にお伺いします。
 まず第1点目は、認定第2号平成26年度岩沼市国民健康保険事業に関してです。今、監査委員から報告されましたけれども、その中で不納欠損処分について、いずれも地方税法の規定に基づいて適正に処理されていると述べられておりますけれども、不納欠損処分の対象にならないように収入未済額の回収を一層努力されるべしと述べていることについて、執行部の見解を伺います。
 2点目です。認定第7号平成26年度岩沼市特別都市下水道事業会計についてです。これも同じく監査委員から、震災を受けての施設整備の改修が必要と財政事情は予断を許さない状況にあるということについて、認識を伺います、見解です。
 3点目、認定第8号平成26年度岩沼市水道事業会計についてです。これについても、これも全般、全国的にも言われているわけですけれども、老朽化が懸念されている配水管等の改修に多額の費用を要すると思料されることから、長期的な建設計画と財政計画のもと、健全経営に努力されるよう望むと指摘されていることについて見解を伺います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木隆夫総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)不納欠損処分の額を圧縮するためにどのように取り組んでいくのかという御質問と捉えさせていただきます。当然、保険税会計の運営を安定的に行うためにも、その不納欠損処分あるいは滞納額というものが増大しないように収納対策等、徹底していくということを申し上げるしかないかなと思っております。
○議長(国井宗和)次に、高橋伸明建設部長。
○建設部長(高橋伸明)特別都市下水道路につきましては施設が整備されてから47年を経過しているということもありまして、その辺についてはかなり長寿命化計画をもって計画的にやっていきたいというようなことで、こちらのほうでも年次計画でやっていこうというふうに考えているところでございます。
○議長(国井宗和)宍戸和憲水道事業所長。
○水道事業所長(宍戸和憲)ただいまの議員、御指摘ございましたように、日本全国的に水道事業体の大幅な更新が今後迎えております。その中で岩沼市といたしましては、創設以来60年が経過してございますので、その中で今年度におきましてアセットマネジメント、水道ビジョン、それを作成しまして平準化的な更新を行っていくと今目標を立てているところでございます。以上でございます。
○議長(国井宗和)10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)1点目の国保についてですけれども、収納に努めたいと。これは毎年聞かれる言葉なんだけれども、特に大事なのは、収納に努めただけでは収納率は上がらないというふうに認識するんだけれども、詳しくは特別委員会で述べたいと思うんだが、総括的に聞くと、いわゆる納税の義務についてきちっとやっぱりお知らせをすると。いわゆる大変な方々にそういう取り立て、取り立てじゃない、サラ金でないから、今のは取り消します。いわゆる納税することについて適切に、例えば秋田県では、いわゆる納税の義務について説明をして、大変であれば、例えば弁護士とか適切な相談窓口をつくることも含めて適切にアドバイスをしていくということをお願いしたいということです。それについて伺います。
 2つ目は、老朽化対策なんだけれども、特に特別都市下水路は震災後に改修しているということもあって、今後も予想される震災含めて、その辺を財政事情は大変だと思うんだけれども、今後どういうふうに考えていこうとするのか、もう少し。
 3番目は水道です。水道管、いろいろビジョンをつくると言われましたけれども、いつ、何も地震とかでなくてもいきなり破裂したり、そういう状況もあるので、日々、そういうふうになった場合の一番危険と思われる箇所というのは把握しているんでしょうか。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。熊谷良哉副市長。
○副市長(熊谷良哉)収納のお話ですけれども、収納に向けて適切な説明ということと、管理職の者による適切な訪問、適切な説明というような対応とか、コンビニ収納の利便性を説明して収納に向けて市民の皆様の御理解をいただくというような対応をしてまいりたいと思います。これからも引き続きやってまいりたいというふうに思っております。
○議長(国井宗和)次に、高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)そのとおりですが、長寿命化計画を策定、前段しておりまして、その中で緊急度の高いものにつきましては、今後、ことしを入れて5年間でまずは緊急性のある管路とかマンホールを直していくということで、それは実施計画は既に考えております。
 ただ、それ以降の全般は非常に長い距離とお金がかかりますので、それにつきましては国からの補助金、また当然、受益者である企業からの使用料等を含めて計画の実施と財源とのバランスを考えて実施していきたいというふうに考えております。
○議長(国井宗和)宍戸水道事業所長。
○水道事業所長(宍戸和憲)岩沼市の水道におきましては、以前から他事業関連と申しまして、県道改良とか、そういったものに合わせまして基幹管路、いわゆる岩沼市で言えば口径200ミリ以上の管路につきましては既に耐震化がかなり進んでおります。宮城県内でもトップ3に入っております。ですから、サービス管と言われる部分につきましては、今後、順次改良していくと。
 また、4年前の東日本大震災時におきましては、配水池の根元で断水したために市内全域断水したわけでございますが、今回その後におきましては、配水池における緊急遮断弁とかそういったものを既に整備終わっておりますので、今後については順次老朽化した管から更新していくという計画でございます。
○議長(国井宗和)10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)最後に。特に国保については、一番心配しているのは若年層、若者たちが今後、非正規雇用とか、払えないと、例えば子育て中でも2人とも嘱託とかアルバイトで、いわゆる国保まで払えないという事態が来ると思いますので、ぜひ、広報で示してもなかなか見ないというのでインターネット、例えばホームページ、フェイスブックというのはこれからだと思うんだけれども、そういうことも含めてお知らせをしてほしいと思うんだけれども、いかがでしょうか。
 2つ目は、いわゆる下水道、都市下水路と水道も同じなんだけれども、仮に東日本大震災と同じような地震が来た場合に、今の時点で耐えられるというふうに思っているのかどうか、その辺、水道と都市下水路、ちょっとお尋ねします。
○議長(国井宗和)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)納税環境の変化等を適切に捉えて、さまざまな手段をもってお伝えをしていくと。お答えをいただいたホームページ等でも、どのように伝えたら効果があるのかという検討はしていきたいと思っております。
○議長(国井宗和)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)今回の大震災によって応急措置をさせていただいた部分はありますが、全体的に今回の長寿命化というのは、既に47年間施設やって、本来であれば交換、管を布設直すとか、そういったことがありますが、そういうわけにはなかなか費用的なもの、それから操業ストップとかありますから、それを考えて年次計画で更新をしなくても保守ができるようにということの長寿命化を考えていくということが基本的なことであります。それを行うことによって当然、大震災にも耐えられるのではないかというふうには考えておりますが、部分的にはどのような震災が来るか、それは考えることも想定外のこともありますので、そのときにはやはり応急措置ということが必要になるかと思いますが、老朽化に対してとりあえず整備をしていくということの基本的な考え方でございます。(「議事進行」の声あり)
○議長(国井宗和)10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)今の時点で大震災が同じ規模のやつが起きたら大丈夫なのかと聞いたんですけれども。
○議長(国井宗和)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)そのように施設整備をしていくつもりですので、そう思っております。
○議長(国井宗和)宍戸水道事業所長。
○水道事業所長(宍戸和憲)水道につきましては、4年前の大震災におきましては、本管については破損しなかったと。ただ、サービス管につきましては部分的に継ぎ手から漏水した部分がありますので、その部分につきましては一挙に更新というわけにはいきませんので、東日本大震災クラスが来たとしても、配水池、浄水場、基幹管路、その分については問題はないかというふうには思っております。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)ただいま監査委員から決算については黒字であって、財政指標はおおむね良好というようなことで報告をいただきました。
 そういう中にあって、少子高齢化、そういう中で国民健康保険事業なり医療費の増大、または介護保険料の増大、いろいろな問題が今考えられている状況の中にあって、この大震災以降、財政的には大変厳しいものがあると思います。例えばポンプ場の管理とか、いろいろな面の維持管理費が増大してくると思います。そういう中にあって今後の財政、先ほども基金の中で20億ぐらいだという話、実質的にね、一般会計の予算規模から見れば、実質的には150億ぐらいですから15億以上あれば、まあまあ良好かなと思うんですけれども、そういう中にあって監査委員のほうでも、やはり最後の文言に引き続き行財政の長期的展望に立った運営を望むものであるというようなことを監査委員のむすびの中にもうたってあります。そういう中にあって、市執行部では、財政的な今後の震災関連事業が終わった段階で、岩沼市には金がすっからかんになったというようなことにならないようにしていただきたいと思います。そういう中にあっての今からの対策はどのように考えているのか、この決算を見ての感想なり、今後の対応をどのように考えているかお願いします。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)まず一般会計でございますが、これは前段申し上げましたように、今から精算に入るわけです。工事も今から貞山堀の拡張やら、ごみの焼却場問題、建設をやっている、それから火葬場等々ございますので全く余裕がない状態だと私は認識しておりまして、より効率的に運営していく。加えてできるだけ切り詰め、行政改革をあわせて進めていくと。人件費の削減、削減は定数管理のもとに我々の4万4,000市民に対してどのくらいの職員で対応できるか、ぎりぎりの線まで算定をしてございますので、それに合わせた形で定員管理をしっかりやっていくということを今考えてございます。
 国保会計、それから介護、これは国保は特別に50億にいっていますので、平成30年の広域的県統一の中で岩沼市の国保が市民に負担にならないように、準備段階、あと2年あるわけですから、そこでしっかり財政の組み立てをしていきたいと思ってございます。介護も同じでございますが、介護については、残念ながら、今からふえていく一方でございまして、これも大変危機感を私は持っておりまして、乗り切るということが最命題ですから、何とか先に向かって、復興は財政上はまだ道半ばでございますので、これからいろいろ道路のかさ上げ、避難路がまだ50%の状態、それからまだまだインフラの整備がございますので、特に長寿命化対策が問題でございまして、これを今からどういう形で計画を実現していくか、もしかすると、施設全部維持できないかもわかりません。ですから、そういった場合は議会の皆さんといろいろ議論をさせていただきながら、廃止するものあるいは新しくつくっていくもの、そういった形で将来に向けて中長期的な財源を確保していきたいと、そのように思ってございます。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)今、市長からお話しあったように、そういう縮減策のような対応というようなことでお話しされたようでありますけれども、そういうことももちろん、大事であります。
 しかしながら、やはり新しい施策の中で新しい対策をとって岩沼市の財政を少しでもふやすような施策、一般質問の中にもふるさと納税で収入を多くしたり、そういう中での施策、または工業団地とか、そういう団地をもってふやすとか、そういう施策もあわせて必要でないかと思うんですけれども、同僚の議員さんが一般質問の中で、仙台空港の民営化に伴って周辺の対策の中で新しい施策ということを大分申されましたけれども、そういうことも含めてどのように考えているのか。
○議長(国井宗和)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)大もとの計画は当然、未来構想でございまして、それに付随する下につく総合戦略、地方創生による総合戦略、これの中身で具体的な施策を考えていきたいと。あわせて、その中でやっぱり税の確保、雇用の確保、この2つがポイントになるわけですから、企業誘致はあわせてやっていく必要があるんではないかと、そのように思ってございますし、例えば二野倉の工業団地は、もう危険区域に入っていますのであそこに企業誘致はなかなか難しい。であるならば、新たな企業誘致の場所が必要ではないかという前提でございまして、矢野目西も含めてそういう新たな工業団地、あるいは企業誘致をする用地として考えてございますので、市民の皆さんの御協力なくしてこれは実現できないものですから、ぜひ一丸となって新しい雇用の場、税源の確保に取り組んでいきたいと思っています。
○議長(国井宗和)その他質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております認定第1号から認定第8号までの8件につきましては、慎重審査の必要が認められます。つきましては、議長及び議員選出監査委員を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これらの案件を審査願うことといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 なお、決算審査特別委員会の構成につきましては、午前11時45分から全員協議会室において決算審査特別委員会を開催の上、決定していただきたいと思います。

○議長(国井宗和)以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 次の会議は9月24日木曜日午前10時からであります。
 本日はこれにて散会いたします。
 御起立願います。 ─ 御苦労さまでした。
     午前11時34分散会
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