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平成26年第6回岩沼市議会定例会会議録(第1日目)

平成26年12月2日(火曜日)

出席議員(17名)

  • 1番  佐 藤 淳 一
  • 2番  大 友   健
  • 3番  大 友 克 寿
  • 4番  布 田 恵 美
  • 5番  酒 井 信 幸
  • 6番  須 藤   功
  • 7番  渡 辺 ふさ子
  • 8番  櫻 井   隆
  • 9番  佐 藤 一 郎
  • 10番  松 田 由 雄
  • 11番  布 田 一 民
  • 12番  長 田 忠 広
  • 13番  宍 戸 幸 次
  • 14番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  森   繁 男
  • 18番  国 井 宗 和

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   菊 地 啓 夫
  • 副市長   熊 谷 良 哉
  • 総務部長   佐 藤 裕 和
  • 健康福祉部長    鈴 木 隆 夫
  • 市民経済部長兼産業立地推進室長事務取扱   安 住 智 行
  • 建設部長   高 橋 伸 明
  • 総務課長   高 橋   進
  • 参事兼政策企画課長兼復興推進課長   百 井   弘
  • 水道事業所長    宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   桜 井 隆 雄
  • 教育委員会教育長   百 井   崇
  • 教育次長兼生涯学習課長事務取扱兼スポーツ振興課長事務取扱   吉 田   章
  • 監査委員   鎌 田 壽 信
  • 監査委員事務局長   菅 井 英 夫
  • 選挙管理委員会事務局長   猪 股 広 道
  • 農業委員会事 務局長   佐 藤   毅

議会事務局職員出席者

  • 事務局長   加 藤 英 教
  • 副参事兼局長補佐  大 友   彰
  • 主幹兼議事係長   近 藤 祐 高

議事日程

  平成26年12月2日(火曜日)午前10時開議
1.開会宣告
2.閉議宣告

本日の会議に付した事件

日程第1より日程第8まで

     午前10時開会・開議
○議長(国井宗和)皆さん、御起立願います。おはようございます。
 ただいまから、本日をもって招集されました平成26年第6回岩沼市議会定例会を開会いたします。

○議長(国井宗和)ただいまの出席議員は17名であります。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会期の決定
○議長(国井宗和)日程第1、会期の決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日から12月11日までの10日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、会期は10日間と決定いたしました。

○議長(国井宗和)議員各位、既に御承知のとおり、高橋孝内議員は、去る10月25日に逝去されました。ここに高橋孝内議員の御遺族をお招きして、先例の定めるところにより追悼を行います。
 高橋孝内議員の御遺族様、入場願います。
 暫時休憩いたします。
     午前10時01分休憩

     午前10時02分再開
○議長(国井宗和)再開いたします。
 私ども、議席をともにした者として、高橋孝内議員とは再びこの議場でまみえることができなくなりましたことは、まことに痛惜にたえません。心から哀悼の意を表する次第であります。
 故高橋孝内議員の御冥福をお祈りするため、黙祷をささげたいと思います。
 御起立願います。黙祷願います。
     〔黙祷〕
○議長(国井宗和)黙祷を終わります。御着席をお願いします。
 それでは、弔意を表するため、沼田健一議員から発言の申し出があります。16番沼田健一議員、登壇の上、発言願います。
     〔16番沼田健一議員登壇〕
○16番(沼田健一)ただいま議長から御報告ありましたとおり、市議会議員・前市議会議長高橋孝内さんは、去る10月25日、自宅において逝去されました。
 あなたは2年前より体調を崩しがんセンターへ入院、病状も回復され、議員・議長として職務を全うされており、ことし1月の議長選挙の際も多くの議員の支持を得、再度、議長として市議会のリーダーとして頑張っていた矢先、がんの再発に見舞われ、御家族を初めお医者様と一体となった看護もむなしく、多くの市民の回復への願いもかなわず、74歳という若さでその生涯を閉じ、不帰の客となられました。
 あなたを失ったことは、市議会にとっても、我が市にとっても惜しみて余りある痛恨のきわみであります。あなたの御遺体が自宅から葬祭会場へ向かう途中、市役所、市議会の前を通った際、議員、市職員、議会事務局職員に見送られたとき、まだまだ仕事ができたのにと無念であったでしょう。
 ここに、私は皆様の御同意をいただき議員一同を代表して、ありし日のあなたの面影をしのび、哀悼の意を表し、追悼の言葉を述べたいと存じます。
 高橋孝内前議員は、昭和16年6月18日、岩沼市志賀の地に生を受け、千貫小学校、千貫中学校、県立亘理高等学校を卒業、卒業と同時に農業に従事され、家業の傍ら材木店等に働きながら家のために一生懸命頑張ったのであります。
 また、農協の支部長を長く務められ、農家の皆様の相談を受けたり提言を行ったりして、地域の農業の発展に尽くされました。昭和53年8月から平成11年までは竹駒神社に奉職され、営繕課長として神社のために頑張られたと聞いております。平成11年12月、地域の薦めもあり市議会議員選挙に立候補、見事当選を果たし、12年1月12日から市議会議員として本年10月25日の亡くなる日まで務められました。
 議会においては当選直後、産業経済副委員長、情報化対策特別副委員長、その後、情報化対策特別委員長、総務常任委員長を歴任され、その後は議員多数の推薦により第16代、第17代の議長となられ、市議会の充実、発展のため、努力を惜しみませんでした。
 議会外の公職においては、亘理名取共立衛生処理組合議員として、現在建設中であるごみ処理場建設に尽力され、岩沼市監査委員としても活躍されました。
 議員としては、最近は特に農作物に対するイノシシ、ハクビシン、タヌキ等の被害についてみずからが免許を取り対策に取り組んでおられました。また、県道岩沼蔵王線の拡幅改良、特に志賀から村田町へのトンネルの早期実現に力を入れられ、市、県へ陳情活動等を積極的に行い、実現の運びになり、完成まで自分の目で見ることができなかったことは大変残念であったと思います。
 平成23年3月11日に起きた東日本大震災においては、孝内さんの自宅は比較的被害が少なかったこともあって、市の水道が断水状態になり、水の絶対必要なところへの井戸水の給水活動を個人的に行われておりました。また、市議会の会派の会長という立場もあり、市、県へ具体的な復旧・復興対策をまとめ陳情活動を行い、まだまだ復興半ばでありますが、岩沼市の復旧・復興が被災地のトップランナーとなっている一助になっていたと確信をいたしております。
 孝内さんが議長になる前、平成23年2月議会においての一般質問は、都市計画道路朝日竹の里線の整備状況について、岩沼駅西へのアクセス道路の整備と環境整備について、新火葬場の建設についてであり、同年の6月議会においては災害関連の国からの補助金について、今後の財政見通しについてでありました。孝内さんは、常にタイムリーな質問を行っており、地域に根差した活動を行っていたことは、我々も見習わなければならないと思っております。
 日ごろは温和で楽しい話をするときは普通のおじさんという感じでありますが、親分肌で人の面倒見がよく、まさに我々のリーダーだったと思います。
 私と孝内さんの出会いは、平成11年暮れの選挙で当選し、その後、会派の構成という時期に私たちとともに議会の中で活動を行いたいということで会派の結成をし、その後、今まで一緒に活動してまいりました。会派では視察研修に行ったり、行政上の問題点の解決等を話し合ったり、政策の研究を行ったり、陳情活動を行ったり、孝内さんのおかげでいろいろな体験もさせていただくことができました。
 また、孝内さんは無類の酒好きで特に日本酒が大好きでした。それを飲まれると大好きなカラオケを何曲か歌われますが、それも議員の中では一番上手といっても過言ではありません。芸達者で趣味も多く、本当に人生をある面では楽しんで過ごすことができたのではないかと思います。そのカラオケももう聞けなくなると思うと、残念でなりません。
 孝内さんと最後にお会いしたのは亡くなる日、10月25日でした。奥様のたづよ様から「何か調子が悪いようです」と電話をいただき、私はすぐ孝内さんの家に駆けつけました。私は孝内さんの手を握り、「孝内さん」と大きな声をかけましたところ、目をあけて何か話を私にしたようでありましたが、聞き取ることができませんでした。しばらくそばにおりましたが、私は所用があったことから一旦帰ることになり、その帰る途中で国井議長にその旨を話し、その後、国井議長が孝内さんと会われたとのことでした。10月17日の臨時議会には車椅子で出席され、副市長の同意の件等に会議で賛成の意思を表明されるなど、本当に最後の最後まで市民の負託に真摯に応えようと頑張られた孝内さんでありました。お父さん、お母さんが大変長寿でしたので、孝内さんは、そのことを私たちに話され、自分の健康に過信していたのではないかと思われます。
 あなたの数々の功績は必ず後世に残るものであります。現在の私は心の中に一つの空白ができた状態であり本当に残念でなりません。あなたと議会活動ができたことを誇りに思いますとともに、公私にわたって大変お世話になったことを厚く御礼を申し上げたいと思います。
 ここにあなたのありし日の面影をしのび、生前の御功績をたたえ、岩沼市、そして岩沼市議会をお守りくださるよう、ひたすら泉下の平安と御遺族に限りない御加護を賜りますようお願いをいたし、追悼の言葉といたしたいと思います。
 どうぞ安らかにお眠りください。平成26年12月2日。岩沼市議会議員沼田健一。
○議長(国井宗和)ここで故高橋孝内議員の御遺族様から御挨拶があります。高橋光孝様、演壇に登壇願い、御挨拶をお願いいたします。
     〔高橋光孝登壇〕
○高橋孝内氏遺族(高橋光孝)本日は父高橋孝内の追悼ということで議会にお招きいただき、まことにありがとうございます。
 改めてこの席に立ちますと、父がこの議場で質問する姿、議長として議会をまとめて復興に取り組んだ姿が思い浮かびます。
 その父も去る10月25日、肝内胆管がんのため他界いたしました。4期15年の議員活動において、よりよい岩沼の発展に尽くしたと思います。特に震災後は、岩沼は市長中心に議会がまとまって復興に取り組んでいるから、宮城県内で一番早く仮設住宅をなくし、復興の先頭を岩沼が切るんだと常々申しておりました。岩沼市が県内トップで復興のニュースが流れると、父の仕事を誇らしく思いました。最後は病と闘いながらの議員生活でしたが、悔いはなかったと思います。
 市長さん初め、議員の皆様、市職員の皆様には本当にお世話になりました。父にかわり心より御礼申し上げます。
 今後、岩沼市の復興がさらに進み、ますます発展することを亡き父とともに祈念いたしてまいりたいと思います。
 本日はまことにありがとうございました。
○議長(国井宗和)以上で故高橋孝内議員への追悼を終了いたします。
 御遺族様、本日はありがとうございました。御退場願います。
 暫時休憩いたします。
     午前10時16分休憩

     午前10時21分再開
○議長(国井宗和)休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第2 諸報告
○議長(国井宗和)日程第2、諸報告について事務局長から行います。加藤事務局長、報告願います。
     〔加藤英教事務局長登壇〕
○事務局長(加藤英教)諸報告を申し上げます。8件について申し上げます。
 第1、議案についてであります。市長から本定例会に、別紙お手元に配付のとおり議案の提出がありました。  第2、出納検査結果についてであります。監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、例月出納検査の結果に関する報告が別紙写しとして配付のとおり、提出がありました。よって、そのとおり御了承願います。
 第3、専決処分についてであります。地方自治法第180条第1項の規定により、別紙お手元に配付のとおり、東日本大震災に係る災害復旧事業又は復興事業に関する工事請負変更契約の締結について、専決処分を行った旨、市長から議長宛て提出がありました。よって、そのとおり御了承願います。
 第4、意見書(案)についてであります。会議規則第13条第1項後段の規定に基づき、別紙お手元に配付のとおり、意見書(案)2件が議長宛て提出されております。
 第5、陳情についてであります。別紙お手元に配付の陳情文書表のとおり、陳情1件が議長宛て提出がありました。
 第6、委員の異動についてであります。去る10月31日に議会運営委員会並びに議員政治倫理条例制定検討特別委員会の委員を佐藤一郎議員が辞任し、新たに大友克寿議員をそれぞれの委員に議長が指名しております。
 第7、委員会調査報告書についてであります。会議規則第44条第2項の規定に基づき、別紙お手元に配付のとおり、議会報編集特別委員長から委員会調査中間報告書が、また議員政治倫理条例制定検討特別委員長から委員会調査報告書がそれぞれ議長に提出されております。
 第8、議案説明員についてであります。地方自治法第121条の規定に基づきます議案説明員は、別紙お手元に配付のとおりであります。
 以上であります。

日程第3 会議録署名議員の指名
○議長(国井宗和)日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、17番森繁男議員、1番佐藤淳一議員を指名いたします。

日程第4 議席の一部変更の件
○議長(国井宗和)日程第4、議席の一部変更の件を議題といたします。
 高橋孝内議員の逝去に伴い、議席の一部を変更いたしたいと思います。その内容を事務局長から説明いたします。加藤事務局長。
○事務局長(加藤英教)御説明申し上げます。高橋孝内議員の逝去に伴いまして、15番議席を欠番とするものであります。以上であります。
○議長(国井宗和)お諮りいたします。ただいまの説明のとおり、議席の一部を変更することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、ただいまの説明のとおり、議席の一部を変更することに決しました。

日程第5 市政報告
日程第6 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度岩沼市一般会計補正予算(第5号))
     議案第75号 岩沼市駅前広場設置条例について
     議案第76号 岩沼市いじめ問題対策連絡協議会等設置条例について
     議案第78号 岩沼市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
     議案第79号 岩沼市児童厚生施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について
     議案第80号 岩沼市放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例について
     議案第81号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更について
     議案第82号 災害等廃棄物処理の事務の委託の廃止について
     議案第83号 工事請負契約の締結について
     議案第84号 市道路線の変更について
     議案第85号 市道路線の廃止について
     議案第86号 平成26年度岩沼市一般会計補正予算(第6号)について
     議案第87号 平成26年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について
     議案第88号 平成26年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
     議案第89号 平成26年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
     議案第90号 平成26年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について
     議案第91号 平成26年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第1号)について
     議案第92号 平成26年度岩沼市水道事業会計補正予算(第4号)について

○議長(国井宗和)日程第5、市政報告並びに日程第6、承認第10号、議案第75号、議案第76号及び議案第78号から議案第92号までの18件を一括して議題といたします。
 市長から市政報告並びに提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
     〔菊地啓夫市長登壇〕
○市長(菊地啓夫)平成26年第6回岩沼市議会定例会の開会に当たり、議員各位には御出席をいただき、ありがとうございます。
 本定例会に提案いたしております議案の提案理由、市政の概要を申し上げます前に、去る10月25日に御逝去されました故高橋孝内殿には、長きにわたり市議会議員として市政発展に御尽力いただきました。改めて生前の御功績をたたえ、謹んで哀悼の意を表しますとともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。
 また、11月22日に発生した長野県北部地震により被災された方々には、心からお見舞いを申し上げます。
 それでは、市政の概要について御報告いたします。

 消防広域化重点地域の指定
 消防広域化重点地域の指定について申し上げます。
 県内12消防本部の中では最も小規模な消防本部となっている岩沼市及び亘理地区行政事務組合が、国の指針で定める「今後、十分な消防防災体制が確保できないおそれがある市町村を含む地域」という重点地域の指定要件に該当することから、県では、消防の広域化を重点的に推進し、消防力の充実強化を目指すため、12月1日付で岩沼市、亘理町及び山元町を消防広域化重点地域に指定いたしました。
 今後は、県と3市町間で消防広域化検討会を立ち上げ、調査研究を行う予定としております。

 国連防災世界会議への参加
 国連防災世界会議への参加について申し上げます。
 10年に一度、国際的な防災戦略について一堂に会して議論する国連防災世界会議の第3回会議が、来る3月14日から18日まで仙台市で開催されます。
 同会議には、国連加盟国、国際機関、NGO等から首脳、閣僚級を含む政府関係者など5,000名以上の参加者が見込まれ、本体会議のほか、関連事業としてフォーラム、シンポジウム、展示会、被災地公式視察、いわゆるスタディツアーなどが計画されております。
 このたび、被災地をめぐる25のスタディツアーの一つに、本市の防災集団移転地や千年希望の丘などをめぐるコースが盛り込まれることになりました。
 市の復興の取り組みを国内外に広く発信していく貴重な機会でありますので、市民の皆様とおもてなしの心をもって対応していきたいと考えております。

 東日本大震災追悼式
 東日本大震災追悼式について申し上げます。
 本年度も、震災で犠牲となられた皆様に哀悼の意をささげるとともに、二度とこのような悲劇を繰り返さない誓いと復興への決意を新たにするため、来る3月11日に追悼式の開催を予定しております。
 なお、式の具体的な内容については、国の動向等を注視しながら今後詰めてまいります。

 還付加算金の取り扱い
 還付加算金の取り扱いについて申し上げます。
 住民税などの過納金に係る還付加算金の算定方法について、地方税法の解釈の違いにより過少に計算していた事例が全国的に発生しております。
 県からの通知などもあり、本市における還付状況を過去にさかのぼって調査確認したところ、373件で約120万円の還付加算金の不足が生じておりましたことから、現在、不足額の支払いに係る事務処理を進めております。

 情報到達エリアの調査等
 情報到達エリアの調査等について申し上げます。
 防災気象情報などを速やかに伝える手段として、防災行政無線屋外拡声子局やエフエムいわぬまを最大限に活用しておりますが、防災訓練参加者からの「聞き取りにくい」という声なども踏まえ、拡声器や放送電波の到達エリアの調査を行う予定にしております。
 また、集中豪雨や土砂災害に備え市民の防災意識の啓発を図るため、本年度は1月31日に防災講演会を開催いたします。

 復興交付金事業計画
 復興交付金事業計画について申し上げます。
 10回目となる復興交付金の申請について、去る10月15日に市道沿線盛り土等事業や災害公営住宅事業等に係る所要計画を盛り込んだ事業計画を提出いたしましたところ、11月25日に33億56万4,000円の交付可能額通知を受けました。
 来年度をもって、国の集中復興期間が終了となりますが、引き続き、新たな復興支援事業の財源確保に向けて、国への要望を継続してまいります。

 特定不妊治療費の一部助成
 特定不妊治療費の一部助成について申し上げます。
 少子化対策の一環として、不妊治療を受ける御夫婦の経済的負担の軽減を図るため、治療費の一部を助成したいと考えております。
 具体的には県が実施している「特定治療支援事業」の対象となる方に追加の助成を行おうとするものであり、可能な限り速やかに助成を開始したいと考えております。

 臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金
 臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金について申し上げます。
 本年6月23日から申請受け付けを行ってまいりましたが、いまだ若干の方が申請をされておりませんので、受付期間を12月24日まで延長することとし、再度通知を行うなど給付漏れがないよう努めてまいります。

 圃場整備事業
 圃場整備事業について申し上げます。
 岩沼東部地区圃場整備事業は、現在、計画面積570ヘクタールのうち、残りの290.2ヘクタールの工事に着手しており、27年度末までに全ての工事が完了する予定になっております。
 岩沼西部地区の圃場整備事業は、各地区において工事内容の検討や担い手の選定などについて話し合いを重ねており、12月末から土地改良法に基づく同意の取りまとめを行い、本年度内に施行申請を行う予定になっております。

 玉浦西地区内の商業施設
 玉浦西地区内の商業施設について申し上げます。
 玉浦西地区に立地する商業施設については、本年9月に市と事業者との間で土地の賃貸借契約を締結し、10月から建設工事が始まっており、開業は来年6月末ごろになる予定と伺っております。
 また、事業者から玉浦西地区への立地資金とするため、地域振興に資する民間事業者の支援を目的として、地方公共団体が無利子で貸し付けを行う地域整備総合資金貸付金、いわゆるふるさと融資の借り入れの申し入れがありました。
 市といたしましても、当該事業者が立地することにより、新規雇用を創出するなどの要件を満たすことから、本定例会に提案しております補正予算案に所要の額を計上いたしております。

 新火葬場建設
 新火葬場建設について申し上げます。
 候補地となっている志賀地区の全体並びに志賀下地区の住民の皆様を対象にして開催した懇談会以降、10月18日と11月27日に候補地の選定について御理解をいただけない方々を対象に、改めて話し合いの場を設けてまいりました。
 また、市へ寄せられた御質問や御意見につきましては、文書や口頭により丁寧に説明をいたしておりますが、現時点においては御理解をいただける状況にはございません。引き続き、御理解をいただけるよう誠意をもって対応してまいります。

 防災集団移転促進事業
 防災集団移転促進事業について申し上げます。
 玉浦西地区については、145区画中、約90%の区画において住宅建築に着工しており、そのうち102世帯が引っ越しを終え、新たな生活を開始いたしました。
 また、コミュニティーの拠点となる3棟の集会所についても工事に着手し、年度内の完成を目指して工事を進めております。

 玉浦西地区災害公営住宅建設事業
 玉浦西地区災害公営住宅建設事業について申し上げます。
 災害公営住宅については、協定に基づき県に建設を委託しておりますが、集団移転対象の6地区の方々については、年度内に引っ越しが完了できる見通しとなりました。
 今後は2月上旬に入居決定通知書の交付式、その後に入居説明会及び現地内覧会を行うことにしております。

 千年希望の丘の整備
 千年希望の丘の整備について申し上げます。
 本年度に整備を計画している二野倉地区の丘2基については、工事契約に向けた手続を進め、本年度内の完成を目指してまいります。
 また、復興交付金で認められている残りの6基の丘については、都市公園としての都市計画決定の手続を進めながら早期の整備を図ってまいります。
 なお、来年度の植樹祭については、5月30日に開催することを内定いたしましたので、全国の方々に情報発信をしてまいりたいと考えております。

 夢・あこがれプロジェクト
 夢・あこがれプロジェクトについて申し上げます。
 去る10月18日、岩沼西小学校体育館を会場に、4回目となる「理科大好きフェスティバル」を開催いたしました。会場には、大学及び企業の関係者の方々並びに市内小・中学校の教員が10カ所のブースを開設し、御来場いただいた約400名の皆様に理科のおもしろさを体感していただきました。
 また、9月から10月にかけて「サイエンススクール」、「科学のこころ講座」、劇団四季によるミュージカルの鑑賞会、仙台フィルハーモニーによるスクールコンサートを開催いたしました。
 今後も、子供たちが夢や憧れを育む事業が展開できるよう努めてまいります。

 いわぬまエアポートマラソン
 いわぬまエアポートマラソンについて申し上げます。
 来る12月7日に開催する「第23回いわぬまエアポートマラソン」には、県内外から昨年を上回る約1,500名の方々に申し込みをいただいております。
 参加される皆様の期待に応えられるよう、万全な体制で運営に努めてまいります。

 続きまして、承認第10号、議案第75号、議案第76号及び議案第78号から議案第92号までの提案理由を申し上げます。
 承認第10号については、平成26年度岩沼市一般会計補正予算(第5号)で、歳入では、衆議院議員総選挙に伴う国庫委託金の増、歳出では、衆議院議員総選挙に伴う選挙費の増により、歳入歳出とも「1,536万2,000円」を追加し、総額を「369億3,714万8,000円」とするものであります。
 議案第75号については、JR岩沼駅東口の広場及び駐車場の一体的管理を図るとともに、駅前広場の使用許可、使用料等の基準を定めるため、岩沼市駅前広場条例(「岩沼市駅前広場設置条例」に発言の訂正あり)を制定しようとするものであります。
 議案第76号については、いじめ防止対策推進法に基づき、岩沼市いじめ問題対策連絡協議会、岩沼市いじめ問題対策推進委員会及び岩沼市いじめ問題再調査委員会を設置できるようにするため、岩沼市いじめ問題対策連絡協議会等設置条例を制定しようとするものであります。
 議案第78号については、平成27年1月1日から、産科医療補償制度の掛金が引き下げられることに伴い出産育児一時金が減額となることから、出産育児一時金の総額を現状に維持するため、岩沼市国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。
 議案第79号については、岩沼市東児童館の再建により当該施設の位置を改めるため、岩沼市児童厚生施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
 議案第80号については、子ども・子育て支援の新制度施行に伴い、放課後児童クラブ対象学齢を小学3年生から小学6年生まで引き上げるため、岩沼市放課後児童クラブ条例の一部を改正しようとするものであります。
 議案第81号については、地方自治法第286条第2項の規定により、宮城県市町村自治振興センターの規約を変更することについて、同法第290条の規定により議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第82号については、地方自治法第252条の14第2項の規定に基づき、県への災害等廃棄物処理の事務の委託を廃止することについて、同法第252条の2第3項の規定により議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第83号については、市道空港三軒茶屋線延伸部外1路線の道路築造工事の請負契約について、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第84号及び議案第85号については、メガソーラー建設に伴い、既存市道の2路線の起点と終点を変更し、1路線を廃止するため、道路法第10条第3項の規定により、それぞれ議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第86号については、平成26年度岩沼市一般会計補正予算(第6号)で、歳入では、復興交付金第10回申請に係る国庫支出金及び法人市民税の増等、歳出では、復興交付金第10回交付に伴う復興交付金基金への積立金、特定不妊治療費助成金並びに玉浦地区のコミュニティー及び防災力の強化を図る施設整備に向けた関連経費の計上等により、歳入歳出とも「23億1,877万1,000円」を追加し、総額を「392億5,591万9,000円」にしようとするものであります。
 議案第87号については、平成26年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)で、歳入では、交付決定による前期高齢者交付金の増、歳出では、一般被保険者保険税還付金の増に伴う諸支出金の増により、歳入歳出とも「106万円」を追加し、総額を「46億8,555万3,000円」にしようとするものであります。
 議案第88号については、平成26年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)で、歳入では、国庫支出金等の増、歳出では、介護認定費の増により、歳入歳出とも「532万7,000円」を追加し、総額を「30億2,422万4,000円」にしようとするものであります。
 議案第89号については、平成26年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)で、修繕費及び施設維持原材料費の減、人事異動及び給与制度改定に伴う人件費の増により、歳出で「17万5,000円」の組み替え補正を行おうするものであります。
 議案第90号については、平成26年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)で、施設維持原材料費の減、人事異動及び給与制度改定に伴う人件費の増により、歳出で「16万8,000円」の組み替え補正を行おうするものであります。
 議案第91号については、平成26年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第1号)で、収益的収入では、補助金の減により「648万円」を減額し、収益的支出では、排水管理費の減並びに人事異動及び給与制度改定に伴う総係費の減により「539万6,000円(「593万6,000円」に発言の訂正あり)」を減額しようとするものであります。  議案第92号については、平成26年度岩沼市水道事業会計補正予算(第4号)で、収益的支出では、人事異動及び給与制度改定に伴う営業費用等の減により「352万2,000円」を減額し、資本的支出では、人事異動及び給与制度改定に伴う建設改良費の増により「43万円」を追加しようとするものであります。
 なお、詳細については、必要に応じて議案審議の際に補足説明を申し上げますので、よろしく御審議を賜り、原案どおり可決されますようお願い申し上げます。

日程第7 承認第10号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度岩沼一般会計補正予算(第5号))
○議長(国井宗和)日程第7、承認第10号を議題といたします。
 これより質疑を行います。松田由雄議員。
○10番(松田由雄)承認第10号について1点だけお尋ねします。
 これは衆議院選挙に関する予算経費でありますけれども、例えば県議会、幾つかの議会では専決処分ではなくて臨時議会を開催して、ほぼ全会一致なんだけれども、議会を招集する時間的余裕がないというふうな理由になっておりますけれども、その辺について1点、お尋ねします。
○議長(国井宗和)菊地啓夫市長。
○市長(菊地啓夫)今回の承認については、期間的なものが非常に短くて議会を開催するいとまがなかったということで御理解をいただきたいと考えてございます。県議会については、内容については全く私とは内容が違うことでございまして、それぞれの状況に応じて提案をさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(国井宗和)これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております承認第10号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、承認第10号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより承認第10号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。承認第10号専決処分の承認を求めることについては、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認されました。

日程第8 議案第77号 岩沼市職員の給与に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(国井宗和)日程第8、議案第77号を議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。菊地啓夫市長、登壇の上、説明願います。
     〔菊地啓夫市長登壇〕
○市長(菊地啓夫)議案第77号岩沼市職員の給与に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について提案理由を申し上げます。
 本案は、市職員の給与について、人事院勧告に準拠し改めるため、岩沼市職員の給与に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
 なお、詳細については総務部長より補足説明を申し上げますので、よろしく御審議賜り、原案どおり可決されますようお願い申し上げます。
○議長(国井宗和)議案の補足説明を求めます。佐藤裕和総務部長、登壇の上、説明願います。
     〔佐藤裕和総務部長登壇〕
○総務部長(佐藤裕和)議案第77号岩沼市職員の給与に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について補足説明を申し上げます。
 本案は、国家公務員の給与等に対する人事院勧告を受けて、市といたしましても、この人事院勧告に準拠し、岩沼市職員の給与について所要の改定を行おうとするものでございます。
 それでは、本改正条例について御説明を申し上げます。
 初めに、第1条岩沼市職員の給与に関する条例の一部改正でございますが、第21条第2項第1号の改正規定につきましては、本年12月支給分の勤勉手当の率を0.15月引き上げるものでございます。
 同項第2号の改正規定につきましては、再任用職員の勤勉手当の率を0.05月引き上げるものでございます。
 また、附則第22項の改正規定につきましては、勤勉手当の率の変更に伴い、55歳以上の職員に対する減額率を変更するものでございます。
 別表第1の改正規定につきましては、給料表について、若年層に重点を置き平均0.41%の増額改定を行うもので、本年4月にさかのぼっての適用となります。
 次に、第2条岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正でございますが、第7条第1項の改正規定につきましては、特定任期付職員の給料月額の増額改定を行うもので、本年4月にさかのぼって適用するものでございます。
 また、第9条第2項の改正規定につきましては、本年12月支給分の期末手当の率を0.15月引き上げるものでございます。ただし、ここでいう特定任期付職員は、岩沼市では採用しておりませんので、現在のところ、該当者はございません。
 次に、附則第4項の表の改正規定につきましては、平成27年3月31日までの間、職員の昇給について1号俸を抑制するものでございます。
 以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審査を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(国井宗和)これより質疑を行います。須藤功議員。
6番(須藤功)今回のこの給与等の値上げといいますか、人事院勧告の値上げで、ことし1年間、岩沼市全体でどのくらいの額が値上げされる見通しなのか聞きたいです。
○議長(国井宗和)佐藤裕和総務部長。
○総務部長(佐藤裕和)今回の給与改定に伴う影響額でございますが、約2,100万円増と見込んでおります。
○議長(国井宗和)これをもって質疑を終結いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第77号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、議案第77号については委員会付託を省略することに決しました。
 これより議案第77号について討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第77号岩沼市職員の給与に関する条例及び岩沼市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(国井宗和)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

○議長(国井宗和)以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 なお、一般質問の通告は、明日午前10時まで議会事務局に提出願います。
 ここで一般質問の通告書の提出に当たり、一言申し上げます。
 先例第81により、議長は一般質問事項及びその要旨などについて、あらかじめ執行機関に対し通知しているところであります。この通知は、質問事項に対し、執行機関の責任ある明確な回答を求めるために行うものであり、また、効率的な議事運営を図るためにも、わかりやすく具体性のある要旨を記載した通告書として提出していただきますよう、御協力をお願いいたします。
v  それでは、次の会議は12月8日月曜日午前10時からであります。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御起立を願います。 ── 議員各位、御苦労さまでした。
     午前10時57分散会
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