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平成27年第2回岩沼市議会定例会会議録(第5号)

平成27年6月25日(木曜日)

出席議員(17名)

  • 1番  佐 藤 淳 一
  • 2番  大 友   健
  • 3番  大 友 克 寿
  • 4番  布 田 恵 美
  • 5番  酒 井 信 幸
  • 6番  須 藤   功
  • 7番  渡 辺 ふさ子
  • 8番  櫻 井   隆
  • 9番  佐 藤 一 郎
  • 10番  松 田 由 雄
  • 11番  布 田 一 民
  • 12番  長 田 忠 広
  • 13番  宍 戸 幸 次
  • 14番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  森   繁 男
  • 18番  国 井 宗 和

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   菊 地 啓 夫
  • 副市長   熊 谷 良 哉
  • 総務部長   鈴 木 隆 夫
  • 健康福祉部長    吉 田   章
  • 市民経済部長    木 皿 光 夫
  • 建設部長   高 橋 伸 明
  • 総務部参事     家 田 康 典
  • 参事兼総務課長   百 井   弘
  • 政策企画課長兼復興推進課長    菅 井 秀 一
  • 介護福祉課長    高 橋 広 昭
  • 復興・都市整備課長 星   幸 浩
  • 用地課長   鎌 田 幸 男
  • 参事兼水道事業所長 宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   桜 井 隆 雄
  • 教育委員会教育長   百 井   崇
  • 教育次長兼教育総務課長事務取扱    高 橋   進
  • 監査委員事務局長   星   弘 美
  • 選挙管理委員会事務局長   猪 股 広 道
  • 農業委員会事務局長   高 橋 清 一

議会事務局職員出席者

  • 参事兼事務局長   加 藤 英 教
  • 局長補佐   近 藤 祐 高
  • 議事係長   清 水 泰 雄

議事日程

  平成27年6月25日(木曜日)午前10時00分開議
1.開議宣告
2.閉会宣告

本日の会議に付した事件

日程第1から日程第9まで

     午前10時開議
○議長(国井宗和)御起立願います。おはようございます。
 ただいまの出席議員は17名であります。
 これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 諸報告
○議長(国井宗和)日程第1、諸報告について事務局長から行います。加藤事務局長。
     〔加藤英教事務局長登壇〕
○事務局長(加藤英教)諸報告について3件申し上げます
 第1、追加議案についてであります。市長から本定例会に別紙お手元に配付のとおり、追加議案2件の提出がありました。
 第2、専決処分についてであります。別紙お手元に配付のとおり、損害賠償額の決定及び和解契約の締結に係る専決処分書1件について報告がありました。よって、そのとおり御了承願います。
 第3、表彰状及び感謝状についてであります。去る6月17日に開催されました全国市議会議長会総会の席上、議員在職15年以上の一般表彰を、飯塚悦男議員、宍戸幸次議員、長田忠広議員が受けておられます。また、全国市議会議長会評議員として感謝状を、高橋孝内前議長、国井宗和議長が受けております。
 また、あわせて議会だよりの関係で、議長は本日写真撮影を許可しておりますので御了承願います。
 以上であります。よろしくお願いいたします。
○議長(国井宗和)直ちに表彰状の伝達を行います。
○事務局長(加藤英教)表彰された議員の皆様の氏名を読み上げますので、中央にお進みを願います。飯塚悦男議員。
○議長(国井宗和)
                   表 彰 状
                           岩沼市 飯 塚 悦 男 殿
 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められたその功績は著しいものがありますので、第91回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。
 平成27年6月17日
                           全国市議会議長会会長
                            岡下勝彦 (岩沼市議会議長代読)
     〔表彰状伝達〕
○議長(国井宗和)おめでとうございます。(拍手)
○事務局長(加藤英教)宍戸幸次議員。
○議長(国井宗和)
                   表 彰 状
                           岩沼市 宍 戸 幸 次 殿
 以下同文でありますので、省略いたします。
 平成27年6月17日
                           全国市議会議長会会長
                            岡下勝彦 (岩沼市議会議長代読)
     〔表彰状伝達〕
○議長(国井宗和)おめでとうございます。(拍手)
○事務局長(加藤英教)長田忠広議員。
○議長(国井宗和)
                   表 彰 状
                           岩沼市 長 田 忠 広 殿
 以下同文でありますので、省略いたします。
 平成27年6月17日
                           全国市議会議長会会長
                            岡下勝彦 (岩沼市議会議長代読)
     〔表彰状伝達〕
○議長(国井宗和)おめでとうございます。(拍手)
 ここで市長からの発言の申し出がありますので、これを許可します。菊地啓夫市長、登壇の上、発言願います。      〔菊地啓夫市長登壇〕
○市長(菊地啓夫)ただいま伝達がありましたように、全国市議会議長会から、飯塚悦男議員、宍戸幸次議員、長田忠広議員が、議員在職15年以上で一般表彰を受けられました。また、国井宗和議長が全国市議会議長会前評議員として感謝状を受けられましたことは、まことに喜ばしいことと存じます。市民を代表しまして、心からお祝いを申し上げます。
 今後とも一層御自愛の上、市勢発展のため御指導賜りますようお願い申し上げます。
 また、全国市議会議長会前評議員として感謝状を受けられました、故高橋孝内前議長におかれましては、長きにわたり市議会議員として市勢発展のために御尽力をいただきました。改めまして生前の御功績をたたえ、謹んで哀悼の意を表しますとともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。(「議長」の声あり)
○議長(国井宗和)須藤議員。
○6番(須藤功)発言の許可をお願いしたいのですが。
○議長(国井宗和)ただいま須藤議員から発言の申し出がありますので、議長はこれを許可します。6番須藤功議員。
○6番(須藤功)私の6月22日の一般質問で、非常勤職員の取扱規程について、「規程」を「条例」と言ってしまった部分がありましたので訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(国井宗和)須藤議員に申し上げます。どの部分でどこをという明示をお願いしたいのですが。
○6番(須藤功)2カ所ほどございましてですね、「非常勤職員の取り扱いとしては、週29時間以内とするとなっております、岩沼市の条例の中でね」というところが、発言をしてしまった部分がありまして、そこを「規程」というふうに変えていただけることと、それから、同じく「非常勤職員として岩沼市の条例にはあったと思うんで、この規程の中でね」というふうに言ってしまった部分がございまして、その「条例」を「規程」というふうに変えていただきたいと、訂正させていただきたいと考えております。以上です。
○議長(国井宗和)ただいま須藤功議員から、6月22日の一般質問、市職員の雇用についてにおいての須藤功議員の発言中、「条例」と発言したものを「規程」に訂正したいとの発言の訂正の申し出がありました。
 訂正発言の部分が明確になるように文書で御提出をお願いいたします。それを受けて、議長においてこれを許可いたしますので、御了承願います。
 なお、須藤功議員に申し上げます。発言は、十分な調査のもと適切に発言されるよう心得てください。

日程第2 会議録署名議員の指名
○議長(国井宗和)日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、12番長田忠広議員、13番宍戸幸次議員を指名いたします。

日程第3 議案第46号 岩沼市行政手続条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第3、議案第46号を議題といたします。
 これより質疑を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第46号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第46号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第46号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第46号岩沼市行政手続条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第47号 岩沼市敬老祝金及び特別敬老祝金支給条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第4、議案第47号を議題といたします。
 これより質疑を行います。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)2点ほどお尋ねします。
 まず1点目は、5,000円を3,000円に改める、この改める理由について。
 2つ目は、改めた場合の減額の額についてお尋ねします。
○議長(国井宗和)吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)減額の理由ということでございますけれども、まず、敬老商品券の予算の一部を使うということで、今後の高齢者が集うふれあいまちづくりという部分のための使用、事業の充実という部分に使うということで、新たに高齢者のサロン等を立ち上げるというものの予算の中で活用していきたいということでございます。
 予算の減額というか、見直した部分の金額については、おおむね600万程度というふうに積算しております。
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第47号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第47号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第47号について討論を行います。初めに本案に対する反対討論の発言を許します。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)今、部長から理由について説明されましたけれども、新たな事業を進めるためという回答と、おおむね減額の額は600万円と言われましたけれども、今、私たちも1カ月間にわたって、日本共産党岩沼市議会と市議団は市民要求アンケートをとりまして、約300通返ってきたわけですけれども、その中で特に70代以上の方々は口々に、年金が減らされたのと介護保険料が上がったのと、暮らしが物すごく大変だというふうな回答がありました。5,000円を3,000円と改めることについて、額としてはそう多くはありませんけれども、高齢者にとって、やはり日々大変な暮らしの中で暮らしている中で大変ではないかという立場で反対をいたします。
○議長(国井宗和)次に、賛成討論の発言を許します。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第47号岩沼市敬老祝金及び特別敬老祝金支給条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(国井宗和)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第49号 財産の取得について
○議長(国井宗和)日程第5、議案第49号を議題といたします。
 これより質疑を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第49号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第49号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第49号財産の取得については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第50号 平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第2号)について
     議案第51号 平成27年度岩沼市水道事業会計補正予算(第1号)について

○議長(国井宗和)日程第6、議案第50号及び議案第51号の2件を一括して議題といたします。
 議案の補足説明を求めます。鈴木隆夫総務部長、登壇の上説明願います。
     〔鈴木隆夫総務部長登壇〕
○総務部長(鈴木隆夫)議案第50号平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第2号)について補足説明を申し上げます。
 4ページをお開き願います。
 第2表債務負担行為補正の追加は、やすらぎの里を含む3つの障害者福祉施設及び西部地区老人憩の家に係る指定管理業務、西原地区土地区画整理事業並びに県の五間堀川河川改修工事に伴う志賀沢川橋及び矢野目橋のかけかえに係る橋りょう長寿命化整備事業について、期間と限度額を定めるものでございます。
 8ページをお開き願います。
 事項別明細書の歳入について御説明を申し上げます。
 10款1項地方交付税は、震災復興特別交付税について、東日本大震災復興交付金の第12回交付申請に係る地方負担分に対する交付額を計上するほか、市道沿線盛土等事業の財源の一部として新たに宮城県の負担金が充当されることに伴い、この負担金額に係る地方負担分相当額を減額することにより、差し引きで1,918万8,000円を減額するものでございます。
 12款1項負担金は、被災者に対する保育所保育料の減免措置を27年度においても継続実施することとし、1,322万6,000円を減額するものでございます。
 14款2項国庫補助金は、東日本大震災復興交付金の第12回申請額などを計上し、3億415万9,000円を増額するものでございます。
 15款2項県補助金は、11ページにかけてになりますが、27年度も継続実施されることとなりました被災者に対する保育料減免措置に係る補助金並びに4月に入り交付決定された小川地区圃場整備事業に係る圃場整備促進費などを計上したことにより、3,272万8,000円を増額するものでございます。
 なお、地方創生先行型事業として位置づけた子ども医療費助成事業については、26年度の国の補正予算に伴い、27年度事業費相当額を26年度からの繰越予算として同額計上していることから、その全額を減額するものでございます。
 15款3項県委託金は、玉浦小学校における防災教育推進協力校事業並びに学び支援コーディネーター等配置事業が補助事業として採択されたことにより、374万9,000円を増額するものでございます。
 17款1項寄附金は、ふるさと納税促進策により見込まれる寄附額の増並びに公共施設長寿命化対策に対する指定寄附などを計上し、3,450万円を増額するものでございます。
 18款2項基金繰入金は、住宅再建等被災者支援事業に係る震災復興基金繰入金及び復興交付金第12回交付申請に盛り込まれた各事業などに係る復興交付金基金繰入金などを計上し、1億1,230万円を増額するものでございます。
 なお、このうち復興交付金基金繰入金につきましては、震災復興特別交付税と同様、市道沿線盛り土等事業の財源の一部として新たに宮城県の負担金が充当されることに伴い、この負担金相当額を減額することにより、差し引きで繰入額が減額となっております。
 20款5項雑入は、13ページにかけてになりますが、27年度コミュニティ助成金の交付決定及び市道沿線盛土等事業における新相の釜橋工事費に対する宮城県の工事費負担金額が決定されたことを受け、6億3,991万円を増額するものでございます。
 14ページをお開き願います。
 次に、事項別明細書の歳出について御説明申し上げます。
 2款1項総務管理費は、東部地区防災コミュニティセンター建設に係る調査設計委託経費、ふるさと納税促進策に係る返礼品等に要する経費、復興交付金第12回交付申請に係る交付金の基金への積立金などにより、3億5,643万5,000円を増額するものでございます。
 3款2項児童福祉費は、地方創生先行型事業として位置づけた子ども医療費助成事業について、26年度の国の補正予算に伴い、27年度事業費相当額を26年度からの繰越予算として同額計上していることから、1億2,079万3,000円を減額するものでございます。
 3款4項災害救助費は、住宅再建等被災者支援事業の住宅修繕に係る補助金について、遡及物件も含めた住宅修繕の相談件数の増を受け27年度においても継続することとし、6,000万円を増額するものでございます。
 16ページをお開き願います。
 6款1項農業費は、小川地区圃場整備事業における高度経営体集積促進事業に係る事業費負担金を計上し、4,085万5,000円を増額するものでございます。
 7款1項商工費は、復興交付金第12回交付申請に係る西原地区被災市街地復興土地区画整理事業に係る調査設計委託費、整備工事費、移転補償費を計上し、5億8,952万9,000円を増額するものでございます。
 8款2項道路橋りょう費は、市道空港三軒茶屋線の歩道整備に要する経費並びに宮城県による五間堀川河川改修工事に係る志賀沢川橋及び矢野目橋のかけかえ工事に対する市負担金を計上し、7,588万円を増額するものでございます。
 8款4項都市計画費は、18ページにかけてになりますが、復興交付金第12回交付申請に係る千年希望の丘整備事業における長谷釜地区農道機能回復工事費などを計上し、8,752万3,000円を増額するものでございます。
 10款1項教育総務費は、学び支援コーディネーター等配置事業に要する経費などを計上し、389万9,000円を増額するものでございます。
 20ページをお開き願います。
 20ページは、債務負担行為で翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。
 なお、この補正予算(第2号)では財政調整基金の繰入額を1億1,514万2,000円増額いたしましたことから、27年度における繰入額につきましては21億2,150万5,000円となり、現時点における27年度末の財政調整基金残高の見通しにつきましては、51億1,843万7,000円と見込んでおります。
 以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(国井宗和)これより一括して質疑を行います。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)1点だけお尋ねします。
 8ページ、歳入、15款県支出金、9ページにかけて、被災した子どもの健康・生活対策等総合支援事業費補助金、説明していただきたいと思います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。吉田健康福祉部長。
○健康福祉部長(吉田章)被災した方々の保育料の減免の部分でございます。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)今回の議会は16日から始まっておりまして、6月22日に訂正分、差しかえがありました。この点について、もう少し具体的に説明をお願いしたいと思います。なぜなれば、追加のような訂正分でありまして、ここに至った経緯、また、この中身について説明をお願いしたい。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)ただいまの御質問は、訂正をお願いしておりました債務負担行為補正の部分だと思います。
 この債務負担行為補正の第2表の訂正のお願いにつきましては、今年度、指定管理者を更新するに当たりまして、指定管理者を公募していく施設の洗い出しを行って今回補正予算に計上したわけでございますが、その中で、総務部門の、これはあれなのですが、実際にその表を作成して印刷する段階で、その対象として要求のあった西部地区老人憩の家指定管理料の部分について、印刷の段階でそこの部分が漏れてしまったということでございます。それで訂正をお願い申し上げました。
 内容につきましては、今年度、今後5年間お願いする指定管理者を再度選定するに当たって、必要と見込まれる費用の限度額をこれまでの委託料をもとに想定し、限度額を新たに設定しているというものでございます。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)このミスにはいつ気づいたのですか。その段階で、やはりこれは早目に議会のほうに提出すべきだと思うのですけれども、その点についてお伺いします。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)訂正のお願いを出す前日でございます。
○議長(国井宗和)14番飯塚悦男議員。
○14番(飯塚悦男)10ページの17款寄附金、ふるさと納税寄附金が2,700万円増になっているのだけど、どのような中身でやって、どのように算出したんですか。お聞きしたいと思います。
○議長(国井宗和)答弁を求めます。鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)ふるさと納税寄附金の増額の中身ということだと思いますが、これはふるさと納税、これまでも実績はございますけれども、インターネットポータルサイトを活用して、返礼品なども新たに設けて充実をして、積極的にふるさと納税をいただこうということで見直しをしております。そのことで見込まれるふるさと納税寄附金の増額をいたしているものでございます。
○議長(国井宗和)14番飯塚悦男議員。
○14番(飯塚悦男)あくまでもこれは見込みということで理解していいのですか。
○議長(国井宗和)鈴木総務部長。
○総務部長(鈴木隆夫)はい。これは目標として、見込みでございます。
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号及び議案第51号の2件については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第50号及び議案第51号の2件については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第50号及び議案第51号の2件について、1件ずつ討論、採決を行います。
 議案第50号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第50号平成27年度岩沼市一般会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第51号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第51号平成27年度岩沼市水道事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第52号 工事請負契約の締結について
     議案第53号 財産の取得について

○議長(国井宗和)日程第7、議案第52号及び議案第53号の2件を一括して議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
     〔菊地啓夫市長登壇〕
○市長(菊地啓夫)議案第52号及び議案第53号の提案理由を申し上げます。
 議案第52号については、千年希望の丘長谷釜公園整備工事の請負契約について、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第53号については、岩沼市防災集団移転促進事業用地の取得について、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をいただこうとするものであります。
 よろしく御審議賜り、原案可決されるようお願い申し上げます。
○議長(国井宗和)これより議案第52号及び議案第53号の2件について、1件ずつ質疑、討論、採決を行います。
 議案第52号について質疑を行います。6番須藤功議員。
○6番(須藤功)議案第52号なんですけど、この制限付一般競争入札の制限の中身と、7億200万の金額なのですが、これの入札予定金額を伺います。
○議長(国井宗和)高橋建設部長。
○建設部長(高橋伸明)お答えいたします。
 1点目の制限の内訳ということですが、これにつきましては、まず宮城県内に営業所、本店、支店を有するものということが1点。それから、大きくは土木一式の総合評価点が、市内で750点以上、市外で900点以上ということで、Aランクということで、特定建設業の許可を有するもの。また、同種、公園工事とか団地造成とか、そういった工事を元請として施工した実績があること、そういったことになります。
 2点目、入札予定金額でございますが、入札予定価格につきましては7億942万2,840円でございます。
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第52号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第52号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第52号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第52号工事請負契約の締結については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 これより議案第53号について質疑を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第53号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第53号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより、議案第53号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第53号財産の取得については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 意見書案第3号 安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書
○議長(国井宗和)日程第8、意見書案第3号を議題といたします。
 これより提出者から提案理由の説明を求めます。7番渡辺ふさ子議員、登壇の上、説明願います。
     〔7番渡辺ふさ子議員登壇〕
○7番(渡辺ふさ子)意見書を読み上げまして提案といたします。
 意見書案第3号
                                    平成27年6月25日
 岩沼市議会議長 国 井 宗 和 殿
                        提出者  岩沼市議会議員 渡 辺 ふさ子
                        賛成者  岩沼市議会議員 松 田 由 雄
                                     須 藤   功
                                     大 友   健
                 意見書の提出について
 地方自治法第99条の規定により「安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書」を別紙のとおり提出する。    安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書
 日本国憲法は、過去の悲惨な侵略戦争を反省し、政府の行為によって日本が再び「戦争する国」にならないことを決意し、制定された。その根幹をなす憲法第9条のもとで、日本は専守防衛を安全保障の基本政策としてきた。戦後日本の原点となった平和憲法を、従来の政府見解を転換(昨年7月の閣議決定)することで「日本を戦争ができる国」へと変えてしまう法律の整備が「安全保障関連法案」である。
 戦後70年を迎える今年、政府が国会に提出した「安全保障関連法案」は、自衛隊法、武力攻撃事態法、周辺事態法、国連平和維持活動(PKO)協力法など改正10法案を一括した「平和安全法整備法案」と、国際紛争に対処する他国軍の後方支援を随時可能にする新法「国際平和支援法案」の2法案である。日本に対する武力攻撃がなくても、政府が「存立危機事態」と判断すれば、集団的自衛権の行使を認めるものとなっている。自衛隊をいつでも、どこにでも海外に派遣できる内容であり、専守防衛を基本とした戦後日本の安全保障政策を根本的に変えるものである。
 多くの国民が、「日本が戦争に巻き込まれるのではないか」、「自衛隊が他国の人を犠牲にしたり、あるいは自らが犠牲になったりするのではないか」との不安を持ち、危惧の念を抱いている。6月8日に行われた「読売新聞」世論調査では、「法案」について「国民に十分説明していると思うか」との問いに対して「そう思わない」は80%で、「十分に説明している」が14%。今国会での成立「反対」は59%で前回5月時の調査より11%増えている。
 東日本大震災の際に、救助・救援に活動した若い自衛隊員に感謝する被災地の市民としても、自衛隊員が海外に派遣され、他国との武力行使に巻き込まれることには反対である。
 よって、国及び国会においては、「安全保障関連法案」を多数の力で成立を急ぐことなく、慎重かつ徹底した審議を行うことを強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
   平成27年6月25日
                           宮 城 県 岩 沼 市 議 会
 提出先  衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣、外務大臣、防衛大臣
 備 考  地元選出国会議員には、同趣旨の陳情書を提出する。
 よろしく御審議願います。
○議長(国井宗和)これより質疑を行います。16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)これは、安全保障法案の慎重審議を求める意見書というようなことでありますけれども、この内容を見ますと、安全保障法案に反対する意見書のような内容に私は聞こえます。例えば、「悲惨な侵略戦争」「戦争する国」「日本を戦争できる国へと変えてしまう法律」、そんなことはないです。「日本に対する武力攻撃がなくても、政府が『存立危機事態』と判断すれば、集団的自衛権の行使を認めるものとなっている」「多くの国民が『日本が戦争に巻き込まれるのではないか』、『自衛隊が他国の人を犠牲にしたり、あるいは自らが犠牲になったりするのではないか』との不安を持ち、危惧の念を抱いている」。下から3行目に「他国との武力行使に巻き込まれることは反対である」。
 自民党では、国民の命と平和な暮らしを守る大切な法律というようなことで出している。または、すきのない構えでさらに抑止力を高める。戦争に巻き込まれることも、徴兵制も決してない。そういう中でこういう内容の意見書。私は、慎重かつ徹底した審議というのは賛成なんですよ。これはもう95日間も延長して慎重審議を徹底してやるというようなことで、与党の中で話し合って決めたことでありますけれども、そういう内容ですので、慎重審議はもちろんやります。こういう今私が話したようなことを修正というか、変えて再提案の意見書を出せることができるのかどうか、まずお伺いをします。
○議長(国井宗和)提出者の答弁を求めます。7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)いろいろ気になる文言があるという御意見でございました。私は大変重要な意見書でありますので、どの部分なのか、修正したいということであれば、その審議には応じたいと思います。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)渡辺ふさ子議員の最大のこの意見書の目的、慎重かつ徹底した審議ということが目的だと思うんです。ですから、この内容については余りにも、反対するような意見書に私はとったものですから、これでは慎重審議ではなくて、反対の意見書というような理解を示すわけでありますので、その修正については応じるというようなことでありますので、どこをどのように修正するのか。その点については休憩か何かかけてやることができるのかどうか、まず、検討をお願いしたい。
○議長(国井宗和)渡辺ふさ子議員の答弁を求めます。
○7番(渡辺ふさ子)休憩を求めます。
○議長(国井宗和)暫時休憩します。
     午前10時45分休憩

     午前10時48分再開
○議長(国井宗和)再開いたします。
 ここで休憩いたします。再開は11時ちょうどであります。
     午前10時48分休憩

     午前11時00分再開
○議長(国井宗和)休憩前に引き続き会議を開きます。
 渡辺ふさ子議員、発言を許します。答弁をお願いします。
○7番(渡辺ふさ子)休憩の間に提案者間で協議をいたしました。
 まず、この意見書を提案するに当たって、私は、この意見書のもとになる案について、全会派の方にこれを送付し、意見を求めたという経緯があります。その中で修正を求められた点について、求められた会派の方とは相談して、修正に応じて現在の意見書をつくったという過程がありました。
 また、これまでにおいても本会議での修正という事実がなく、そういう場合は取り下げになるという事例もお聞きいたしました。
 また、先ほど沼田議員の求められた修正箇所が余りにも多過ぎるということで、提出者4人の意見として修正には応じられないという結論に達しましたので、報告いたします。
○議長(国井宗和)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)この意見書の中で、最後に「慎重かつ徹底した審議を行うこと」と。これは、国会では95日の延長ということを決定しておりまして、何ら慎重審議しないということでなく、慎重審議するために延長したという経緯もあります。また、この意見書全体が、慎重審議というよりこの安全保障法案に反対というようなニュアンスにとれますので、そういう意味ではこれを出す場合に、どういう経緯でこのような内容になったのか。慎重審議ならばもっと簡単に、こういう状況だから慎重審議お願いしたいというようなことでの意見書だったらわかるのですけど、余りにも理由というか前置きが長いのではないかなと思うのですけれども、その点はいかがですか。
○議長(国井宗和)7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)もちろん何の問題もない法案であれば、意見書を出すという必要もないわけであって、確かに問題を感じる。この文章の中で反対するような文言が多いのではないかという、確かにそういう面もあります。私も一人の母親としても、子供たちの命を守りたい、本当に基本的に戦争には反対したいという、そういう思いもある中で、そういう思いは書き込まれております。
○議長(国井宗和)14番飯塚悦男議員。
○14番(飯塚悦男)提出者の渡辺ふさ子議員に伺います。
 戦後日本の原点となった平和憲法のもとで国民を守ってきたとなっているのですが、実際、守ってきたのでしょうか。北朝鮮による拉致問題は何ら解決していないと、この1点と、2点目は、自衛隊の任務には、大規模災害など各種災害に際し、人命及び財産を守るため各都道府県と連携して適切に対応するとなっているんですね。この文言の中で、「東日本大震災の際に、救助・救援に活動した若い自衛隊員に感謝する被災地の市民としても、自衛隊員が海外に派遣され、他国との武力行使に巻き込まれることには反対である」という文言があるのですが、私は、自衛隊の任務を理解していれば、この文言は必要ないのではないかと。私はですね、こういう文言は、自衛隊の職務なんですよ。私はこの文言に対して、自衛隊に対して甚だ失礼ではないかと思うのですが、いかがですか。
 3点目は、渡辺ふさ子議員は、安全関連法案に賛成か、反対か。
 次に、賛成者の松田由雄議員、須藤功議員、大友健議員に伺います。安全保障関連法案に賛成か、反対か。
○議長(国井宗和)提案者に対しての質疑でありますから、渡辺ふさ子議員に答えてもらいますけれども、賛成者には特段にその義務はなかろうと思いますので、あればあれですが、ではまず、7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)この法案と拉致問題は別問題だと思います。
 それから、災害のときに自衛隊の方が本当に大変に頑張っていただきましたことは、私たちが毎日目にしていたことであって、本当に感謝しています。
 そして、今の自衛隊に入る方たちは、入るときに、憲法を遵守すると宣言して入ってきたと、そういう元自衛官の方のお話も聞いております。そういうことで、この自衛隊の任務を海外にまでということについては、自衛隊員の命を守るためにも反対するのであって、自衛隊に対して失礼ではないかということには全く当たらないと思います。
○議長(国井宗和)次、お答えできるのであれば。
○7番(渡辺ふさ子)私個人といたしましては、安全保障関連法案には反対の立場です。
○議長(国井宗和)松田由雄議員。
○10番(松田由雄)もちろん反対であり、反対だからこそ慎重審議を求める意見書を出したわけです。これは同じ内容の蔵王町でも、村田町では全会一致。名取市議会も賛成多数です。反対であれば意見書出しませんから、その辺ちょっとよく見てもらわないと。
○議長(国井宗和)次に、6番須藤功議員、発言があれば、なければ結構です。
○6番(須藤功)特にないです。(「聞いてるから、反対か、賛成か」の声あり)提出者にだけ。
○議長(国井宗和)それに意見がなければ。もし、答えてください。問いかけがありますから。
○6番(須藤功)安全保障関連法案のことについて賛成か、反対かということを言われたものですが、基本的には反対です、基本的には。自分の子や孫、子々孫々が戦争に巻き込まれるおそれがあるのであれば、私は、やはりこれは反対だと思っております。
○議長(国井宗和)結構です。2番大友健議員。
○2番(大友健)安保法案には反対です。先ほど慎重審査を求めるとの矛盾みたいなことを言っていますけれども、
95日確かに延長されましたけれども、その間、審議時間の確保とかそういうものが具体的に語られたわけでもないし、そういう状況の中で徹底した審議をしてくださいと、そういう意見書ですから、単に延長されたからといって、慎重審議が確保されたのだということではないと思っております。空転ということもあります。
○議長(国井宗和)結構です。12番長田忠広議員。
○12番(長田忠広)私は1点だけ。
 この意見書の中に、「専守防衛を基本とした戦後日本の安全保障政策を根本的に変えるものである」というように断定的に書いてあるわけであります。法案を出した自民党、公明党も、また、責任者の安倍総理大臣も、内閣法制局長も、いろいろな国会の議論の中で、今回においては専守防衛であると、自国防衛だけのためである、すき間をなくすために法案を出しているんだというふうにしっかりと答弁をされているんですね。それなのにこの部分で、いかにも根本を変えるものであると断定している部分のその根拠をお示し願いたいと思います。
○議長(国井宗和)7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)確かにそのような答弁はされているかもしれませんけれども、法案の中身はそうはなっていないですね。閣議決定された法案の中身には、ただいま長田議員が申されたような専守防衛を基本としたものであり巻き込まれることはないというそういうことは、この法案の中からは見て取れないというのが実際です。後方支援という名のもとで海外に出ていって、実際そのときが戦闘地域でなくて、いない場所だという限定のみだけで、これまであったその支援を通じて戦闘地域にならないという文言は、そこは削られておりまして、いつそこが現場になるかもわからないという、そういう中身に変えられているという、それが現実でございます。
○議長(国井宗和)12番長田忠広議員。
○12番(長田忠広)法案を出して、国会で議論をしている。その主張とか、安倍総理大臣の発言はあったとしてもそうではないんだというふうに、国会の言論の府という部分がどのように、この言論の府というのは非常に重要な部分であって、その答弁が非常に重要だと思うわけでありますけれども、その部分をもう一度、今のを言うと、いかにも言論の府の国会の議論が意味がないみたいな雰囲気のことの答弁のように聞こえてしまうんですね。その法案は出した。それに対して、日本共産党を初め各党がいろいろな部分で質問をしている。それに対して真摯に答えているという部分が、国会での今の議論の最中であるわけでありますので、その部分でしっかりと安倍総理大臣を初め、いろいろな関係機関の方は、その部分は専守防衛なんだよと、ほかの部分はやらないんだよという部分も言っているわけでありますけど、もう一度、その件についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(国井宗和)7番渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)国会で議論の最中でございますから、余りあれこれと言えるものではないかもしれませんけれども、本当に真摯に答えているかというと、例えばポツダム宣言についての、日本が過去の戦争を侵略と認めるのか認めないのか、そのことに対してすらはっきりと返答していない。つまびらかに読んでいない、それが答弁であり、それが実態だと思います。
○議長(国井宗和)質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第3号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、意見書案第3号については、委員会付託を省略することに決しました。
 これより意見書案第3号について討論を行います。
 初めに、本案に対する反対討論の発言を許します。14番飯塚悦男議員。
○14番(飯塚悦男)反対討論をいたします。
 私は、人間同士殺し合う戦争に反対であります。我々市議会も、菊地市長を初め市職員も、岩沼市民も、戦争に反対であります。戦争に賛成する人はいないと思います。
 戦後70年、我が国は平和と経済発展を享受してきました。このことは、憲法第9条のもとで専守防衛を基本政策としてきたからでしょうか。この70年間、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争など、自由と平和を守る戦い、テロとの戦いで、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリアなど多くの国の若い青年が犠牲になりました。何万という数であります。戦後、我が国と同じ歩みをしてきたドイツは、アフガニスタンに派兵し、戦死者も出ています。我が国の平和は、多くの国の若者の上に成り立っていると言っても過言ではないのではないでしょうか。安全保障関連法案が違憲だ、合憲だと議論している間に、世界の潮流から取り残されてしまうのではないでしょうか。
 自立自存が独立国の姿であります。しかし、我が国の防衛は、日米安保条約に委ねています。歴代首相が避けてきた後方支援に踏み込んだ集団自衛権の行使を国民に訴えている安倍首相に共感を覚えます。我が国が世界の平和に貢献しなければならないことは、国民の願いでもあります。
 国会では、95日間会期延長しました。この意見書は、安全保障関連法案の廃案を目的とした意見書であります。  私はこれらの理由から、この意見書には反対であります。
○議長(国井宗和)次に、賛成討論の発言を許します。10番松田由雄議員。
○10番(松田由雄)私は、意見書に賛成する立場から発言をします。
 今、世論は、憲法審査会の参考人質疑、自民党、維新の党、民主党推薦の3人の憲法学者が、いわゆる安全保障関係の法案を全て違憲であると、憲法違反であると表明しています。また、安保特別委員会の参考人質疑で、元内閣法制局長官、憲法違反、従来の憲法解釈からの逸脱であると述べています。
 私は、最近、岩沼市内で、元航空自衛隊の方と話し合いをしましたけれども、彼が言ったのは、安倍首相は、憲法を改正して、9条を変えてやるべきだと。解釈改憲は姑息であると。そこがまず第1点です。いわゆる憲法9条があるからこそ日本の自衛隊は一人の戦死者も出さなかったという立場であります。
 私たちは、専守防衛、日本共産党は自衛権を当然保持するという立場であります。その中で、自衛隊員の方々も日本本土防衛、尖閣諸島防衛、尖閣諸島だって日本固有の領土であり、守るのは当然であります。
 しかしながら、過去の満州事変、御存じでしょうか。日本ペンクラブの会長である半藤一利さんは、本でこう述べています。過去の満州事変でも、日本軍は移住した日本人を守らなかったと。沖縄戦においても、戦後70年、日本、当時の軍隊は、沖縄県民を守らなく、戦死者を多く出したということであります。さらに、今度これを憲法解釈して外に出ていった場合に、自衛隊員の若者の戦死者を出すということにならないためにも、日本本土を守るのであれば私たちは賛成でありますけれども、アメリカの戦争に巻き込まれて、アメリカ軍を守るための戦争であっては困るという立場から意見書に賛成を表明いたします。
○議長(国井宗和)次に、本案に対する反対討論の発言を許します。16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)まず、この意見書については、この内容を読んでみますと反対というような感じがいたしますので、まず、反対をいたします。
 この平和安全法の整備でありますけれども、二度と戦争を起こさない、そして、日本の国民の命と平和な暮らしを守る、これが原点であります。なぜ、そうであるか。
 今、最近の日本を取り巻く情勢は、残念ながら決して安全だとは言えなくなっています。私たち日本の安全を守っていくためには、まず、アメリカとの同盟関係を強化しながら、周辺国だけでなく世界中の友好国と信頼関係を深める外務努力が何よりも重要です。その上で万が一の事態、例えば、周辺国、特に中国、北朝鮮からのミサイル攻撃や離島の不法占拠、国際的なテロやサイバー攻撃、そして、海外で危険に巻き込まれた日本人の救出など、あらゆる事態に対応できるようなすきのない構えが国民を守っていかなければなりません。いつ起こるかわからない自然災害とは異なり、戦争は未然に防ぐことができます。日本を取り巻く安全保障上の環境が大きく変化する中で、いろいろな法律を点検して、すき間を防ぎ、抑止力をさらに高め、戦争を未然に防ぐこと、それが今回の平和安全法制の目的であります。
 もう一つは、より積極的に国際貢献を行うことができるようにすること。どんな国もいまや一国だけで安全を守ることはできません。同盟国や友好国など、国際社会との協力が必要です。そのためには、日本自身が、国際社会の平和と繁栄に積極的に貢献する信頼されるメンバーでなくてはなりません。人道的な国際貢献の活動の幅を広げながら、国際社会の平和と安全の確保のために汗を流している他国に対する支援活動も迅速に行えるようにします。
 日本は、他の国と同じような武力行使はできません。しかし、自分たちを守るときには、極めて限定的な武力の行使が許されています。武力の行使が拡大していかないようにしっかりとした歯どめも定めております。今後も戦争はしませんし、徴兵制になるようなことは決してないこの法に対するこのような意見書については、反対をいたします。
○議長(国井宗和)次に、賛成討論の発言を許します。6番須藤功議員。
○6番(須藤功)先ほども申し上げましたが、私の大切な子や孫、子々孫々、そして、親戚、友人、知人、大切な仲間、そういう方々が、この法案後にですね、戦争に巻き込まれ、命を落としていくことがあるのであれば、そういう危険性があるのであれば、やはりこの安全保障関連法案を慎重に進めていかなければならないというふうに思い、国にこの意見書を出して、安倍総理にも再考していただけるようにと思っております。よって、この意見書には賛成であります。
○議長(国井宗和)次に、反対討論の発言を許します。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。意見書案第3号安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書については、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(国井宗和)ただいまの採決の結果、賛成、反対が同数であります。よって、地方自治法第116条の規定により、議長が本案に対して裁決いたします。
 意見書案第3号については、議長は否決と裁決いたします。



日程第9 議員派遣の件
○議長(国井宗和)日程第9、議員派遣の件を議題といたします。
                議 員 派 遣 の 件
                                  平成27年6月25日
 地方自治法第100条第13項及び岩沼市議会会議規則第158条の規定により、下記のとおり議員を派遣する。
                     記
 件名 亘理名取地区市町議会連絡協議会議員研修会
   (1) 派遣目的  議員の資質向上を図るための研修
   (2) 派遣場所  岩沼市
   (3) 派遣期間  平成27年7月10日
   (4) 派遣議員  全議員

○議長(国井宗和)お諮りいたします。お手元に配付のとおり、議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

○議長(国井宗和)これをもって、本議会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。
 よって、平成27年第2回岩沼市議会定例会を閉会いたします。
 それでは、皆さん御起立願います。 ── 御苦労さまでございました。
     午前11時23分閉会
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