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平成26年第2回(2月)定例会会議録
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平成26年第2回岩沼市議会定例会会議録(第4日目)
平成26年2月26日(水曜日)
出席議員(18名)
1番 佐 藤 淳 一
2番 大 友 健
3番 大 友 克 寿
4番 布 田 恵 美
5番 酒 井 信 幸
6番 須 藤 功
7番 渡 辺 ふさ子
8番 櫻 井 隆
9番 佐 藤 一 郎
10番 松 田 由 雄
11番 国 井 宗 和
12番 布 田 一 民
13番 長 田 忠 広
14番 宍 戸 幸 次
15番 飯 塚 悦 男
16番 沼 田 健 一
17番 森 繁 男
18番 高 橋 孝 内
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
市長 井 口 經 明
副市長 菊 地 啓 夫
総務部長 大 村 孝
健康福祉部長 佐 藤 裕 和
市民経済部長 安 住 智 行
建設部長 渡 辺 泰 宏
総務課長 鈴 木 隆 夫
政策企画課長 百 井 弘
介護福祉課長 内 海 裕 一
参事兼農政課長 大 久 典 彦
商工観光課長 高 橋 清 一
生活環境課長 安 住 典 雄
土木課長 柴 田 正 人
復興整備課長 高 橋 伸 明
水道事業所長 宍 戸 和 憲
消防本部消防長 桜 井 隆 雄
教育委員会教育長 百 井 崇
教育次長兼教育総務課長事務取扱 平 井 淳一郎
参事兼学校教育課長 山 川 敏 範
生涯学習課長 木 野 潤 一
監査委員 鎌 田 壽 信
監査委員事務局長 加 藤 英 教
選挙管理委員会事務局長 郡 山 栄 一
農業委員会事務局長 宍 戸 信 之
参事兼事務局長 星 厚 雄
副参事兼局長補佐 大 友 彰
主幹兼議事係長 近 藤 祐 高
議事日程
平成26年2月26日(水曜日)午前10時開議
1.開議宣告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問(個人)
追 加 議 事 日 程
日程第3 決議案第1号 岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案
2.閉議宣告
─────────────────────◇──────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1より日程第3まで
佐藤一郎議員
宍戸幸次議員
布田恵美議員
酒井信幸議員
午前10時開議
○議長(高橋孝内)御起立を願います。おはようございます。
お直りください。
ただいまの出席議員は18名であります。
これより本日の会議を開きます。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(高橋孝内)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、3番大友克寿議員、4番布田恵美議員を指名いたします。
日程第2 一般質問(個人)
○議長(高橋孝内)日程第2、一般質問を行います。
順番に質問を行います。
9番佐藤一郎議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
〔9番佐藤一郎議員発言席〕
○9番(佐藤一郎)岩沼政策フォーラムの佐藤一郎です。震災から3年となり、復旧・復興からそして再生期と進んでまいりました。質問の項目は、貞山堀東側農地土地利用についてと、今後高齢化社会を迎える、いろいろな問題が生じるということで、2点について一般質問を行います。
1点目の貞山堀東側の農地土地利用についてでありますが、昨年9月定例会において質問を私、しておりまして、そのときの回答が、所有者に対して営農意向調査を行うという予定がありますという回答でありました。
1点目、相野釜、二野倉、長谷釜、蒲崎及び新浜の貞山堀東側の農地について、所有者に対して、営農意向調査を行い、どのような結果であったのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)今お話をいただいておりますように、市としても種々検討を進める中で、所有者の意向をということで調査をいたしました。
内容につきましては、市民経済部長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)153人の対象者のうち134人の方々から回答をいただきました。その内容は、農地を復旧してほしいというのが6人、農地を復旧しなくてもよいというのが116人、その他、無効記入は12人という結果でありました。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)そうしますと、大部分の方が農地以外のことということでございますので、そうすると流れ的には、農業をしたいという人が6名いますが、どのように今後進めていくのか、次の質問ともちょっと絡むんですが、方向としては調査はわかりました。次の段階としてどのように、6名の話をもう少し具体的に話を聞くのか、それとも116名の皆さんの方向で進むのか。その方向はどのように考えていくのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)調査結果に基づきまして、貞山堀東側の農地につきましては、農地として復旧しないという方向で判断してはおりました。ただ、その後、間もなく震災から3年が経過するという現在に至りまして、営農したい、希望するというような方も一部出てきておりますので、再度農地の復旧ということも含めまして土地利用について検討していきたいというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)そうしますと、この2点目ですが、その結果、土地利用をどのように進めていくのかというと、今結論的には両方の考えがまだあるというふうな考えで私は受けとめたんですが、農業するという人が6名で、大部分の人が農家以外のことで土地利用というふうに回答したと、私はそういうふうに受けとめたんですが、そうしますと6名の方だけに考えると、もう大部分の方が農業以外というふうに考えると思います。そういったことで、今後、農業するにはこういう問題点がある、農業以外にするにはこういう問題点がある、そういうふうな問題点が出てくると思います。そういったことで、今そういう問題点を整理してお話ししないと、どちらかにかじをとらないといけないと私は思います。そういった農業をするためには、多分多額の費用がかかるという問題があるかもしれませんし、そして農業外とすると、どういうことが考えられるか。その辺、具体的にどのように考えられるかお願いします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)農地として復旧する場合ですけれども、これは農地復旧事業ということで県のほうにお願いして実施することになりますが、復旧した後、一部の方は耕作できるとしても、全面積を誰に耕作していただくかというのがまず1点目、出てくると思われます。
それから、全体的に地盤沈下しておりますので、貞山堀東側に限らないことでありますけれども、除塩した後でも地下水が塩分を含んでいるというようなことがありまして、それがどのぐらい影響するかも見通せない状況だというのが問題としてあるかと思っております。
それから、農業以外の分の活用についてということですが、具体的に挙がっておりません。あるいは復興交付金事業のメニューに該当するようなものが見当たらないというようなことがございまして、なかなか方向性が見出せない現時点としては状況であります。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)農業にするにも、本当に地盤沈下しまして、面積も約、私調べたところでは55ヘクタールほどあります。場所によって、相野釜地区が約22、長谷釜地区が20ヘクタールほどあるんですが、あとは点在しております。そうしますと、活用にしてもいろいろな地権者の皆さんが、方向は本当に農業していいのかなという疑問があるといいますか、できないのかなというふうな感じは受けます。だとしても、農業にするにしてもこういういろいろな問題があるということで、皆さんそういうふうな方向を決断したかもしれませんので、その辺を加味しますと、本当に今からどのようにするかと、本当に難しいと思います。だからといって、農業外といいましてもいろいろな施策の裏づけがないという今部長のお話なので、その裏づけのない中で農業以外に土地利用をどのようにするかというのは本当に至難のわざといいますか、難しいということになると思います。その辺が流れがそうだと思います。
それで、3点目に移りますが、農業にするというと復興のいろいろな政策ができる面がありますね。農業以外だと今項目がないような話だったんですが、そうしますと、今当面、いろいろな管理面が出てくると思います。3点目ですが、今後どのように管理していくのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)今後どういう方向でこの土地利用を進めるかということによって管理の形態も変わってくるというふうに思っておりますけれども、農業以外で活用ということを考えた場合には、復興交付金で公園化するというような方向もあったわけですけれども、これに関しましては復興交付金、要するに千年希望の丘での公園化ということですけれども、予算化していただけなかったので、一部しか現時点では予算化されていないという状況であります。こういうことから、市としましては土地を購入するということは現時点ではできないということでございまして、ということになりますと農地として復旧するという方向がまず検討すべきだろうというふうには考えているところでございます。その際には、現在、生産組織が法人化して立ち上っておりますので、個人での管理だけでなくてそういった組織に管理していただくというのも検討方向かなというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)それで、今後、農地を管理するにも面積が膨大であります。それで私が心配しているのは、今から例えば秋になれば本当にそのままの草がそのままの枯れ木になりまして、いろいろな乾燥の草になって、そういうふうな問題もありますし、そしてまた、そのまま放置しますと夏場には本当に草が1メーター、2メーターと茂ります。そうしますと余計にどうしようもない状態になると思います。何年か過ぎると、それがまた大変な面が出てくると思います。そうしますと、例えば農地にという方向でなれば、今法人化とかそういう人たちが懸命にやっていただければなというふうな考えでいると思います。
貞山堀の西側については田んぼ、大型圃場ということになりました。それで、この2年間、いろいろと復旧のために施策がありまして、今まで水田に復旧するということで瓦れきの処理とか草刈りとか、いろいろな防御をしてきましたので、その辺の施策、例えばそういう施策があれば、そのように今考えられるのは海岸の法人化の皆さんがそれを手でやっていただけるかという問題が出てくると思います。そうした場合に、法人化の皆さんにそういう手当を出すという考えといいますか、項目的にはできるかどうかお伺いいたしたいんですが。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)生産組織の方々に管理していただくというふうにした場合にも、やはり経費がかかるわけですので、その負担はどうするのかという問題が出てくるわけでございます。それはこれから検討しなければならないというふうには思っておりますが、一つの選択として、新しく設置されます農地中間管理機構というようなものを活用するということも考えられるというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)まだまだ見えていない部分もありますし、やってみないとわからない部分がありますので、大変難しいと思います。ただ、まだまだここの地区にいる地権者の皆さんは本当に足踏みが、まだ足音が進んでいないといいますか、まだよちよち歩きの状態でございますから、いろいろな面で、経済的にも大変な苦労をなさっていると思いますので、その辺はいろいろな施策でお願いしたいと思います。今までもいろいろ苦労なさっていまして、金銭的にも半分の収入しかないとかいろいろなことを言われておりますので、実態、私は把握しておりませんが、海岸の人は本当に苦労しているというのはわかります。その辺でいろいろな施策をお願いしたいと思います。 それで、4点目に移ります。
震災復興交付金の申請には期限があるので、方向づけを決めなければいけない。どのように考えていくのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)農地として復旧させるという場合には、農地災害復旧事業という災害復旧の予算で対応するということになります。農地以外に利用するという場合には、震災復興交付金事業などを活用するということになりますけれども、先ほども申し上げましたけれども、震災復興交付金事業のメニューの中には現時点で活用できそうなものがないという現状であります。いずれの事業を活用するにしても、期限が平成27年度までというふうになっておりますので、早急に農地復旧も含めまして方向性を検討していきたいというふうに思います。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)そのとおりですね。27年度で本当に後ろが決まっております。私が心配しているのは、ことしになって、26、27年ですから本当にあと2年余りしかないということですから、方向づけを目の前にしなければいけないという本当にジレンマもあります。実際はでも、農地にやる人が今6名の方ですか、そのほかの人は農地以外のことを考えているということです。農地以外にしても、災害復興のメニューにはまだないということですから、その辺もまだ市長も悩んでいるところだと思いますが、2つあるうち1つしか選ばれないということもありますし、ただ1つは全部農地なので、ここは農地でないとか、ここは農地にいこうとか、そういうふうな区別といいますか、今言っている私が、55ヘクタールが農地であるのを全部変えるのを災害復興交付金の中に入れるのか、農地だけにできるのか、この区別は55ヘクタールは別々だと思うんですが、その辺はどういうふうに考えていますか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)農地を復旧させるというふうな場合、先ほど申し上げたように、管理耕作していただく人の問題ということがありますし、そういったことを検討しなければならないわけですが、一概に貞山堀東地区ということではなくて、それぞれの地区地区で事情、それから現状というものもありますので、違いがありますので、その地区地区ごとに検討していかなければならないのかなというふうには思っております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)そのとおりだと思いますね。場所によって、例えば私が見る限りでは、相野釜地区の22ヘクタールなんですが、その辺は千年希望の丘があったり、メモリアルパークの接するところもありまして、どちらかというと畑に近いといいますか、そういうふうな地区であります。あと一部水田というのはありますが、そういう感じで私は受けとめております。ましてや、二野倉、長谷釜地区の南側についてはどちらかというと湿地帯でございまして、取り組みの中身が違ってくるなと私は思っております。当然、農地としてどちらかはやったとしても、メニューが畑にするのか水田にするのかで違ってきます。例えば、私としては相野釜地区については畑といいますか、そちらのほうに近いのかなと。とすれば、そこにいろいろな畑のメニューといいますか、それとも復旧して、今、部長が言いました災害復興交付金を利用していろいろな活用ができるのかなと。一つにしては、例えばですが、22ヘクタールについて、ヒマワリの畑をつくるか、それともコスモスの畑をつくるか、ラベンダーの畑をつくるか、そういうふうな畑作ができるのかなと。ただ、それを管理するいろいろな生産といいますか、利益を生まないといけないので、その辺は難しいと思うんですが、例えばそういう施策も一つはできます。そして、長谷釜地区の20ヘクタールについてはどちらかというと湿地帯なものですから、その辺については治水あるいは環境保全の地区というふうな感じで私は捉えているんですが、そうすると、あえてそこに農地として復旧しても大変費用がかかるというふうに考えれば、自然をそのまま残した形で、自然の治水対策のほうにしていくべきではないかというふうに私は思います。ですから、メニューが地区地区によって違うと私は思います。そういったことで、そういうような考えで私はあるんですが、もう一歩進んだ課題としてそういうふうな捉え方としてどういうふうに考えていますか、お伺いいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)それぞれの地域の特徴をまず把握しまして、そして地権者の方、それから耕作者の方、地域の方といろいろお話をしながらその辺は方向づけしていかなければならないというふうには思っております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)私、先日、玉浦町内会の皆さんと玉浦地区の議員の皆さんで山元町の震災復興住宅の視察に行きました。それで、山元町も進んで、災害公営住宅を見てきました。
その意見交換の中で、山元町は早くつくったというものもありますが、そのほかにどういう問題点がありますかと私聞きました。そうしたら、山元町は県南の湘南と言われたほど暖かい温暖な気候だといううたい文句で、実は海岸の地区に別荘というのがあるんです。この別荘がどうにも土地を買うわけにもいかないし農地にもできないし、いろいろな問題があってそのまま宙に浮いているということを聞きました。岩沼にも同じように、どちらにも動かない土地がありますよということを私も言いました。それで、市長が大変、震災で先頭を切ってやっていることは皆さんわかっていますし、私らも本当に大変苦労しているなと思います。そういった中で、隣の町も隣の市もいろいろなことで悩んでおります。当然岩沼が先行していますから、そういう問題も最初にぶつかります。そういったことで、今、山元町の例を言いましたが、本当にその土地がどっちにも動かないんですよ。別荘にするわけにはいかないんです、今から。海岸の地区ですからいろいろな問題が出てきます。そういったことで、本当にここから市長の出番だなと私は思います。本当に難しいのが残ってきます。そういったことで、ほかの市町村と連携してやる必要があると思います。市長、その辺、連携はどのように今から考えていくのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)この問題は、市長の出番はもうほとんど終わったんじゃないかなと実は思っております。
そこで、連携という話ですが、当然被災地全体として共通の課題があると、こういうことにつきましては何度か県のほうで市町村長会議等を開いていただいて、その中で意見を出し合うということでありますし、また県南サミットで4市9町そろうわけでありますが、沿岸部2市2町の共通の課題等もある。こういう部分については知事にお話をしたり、去年の場合ですと、国のほうにじかに働きかけるということでやってきているわけであります。また、それぞれの地域のそれぞれの課題等がありますので、その特性に沿って対応しなければならないというふうに思っています。
一番いいのは、再利用が難しい部分については、できるだけ国のほうで買い取っていただければいいと、これは当初から考えてきたことではありますが、実際のところ制限もあります。これはあって当たり前のことかもしれません。できるだけ認めてもらいたいということで努力をしてまいりました。そしてまた、それがなかなか難しいという形の中で、例えば千年希望の丘をできるだけ認めてもらって、それで買い取りという手法とかいろいろ我々なりに工夫をしてきたわけでございますが、この部分につきましては、農地の災害復旧事業で行うか、あるいは復興交付金の事業で行うか、それぞれ有利な方向、そしてまた可能な方向ということで担当のほうで努力をしてきているわけであります。
なお、いろいろ課題等がありますが、まず地権者の皆さん方がどうお考えか、それに対して行政としてどういう支援ができるかということを一つ一つ精査をさせていただいて、また御意見等いただいて進めたいというふうに思っておりますが、なかなか正直、どう利用するかということは市としても苦慮しているところであります。 なお、例えば交付金でいけば期限があるわけでありますし、なかなかこういう部分については特例といっても相当厳しい状況がありますので、難しいことではありますが、また必要に応じて国・県に対してできるだけ意見を申し述べ、また何らかの支援策がないのかということについては絶えず研究・検討は進めていきたいというふうに思っておりますが、市民経済部長からお答えを申し上げたような状況が現状でありますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)大変本当に市長、難しいということでございます。本当に期限がないので、できれば26年度がもう始まりますので、その辺の前半戦で方向づけしないと時間的にできないのかなと私は思いますので、ぜひ早いいろいろな方向づけをお願いしたいと思います。
次に移ります。
高齢化社会に向けていろいろな課題があります。今までも市長が答弁しておりますように、65歳、70歳以上の方が本当に急激にふえるということでございます。私も22年3月のひとり暮らしの世帯がどれぐらいいるのかなと、25年3月までどのくらいなのかなと調べました。そうしまししたら、22年3月31日現在で1,006軒、ひとり暮らしがあると。それが25年3月では1,275軒、270軒ほどふえると。平均しますとこの3年間で約89軒のひとり暮らしがふえているという状態になります。
二人暮らしもデータがありましたので、二人暮らしも調べてみました。22年3月が1,163軒、それで25年3月では1,299軒。要は1年間に45軒ずつ老人世帯が、二人世帯がふえているということでございます。そうやってずっと調べてみますと、今、岩沼の世帯数が1万6,503軒ほどあると。今、ひとり暮らし、二人暮らしを合わせますと2,574軒。要は合わせますと15.6%という数字が出ました。要は6軒から7軒に1軒は老人世帯というふうになりました。これがまだまだふえるということでございます。
1点目でございますが、高齢者のひとり暮らし、二人暮らし世帯が増加している。定期的な在宅確認が必要と思うが、定期的訪問の見守りを関係機関と連携してはどうかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)人口の高齢化に伴いまして種々課題が出てきているわけであります。特に2015年から2025年の10カ年の予測ですと、御承知のとおり65歳以上の人と比べて75歳以上の人が倍ふえるというような状況でありまして、ただ単に65歳以上の人がふえるのではなくて、いわゆる後期高齢者の人がふえていく。それに伴って残念ながら認知症もふえるという予測になっていたりする中で、また、家族の構成もだんだん変わってきているということで、特にひとり暮らし、あるいは高齢夫婦だけの世帯というのがこれからもまたふえてくるという予測になっております。
その中で、例えば介護移住だとか、あるいは老老介護だとかということで、いろいろ課題等が出てきているわけでございますが、まずはお一人で暮らしている方、あるいは夫婦の高齢世帯の人たちに対してまず見守るということは非常に大きいことなのかな。市としてもいろいろ施策は講じてきているわけでございますが、なお手だては講じていかなければならないと。その必要性については重々感じているわけでございます。
健康福祉部長から具体的にお答えいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)高齢者の見守りにつきましては、日ごろから地域包括支援センター並びに民生児童委員による定期的な見守り活動を行っていただいております。
また、平成25年1月でございますが、みやぎ生協と、高齢者見守りへの取り組みに関する協力協定を締結するとともに、昨年末でございますが、市内の新聞販売店やヤクルト販売所、それから東北電力、ガス販売店などの事業者に対しまして、高齢者等のお宅に異変があった場合には市に御連絡をいただくようお願いをしております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)生協と新聞等の皆さんにお願いしているということですね。それで、災害協定の中に、災害時における岩沼市内の郵便局または岩沼市内における赤いバイクの街角情報に関する協定というの災害時の協定を結んでおります。要は郵便局と結んでいるということでございますが、これは災害時だけでございまして、これが平成9年10月1日で協定を結んでおります。
そういった中で今後、今、私が数字を言いましたように7軒か6軒に1軒はもう老人世帯というふうに見れば、いろいろな情報を早く把握する必要があると思います。民生委員といっても、地区、1人がどれだけ見るというと、何百軒と見るか、その辺はありますし、いろいろな目で見るというのが必要だと思います。
それで、私がここで提案したいのは、見守り隊をいろいろと今後考えるべきではないかと思うんですが、そういう締結の今後の考えはないかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)これはせっかく御提案でありますし、また我々といたしましても郵便局との協定はぜひできればありがたいということでありますので、郵便局のほうの意向を伺いながら進めていきたいと。
ただ、実はこれまで郵便局は公共企業だったものが民間企業になるとか、経営・運営主体が大きく変わってきております。その中で、役割がある意味では変わってきた面もありますので、これまでとは違った形で民間企業としての公共性の高い郵便局とぜひ御協力をいただきたいということでありまして、進めていきたいと思います。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)ぜひお願いしたいと思いますし、あと、今まで見守り隊をお願いしているという部長の回答だったんですが、その辺も精査してお願いといいますか、もう少し進んだ形でいろいろな情報を本当に民生委員に伝えるとか、市にそういう情報をいただけるとか、そういうものが本当になければならないと私は思います。
それで、岩沼の玉浦西の集団移転についてはいろいろとメリットがあったなと私は思います。というのは、先ほど言いました山元町の災害公営住宅には、阪神大震災では優先的に老人とか障害者の方を入れたと。そうすると、高齢者だけが集まったという例があったので、いろいろな若い人と老人を入れてやってはということでした。孤独死をなるべくなくすということでございました。
玉浦西については、コミュニティーを基本にやっているということで、そういう孤独死はないとは思うんですが、その辺の見守り隊といいますか、その辺のことも考えて、今後もそういう見守り隊をお願いしたいと思います。 そういったことで、今後もいろいろな、先ほど部長が新聞やヤクルト屋さんにお願いしているという状態ですが、今後そういう民間の方にも、進め方としては一歩進んだ形の考えはないのかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)佐藤一郎議員には、岩沼の議員なので、岩沼の状況を十分踏まえていただいて、必ずしも今、取り上げていただいたところより岩沼のほうが対応がおくれているというのは全く思っておりませんので、正しく認識をしていただきたいのが1つであります。
それと、我々としては、コミュニティー単位というのは、全ての人たちがお互いに見守りをするとかいろいろなことで話を聞くという形で当初から避難所から進めてきたわけであります。そして実は、いろいろな手だてを講じるということは非常に大切なことであります。現に民生児童委員の方々にお願いして、それぞれ要援護といいますか、そういった方々については仕事の一環としても十分やっていただいておりますが、また行政のほうにもしっかり情報をいただきたいと。
ただ、いろいろ進めるに当たって、御承知のとおり守秘義務とかいろいろな問題等があるわけでございますが、岩沼なりに工夫をしてやっているわけでありまして、むしろいろいろな人たちということでは、お互いに地域ぐるみでそれぞれ見守るという表現は余りいいかどうかわかりませんけれども、やっぱりお互いに何かあったときには声をかけ合うという関係、そういうものが理想なので、むしろどこかの団体とか企業とかということは、それはそれでありがたいことではありますが、地域全体として取り組むのが一番いいなと。そういう意味では、玉浦西地区については、リーダーの方々を中心にそういうまちづくりを進めていただけると期待しておりますので、一郎議員からもぜひそういうことで具体的にお骨折りをいただいたら非常にありがたいと思います。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)玉浦西の集団移転についてはそういうふうに見守り隊といいますか、コミュニティーを中心ということは本当に正しいのかなと私は思いますし、そしておくれているとは私は言っておりませんので、進んでいるのは進んでくださいと言っております。
それで、次の項目に入りますが、市長が今言いましたように地域ぐるみでということでございます。それで、私は地域ぐるみで見るというのが本当の基本だと思います。
2点目でございますが、高齢者が集まる場所づくりを進めてはどうかお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)これも御提案をいただいておりますように、幾つになってもやはり集まるということは非常に重要だというふうに思っています。そういう意味では、岩沼全体として高齢者に特定せず、多くの市民の皆さん方が気軽に御利用できる施設がなければならないというふうに思っておりますが、いろいろ制約があったりして、これからの社会を見たときに、まだまだ岩沼全体として不足しているというふうに思いますので、こういう部分については次の総合計画の年次計画とかの中で、ただ、私としては余り高齢者とかそういう特定をしないで、地域の皆さん方がそれぞれ御利用できるような形で進めていけばありがたいのかなというふうに思っております。
その中で、例えば高齢者向けだという話になれば、これは一民議員から、100歳生きがいというようなことで施設づくりを考えたらいいのではないかという御提案をいただいているわけでございますが、岩沼としてはこれからそういう方向で進めていいのではないかというふうに思っております。
そこで、現在の高齢者の方々が集まるような場所等につきまして、健康福祉部長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)この件に関しましては、昨日も市長からお答えをさせていただいておりますが、高齢者が集まる場所といたしましては総合福祉センターや公民館がございます。また、市内3カ所にございます老人憩の家につきましては、高齢者の皆さんのレクリエーション等の場としても御利用いただいております。また、市内各地域、それからNPO法人等によります高齢者向けのサロン活動が展開されておりますので、その中で高齢者等が集い、楽しく過ごせる場となっておると理解しておりますので、これらに対しては市としても必要な支援を行ってまいります。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)市長が先ほど言いましたように、いわぬま未来構想づくりはコミュニティーづくりから重視していますと言っておりますように、それが基本だと私は思います。それで、今回答ありましたように、お茶飲みサロンというのが本当にうちの地区においてもいろいろな確認といいますか、老人の皆さんが集まって楽しく、月1回なんですが、集まっております。それを見ておりますと本当に元気だな、元気になるなと思っております。そういった形を本当に広くつくってほしいなと私も思います。そういった意味で、今言った公民館とか憩いの家とかというのは一部でございまして、できれば町内会の1つの地区、例えば行政区でもいいですが、その単位でそういう小さなお茶飲みのお友達でいいですから、そういうほうから進んでいってその地区全体といいますか、そういう参加者がいればいいのかなと私は思います。そういった形の考えを今から考えるといいますが、そういうふうな考えを進めてほしいんですが、そういう考えは市長、どのように考えていますか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)この関連では長田忠広議員からも小地域福祉ということでいろいろ御提案をいただいているわけでありますし、また今、佐藤一郎議員から御提案をいただいております。市ができるだけそういった場が設けられるように努力するということも一つでありますが、もう一方で地域の皆さん、ですからやっぱり朝日なんかは自主的にどんどんやられてすばらしいなというふうに思います。そういう部分について活動する場所とか、物によっては必要な経費とかも出てくるかもしれませんので、そういう部分については市として十分検討していかなければならないというふうに思っております。ですから、市でどんどん誘導するということも一つの方法ではありますが、やはり地域での盛り上がりとか地域の人たち、NPO含めていろいろな人たちにやっていただいたら非常にいいのかなと。そういう機運は醸成をしていかなければならないというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)はい。地域で本当にそういうふうに活動してほしいなと思います。
それと、先日、松田議員の回答で、利用可能な空き家といいますか、そういうのもやっぱり必要だなと私は思います。やっぱりいろいろな地区を見ても本当にもったいない空き家が出ております。大変な空き家もあるかもしれませんが、活用できるなというのは、今後そういうものも考えていく必要があると思います。ぜひその辺も含めてお願いしたいと思います。
次に移ります。
千寿荘の件でございますが、今までも回答が皆さん、市長から言われたとおり出ております。ただ、本当に思っていたのは、千寿荘という運営の中身が本当に公的にできるといいますか、できないのがいっぱいありまして、方向づけが本当に難しいということもわかります。
ただ、ここで私は思うのは、22年度に1万619人の人が利用しておりました。本当に集まって楽しいという利用をしていたなと私は思います。そういうのは大変難しいということでございますが、それで、最後になりますけれども、今までの市長の回答では、子供から老人まで集まる場所、26年度中に方向づけたいということを申し送りたいという回答でありました。ということは、触れ合いの場所づくりを考えるんだということでよろしいんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)いずれにしても、これからの社会を考えたとき、そして現実の状況を考えたとき、生きがいを持って幾つになっても生活していただく、そして社会参加の場だとか活動の場というのがより多く供給、提供されなければならないものだというふうに思っております。ですから、千寿荘という形での再建は難しい。しかし、何らかの対応はしなければならない。そういう部分については、いわぬま未来構想の中で位置づけが必要になってくるであろうと。それを26年度に検討するということであります。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)ぜひ検討を願いたいと思います。一日も早く、玉浦西に住む皆さんがお互いに見守り、安全・安心なまち、生きがいのまち岩沼を願い、一般質問を終わります。
○議長(高橋孝内)9番佐藤一郎議員の一般質問を終結いたします。
休憩をいたします。
再開は10時55分といたします。
午前10時46分休憩
午前10時55分再開
○議長(高橋孝内)休憩前に引き続き会議を開きます。
14番宍戸幸次議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
〔14番宍戸幸次議員発言席〕
○14番(宍戸幸次)改革・初心の宍戸幸次でございます。
通告しておりました新火葬場建設事業について質問をさせていただきます。
質問の中身に入る前に、ちょっとだけお話ししたいんですが、私もこの新火葬場については早く完成したほうがいいという一人ではありました。
去年の9月、市長からの報告があったときに、何事もなく順調に推移していると私はお聞きしたわけです。その上に立って、教育民生部会においても現場確認をし、そこまではよかったんです。その後、私のほうに相談の手紙がありました。手紙の内容を見ていくと、最初は目を疑いました。疑ったというのは、内容が本当でないなという部分。手紙だけを信ずるわけにいきませんから、私は直接出向いてその人から今度聞きました。聞くと、それもまた耳を疑ってしまったなと。現実そうです。それから、やはり相談を受けたわけですから、その内容に沿って私としてできることは何かと。その上に立ってずんずん調べていくと、いろいろな問題点にひっかかりました。そういうことを踏まえて、いろいろ今回の質問というふうに相なったわけですが、それで、実はきのう、ある議員の市長の答弁の中に少数意見というか、反対者があった場合は真摯に受けとめて、誠意を持って対処するよというお話があったし、それから上のそらの○○議員、そんなちょっと奇抜さのある市長からの言葉もあったんですが、私も上のそらでこの問題は処理できないという一人でもありますから、しっかり質問した上で、市長からも明確な回答をいただきたいなと、こういうふうに思っているわけでございます。
それで、この火葬場は、多くの市民が終焉を迎える場所だということは誰もが知っているとおりです。ですから、早く完成してほしいという、その一面の中にやはりいろいろなふさわしいような建物もということにあるわけです。そういうことから踏まえて、何点か質問していきますので、よろしくお願いします。
まず1点目は、1番目の建設候補地についての中の(1)、公募制を採用した理由については何かということについてですが。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)まず我々は、いろいろ事業を進める中におきましては間違いのない、そして将来に決して禍根を残さないような形でぜひ進めていきたいと。そして可能な限り全ての皆さん方の御理解をいただけるようにということで努力をしていきたいと基本的には思っております。
そこで、公募制を採用した理由ということでございますが、新火葬場用地につきましては、まず1つは、市有地で適地がなかったということであります。したがいまして、民有地から選定をするということになりましたので、まず火葬場用地を提供していただける地区を募集したということであります。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)公募制の捉え方については、行政側のほうにおけるいわゆる地域の同意、あるいは地権者の同意、そういった類いのものが省けてスムーズに仕事が進むであろうという一面もあると思うんです。市長は、今、市有地がなくて、民有地を買収せざるを得ないというようなお話、それは当然ですよね、市有地がないんですから。ただ、その場合、私も何年か買収に携わって常に思っていたことは、やはり買収を伴う公共事業の3大要素といいますか、1つにはまず地権者の同意であると。2つ目は、その建物によるんですが、地域に住む方々の同意は絶対不可欠であると。さらには、その建物の利用しやすさを考えるために多くの市民から声を聞くという、その3つがクリアできると大体事業はほとんどスタートできると、そういうことの話を私は聞いております。
今回は民有地を買収するということなわけですから、その買収に当たっても公募制ということで出されれば、やはり市のほうもとんとん拍子にいくのかなと、こう私も見ていたんですが、それも先ほどもお話ししたんですが、去年の9月議会ですね、市長の報告で大体よかったなという一面ははあったんですが、でもその後の話なんですね。この公募制の趣旨はわかりました。
次なんですが、候補地の選定要件はどうなのかという内容なんですが、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)市民経済部長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)選定要件としましては、まず1つ目、幹線道路から容易に直接進入できること。2つ目、周囲に緩衝緑地帯を設けることができ、静寂感を確保できること。3つ目、市街地及び将来の市街地から離れた場所であること。4つ目、周辺に学校・病院・都市公園がないこと。5つ目として、インフラ整備に大規模な造成工事が必要でないことなどということとしております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)最も大事なのが今抜けてしまったように私、見たんですが。私が一番聞きたいところはその下だったんです。6番目、埋蔵文化財でないこと。7番目、住民の合意形成が可能な土地であること。8番目、災害時においての施設としての機能が失われない区域であること。9番目、地すべり氾濫区域、傾斜地崩落危険区域等ではなくと、ここまでの9項目あったんです。全部お聞きします。
7番目の住民の合意形成、この合意形成なんですが、実際にはこれに申請されたのは新火葬場建設候補地の応募についてということで、町内会長、地権者代表の方が連名で押印をして提出しています。それに加えて、地権者一覧表も添えています。そこなんですが、例えば住民の合意形成をということに捉えた場合、町内会長がここに申請はしているんだけれども、町内会における賛成多数で決まったことが住民の合意形成とみなし得るのかという問題なんです。ここのところはどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)住民の合意形成が可能な土地であるからこそ、公募でそれぞれの町内で状況を踏まえて応募をしていただくということでありまして、我々は建設候補地について公募していただいたということになります。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)つまり、それを言いかえれば住民の合意、これはとりわけそこに施設を建てようとする地域の人に当たっては100%同意があって初めてその建設がなされるものと、そう理解していいんですか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)我々は候補地をまず選んでいただくと。ですから、公募いただいた、その中で例えばここだということで絞って、その中で例えば土質の調査とかいろいろあります。そしてまた、おおよそ公募でいただいて、この地域だということはわかりますが、実際にどのような施設をつくっていくかということで面積も変わってくる、あるいは地域の状況において変わってくる。ですから、まず候補地である程度いろいろと調査をした上で、正式にここのところについてはぜひ御協力をいただきたい。ですから、また改めて地権者の皆さんにお話をし、当然のことながら周囲の御理解をいただかなければなりませんので、そういう部分についても説明を申し上げたいということであります。まず第1段階として、候補地を選定するという作業を進めていることであります。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)順序的には私も理解するんです。ただ、ここで言う合意形成が可能なということは、あえて私が聞くのはやはり絞られて、その後において隣接関係者は100%同意を意味している合意形成を言っているんですかということをちょっとお聞きしたいんです。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、我々としては、候補地につきましては地域の町内の代表者、そしてまた予定、ここのところだったらというところの地権者の代表の方について、まずこちらのほうで公募という形で出していただく。そこで我々としては幾つか専門的な知見もいただきながら選ぶと。その中で、ここだというときになれば、今申し上げましたように地質調査からいろいろさせていただいて、この部分が最終的に適地だということになれば、それは説明会をし、またその人たちについて合意をいただく。当然のことながら、地権者全員の御理解をいただかなければ進めることはできませんので、まず今の段階としては候補地の選定だということでありまして、最終的に決定については、当然地域の皆さん方の御理解をいただかなければ進められないことだというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)では、次なんですが、9番目。(「3番目」の声あり)あのね、私の質問しているのは選定要件の9番目と言っているんですから、そんなこと言わないでくださいよ。
9番目、地すべり氾濫区域、そこに急傾斜地崩落危険箇所とあるんですが、これ「等」となってるんですよね。つまり、これには恐らく似通ったような、危険のような状態も加味している言葉なのかなと私は思ったんです。つまり去年の勤労ホームで西地区の説明会があったんですよ、災害関係について。そのときいただいたんですし、書類。その書類を見るといろいろ山腹崩壊とか土石流危険渓流区域、地すべり危険箇所云々、それがつぶさに細かく記されているんです。これを見ていくと、この地形の中に山腹崩壊危険箇所というのが実はあるんですが、ここで言う危険箇所等の「等」にこれも含むかどうか。どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)この部分につきましては、役所内部の検討委員会の委員長である副市長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)候補の選定に当たり重要な項目だと我々も認識しておりまして、危険箇所の特定をすべく民間に委託をさせていただきました。実際にその話を聞きまして、そういう跡が見えるというところでこの提案された候補地についてはそういう意見をいただきましたが、議員おっしゃっているのは、そういう危険箇所の地域に入るんじゃないかというような、説明会でそういう話になったと受けとめましたが、この地域は入っておりません。ただし、前段申し上げましたように、ここには崩落した形跡があるというような指摘をコンサルのほうから受けまして、じかに度合いを聞かせていただきまして、これは十分建築が可能だというようなところで判断をして候補地にさせていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これは後でもちょっと触れるわけなんですが、崩落危険箇所、そのほか山腹とかそういう危険箇所は除くということで前段言っているんですよね。いいのは、津波とか大雨による被害の危険性が少ない区域であればそれはいいんだという表現の中で、ここで要件の中にうたっているんです。ですから、私があえて聞いたのは、山腹崩壊危険箇所というのは、この図面の中にもありますし、その上の山にもいろいろな規制の土石流危険渓流とか危険区域という指定があるんですよ。だから、こうなってくると、後から言う話と整合性をとるんですが、この危険箇所という中にはっきり位置づけされていれば最初から外さざるを得なかったのかなと、こう思ったものですから、あえて聞きません。でも、ここは今の理由で一応わかりました。後でまた触れます。
次なんですが、候補地の応募方法はどのような内容だったかお聞きします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)応募に当たりましては、町内会長及び地権者代表の連名で行って、火葬場設置について基本的に了解を得ていることと地権者名、地番面積等がわかる書類を提出していただきたいということにしております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これを単純に理解すればそのとおりなんですが、問題なのは、ここの連名まではいいんですよ。町内会長と地権者代表の連名、そこに添付書類、地権者名簿、地番、面積等がわかるものを添付しなさい。つまり、ここに括弧書きで書かれている設置について基本的に了解を得ていること。この括弧書きというのは、地権者、地番から拾う地権者、その方々が了解を得ているのかという内容で見ているのかなと私なりには理解したんです。これはどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)地権者全員の了解を得てもらうという意味ではございません。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ならば、どういう内容なんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)地区として応募いただくということに関して了解を得ているということです。申請者個人の判断ではなくてということでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これは後でまた触れます。
じゃ(4)番に行きますね。
この応募がまずありました。応募があったということに対して、内部的には当然いろいろ書類の不備等がないかどうかはチェックするはずですよね。加えて、その中身にちょっと不自然さがあるかどうかもあわせてやったんだろうとは思うんですが、どの程度までのチェックをされたか、お願いします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)応募いただいた時点で必要な関係書類が具備されているかどうかの確認を行っております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)それは当然だと思いますね。それを聞いた上でなんですが、今度は(5)番に行きますよ。応募のあった志賀下塩ノ入地区を適地として最終判断したことかということなんですが、これについてお伺いしたいんですが。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)庁内に検討委員会をつくりまして、4カ所提案ありました中から候補地1つを選択したということで判断をさせていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)この選定に当たって、25年6月、第2回定例会の市長の市政報告の中においては、「現地調査を実施して、候補地を絞り、さらに地質及び地盤状況を確認するためボーリング調査を行った上で最終的に決める」という報告がありました。そして、9月の市長の報告の中に、これは市政報告ではなかったわけですが、これは検討委員会から、間違ったら訂正しますが、9月11日に提出があって、9月12日に市長からあえてこの報告があったと。これを見ると、もちろん専門家による評価、これは4カ所の評価のことをやっていると思います。それから、加えて実施した地形・地質調査をもとに総合的に検討した結果ここに決定したということですよね。これを見ると、もう既に最終段階の適地であるという判断をしましたというふうに私は理解するんですが、このとおりなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)4カ所のうちからですね、どうしても適地かどうかはわからないんですけれども、候補地としては選ぶ作業があったわけで、4カ所の中から1カ所を選んで、次にいろいろなさまざまな調査をしていって、最終的にどうなのかという判断のもとに、まずは4カ所から1カ所を選定したという報告を出させていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)1カ所に絞ったというのはわかるんですが、ここなんですよ。地形・地質調査をもとに適地であると判断した。つまり適地調査、地質調査。この地質調査というのは、私はボーリング調査という意味にも理解することもできるんですが、いろいろ聞くと、やぐらを組んでボーリング調査するやり方もあるし、場合によったら簡易に、1メートル、2メートルぐらいはやぐらを使わずに調べる調査もあるということを聞いたんです。ここは地質調査ということを言っているんですが、現実どんな調査なのか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)当初ボーリング調査ということを考えておりましたが、業者に相談した結果、そこまでやらなくても判定できるということで地形・地質調査にとどめております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)専門の業者がそう言ったかもしれませんけれども、一般的にああいう火葬場のような本当に強固な建物を建てようとする場所に当たって、ボーリング調査をしないで云々というのは私は考えられないんですが、その程度でよろしいんでしょうかね。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)今回、候補地と選びました、推薦いただいた土地は約3万5,000平米の面積がございます。その中から適地というか、建てる位置とかその中から決定する必要があるので、これからいろいろ場所を特定しながらさらに詳しく調査をしていくという段階でございまして、ここ3万5,000全部がその対象ではないというところを御理解いただければと思います。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ということは、3万5,000の先に応募のあった土地でまず場所を選んだと。次に、今度は正式な地質調査を踏まえて最終決定すると、そういうことなんですね。そうすると、予算のことは後でまた言うんですが、例えばボーリング調査は実際していなかったと。それで、今後は基本設計と地元への説明を行い云々という市長の答弁もあったんです。答弁というよりも報告があったんです。この基本設計というのはこれからの話なんですか、それとももう進行しているんでしょうか。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)まずもって町内にこれからつくる施設の御説明を申し上げて、具体的な設計に入っていくと。これからでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)今の話を聞くと、まだ内部的な話にまではいってないという状況の姿ですよね。じゃそこは聞いておいて、一応わかりましたけれども。
実はここの今、副市長がお話しした1万2,000かなんかわかりませんけれども、予定面積8,000から1万2,000を将来の火葬場用地にするという大前提の中で応募してくださいというお話がありましたよね。それで、この応募について、まだ決定していないという話でした。
それで、実は相談者からこんなことも聞いているんですよ。昨年の暮れなんですが、相談者のうちにある方が来て、○○さんと言いますからね、○○さんちは本当の地権者じゃないから名前を消せばいいんでしょうと。それを聞かされたときに本人は、最初は全然わからないままに一応名簿に入っていました。そして突然この話を受けました。何が何だかわからないんですと。つまり、本当の地権者ではないからと言われれば、じゃ、もう既にある一部の方はこの土地なのかと、決まっていた話に私は見受けるんですが、今、私が言ったことに対して、それはうそだろうという見方も抱くかもしれませんけれども、私はこれ、本人から聞かされたからあえて言わせてもらうんだけれども、でもこう言われちゃうと、もう既にこの時点では1万2,000平米何がしの予定というのは決まっていたのかなと、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)前段申し上げましたが、今回推薦いただいた土地は3万5,000平米ありました。我々が求めている面積は、説明会では申し上げましたが、8,000平米から1万2,000平米でございます。そこをどうしても今後詰める必要があるわけですけれども、そのためには地質とか地形とか、さまざまな部分でその中に入り得るかどうかをさらに調査すると。そのために地元に入って説明会をやらせていただきました。その時点でいろいろ御意見をいただいたわけですが、それらも踏まえてこれから御理解を求めていくという作業に入っていくわけです。ですから、面積そのものがもう既に決まって、場所も決まっていたというお話ではございません。エリアどりとしては大体ここだということで御推薦いただいておりますので、その中を対象に検討させていただくということです。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)もう一回、大事なことなので復習しておこうと思いますが、3万5,000平米の場所は特定したけれども、その8,000ないし1万2,000はまだ決めていない。そのとおりでいいですね。はい、わかりました。 次に6番目、地元説明会の実態についてなんですが、どのようになっているかお伺いします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)平成25年11月25日に、志賀地区の集会所におきまして、地区住民の皆さんを対象に候補地選定の経緯、施設の概要等について説明を行っております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)問題は、その説明会の内容だと思います。私が聞かされたのは、実は相談者がこの席に行ったときに──ちょっと読み上げますね。市役所から4人ぐらいだったと思うんですが、ということで出席されて、それでそのとき関係者の方が手を挙げて、予定地に決定したと今言いましたが、これは決定ですかと聞いたと。うちは寝耳に水の話なんですと、そう意見したと。そうしたら市役所のほうから「同意を得たものと思い、説明に来ましたが、まだまとまっていないようなので、この会合と趣旨は違いますが、町内で話をしては」という提案を逆にされたと。市はいいことを言ったなとは思いますよ。押し切るわけにいきませんからね。そういう状況の流れがあるんです。だから、一部の人は知っているかもしれないけれども、知らない人は全く知らない状態で来ているのかなと。だから、今の説明会は9月以降、最初に開かれた説明会。でも、この説明会というのは地元主催の説明会なのか、市役所から説明会を要請した説明なのか、それはどっちだったんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)市主催であります。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)市主催で、口頭でお知らせするようになっているんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)町内会を通して周知をしていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)町内会からもいいんでしょうけれども、私なりに言えば、こういう類いについては、市長名で説明会を持つということの形であれば、やはり紙代もばかにならないかもしれませんが、第1回目だと思うし、だとするならば正式な書面で御案内するというのも筋だったのではなかろうかなと。要するに、電話で町内会の方から、いつ、それ、何時って、それはそれでいいかもしれません。口頭だって書面だって内容さえわかればいいんだ。だけれども、これは初めてなわけでしょう。じゃ今後も説明会を開く予定にあるようですけれども、こういうやり方でやるでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)岩沼市では通常、大体こういう部分についての説明会については町内会長さんにお願いをしているということが通例であります。法令に基づいて、公聴会とかそういうものについては広く周知徹底しなければならないということでありますので、それと違う形で対応しています。でも、今回いろいろ御意見をいただいておりますので、次の場におきましては関係の皆さん方に全て御案内が行き届くように市としても努力をしていきたいというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)通常は町内会ということのやり方もあるんでしょうけれども、やっぱりこういう大事な説明会を持つときは、せめてこの1戸1戸に文書をお上げして、そして周知を図るというのが私はやっぱり最低限じゃないかなと、こう思うんです。今後についてはそうしてほしいということをまず申しておきます。
じゃ7番目、これについてはいろいろ話をずっと聞いていた中で、24年10月29日に正式にこの応募があったわけです。これは関係者から情報開示とったやつを私もいただいているんですが、これは10月29日にあって、そして実際、その説明会は去年の11月25日が初めて。その間、1年何がし空白があったと。しかし、この相談者はその間にいろいろあったみたいですね。いろいろな人がうちに来たり、逆にまた行って聞いたり、地元の有力者が来たりということがあったみたいです。そのときに、その話があるたびに、本当に全然わからないことがあったり、あとどっちが正しいんだかわからない。つまり、この話を聞いたら、町内会だ、町内会のほうに行けば誰々さんだ、誰を信じたらいいかわからないんですよと、そういう実態があるということが現実私も目の当たりにしまして、だからここで本当に24年ですからね、24年10月29日の書類そのものが、私は本当に私文書の中においてもやはりちょっと疑いを抱くという気持ちがあるんです。本人も、なして、私は同意していないんですよと、そう言っているんですから。しかも10月29日のこの応募についてはこういう文面のくだりですから。町内会及び関係地権者から合意を得たことからこれを応募しますって、その文面を出しているんですから、誰が見たって、少なくともこの地権者の皆さんから合意を得て出したというふうに理解するほかないんじゃないですか。だから私が疑いを抱くというのはここにあるんです。この文面が合意を得たとかと書かっていなければ、それは疑いしないかもしれません。途中の段階の話として受けとめるのは受けとめられます、さっき言ったようにね。だけれども、最初からはっきりうたってるんですよね。町内会及び関係地権者から合意を得たと、ここまではっきりした文面で出されているのに、地権者もしくは、地権者でなくなる可能性もあるんでしょうけれども、地区住民の方が同意していないという事実がある以上、何かしら疑いを持つというのは当然ではなかろうかと思います。その件については、市のほうではどのように果たして受けとめたのかなと。どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)候補地として応募をいただくに当たっては、地権者及び地区住民の全員の同意を必要としているということではありません。岩沼市としては一応町内会長さん、あるいは関係の地権者の代表の方に応募をしていただくということでありまして、その前の公募の段階においてもこういうふうな手続をとってきているわけであります。したがいまして、特に我々としてはどうこうということは思っておりませんが、その後、いろいろと御意見いただいているわけでありますので、こういう部分については真摯に対応しなければならない。
ただ、あとはこういう事業は地域の皆さん方の理解がなければ進められないということですので、冒頭申し上げましたように、公募をとって、町内会ごとにぜひ応募をしていただきたいということでこれまでも進めてきたわけでございます。そういう中で、それぞれ町内の皆さん方が話し合いをしたり、場合によっては町内会のお世話役の人たちがそれぞれ御意見を伺うとか、そういうことについてはやっていただいているというふうに推察していますので、大変ありがたいことだというふうに思っております。
ただ、我々といたしましては、まず候補地ということでございますので、この部分については手続的に特に問題はないと。ただ、今後具体的に進めるに当たりましては、大体場所の確定とかなんか進んでまいりますので、その中では地権者の皆さんとかあるいは周囲の皆さん方の御理解をいただかなければならない。だからこそ、町内会で御協力をいただきたいということで進めてきているわけでありますので、より多くの皆さん方の御理解が進むように、本格的に取り組むに当たっては努力をしていきたいというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)執行部の立場からは、そういう回答は当然かと思うんですが、しかしながら、関係者にとったらこの文面の3行の中に大事なことが入っているわけですから、簡単に、今市長が言うような内容で「ああ、そうですか」というふうな事案ではないと思うんです。だったら、何でここのところ、「合意を得たことから」なんていう文面にしないで、とりあえずは町内会とか地権者代表から云々とかと直せばいいこと。みんな勘違いしますよ、これじゃ。関係地権者から合意を得たとなれば。そのために関係地権者の一覧表添付と、こうなっているんですから、誰だってそう理解しますよ。だから私は本当に、ストレートに受けとめられないなという疑いの中でやっているんですよ。この件は後でまた、別の角度になると思いますけれども。
私は、ですから、こういうこと一つとっても、公共の事業は公平を旨として進める大前提がある以上、こうした文面一つにしてもおろそかにできないし、やはり誠意を持った対応ということから始まらないと、こじれてしまうんですよ、用地買収は特にね。ある意味ではここからスタートしているんですから、いろいろなこじれたのがね。もっと内容がしっかりしていればならなかったかもしれませんよと、私からの見方ではね。
それから、直接はこの質問ではなかったんですが、関連することで許されれば、情報開示した書類が黒塗り、実はあるんです。これというのは、町内会長は黒塗りではなかったんですが、地権者代表とかここのところ黒塗りにしたというわけはどういうことか。差し支えなかったらでいいです。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)今回、応募していただけたほかの地区の問題もございますので、それらについては開示をしないということで決定をさせてもらいました。関係するところはお見せ、ここは隠さないんですが、それ以外についてはいろいろ影響が出ますので、そういうことで黒塗りにさせていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)私は、地権者代表の方があえて2人の連名ということで出ていましたから、どうせ出すんだったら、せめてこの部分まで黒塗りをしないで、町内会長だってちゃんとコピーしているんですから、あえて何かあるのかなと、こう思ったわけです。これは地権者が黒塗りというのは何か特別な情報公開の中に触れるからということなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、個人情報を保護しなければならないという大前提がありますので、こういう部分については開示できないということは、これまでも情報公開の中ではそういう対応してきておりまして、今回が特にどうこうということはありません。
ただ、文章については、役所のほうで用意したものについていろいろ理解の支障が出てくるという御指摘もいただいておりますので、こういう部分については市としても今後市で応募いただくにしても、いろいろな書類等につきましても理解がさまざまになるような形、内容が十分把握できないような文章についてはしっかり対応するように努力をしていきたいというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)じゃ、大きい項目2番目に入ります。新火葬場建設用地適地調査の評価結果についてであります。
(1)応募のあった4カ所の内容チェックはどのように行われたかお伺いします。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)チェック内容ということでございますが、我々の持っている知見、それから法的なもの、それから規制がございますので、そういったさまざまな部分についてはやっぱり専門家に任せると、専門家の意見を公平に評価していただくという意味で検討委員会の中で検討できるような内容に評価結果を出していただいて、それで総合的に判断をさせていただきました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)当然、コンサルにお願いしたこの4項目の評価ですから、それはそれでこれが間違っている云々じゃなくて、私はこれに基づいて次々、今説明、お聞きしますけれども、要するに(2)の評価内容、評価点数に疑いがあるというのは、実は私自身がこの開示した書類に目を通して、現場にも3回行きました。それらを踏まえて、実際ここに記載されている表現とちょっと食い違いがあるんではないかなと私なりに思ったものですから、行政の立場でも、よこされた評価内容あるいは評価点数、そういうものについてもしっかりチェックされたんだろうというふうに1番で聞いたわけです。ここのところの疑いがあるということを私が勝手に疑っていると言われればそれまでだけれども、でも、私なりにはそういうところが数点ありましたから、この点について詳細に説明してほしいんですが。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)評価項目として大きくは4つございます。1つは、地形、地質、地番、環境条件などの立地特性。2つ目としましては、現況の土地利用などの土地利用特性。3つ目が、都市施設、関連施設との位置関係と。そして4つ目が、事業の実現性ということになっております。これらの評価点の合計が最も高かったということで、志賀下塩ノ入地区が選定されたということでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)最終決定は点数が高かったからということではないと私は思うんですけれども、やはり評価した上で点数が高かったところの順位の中でたまたまこれがいいという判断をしたということ。点数だけがこの基準ではなかったと私は思うんです。
そこで、若干中身についてどのように行政内部で調べたかをお聞きしたいんです。
まず、1の立地特性の(2)の地形の中で、例えばこの地形はなだらかな地形で、勾配は5%前後と。これは専門の立場からいろいろ調査した内容だと思いますよ。この5%というのは、私ら現場に行くと、県道から農地100メートルまでは5%です。しかし、そこからまた奥に150メートルぐらいこの計画地はあるんです。その計画地の奥まで、高さ高低をはかると5%というと100メートル行って5メートルですから、ところが現実調べると10メートルぐらいあったんです。だからこの5%というのは、どういう状況での5%を言ったのか、役所の内部ではどのように見たか、ちょっとお伺いします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)評価につきましては、専門にお願いをして、そこで出されたものでありまして、その中で今御指摘をいただいておりますように地形的にはなだらかな地形であり、勾配は5%前後であるということでありまして、我々が具体的にその部分について正しいかどうかということについてはなかなか判断できない。
そして、今回求めているのは、4カ所公募をいただいたうちで、どこがまず候補地としていいのかということで、その判断の材料の一つとして、今回のは地形とかそういうことで評価をいただいたということでありますので、トータルとして候補地を決めたわけでありまして、確かに御指摘をいただけば、個々のことについては疑問が残るところがあるかもしれませんが、トータルとしてまず適地。ですから、何度も言っておりますが、候補地としてこれから具体的に地質から何から調べてどの部分。ですから、建物が建つとすれば、そこの強度がどうだとかということをどんどんこれから調べていく。そういう中では一切疑問がないような形で当然調査を行って、そこで場所が決定していくというふうに思っておりますので、今回の部分については、特に5%がどうなのかということについては、我々は知る由もないということも御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これを踏まえて最終的に4カ所のうち1カ所を選定したということを言っているわけですから、つまりこの中身を精査した上に立って候補地を絞ったということですから、絞るにはこういう中身も調査した、私はそういうことの前提で言っているわけです。
例えば今の5%はどこだか特定できないのはしようがないにしても、次の問題の、ここは現況土地利用の中で、ここでは山林が中心で、農地が一部民家があり、そして農地が農振地域の農用地指定となっているという、この表現があったんですが、私がこれを全部調べたんですよ。そうしたら、農地とか山林の面積区分というのは現況で捉えた場合、山林は全体の24%ですよ。農地が逆に63%なんです。つまりこの表現から言うと、山林が中心でという表現から始まっているところに、私は山林が真ん中にあるとか端にあるとか、そういう中心のことを言っているんじゃなくて、面積要件のことを言っているんだなと思ったんですよ。だとすれば、農地が63%もあるのに山林が中心でと書かれているから、果たしてどういう見方をしたのかなと思うんですが、これについては内部でどのように見ましたか。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)ただいまいろいろ御指摘いただきましたが、現況と地籍と、いろいろ見方が違うかと思いますが、現況でいけばほとんど農地という形になろうかと思います。それらの評価上、山林と農地の違いでどのように点数が違うのかというような話になりますが、それについてはほぼ同様に見ております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これはちょっと私も今の答え、理解できないんですが、問題は……
○議長(高橋孝内)静粛に願います。
○14番(宍戸幸次)この表現の中で、やはり地元の人たちにとっては、農地なのか、山林なのか、宅地なのかによって、行く行くは全部変わってくるんです。そして、そういう見方に立って今回の評価がなされたと。しかもこの評価は専門の人が評価して、お金も払っているわけでしょう、多分。そういうふうな専門の方がこういうふうな現況に照らしてこの表現を書いたということに私は疑問があると、最初から質問をしているんですよ。質問、通告外でないんですから。だからあえて聞いているんです。答えられないなら答えられないでいいです。
じゃもう1点だけ、この中で。農振農用地地域の指定があるという表現があるんです。これ、上のほうでは、農地は一部農振農用地地域の農用地指定となっている。下に来ると、農業振興地域での農用地指定はないと、そういう表現もあるんです。上でなっている、下でなっていない、そういう書き方、私はちょっと理解できないというのは、この右隣一番端、片方のは農用地指定となっているがゆえに農用地の解除が必要だとこっちは言っているんですよ。普通ならば解除を必要とするんだけれども、収用法とかの場合は免除されるとかって、そういう枠があると思うんです。だけれども、最初から指定ではないという表現していることにちょっと私は疑問あるんですが、そこはどうでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず1つは、上のほうの部分につきましては、ほかの皆さん、お持ちでないかもしれませんが、宍戸議員お持ちですので、現況の土地利用という形での表現であります。それに対して、後段のほうは事業の実現性ということでありまして、今後も踏まえているところでありまして、若干現況と今後ということでの違いが出てくるのかなというふうに思っています。大変答弁が明確でなくて申しわけないというふうに思っていますが、実はこれは専門家にお願いして適地調査をしていただいて、その中で点数をつけて出していただいた。その中で若干動くわけでありますが、我々としては点数から見て、大勢としては影響ないというふうに受けとめておりますので、ですから今回、この志賀下塩ノ入地区についてまず適地として我々としては進めたいということでありますので、ただ、その中でいろいろと疑問点等が今も御提案をいただいているわけでありますので、こういう部分について十分お答えができるように、役所としてもしっかり対応していきたいというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)何かぱっとしない回答と思って、私は納得、正直言ってできません、はっきり言ってこの程度では。つまり、専門家が書いた書類を見て回答するという以上は、やっぱり役所内部においてもそれなりの精査をしてしっかりやるのが筋であろうというふうに私は思うんですよ。まして、私も一般質問しているんですから、今回に当たって。だから質問、通告外でも何でもないんですよ、私が言っているのは。疑いがあるので詳細を示してほしいと、そう言っているんですから。それも評価、点数、内容、その中のを抜粋して私は言っているんですからね。だから普通だったら、聞かれたら、多分これはこうですと言ってくれるのかなと。全然話が通らないということ。
時間もったいないので、後でまた機会あったらやります。
じゃ次、文化財関係。3番目ですね。
ここの地域に下塩ノ入遺跡があるということなんですが、この遺跡のエリアというか、この計画地の中に、3万5,000平米の中に一坪も入っていないんでしょうか、どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)教育長の答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)下塩ノ入遺跡の範囲は、県道岩沼蔵王線の北側、それから志賀下区集会所の東側となっております。以上です。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)じゃ、こちらから逆に聞きたいんですが、地番で言います。これは上塩ノ入地区なんですが、56、69、70、71、この土地はこの遺跡には入っているか入っていないかだけ教えてください。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)今おっしゃる地番は遺跡に入っております。今のところは遺跡に入っております。範囲に入っております、そこは。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)私は今聞いて疑ったんですが、同じ遺跡でももう既に発掘調査した遺跡もあれば、これからやるところもあれば、いろいろな遺跡があるそうで、でもこれ、入っているということになれば、一番最初の要件に抵触するんですよ。遺跡でないことってなっているんですから、6番目で。埋蔵文化財包蔵地、遺跡でないことって。こういう明文にしておいて、なっていますと今言われると、もう完全にアウトですよということを言わざるを得ないし、内部でもっと調査すれば、ここを候補地に絞ったのはおかしいんではないかと私は見てしまうんですが、ちょっとその辺、教育長、どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)今、御質問のあった地番につきましては、包蔵地の一部というような形で該当してくるんだろうというふうな認識に立っているということでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)だからね、私がさっき言った専門家の人のこの評価に、こういう遺跡があるかないかまで要件の中に全然入っていないんです、ここのところ。今聞いたら、現に入っているじゃないですか。大事なことですよ、これ。だから、やはり最後に絞るときに、こうしたことまでしっかり調査した上で候補地を絞るというのが大前提だと思うので、今聞いて驚きました。でも、聞いただけで実態はわかりましたからいいです。別な形でまた私なりにやります。
次、3番目、建設事業に係る予算についてですが、(1)24年度の委託料287万7,000円の支出についてお伺いします。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)応募のあった4カ所につきまして、新火葬場建設用地の適地調査業務の委託料でございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これは指名競争なのか随意なのか、その辺の契約のあり方はどうだったんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)指名競争入札によります。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ちなみに、指名は何社だったんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)5社でございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)次に3番目ですが、これは25年度、現年度ですね。現年度は1,230万の予算があります。これについての委託料といいますか、内容はどういうものなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)新火葬場基本計画等業務作成委託料でございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ここにはボーリング調査とか土地鑑定評価とか建物補償とかというものは入っているんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)入っておりません。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)先ほど市長が、最終判断は今後ボーリング調査した上で最終決定をするということだったんですが、これは26年度の予算の中でボーリングをやって最終判断をするということで理解してよろしいんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)今後、26年度におきまして進めるということになるかと思います。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)土地鑑定とか建物補償は、これは入っていないと理解してよろしいんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)そのとおりでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)(5)ですね。26年度の当初予算、1億2,406万2,000円計上しています。これはいずれ今度の予算ですから、各部会で審議されるわけで、私が聞くのも云々だったんですが、これをあえて聞くのは、いろいろ今度の予算の中に用地費が主たるものであるということはわかっているんですが、用地のほかにどういうものがこの予算の中に入っているかちょっと教えてほしいんですが。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)用地取得費(「用地取得費と土地鑑定の評価委託料」に発言の訂正あり)でございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)物件補償とかそういうものは一切なしということでよろしいんですか。用地のみでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)用地取得費(「用地取得費と土地鑑定の評価委託料」に発言の訂正あり)のみでございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)それはわかりました。
用地取得費ということなんですが、1億2,400万の算定する基礎というのがあった上でこれが計上されたと思うんですが、これはどういうふうな基準から引っ張り出したものか、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)25年度の地価公示価格、それから市におけます買い取り価格を参考にして積算しました。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ということは、今後も土地鑑定や、あと建物の物件移転補償費の査定はしないで、それを今言った内容で用地買収にするということで間違いないんですね。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)これはあくまでも予算措置の段階でございます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これはあくまでも暫定予算ということで計上したと思うんですが、今言う話では。だとすれば、これはいずれ26年度で鑑定評価もし、物件補償も査定し、あるいは地上物の物件補償もあれば、それらも専門に任せて出してから正式に契約すると、そういう流れなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)そのとおりでございます。
申しわけございません。先ほどの質問の中で少し間違いがあるかもしれませんので、改めて予算の内容を説明させていただきますが、この1億2,406万2,000円の内訳としましては、用地の取得費と土地鑑定の評価委託料も含まれます。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)もう私もそうだと思って言ったつもりが、用地費だと言うからそう理解したんだが、わかりました。
でも、土地のほかに後でも関連する建物あるでしょう。あれはしないんですかということ、どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)この中には含まれておりません。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)恐らく、26年度の補正かなんかで必要とされる部分が出てくる可能性はあるんだと思うんですが、でも土地があって、物件があって、地上物があれば、それらもある程度見越してここの数字を出したんだろうと私なりに思っていたんです。まして今回の事業は借金するのが9,170万ですよね、この事業の係る経費の大部分は借金なんです。だから余計に、いろいろ財政面でも苦しい状況の中でこうやっているんだなというのがうかがえるから、本当に一つ一つ真剣にやらんといけないねと私は思うんです。おだってやっているとは言っていませんよ。私なりには、ちゃんと公金を支出するんですから、その辺をしっかりやらないとというふうに言っているだけです。
6番目、この用地買収は土地収用法に該当するかしないか。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)土地収用法に該当する事業になっております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)ここが肝心なことでして、土地収用法に該当するということは、言うなれば土地の地権者は自分の意思が動かなくなるんですよ。場合によったら収用委員会で強制的に買収されるって収用法なんですから。つまり地権者が自分の意思云々でなく、もう買い取られるんだという、収用事業であるがゆえにいろいろ問題点も大きいんだということ。つまり地権者に対してそれだけの配慮を持って同意を取りつけて、その上に立ってこの賠償を進めるという大前提が必要だと思うんです。市長、その辺どうでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)宍戸議員から通告を受けて、初めて土地収用法という話を私はむしろ気づいたわけであります。当然法令等の定めによって手続としてはできるわけでありますが、十分皆さん方の御理解をいただかなければこれは実は進めることができませんので、毛頭、そんなことは今の段階としては考える余地はないというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)そのとおりだと思います。国・県においても収用委員会にかけてやれるような事業はほとんど最近ありません。それはなぜかというと、時間がかかり過ぎるから、かけているいとまがもったいないということで、別な場所に変更するというのが実態なんです。
収用法そのものはやはり、さっきも言ったけれども、地権者にある意味での縛りを設けてしまうという、そのことがあるから、余計に今回のようなことについては注意をしなさいということを私は思うんです、強く。
最後の質問、候補地の中に居住している民家があるんですが、ここを移転させてまで、なぜここを候補地にする必要があるのか、その辺について。
○議長(高橋孝内)安住市民経済部長。
○市民経済部長(安住智行)これまでの経緯から判断しまして、所有者の方の同意をいただけるものだろうというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)これは同意をいただくのは当然のことなんですが、同意をいただく前に、この選定の中にこういう物件があって、あえて移転を余儀なくするということに配慮をするということがまだ公共事業の使命にあるわけなんですが、私なりには、地権者がいいからいいんだという、そういう一面よりも、あえてここに選ばなければならない理由はどこにあったのかなということにもまた思ったんですが、町内会で出したということであるんでしょうけれども、でも最終的に市長が言うには、もう少しいろいろなボーリング調査をしながら、そして地権者に説明をして、その上に立って合意を取りつけて、やるということを先ほどお話しありましたから、私はそのことをしっかり受けとめて、やはり今後の推移を見守りたいと思います。終わります。(拍手)(「静粛に」の声あり)
○議長(高橋孝内)静粛にしてください。何回言ったらいいんですか。
14番宍戸幸次議員の一般質問を終結いたします。(「議長、動議」の声あり)4番布田恵美議員。
○4番(布田恵美)ただいまの宍戸幸次議員の一般質問の中で、岩沼新火葬場用地選定事務についての百条委員会の設置を申し立てます。
候補地の選定経緯が不明瞭であること、評価結果が不明確であること、市が新火葬場建設候補地の応募について不明であること、地権者らの意思確認について不明確であること、町内会と市側の対応について不明であること、町内会の合意形成に不明確な点があること。以上の不明瞭な点があるので百条調査委員会設置を申し立てます。同時に、賛同を求めます。(「反対」の声あり)
○議長(高橋孝内)休憩をいたします。
再開は午後1時といたします。
午後0時01分休憩
午後1時24分再開
○議長(高橋孝内)休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩前に布田恵美議員から提出された動議の成立は、会議規則第15条の規定により2人以上の賛成者が必要であります。この動議の提出に賛成する議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(高橋孝内)2人以上であります。よって、本動議は成立いたしました。
お諮りいたします。この際、本動議を直ちに日程に追加し、日程第3として議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、決議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案配付のため暫時休憩いたします。
午後1時25分休憩
午後1時26分再開
日程第3 決議案第1号 岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案
○議長(高橋孝内)決議案第1号を議題といたします。
ただいま行われている一般質問は順次繰り下げますので、御了承いただきたいと思います。
これより提出者から提案理由の説明を求めます。布田恵美議員、登壇の上、説明願います。
〔4番布田恵美議員登壇〕
○4番(布田恵美)
決議案第1号
平成26年2月26日
岩沼市議会議長 高 橋 孝 内 殿
提出者 岩沼市議会議員 布 田 恵 美
賛成者 岩沼市議会議員 酒 井 信 幸
大 友 克 寿
大 友 健
須 藤 功
飯 塚 悦 男
宍 戸 幸 次
決議案の提出について
会議規則第13条第1項の規定により「岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案」を別紙のとおり提出する。
岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案
1.調査事項
本会議は、地方自治法第100条の規定により、次の事項について調査するものとする。
1) 新火葬場用地選定の評価結果に関する事項
2) 候補地選定に至る経緯に関する事項
3) 候補地の応募に関する事項
4) 候補地(志賀下塩ノ入地区)に対する市側の対応に関する事項
5) 候補地の合意形成に関する事項
2.特別委員会の設置
本調査は、地方自治法第110条及び委員会条例第6条の規定により委員17人からなる岩沼新火葬場用地選定調査特別委員会を設置して、これに付託するものとする。
3.調査権限
本議会は、1に掲げる事項の調査を行うため、地方自治法第100条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。
4.調査期限
上記特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる。
5.調査経費
本調査に要する経費は、本年度においては、1万円以内とする。
以上でございます。よろしく御審議賜ります。
○議長(高橋孝内)これより質疑を行います。松田由雄議員。
○10番(松田由雄)提出者の布田恵美議員にお尋ねしますけれども、今、調査事項について、1)、2)、3)、4)、5)と述べられましたけれども、基本的に百条委員会の設置要件との関係で、当然精査をされて百条委員会設置に関する決議案を出してきたと思うんですけれども、1)、2)、3)、4)、5)、1つずつについて調べてきたと思うんですけれども、百条委員会の設置に関しては、行財政上の重大な事件や特殊な政治問題が発生した場合が1つですね。それとの関係で、何が重大な問題なのか。もう一つは、いわゆる評価、応募、公募、合意形成に関して、市のどこに落ち度があったのか。それがやはり百条委員会を設置するとすれば、当然地方自治法の百条委員会設置に関して要件になると思うんだけれども、それについてお答えをいただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)4番布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今大きく2点の問いだったと認識しております。
まず、1点目ですが、財政上のということでございましたが、これまで宍戸議員の質問にもありましたように、24年度、それから25年度と予算を計上して進めてまいりました。その中で、適地調査の結果などを調査してまいりますと、具体に私たち議会の議員にも説明がなされていない点がありまして、その辺をさらに(「決定していない」「財政上どういう問題」「重大な問題だ」の声あり)ですので、議会に対しても、議会の議員が詳しく知るためにもそこの24年、25年で支出しているものですから、具体にこれは再度調査をということで申し述べております。 それから、行政側のという点でしたが、町内会の中で合意形成が十分に図られないままに説明会、そしてまた、今回予算の計上ということがございますので、調査をという点で取り上げております。
○議長(高橋孝内)松田由雄議員。
○10番(松田由雄)私が聞いていることについてきちっと答弁していないんですけれども、(「議事進行だよ」の声あり)済みません、議事進行で。
○議長(高橋孝内)はい。
○10番(松田由雄)私が聞いたのは、百条委員会を設置に関して提出する以上、法的にのっとってやっているんでしょうねと聞いたんですね。出す、出さないは自由だし。自由なんですよ。昔、私も百条に関して出されたことあるんだけれども、それは置いておいて、財政上の重大な事件はどこにあるんですかと言ったの、百条委員会設置する以上は。説明したとかしないとかという問題じゃないんですよ。地方自治法の100条で、議員に説明したとか、説明不十分だから百条委員会設置してもいいよとはどこにも書いていないんですよ。それが1つと。
どこに落ち度があったのか。だからはっきりと前提としては、市長なり執行部が答弁したことは間違っていますよと。その上で百条委員会を出したんですというふうにしないと。だって、皆さん予算に賛成しているんですよね。決算も賛成しているんですよね。予算・決算に賛成して予算云々というのは、議員としてどうなんでしょうかね。
ちょっと議長、しゃべっているときにやじを飛ばさないでくださいよ。ということです。
○議長(高橋孝内)4番布田恵美議員。質疑に対して答弁してください。布田恵美議員。
○4番(布田恵美)いろいろ調べていく中で、埋蔵文化財が……。
○議長(高橋孝内)質疑に対して答弁してください。今、百条委員会を設置するに当たってということでございますので、それに対して答弁を願います。(「行財政上、どこに問題があるのかと聞いているんですよ。埋蔵文化財なんて聞いてない」の声あり)そういうのじゃなくて。
○4番(布田恵美)ですから、選定要件を満たしていないものがある中で、これは問題だということで取り上げております。
○議長(高橋孝内)松田由雄議員。
○10番(松田由雄)時間ないので、じゃ2問目ね。
何が問題なのかではなくて、私が言った問題は、だから地方自治法で書いてある百条委員会設置要件との関係でどうなんですかって聞いているのね。それを額面どおり受け取ってもらって、行財政上、何が問題なのか。それを答えてもらわないとだめなんですよ。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)平成24年度の委託料が支出されておりますが、その中身が不明瞭であるという点で取り上げております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員、もう少し松田由雄議員に対してちゃんと答えてくださいよ。質問していることに対して、それ答弁じゃないんでないですか。もう一度お願いします。布田恵美議員。(「こういうのを出す以上、真面目に答弁してもらわないと」の声あり)
布田恵美議員。
○4番(布田恵美)平成24年度の委託料があるわけなんですが、この中身というのが落ち度があって不明瞭ですので、取り上げております。
○議長(高橋孝内)それ、答弁になっていないと思います。松田由雄議員。
○10番(松田由雄)平成24年度というのは布田さんが委員長なんでないですか。教育民生常任。そのとき何で見つけないで今になって。おかしいんです。そうしたら、不明瞭でないの、委員会審議が。そっちのほうが問題だと思うよ。
議長、自分が委員長で審査していて、今になって不明瞭だって、どんなことなんですか。みんな賛成したんでしょう。通っているんだから。
私が言っているのはそのことではなくて、行財政上どこに問題があるのかと。だって、問題ないから通っているわけだっちゃ、教育民生常任委員会で。特記事項もついていないんであればだよ、わからないけれども(「ついていないね」の声あり)ついてないって。明確に答えてもらわないと。
○議長(高橋孝内)布田議員に申し上げますが、松田由雄議員は、行財政ということで聞いているんですよ。24年度の予算で聞いているんじゃありませんので、明快な答弁をお願いいたします。布田恵美議員。
○4番(布田恵美)本日の宍戸幸次議員の一般質問の中で、不明瞭な点が見出されたということで取り上げていますが。
○議長(高橋孝内)それは答弁になっていません。もう一度お願いします。(「どこが不明瞭だったのか」「答弁にならないときは取り下げる必要がある」「自治法の100条のどこに当たるのか」「財政についてどこが問題なのか」の声あり)
静粛にお願いします。布田恵美議員。
○4番(布田恵美)はい。本日の宍戸幸次議員の一般質問の中で、この評価、コンサルさんですか。コンサルさんに支出をしていたと。その中で、例えば適地評価という点で矛盾な点が見出されて、その点を追及したいということで取り上げております。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。沼田健一議員。
○16番(沼田健一)今の松田議員の質問に対する答弁が全くなっていない。この議員必携にもきちっと書いているんだよ。行財政上の重大な事件や特殊な政治問題等が発生した場合。つまりこの大きな2つの問題があったから百条委員会を提出したというようなことですので、その点について明確にお願いします。
あと、具体的な面でありますけれども、ただいま布田恵美議員が宍戸幸次議員の答弁について、市の答弁が不明確というような発言をなされております。その中で、宍戸幸次議員は、質問通告の7番目にいろいろ書いてありまして、不正による私文書偽造ではないかと書いております、通告文書の中にね。発言はされていませんけれども、通告にはこのように書いて、これは全部インターネットでも何でも、ホームページでもこのように書いているんです。これもこのようなことを布田恵美議員のほうで断定したから、そういうことをこれに出したのかどうかというのも私は2点、お伺いをします。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)最初の質問に関しましては、先ほども述べたとおりです。本日の宍戸議員の質問の中で昨年、24年度の委託料の計上で適地調査に納得のいかない点があるという点で取り上げています。
それから、私文書偽造というのは、御本人、宍戸幸次議員は質問の中でそれは述べておりません。(「書いてあるんだって」の声あり)
○議長(高橋孝内)静粛にお願いします。
○4番(布田恵美)これはあくまでも宍戸幸次議員が提出した通告文ですので、そこは私がどうこう述べる問題ではないと思います。
○議長(高橋孝内)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)先ほどから布田恵美議員の答弁、全くわかりません。行財政、重大な事件や特殊な政治問題等が発生した場合、これなんですよ。その中で24年度委託料が不明確だと。24年度の決算審査特別委員会の部会の部会長は布田恵美議員なんです。何回かさっきから言っているけれども。その中で決算を特記事項もつけずにきれいに了解していると。それにもかかわらず、今ここでなぜその問題が百条委員会のテーマになるのか大変不思議なんです。そういうこともきちっと踏まえた上で、これのどこに行財政の問題があるのか。全く意味不明です。さっきの執行部の答弁でも、何ら意味不明ございません。そしてまた、最後に市長があのようにきちっと結んだでしょう。そのどこが意味不明なのか全くわからない。提案する意味が全くわからない。そういう中で、この貴重な時間を動議提出というような形で出すということは、非常に私としてはおかしいんじゃないかと思うんですけれども、この点にもやっぱり我々は真面目に質問しているんだからきっちり答えてくださいよ。ただ24年度だけのコンサルの支出等におかしいところがあったというの、そうしたら布田恵美議員が何審査してたんですか。その審査内容を逆に聞きます。きちっと、何審査したか質問はっきりしてください。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員、質疑にちゃんと答えてください。時間が無駄です。
○4番(布田恵美)教育民生では、執行部の説明を受けて、その具体な詳細な適地調査についての報告というのは出されておりません。(「現場見たんでないの」の声あり)今回の一般質問の中で出されております。
それで、先ほど来申しておりますように、今回の適地調査の中で埋蔵文化財地が中に含まれていたこと、住民の合意形成が必要な土地であるにもかかわらず同意していないという、そういったことから今回取り上げております。それは、私たちの税金を投入している事業ですので、財政上の問題だと私は認識しております。(「議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)沼田議員。
○16番(沼田健一)違く、何審査したのかというのをちゃんと聞いているんです。土地調査とかそういう問題ではなく、布田恵美議員が委員長時代に何を審査したのか、執行部の決算なり予算なりで。24年、25年というのは終わっているんですよ。ことしは25年の決算やりますけれども、予算についてはやっているんですよ、25年度は。今度26年度の予算審査なんですからね、ことしのこの議会は。それなのに何が問題なのかさっぱりわからなくて提出して、賛成しろと言われたって、無理でしょう。無理でしょう、賛成しろと言われたって、意味がわからないで。だからそういうのをきちっと、行財政問題にはこのような重大な問題がある、政治的にはこのような問題があるというのをはっきり言わなかったらだめでしょう。だから、さっき宍戸議員が通告書に出しておるように、不正による私文書偽造とか、それはかかわりあるのですかというので聞いたんです。それをきっちり答弁、明快な回答をお願いします。答弁お願いします。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員、今、沼田議員がおっしゃったように明快に、質疑にちゃんと答えてください。布田恵美議員。
○4番(布田恵美)先ほど申しましたように、教育民生では説明を受けて了としております。
そしてきょう、今回明らかになったそこの候補地の中に文化財の遺跡が含まれているというのは、今回の質問の中で明らかになったことでして、その点で再度慎重に調査をしなければならないということで取り上げております。(「議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)沼田議員。
○16番(沼田健一)全く答えないでしょう、さっき。俺、全部で言ったのは、この百条委員会を出すにはこのようなことをきっちり明確に出して、その出したものに対して我々議員が賛成か反対か決断を下すんですから、その内容を明確に出さないで、賛成してくださいというのはないでしょうということ。
あとさっき言った、何回も言っていますけれども、宍戸幸次議員は通告の中で、不正による私文書偽造ではないかと志賀の町内会の人に対して言っているんです、ここで。だからそういうことも考えがあってなのかというのを聞いているんですよ。
今、これ議事進行ですからね。
あと、火葬場問題で、ちゃんと恵美議員は現地調査までやっているんじゃないですか。説明をちゃんと受けているんです。それなのに今出すのは特におかしいんでないんですかというんです。そこのところちゃんと、さっきから何回も言っているけど、議事進行あと2回ありますからね。あと1回か。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員、何回も申し上げますけれども、ちゃんとした答弁をお願いします。(「ちゃんとした説明やれば賛成もするんだから」の声あり)静かにお願いします。(「はい」の声あり)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)何度も申し上げますが、本日の宍戸議員の一般質問を受けて提出しております。私文書偽造という点については、宍戸議員が通告書に書かれておりますので、そちらも含めて調査をお願いできればと思います。(「答えないから言ってるんでしょう」の声あり)
○議長(高橋孝内)質疑に対してちゃんと答えてくださいよ。お願いします。本当に時間が無駄ですから。(「はい」「関係ないの」「関係ないんです」「まだ答えていない」「懲罰だよ。人やってるとき」「うるさいから、少し黙らせろ。やじ飛ばすな」の声あり)あなたがうるさいんだ。
ちゃんと答えてください。百条を出したんですから、ちゃんと答えてくださいよ。(「首飛んだ人いるけど。首まで飛ぶんだ」「何うろうろしてるの」「ちゃんと答えれば、納得させなければならないんだから、提案者は」の声あり)布田恵美議員、お願いします。(「議長、答えられないなら休憩してさ」の声あり)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今回の宍戸議員の一般質問で、まずはこの調査を私は申し出ていますが、候補地選定に至っては選定要件としては9つの条件がありました。その中で埋蔵文化財包蔵地であること、住民の合意形成が可能な土地であることという、それに同意していないという点が明らかになりました。これは専門業者の評価の中で、それから山林・農地の割合が違っていると、そういった点から調査の必要を感じて提出しておりますので、それ以上もそれ以下もございません。(「休憩」「休憩して、ちゃんと答弁するように」の声あり)
○議長(高橋孝内)暫時休憩して、布田恵美議員、ちゃんとした答弁お願いします。
午後1時50分休憩
午後1時53分再開
○議長(高橋孝内)休憩前に引き続き会議を開きます。
布田恵美議員、答弁願います。
○4番(布田恵美)私は今回、岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する調査を依頼しておりまして、行政の事務手続、特に今回の宍戸議員の一般質問の中で事務手続、それからいろいろな適地調査の中での相違点などの真相を究明してほしいなということで、きょうの一般質問をもとに動議を提出しております。
○議長(高橋孝内)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)このような文章を出して、議員が納得して、賛成をして、百条調査というのが進められるわけですけれども、これでは賛成しかねます。なぜなれば、宍戸議員の質問に対して、執行部がどことどことどこがおかしかったのか、それをきちっと言わなければだめでしょう。さっき、だから「宍戸議員の答弁に対して」「答弁に対して」と言うけれども、どこがおかしかったのか。我々が聞いていてどこもおかしいところなかったですよ。だから、そういうことなんだ。どこがおかしかったの。だから、それをきちっと言わなければだめでしょう。
あと、事務調査って、まだ事務やっていないでしょう。そしてまた、そのときの、先ほどから何回も言いますけれども、24年度の決算は布田恵美議員が委員長なんです。委員長さんが、逆に言ったら我々から、何やっていたんですか。何審査していたんですか。どう考えたっておかしいでしょう、担当者の部会長さんがこのようなものを提出すること自体が。何も知らないで今まで、それではやってきたんですか、決算審査、予算審査の中で。何も知らないで、議員で、それで異議なしで通したんですか。委員長さんなんでしょう。
そして、行政の事務手続の真相究明と言うけれども、何がさっきの宍戸議員の答弁に対して具体的にどことどことどこがおかしいかというのは、執行部の答弁に対して説明してくださいよ、そして我々を納得させてくださいよ。そうしなかったら、これだめですよ。そうしなかったら撤回してくださいよ。はい、3回目。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)先ほどの適地調査の質問、宍戸議員の質問の中で、まずは農業振興地域の農用地の指定の件、それから適地だと言われている土地の勾配の件、5%前後だということでしたが、そこの点が実際の現地の状況との相違があるんではないかという点です。
それから、山林と農地の面積の割合の件が、調査の数字が果たしてどうなのかなという、そこの点を真相究明してほしいと、そういった点でございます。(「議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)沼田議員。
○16番(沼田健一)行財政とかそういうものを一切、布田恵美議員から説明を受けていません。それを説明してください。あと宍戸議員の答弁の問題も。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)私の取り上げています決議案には、行財政という面は含まれておりません。(「議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)沼田議員。
○16番(沼田健一)議員必携というのを皆さんちゃんともらっているんだから。これに百条、出すのにはこういうことで出すんですよって書いてあるんです。
あともう一つ、これには証人の出頭なり証人の喚問もできるんですからね。そうなった場合に大変なことになるんです。だから、百条調査を設置して行うに当たってはかなり慎重に事を進めないと大変なことが起きるんです。 あと、さっきからの中で、答弁1つ漏れています、大きなやつ。布田恵美議員が部会長をやっていた審査を何したのかというものに対して何ら答えないでしょう。その辺も足りない部分ですから、答えてください。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員、あのね、布田恵美議員、百条委員会を提出したその理由、行財政ということを何回も言っていますから、その件について答弁してくださいよ。無駄な時間ですよ、何回も同じこと言っていたら。無駄な時間を使わないようにお願いしますよ。
○4番(布田恵美)先ほどから何度も答弁しておりますが、24年度の委託料が支出されているわけで、その内容について了として審査はしておりますが、今回明らかになった適地調査の内容が不適切な、不明な点がありまして、そこを究明してほしいという点でございます。(「答弁になっていない。議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)沼田健一議員。
○16番(沼田健一)なっていないでしょう。了として通したんだけれども、わからなかっただなんて。我々は了としてきちっと真面目にやっているで通したんですよ。布田恵美議員だけ、あのとき何で反対しなかったの、それでは。(「昔の話」の声あり)いや、昔の話って、昔の話出してきているんでないの、24年だなんて。
○議長(高橋孝内)静粛にお願いします。
○16番(沼田健一)誰が昔の話。そっち出してきたんだべ。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。(「ちゃんと答弁してください」の声あり)布田恵美議員、答弁お願いします。
○4番(布田恵美)そのときは了としております。そしてきょう宍戸議員の一般質問の中で、その結果を聞いている中で、これは再度真相究明しなければいけないということで取り上げております。(「あと宍戸幸次議員の質問に対して」「財政」の声あり)
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。(「財政のどこが問題なんだ」「だから、24年度に支出したのが財政にどこに問題があったのかということ。了としたにもかかわらず」の声あり)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)24年度に調査に支出している中で、今回、本日の質問の中で明らかになった山林と農地の面積割合の件、それから土地の勾配の件、農業振興地域の農用地の指定の件で真相を究明してほしいと思って、それで取り上げています。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。布田一民議員。
○12番(布田一民)何回も私も聞きます。
百条委員会というのは、例えば参考人を呼ぶ。宣誓をして、そして正確に言わなければ、これは法律上、大変なことになってくる。ですから、先ほど来言われているように、この選定事務調査の中で財政上、何が問題があったのか。例えば私も教育民生でありましたけれども、私はこの新火葬場に係る選定の部分について、先ほど来、一般質問の中で執行部のほうが言われているところについては何ら間違っているとは思わなかった。何ら間違いがなかったのに、財政上で何らかの間違いがあったということであれば、それをしっかりと示さないと、百条委員会がいざ起きたときに、宣誓をする。例えばこのままでいくと志賀の町内会長まで皆呼ぶようになりますよ。当然、布田恵美議員も、24年度にかかわることでありますから、あなたも宣誓して、この選定の部分についてどのような調査を行ったのか、あなた自身も百条委員会で発言するようになる。そういったことも含めて、みんなが言っているように、財政上、何が問題あったのか。1)から5)までの中で、財政で何かかかわることがあったのか。このお金がどこに使われていて、間違いがあったのか。そこのところを明確にしなければ、百条委員会なんか開けませんよ。
そして、行政側の中で、公募制をなぜ選んだのか、公募制をしたのかというところ、あなたは御存じなのか、そこら辺のところもお伺いをしておきたい。財政上の問題。
あとは、あなたなら公募のチェックをするのにはどのような方法でやるのか。
あと、先ほども言いました財政上の問題も、百条委員会というのは宣誓をした中でしっかりとやらなければならないわけですから、これを議案権して出す以上は説明をしなければやれませんよ、相当の能力を使ってやらなければなりませんから。2つよろしく。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)まず、公募についてということでしたが、それは私には評価する立場にはございませんので、答弁は差し控えます。
あとは、24年度のまず委託料が支出されていて、その委託料を使って適地調査がなされているわけですが、その内容について、先ほども言いましたように農地と山林の割合ですとか、地形的になだらかなというところが、それから勾配が5%前後という点が、本当にそうなのかどうかと、それが、ですからこの適地調査そのものが支出をされて行われているものですので、真相を究明してほしいと、そういったことでございます。
○議長(高橋孝内)布田一民議員。
○12番(布田一民)だから、真相究明するのに当たって、例えば今言った面積とか、あとは先ほど来言っているように遺跡の問題とか、財政上に何が関係あるのか。財政上でこれ以外の部分、例えばこれしか見なかった。これしか見なかったから、ほかのやつは全然見なかったからうまくなかったというのか。財政上で何が問題あったんですか。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)287万を使って適地調査をしていますが、この適地調査の内容がどうであったのかという点を調べてほしいということで。
○議長(高橋孝内)布田一民議員。
○12番(布田一民)もう議事進行なんていうのもかけませんよ。
だから、財政上、何かが問題あったから百条かけているんでしょう。何回も聞きますが、例えば百条委員会にかけるということは、財政上で何かうまくないことに使ったということでありますから、そしてまた、24年の中で決算をしているんでしょう、あなたは。誰も反対していませんよ。何ら問題なく、24年度終わりましたよ。そしてこれから26年度が始まろうとしています。その中での今回の一般質問なんですよ。何で24年の前に戻るんですか。その問題の中で、財政上、何か問題があって、例えば問題があるんだとすれば、誰が金返さなければならないの。税金ですからね。だから財政上の問題が何かあったのかということを明確にしなければ。明確にして、例えばこれがうまくなければ誰か返さなければならないということですよ。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。ちゃんと答えてくださいよ。お願いしますよ。財政って何回も言っていますから。本当に何回も言いますけれども、無駄な時間ですよ、同じことを言ってたら。前に進む答弁をお願いします。
○4番(布田恵美)24年度の287万というのが財政上の問題ではないでしょうか。(「何の問題」の声あり)この鑑定評価というのが、中身が果たしてどうかなという点が問題だと私は思います。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。大友健議員。(「質疑だよ。賛成者に質疑あるの。質疑だぞ」の声あり)静粛にお願いします。
○2番(大友健)質疑します。討論じゃないですからね。質疑です。(「賛成してるんだから」の声あり) まず、先ほどからの、今やっているのは(「賛成する人の質疑はないでしょう」の声あり)この決議案……
○議長(高橋孝内)大友健議員、これに賛成しているんでしょう。
○2番(大友健)はい。
○議長(高橋孝内)それにして、質疑ということはどういうことですか。
○2番(大友健)_____________けれども、拘束されないということなので、質疑はできるんだなというふうに思っていました。
○議長(高橋孝内)討論と質疑は別ですからね。
○2番(大友健)そうです。
○議長(高橋孝内)これに対して賛成しているなら、質疑というのは。
○2番(大友健)拘束されないというふうな説明を受けたので、質疑は可能だなというふうに思っています。(「納得して賛成したんでしょう」の声あり)
○議長(高橋孝内)この百条委員会設置に対して納得したんでしょう。そしてこれに署名したんでしょう。
○2番(大友健)そうです。
○議長(高橋孝内)それに対して質疑ということは、ちょっと考えられないんですけれども。
○2番(大友健)いや、質疑します。
○議長(高橋孝内)それはできない。(「誰に質疑するの」「議長、はっきりさせろ」の声あり)
○2番(大友健)いや、提案者に質疑しますよ。
○議長(高橋孝内)提案者に質疑とはないでしょう。(「そんなばかなことはない」「議事進行」の声あり)何が議事進行ですか。
○2番(大友健)発言していいですか。(「休憩」「暫時休憩」の声あり)議事進行。
○議長(高橋孝内)賛成者に質疑はありません。(「暫時休憩」の声あり)
○2番(大友健)議事進行します。
○議長(高橋孝内)勝手にボタンを押さないでくださいよ。ちゃんとルールを守ってやってくださいよ。(「議事進行」の声あり)何が議事進行ですか。はい、大友健議員。
○2番(大友健)先ほどから、今やっているのは、この決議案に対する質疑なはずです。ところが、そこで出てくる質疑の内容がこの議案から逸脱しているものが多いので、議長の取り計らいをお願いします。(「休憩」「何、逸脱したの。逸脱したこと言ってみろ」の声あり)
○議長(高橋孝内)あなたに言われる筋合いはありません。ちゃんと質疑に対してやっておりますから。
ほかにございませんか。(「議事進行」の声あり)松田由雄議員。
○10番(松田由雄)今の発言は何が違うのか。私は地方自治法に基づいてやっているんですよ。それが不当だと言うなら、それは議会が成り立たないんでない。今の話は撤回すると言ってください。(「発言の封鎖だぞ」の声あり)言論の弾圧だよ。
○議長(高橋孝内)もう少し、本会議ですからね、がっちりと心を決めて発言してくださいよ。
そのほか質疑はありませんか。森繁男議員。
○17番(森繁男)先ほどから議長にも、あるいは同僚議員からも、答弁になっていないと。あるいは議長からは、スムーズに、時間の無駄ですよと何度もあるんですが、しからば、この1から5までの評価結果に関する事項を、全て事項というしか書いていないわけでありまして、一つ一つ具体的に、恵美さんのほうからどこに問題があるのか。この事項ではちょっとわかりかねますので、一つ一つ御説明を、答弁をしていただければスムーズに進むのではないか。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋孝内)4番布田恵美議員。4番布田恵美議員。(「答えられないなら撤回しなさい」の声あり)4番布田恵美議員。
○4番(布田恵美)まずは、1点目の新火葬場用地選定の評価結果に関する事項ですが、山林と農地の面積割合の件です。それから土地の勾配の件。農業振興地域の農用地の指定の件。それから候補地選定に至る経緯、これは具体に4カ所からの応募があったようですが(「聞こえないんですけれども、マイク使って」の声あり)この候補地選定に至る経緯に関する事項は、具体に4カ所、4地区からの応募があったようですが、その経緯について調査ということでございます。それから、候補地の応募に関する事項。こちらは、地域住民の合意形成がどうであったのかという点でございます。それから、候補地、志賀下塩ノ入地区に関する市側の対応に関する事項は、説明会の持ち方、それから文化財がその地域にあるということでございます。それから、候補地の合意形成に関する事項。こちらは応募した地域の方々、代表者が地権者の代表者ということになっておりましたが、最初に応募する段階でどのような話が、該当する一覧表に、黒塗りの地権者の一覧表というのがあるようなんですが、その方々にどのような合意形成がなされていたのかという、そういった点でございます。
○議長(高橋孝内)森繁男議員。
○17番(森繁男)余りその説明では、先ほどから松田議員、あるいは沼田議員に質疑されているような財政的な、そういった予算的なことに何が市がかかわったのか伝わるものがないわけでありますけれども、そういったことを私は聞いているわけで、事項ということでは具体的にわからないと。もっと具体的にということは、そういうことをきちっと述べていただいてスムーズに進行していただきたいなというように思いますから質問しているんですけれども、そのほうが早道だと思うんですよ。具体的に説明してください。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)24年の委託料は、部会審査では了としていましたが、その委託料に係る評価結果に理解できないことが本日の宍戸議員の一般質問の中で確認できました。この評価が今後の予算に大きく左右するのであればとあると思われますので、動議を出して、百条で再度評価するために提案しております。
○議長(高橋孝内)森繁男議員。
○17番(森繁男)さらに、先ほどから質疑に出ている24年度の決算審査に当たった時点で、調査も含めて教育民生ではやっているわけでありまして、それで布田恵美議員の当時の委員長としての責任も含めてお話し、答弁願えればありがたいなというふうに思います。最後です。あとはいいです。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)それは、決算審査では了としております。ただし、この適地調査の内容については、本日の宍戸議員の一般質問の中で明らかになった点がございまして、それで再度調査するために提案しております。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。長田忠広議員。
○13番(長田忠広)私のほうから1点なんですけれども、いろいろと3点の疑問が出たので、今回特別、百条委員会を設置したいという意見でありました。
これから26年度の予算審査等々もあるわけであります。その中には1億2,400万という用地買収であるとか、もう一つの部分の予算が入っている。そうすると、そういうところでも審査をしっかりできるものがあります。きょうの部分の一般質問だけでは時間も限られていますし、宍戸議員も、時間がありませんですのでこれはオーケーですと、また別な機会にというふうにも言っていたように、今後さらに深めていきたいという思いもあったと思うわけなんですね。
そこなんですけれども、いきなりそれで一般質問が終わった段階で百条という先ほどの話がありましたが、財政問題とか政治とかいろいろな部分の本当に重い百条委員会を設置しなければいけないのかというのが私は疑問なんですね。それよりも、いろいろな委員会とか議会でのさまざまな調査項目がありますので、そこでしっかりやっていって、その中で疑問点、本当にだめな部分があれば次の百条という部分があると思うんですが、なぜ今回あえて百条委員会という部分の委員会の設置の提案をしたか、その1点だけお聞かせ願いたいと思います。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今回、26年度の当初予算に予算も計上されておりまして、主なものは用地取得費となっております。そういった点から、今後の大変私たち市民にとっても大きな問題であります火葬場の建設、多くの方が、今、手狭になっている火葬場のことに関心を寄せておられます。そういった点からもしっかりと調査をして進めていかなければならないという立場で理解しておりますし、今回、今までの経緯を再度私たちも調査をして究明していきたいということで、特にこの適地調査の評価に疑問を感じて提案しております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員に申し上げますが、長田議員の質疑に対してちゃんと答えてくださいよ。何回も同じ時間を使ってだめですよ。お願いしますよ。
長田忠広議員。
○13番(長田忠広)先ほど調査と言いました。調査権限等とあるのが百条の部分がある可能性もありますので、私が言いたかったのは、調査というよりもしっかり予算審査の中でいろいろと審査はできます。そういう中で執行部から直接、具体的に担当職員が入って聞けるわけでありますので、そういう部分をしっかりやれるんじゃないか。その中で本当に疑問が出たら、その次の段階で百条という部分も選択肢の中の一つにはあるのかなというふうに思うんですが、それがいきなり一般質問の段階なだけで、このような部分の百条の特別委員会の設置の案が出たということに対して疑問を感じるということがありましたので、その部分はなぜなんですかということをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)この適地調査の調査結果に疑問を感じて提案しております。本日、宍戸議員が一般質問で取り上げて出された点が疑問を感じて提案しています。
○議長(高橋孝内)いいですか。(「はい」の声あり)
9番佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)質疑いたします。
今まで、百条委員会というのは重みがありますよと、布田恵美議員、わかりますよね。それで一般質問して、ちょっと疑問だと言われたのでこうしますよと。大変百条委員会って重みが薄れているのかなと私は思います。そのぐらい重大なので、慎重にやってくださいと皆さんずっと言っております。ですから、百条の意味が本当にあるのか、そこら辺をお聞かせください。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)私は、先ほどから何度も言っていますが、適地調査、このことについてこの内容を、評価に疑問を感じて調査の提案をしております。
○議長(高橋孝内)佐藤一郎議員。
○9番(佐藤一郎)それで、質問の内容もあるんですが、項目がいっぱいある中で詳細にということで、質問の中でも言っております。その中で、項目が9項目の4地区ですか、その評価の云々という質問は確かにありました。その中で、単純に言えば四十何項目か50項目あるんですよ。そういった中の質問の回答で云々って、回答が明確でないと言うんであれば、ここで今5つありますけれども、今までも教育民生委員会でも多分、24年度、25年度の予算でも言えたと思うんです。そういった中で、そして今、長田忠広議員が言ったように、今度用地買収の予算がありますので、その辺でやればいいのかなと私も思います。百条という重みというものが本当にいいのか。その辺を私は聞かせてくださいと言ったんです。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)この火葬場というのは、市民にとって大変大きな意味合いのある、どの施設ももちろんそうですが、これから新しく選定をして着工していくという、そういった道筋の中にあるわけでありまして、今ここでこの評価の内容についても点数化されて順位がついているもののようなんですが、それについて再度調査してほしいなということで取り上げております。
○議長(高橋孝内)そのほかございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)その他、質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております決議案第1号については、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、決議案第1号は委員会付託を省略することに決しました。 これより決議案第1号についての討論を行います。
まず最初に、本案に対する反対討論の発言を許します。松田由雄議員。
○10番(松田由雄)私は、今提案されました岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案に反対の討論を行います。
まず初めに、実際問題として議会がこのような調査権を発動する百条委員会を設置する場合は、一つの要件として、行財政上の重大な事件や特殊な政治問題が発生した場合。例えばある工事の請負契約締結に当たった入札事務に不正があったとか、あるいは工事の施行に落ち度があったとか適正でなかったとか、そういう問題が当然百条委員会の一つの設定要件となるわけですけれども、私も含めて皆さんに提案者に質疑をしましたけれども、何ら答弁がされなかったということを踏まえれば、中身はともかく、いわゆる決議案を提出するに至らない。逆に、賛否をとるよりも撤回すべきだというふうに思い、反対の討論とします。
○議長(高橋孝内)次に、賛成討論の発言を許します。飯塚悦男議員。
○15番(飯塚悦男)候補地選定過程で一因になった志賀下塩ノ入地区には数多くの問題点がある。特に鑑定評価、そして文化財があるのに受理したいと。これはですね、応募の選定要件の6番、埋蔵文化財包蔵地、遺跡でないこととうたわれております。このことから私たちは調査すべきであると考えます。市民の負託を受けた議会としては、積極的に解明していく責任があり、委員会設置には賛成であります。
○議長(高橋孝内)次に反対討論の発言を許します。沼田健一議員。
○16番(沼田健一)1つは、まず百条調査の権限には全く問題外だと、1つ。
もう一つは、この決議案の説明、全くなっていない。つまり、我々議員をきちっと納得し得るだけの説明がなされていない。そういう点でまず反対。
あともう一つ、当時の委員長、部会長は布田恵美議員であります。それは担当の部会であります。その担当部会の委員長がこのようなことでは議会が笑われる、はっきり言って。そして、その責任を全くこの場で感じていない。こういうことではやはり今、賛成の飯塚議員が話されましたけれども、それだけの問題にはならない。よって、この決議案には反対をいたします。
○議長(高橋孝内)次に、賛成討論の発言を許します。大友克寿議員。
○3番(大友克寿)宍戸幸次議員の一番質問の執行部の答弁の中に、とりたてて言えば用地適地調査評価についての執行部チェック、そこに落ち度と思えること、疑義が多く残ることから、さらに議会として慎重な調査が必要と考えることからこの決議案に賛成いたします。
○議長(高橋孝内)次に反対討論の発言を許します。布田一民議員。
○12番(布田一民)百条委員会に当たるか当たらないかの部分についても、やっぱり今回の百条委員会の議案権については反対をいたしますが、百条委員会って本当に重みがありまして、それこそ議員が、出した側も、そしてまた出していろいろ審査をした中で不正があればその方もやめなければならない。何もなければ百条委員会の中で、非常に重みがあるものですから、ただ単なる混乱を招くだけ。そんな百条委員会はすべきではない。 そして今後、やはり26年度予算に向けて議論をすべきところは議論をする、そういったところもやれる場があるわけでありますから、百条委員会をしてまで、そして財政上、何ら問題がない中でやるような百条委員会については反対をいたします。
そういった意味で、今回の決議、反対をいたします。
○議長(高橋孝内)次に賛成討論の発言を許します。宍戸幸次議員。
○14番(宍戸幸次)賛成討論をさせていただきます。
まずもって、財政面について云々のお話は多分にありました。この財政面については、もともと鑑定評価の1カ所を選定するときからスタートしているんです。つまり、この中身によってはどこになるかもわからない、そういう状況が鑑定に基づいて1カ所に絞られたと。そもそもこの鑑定をとるために287万7,000円が支出されているんです。しかし、当時の審査の中では、みんなの審査は了としたと。これはこれでいいでしょう。だけれども、今回初めてこの内容を聞いたところ、一つ一つはっきりした回答が得られなかった、私のときには。それは執行部も今度検討するとか、そういう状態であったわけです。それゆえに、この財政面がどうのこうの、全く関係ないという話ではないんです。この結果に基づいて次のステップに行くという、その財政が全部絡んでくるということです。26年は確かに今回の審査にやればいいかもしれません。だけれども、25年中にもかかわらず予算がついているわけですから、だからそういうことにしてみれば、最初の24年の応募のあったときからずっとさかのぼって調査をしないと明確でないという部分があるから、私はしっかり調査をするということの建前から賛成です。
○議長(高橋孝内)次に反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がありませんので、これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。決議案第1号岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案については、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(高橋孝内)起立少数であります。よって、本案は否決されました。
休憩をいたします。
午後2時40分再開
日程第2 一般質問(個人)
○議長(高橋孝内)4番布田恵美議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
〔4番布田恵美議員発言席〕
○4番(布田恵美)未来いわぬまの布田恵美でございます。今回は貞山運河の景観活用についてという点で質問を取り上げてまいります。
最初に、貞山運河は、阿武隈川河口から岩沼市、名取市、仙台市、多賀城市を経て、松島湾から石巻市に至る全長50キロメートルに及ぶ日本を代表する運河です。中でも阿武隈川河口、岩沼市から閖上に至る全長15キロの木曳堀は、1597年から1601年にかけて伊達政宗により開削された最も古い運河であり、往時の面影をとどめるすぐれた歴史的景観を有していました。
かつて司馬遼太郎は、「街道をゆく」の中で岩沼の貞山運河を訪れ、その端正な美しさに心を打たれ、以下のように記してもいます。「ともかくこれほどの美しさでいまなお保たれていることに、この県への畏敬を持った。宮城県がこれを観光として宣伝することなく、だまって保全につとめていることは、水や土手のうつくしさでよくわかる。仙台藩の後身らしく、武骨で教養のある風儀が、そのことで察せられるのである」と記されております。
今回の津波で沿岸部はほぼ壊滅しておりますが、その後の分析で貞山運河の存在が大津波の遡上を遅延させる効果や引き波を集約する排水効果など、津波に対する減災効果を有することがわかっています。このため宮城県は、平成25年5月、貞山運河再生復興ビジョン、こちら宮城県土木部のものですが、発表し、以下の基本理念のもとに基本方針、基本目標を定めています。(「傍聴席、うるさいぞ」「静粛にしてもらわないと」の声あり)
○議長(高橋孝内)傍聴者の皆さん、静かにお願いします。
○4番(布田恵美)基本理念として、「運河群(貞山運河・東名運河・北上運河)の歴史を未来へと繋ぎ、運河群を機軸とした“鎮魂と希望”の沿岸地域の再生・復興」、そういった理念でございます。それらを踏まえてお伺いいたします。
1番、貞山運河の歴史的景観を生かした岩沼の将来ビジョンについてお伺いいたします。
最初に、岩沼市の震災復興計画では、2011年8月7日に発表された岩沼市震災復興グランドデザインにおいて、いち早く郷土の誇りである貞山運河の保全、再生を基本目標として掲げています。
また、震災復興マスタープラン、こちらは改訂版、2013年9月では、歴史的景観の保全を重要施策として位置づけ、以下のように定められています。「岩沼市においてこれまでに培われてきた歴史や文化を未来の世代へ継承していくために、貞山堀や海岸部の文化的、歴史的景観を保全、再生します」とあります。宮城県の計画では、基本的に現在の貞山運河堤防のかさ上げが行われると聞いていますが、どのように受けとめているのか、まず市長の見解をお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)貞山運河、そして岩沼の部分、木曳(コビキ)堀、もしくは木曳(キビキ)堀につきましてもお話をいただいたとおりでありますし、司馬遼太郎さんが来られて「街道をゆく」の中でいろいろ書かれているということであります。
我々といたしましては、1つは震災からの復興という中で、まず海岸堤防は国の責任、そして貞山堀は県が管理をしておりますので、県の責任で改修してもらいたいということでありまして、それに加えまして、岩沼としては貴重な先人たちの財産でありますので、これはしっかり守らなければならない。とりわけ、例えば松で言いますと、司馬さんが褒めてくれた松というのはぜひ、県がかさ上げをするにしても、しっかり保存をしてもらわなければならない。これにつきましては我々も申し出しておりますし、また議員有志の方々がじかに知事にお願いをしてくれたりという格好でありまして、先日、県の仙台土木の所長が来られまして、しっかりこれは守りたいということでお話をいただいております。
貞山堀自体がこれまでの歴史的な遺産であると同時に、岩沼としては今の状況では岩沼のみの地域でありますけれども、貞山堀というのは非常に守りを固める点では大切な役割があるということですので、歴史的な景観を生かしながら、残しながら、それと同時に貞山運河の役割というのはやっぱり別に出てきますので、そういう面を含めてしっかり県のほうでは責任を持って改修してもらうと。それについて市としてもいろいろ注文をつけているというところであります。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今、市長のほうから貞山運河に対する取り組み、お聞かせいただきました。大変地域の方、これまで地域で過ごされた方にとっても貞山運河というのはなじみがあって、岩沼から遠く離れて暮らしている方にとってもふるさとの原風景の一つではないかなというふうに思います。
次の質問でございますが、貞山運河のかさ上げに関しまして、取り壊しての工事ということになるのか、その辺をまずお伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)通告をいただいて、取り壊すということなので、一回も聞いたことがないので実は私も驚いたわけではありますが、県のほうとしては、まず全体として御承知のとおり、地盤沈下によって堤防が沈下をしていると。あるいはまた、津波によって護岸等が崩壊をしたり流出をしているということでありますので、この辺については復旧をしたいと。その中で堤防の高さが大体標高3.7メートルにかさ上げをするということでありまして、津波による堤防の崩壊、決壊がすることがないようにということで、海岸防潮堤の内側でありますので、それでまた、役割は違うわけではありますが、いずれにしても堤防をかさ上げする、そしてコンクリートで覆うということがあります。ですから、これについては、もとの貞山堀とは違ってくるという要素もあります。かといって、我々は歴史的景観を生かすということと同時にしっかり守りということも考えなければならないということでありますので、その調和をどうとっていくかということではありますが、洗掘防止として護岸の両側を鋼矢板で閉める計画だというふうに伺っております。そういう意味では、これまでとは違ったような形になってくるのかな。できることならば、岩沼の貞山堀全体をしっかりもとどおりというふうに思うわけではありますが、やはり全体としてかさ上げしなければならないという課題がありますので、とりわけ松が比較的よく残っている部分を中心に、そうなりますと司馬さんが褒めてくれたということになりますが、そういう部分はしっかり守っていきたいというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)拡幅工事についてはいかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)貞山運河の復旧につきましては、ただいま市長が申し上げたとおりなんですが、高さにつきましてはおおむね1メートルから1.5メートルほどかさ上げをします。それに伴いまして河川の敷幅が拡幅されます。
それとあわせまして、赤江江から名取市の広浦までの区間につきましては、川幅、河道分ですね、17メートルほど拡幅するというふうに計画としては伺っております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)次の質問ですけれども、今の拡幅工事、それからかさ上げ、歴史的景観の保全が基本理念ではあるが、現状では貞山運河はコンクリートの3面張りとなるような、施工後、のり面の緑化が芝などにより行われる予定とも聞いている、植樹も改修も行われる予定とも聞いております。
そこで、岩沼市が掲げている「貞山堀や海岸部の文化的、歴史的景観を保全、再生します」という点での整合性はどうなのかなという点でお尋ねいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)これはできることならば、木曳堀部分については現状のままというか、もとのまま。しかし今回、相当被災をしておりますし、また、役割という点から見ますと、やはり県は責任を持って、これも防御の一つとしていますので、そのあたりについては、残念なことでありますが、かさ上げ等はやってもらわなければならないというふうに思っております。災害の予測がなければ、もちろんもとどおりでいいかというふうに思いますが、やっぱり今の状況としてはそちらのほうをやらざるを得ないというのが、県の偽らざる心境だというふうに思いますし、我々としても、できることなら全て残したいところではありますが、特に重点的に言いますと、しっかりとした松等が残っている部分を中心に、何とか少しでもそれらが生かせればありがたいというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)残せるところは残していきたいという市長の答弁でございました。
震災前には岩沼市貞山堀、運河沿いのクロマツ、大変多くあったかと思うんですが、どの程度そこにあったのか。そしてまた、現在残っている数をお知らせください。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)残念ながら震災前のクロマツの生育状況については、本数等は把握しておりませんが、震災後につきましては、新浜橋付近から蒲崎排水機場付近まで約800メートル区間でございますが、比較的残ってございます。その区間について、宮城県が行った生育調査によりますと、約190本程度が確認されているということでございます。そのうち50本程度が枯死状態ではございまして、生育良好な松につきましては4割程度の約80本というふうに伺っております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)私がちょっと調べたところによると、震災前は岩沼市の貞山堀、貞山運河沿いのクロマツの本数というのは1,300本余りあったというふうに言われてもいます。津波から残った運河沿いのクロマツというのも600本余り、地域、どこからどこまでというくくりがそれぞれあるかと思いますが、そんなような数字もちょっと見聞きしております。
そこで、改修計画で保全されるクロマツというのがどの程度あるのか、お知らせいただけますでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)宮城県の計画によりますと、ただいまお話ししたとおり、新浜橋から蒲崎橋までのおおむね800区間につきましては現況のクロマツを残していただけるということでございまして、なお寺島橋付近についても、クロマツが現況のまま残っていますので、おおむねその辺までは現況のクロマツを残すというふうな計画を伺っております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)地域を限定して言いますと、新浜地区で約180本余りクロマツが残っているというふうに言われておるんですが、改修計画で伐採されるクロマツというのはあるんでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)宮城県のほうで調査しまして、50本程度の少し枯死状態の松につきましては状況を見ながら対応しなければならないということで、腐った松を堤防に残すということについては河川管理上うまくないということを伺っていますので、なお施工段階については、市のほうと連携をとりながら進めさせていただきたいというお話はしてございます。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)隣、岩手県ですか、陸前高田において奇跡の一本松が着目されました。これは枯れてしまった後も大変大きなお金、1億円を費やして複製品が製作されてもいます。
貞山運河では、聞くところによると、先ほど50本余り枯れているような状態にあるものを伐採するということでございましたが、そのほかには工事に伴って伐採するということはないのでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)ただいまお話ししたとおり、寺島橋まではおおむね松の木が残っていますので、災害復旧事業の中で松並木の保全というふうに県のほうで位置づけておりまして、寺島橋付近までについては何とか残していきたいというふうなことは伺ってございます。
なお、事業進行状況に合わせまして、市のほうと連携をとらせていただくというようなお話をいただいております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)岩沼というのは、月曜日からの一般質問、会派代表者質問もございましたが、その中で、被災地のトップランナーということで大変大きく全国的にも知られて、いろいろな取材を受けたり、遠くの方も岩沼に注目をしていると、そういった状況でございます。
今日の治水、河川改修技術の知恵を絞って保全と治水の調和、共生を再検討すべきではないのかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)お話をいただいておりますように、今、河川をどうするかということでは一番大切な部分をお話しいただいたとおりであります。我々といたしましても、当然そういったことでぜひ進めていただきたいというふうに思っておりますが、一方では、今回特に震災後の状況としては多重防御の一環というふうになっておりますので、当然のことながらまず防御ということをしっかりやらなければならない。それと同時に、貞山運河の再生復興ビジョン等でふさわしい景観の復元・創出ということもうたわれておりますので、我々としてはできるだけ早いうちにもとどおりの形に近い形になればいいというふうには基本的に思っております。
そしてまた、実はコンクリートに囲われるということではありますが、護岸の覆土だとか緑化だとか堤防背面への覆土、植樹について、県のほうでは十分検討して行うというふうに伺っておりますので、再生する、そして防御ということの点からいっても、これまでの景観とか歴史というものに配慮をした形で進めていただけるのではないかというふうに思っております。
そしてその中で、一本松ではありませんけれども、まず桜を植えるということが大体有識者とかなんかの中で話がまとまってきて、県南浄化センターの近くではもう既に去年の3月末に植樹が行われた。そして、ことしの3月21日には海浜緑地公園の南ブロックにおいて植樹をされるということでございますので、松と桜という形になりますが、これらがうまく調和をして、そして少しでも歴史的な景観を残したような格好になれば非常にありがたいというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)貞山運河のかさ上げ、改修は、やはり防災・減災の点から治水上の問題から必要とされていることと理解しております。
もとより治水というのは、総合治水という概念があるように、ただ単に運河のみで解決できる問題ではなく、周辺地域の土地利用を含めた総合的判断が必要なことではないかなと思うわけです。いろいろ考えていく中で、代替案などを検討する余地というのはないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)治水・利水、そしてまた、今お話をいただいておりますように、いろいろな面を十分配慮して、景観等にも心配りをして、今の技術をもってすればできるのではないかと。確かにそうではないかなというふうに思っております。
ただ、やはり何といっても守りは最低限度、欠くべからざることでありますし、岩沼の復興のまちづくりも、貞山堀のかさ上げがあるという前提で計画をし、実行してきておりますので、やはりこれはまず守りをしっかり固めてもらわなければならないというふうに思っています。
そういう中で、当然のことながら景観に十分配慮をするというふうに県の計画でもうたっておりますし、我々は必要に応じて十分な、大変語弊がありますが、チェックを入れながら、市として景観の保全ということ、そしていろいろな面での調和が十分図れるように最大限努力をしていかなければならないというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)景観に配慮していくという市長の答弁でしたが、五十数年前でしょうか、長谷釜地区、前川は、干拓して田んぼに転用していたと聞いております。今回の改修は、貞山運河の河川区域のみで対応しているということのようなんですが、この地域、御存じのように広い範囲で地盤沈下が生じているわけです。隣接地の沈下した湿地、水田などを遊水池として活用するということも考えられるんではないかなと思うわけです。そうすることによって洪水時の容量が格段に増大もいたします。
現在、貞山運河東側の沿岸地域は、水田などの復旧の対象外ともなっており、前川などには、例えば遊水池などという活用があった場合には水鳥の飛来、そういった環太平洋の渡り鳥の飛来地としての生物多様性の宝庫となる可能性も専門家から指摘されてもいるようです。このような沿岸域の潜在的な可能性と治水上の課題を組み合わせることによって、郷土のみならず日本の誇りとする貞山運河の保全、再生を可能にするという検討も必要ではないかなと思うわけですが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)大変失礼ですけれども、非常にいい視点だというふうに思います。
ただ、遊水池とかなんかを含めまして、五間堀川の改修という形で、太平洋に放流ということを国の費用で県が進めることになっておりまして、その上で計算をしていきますので、この部分に遊水池をつくるということになりますと、今度そちらのほうの影響とか出てきますので、今の段階としては別次元で考えざるを得ないのかなというふうに思っております。
そういう中で、いわゆるサンクチュアリとか言われるわけでありまして、生物多様性の宝庫だということについてはいろいろ聞かせていただいております。また一方では、いや、今回例えば土砂の埋め立てだってどこから持ってきているかわからないじゃないか。そこの中でいろいろな種とかなんか入ったら、これまでの植生と違ってしまうんじゃないかとか、あるいは今回、何か鳥が飛来してきたと。でも、もともとのものじゃないのに、それをむしろ守るということは外来種を入れてしまうんじゃないかとかという指摘もあって、我々はどちらの学者の先生の話を聞いていいのかわからないわけではありますが、いずれにしても、でも、ある意味で大変、蒲生がああいう状況になったことでもないんですけれども、やっぱり岩沼としてもそういう意味ではいろいろな可能性がありますので、こういう部分は十分注目をして、市としても対応していかなければならないというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)自然との共生、そういった点からも検討していっていただきたいと考えます。
次の質問です。
いにしえより多くの人に親しまれて、大きな役割を果たしてきた貞山運河です。私たち岩沼市民にとって大きな財産でもあります。
現在、国に名勝指定の答申が出されている武隈の松とともに、岩沼を訪れた方に大きな魅力となる場所と思えるわけですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)先ほど取り上げていただきましたように、司馬遼太郎氏が「街道をゆく」の中で貞山堀の松をたたえたということでありまして、岩沼市としても当然貴重な財産でありますし、それこそ玉浦の特に先人たちがいろいろ工夫して、暴風・防砂・防潮林に松が一番いいんだということでずっと長い間苦労しながら進めてきた。ですから、その松をぜひ守りたい。しかし今回、津波等の中で松が二次災害を生むんだということでありまして、なかなか松の再生ということについては難しい面も実はあります。
また一方では、防潮林という関係については、国のほうも実は松だけではなくて広葉樹も活用できないのかということで、岩沼の海岸で今、実証実験を行うという格好になっているわけでございますが、そういう意味で、松についてはいろいろ意見もややあるわけでありますが、しかし考えてみれば、岩沼はそれこそ松が市の木でありますし、そして千貫の松、武隈の松、あるいは海岸の松、司馬さんが褒めてくれた松というのがありますので、これらは岩沼にとって歴史的な遺産であり、そしてまた、今持っているすばらしい岩沼の財産だというふうに思いますので、まず武隈の松は国のほうの名勝指定という格好になるかというふうに思いますので、それらとあわせて、ぜひ岩沼としては、司馬さんの褒めてくれた貞山堀の松についてもいろいろな形でPR、情報発信をしていきたいと。 なお、市で例えば何かのときに実はお土産でお上げしているんですが、ブックマークがありますが、それは既に司馬さんが褒めてくれた貞山堀の松を使うとかということでやってきているわけであります。 なお、御提案をいただいておりますし、そういう部分についてさらに力を入れていかなければならないというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今、市長のほうから貞山運河、そして武隈の松を観光資源としても力を入れて取り組んでいく、活用していくということが答弁にありました。
市長が今思われている具体なアイデアなどあれば、お聞かせいただければ、新年度の中で推進していきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず1つは、武隈の松で言いますと我々古くからというか、二木の松というふうにはわかってきたんですが、今回、武隈の松という報道があったときに「岩沼、二木の松以外に武隈の松があるの」という話を実は何人かから伺いました。改めてまず、武隈の松イコール二木の松だということも市民の皆さん方に、全ての人にわかっていただくようにしていかなければならないというふうに思っておりますし、また司馬さんがすばらしいと言ってくれた。これは実は竹駒神社の門なんかもそうなんです。本殿が一番すばらしいと、桃山建築。ところがこれについては焼失してしまったということがありますので、その意味で今回、貞山堀を直すということではありますが、やっぱり改めて司馬遼太郎さんが褒めてくれた松なんですよということなので、岩沼は松で、千貫松というのは船の目印になったし、慶長の津波とかなんかの中で松がどうなのかといういろいろな言い伝えがあるわけでありますが、いずれにしてもその松を連携して。ですから、例えばJRの「駅長さんの旅」で武隈の松だとかいろいろやっていただいているわけでありますが、場合によってはそういう形でも3つの松をつなぐような観光ルートと言ったらいいか、そういう形でできないのか。あるいは、ブランド振興協会のほうで、そういうものをあらわすような、土産にいいようなものはないかということで今検討している最中でありますので、少しでもこういったことを岩沼市民がまず知って、そしてまた市外の人にも知ってもらうという格好で、むしろいいアイデアを出していただいて、それを具現化していけば岩沼の魅力、そして岩沼を発信する大きな手がかりになるのかなというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)布田恵美議員。
○4番(布田恵美)今、市長の答弁の中で3つの松というお話がありました。これから岩沼がいろいろな、私、12月議会の中の質問でも取り上げましたが、近い将来に東京でのオリンピック開催ということもあって、そして仙台空港に大変多くの方が外国からもいらっしゃるだろうと。そういった点で、観光の目玉としても貞山運河、そして武隈の松、千貫の松を生かしてほしいなと思っております。
震災から間もなく3年になろうとする私たちの郷土岩沼でございます。震災前に戻るだけではなくて、より以上、前に進む岩沼を私も願いながら議員活動を続けています。
地の利に恵まれ、暮らしやすいまち岩沼。先日も震災後に岩沼に復興支援でいらっしゃったとある団体の職員の方が、私は岩沼が気に入って岩沼の団体の正式な職員になりましたという方がおられました。当時は派遣職員で、震災後にとある団体にいらっしゃった方のようでしたが、岩沼がどこということは具体なことではなく雰囲気が好きなんだと。関西のほうから岩沼に定住を決意され、岩沼にお住まいになっていると、そういった魅力をもって感じている方が岩沼にはいらっしゃいます。恐らくこれからもそういう方々はふえていくと思っています。 山側、西にあります里山と、そして東に歴史的な景観から成る貞山運河、人はもちろん、地域資源を生かして持続可能なまち岩沼であり続けることを願い、私の一般質問を終わります。
○議長(高橋孝内)4番布田恵美議員の一般質問を終結いたします。
5番酒井信幸議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
〔5番酒井信幸議員発言席〕
○5番(酒井信幸)5番、改革・初心の酒井信幸です。
通告いたしました児童・生徒の体力向上について質問いたします。
1のスポーツ基本法についてですが、平成23年8月にスポーツ振興法が全面的に改正され、スポーツ基本法が制定されました。
この法律は、スポーツに関し、基本となる事項を定め、並びに国及び地方公共団体の責務並びにスポーツ団体の努力等を明らかにするとともに、スポーツに関する施策の基本となる事項を定めることにより、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民の心身の健全な発達、明るく豊かな国民生活の形成、活力ある社会の実現及び国際社会の調和ある発展に寄与するということを目的としてつくられた法律でございます。
その基本法に基づきまして、平成24年3月にスポーツ基本計画が策定され、スポーツ基本計画の第3章、今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策では、学校と地域における子供のスポーツ機会を充実するための政策目標として、子供のスポーツ機会の充実を目指し、学校や地域において全ての子供がスポーツを楽しむことができる環境の整備を図るとあり、そうした取り組みの結果として、今後10年以内に子供の体力が昭和60年ころの水準を上回ることができるよう、今後5年間、体力の向上傾向が維持され、確実なるものとなることを目標とするとしています。
そこで、岩沼ではこの目標について実現可能なのかお尋ねいたします。
○議長(高橋孝内)教育長の答弁を求めます。百井崇教育長。
○教育長(百井崇)お答えいたします。
国のスポーツ基本法ですが、これは参酌して各地の実情に応じて作成するように、取り組むようにということですので、あくまでもここ10年間に昭和60年代までに行くと。5年までには向上傾向を維持するということになっておりますので、これは努力義務として小中ともそれに取り組んでまいりたいと思っております。以上です。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)わかりました。一応結構難しいことだと思うんです。60年代の体力に戻そうというのが、全てを変えていかなければならないということで、今の子供たちに昔の水準に合わせるということは非常に難しいと思いますけれども、それに向かってまずは進んでいただきたいと思います。体力についてはまた別に質問しますので、これはよしとします。
(2)のスポーツ基本計画の学校の体育に関する活動の充実でありますけれども、武道等の必修化に伴う指導力や施設等の充実となっています。そして平成24年からは中学校保健体育において武道等が必修化されて、文部科学省の委託事業といたして武道等指導推進事業授業協力者養成講習会というのを開くようになっていました。そこで、全日本柔道連盟では平成24年度に、あと全日本剣道連盟では平成25年度に講習会の開催や計画をしています。
宮城県内では、一応お聞きしますと、柔道関係では大体110名を超える方々が登録されていると。剣道においては来月、3月8日でございますが、開催予定で、70名近くが受講し、その授業協力者として登録されることとなっております。
今まで岩沼の学校でもいろいろと武道推進されていると思いますけれども、今後そういう登録者が出た場合に、岩沼の教育委員会としてどのような対応をされるかお聞きしたいと思います。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)確かに学校の中で武道とか出ましたけれども、今、実情を申せば、中学校の教員では武道を指導するのに少しやはりまだ実力不足というか、そういった傾向は見られますけれども、今研究も含めて、そういう研修会等含めて、指導者の実力の向上に努めておりますし、やはり学校体育はいろいろ体験をしてスポーツの喜び、例えば格技だったら格技の精神、そういったものに触れていくことが大事だと思いますので、そういった学外の協力者があればお願いすることもあるかと思います。以上です。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)確かに、先生がそういう指導をされるというのは当然なことで、前に前教育長のときにもお聞きしたことはありました。
そこで、一応調べてみると、仙台市の教育委員会では平成24年度に中学校の学習指導要領が改訂されたことにより、保健体育の授業において武道の授業が必修となったために、25年度から新規事業として武道等指導推進事業というのを実施したそうでございます。それにより、いろいろな団体方面にもお声がけをして、先生の補助なり、今後学校の専門的指導者がいない場合、補助として扱う手助けをするというようなことで仙台市としては進めているみたいなんですけれども、今後、岩沼市教育委員会として市内中学校における、先ほどの授業協力者というのもありましたけれども、それとは別に体育の先生とか、あと地元の柔道・剣道、ほかのダンス等もありますけれども、そういう方々を集めてそういう授業協力に対する推進事業的なものの考えというのはございますか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)市独自ではございませんけれども、県教委と協力し合いながら進めてまいりたいと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)一応、先ほども言いましたように授業協力者がいろいろ登録制度となって、今後また県の教育委員会のほうから各市町村のほうに多分そういう協力要請が流れてくるとは思いますので、こういう人材もいるということを認識していただきながら十分に活用していただきたいと思うので、よろしくお願いいたします。
それでは、2の体力測定についての質問に入ります。
今回の施政方針で、体力向上への取り組みについての説明がありました。児童生徒の体力の低下が心配されている今日、学校体育の充実に向けた教育環境づくりなどに体力向上への取り組みの充実を進めるとありました。平成25年度の全国体力テストでは、平成20年度等と比べても子供の体力には大きな変化は見られなかったというふうな私の調べでございましたけれども、ただし、東日本大震災の被災地の小学生を中心に体力の低下傾向が見られたというふうなことがあったのですが、岩沼市内の小中学生の体力は全国平均と比べどのようになっているのかお伺いします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)今年度の全国体力・運動能力の調査では、男子は小中学校ともほぼ同等かやや高い傾向があります。女子のほうは、小中学校ともやや下回っている傾向があります。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)そうすると、ほかの被災地、確かに運動場、校庭等にプレハブ仮設が建っているところはなかなかそういう運動がうまくできませんけれども、岩沼の場合はそういう面では確保されているということで、同等ということで了解いたしました。
それでは、(2)の市内の小中学校では、年に何回、いつころそういう体力向上の測定を行っているのかお聞きいたします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)体力テストにつきましては、1学期間に行って、9月中には県教委のほうに報告するようになっていますので、1学期に大体全ての学校で終わっていると思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)この体力測定は、あくまでも全国の体力テストという均一のものでございますか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)そのとおりでございます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)そういう面で、先ほど全国平均としてはそんな体力はないというふうにお聞きしましたけれども、やはり波があって、どこが高くてどこが低いとかという、それぞれの子供の結果が出ていると思います。それによって体育や保健の授業で補うような、どういうふうに反映された授業をされているのかお伺いします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)各学校とも課題を分析して授業やなんかで工夫しておりますし、例えば小学校5年のとき被災した学校の子供たち、最初は6年で落ちていたんですが、今は中2で戻って平均並みになっていると。そういうふうに各学校の指導者が留意しておりますので、大丈夫だと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)はい、わかりました。そういう面で落ちて、いろいろと先生方と指導のもと、中学校2年になってきて同等というか上がってきたということは理解します。
あと、大分県のほうなんですけれども、平成20年度から県内の18市町村の大体ほとんどのところに小学校の体育専任の教科教員を1人ずつ配置して担任を持たせないということで、そういう面で体力向上につなげて大きな成果を上げている。これは大分県としての、県の事業ですけれども、岩沼は教育に関してはいろいろなサポートがされて、すばらしくほかの市町村よりはよい教育をされていると思いますけれども、そういう意味で体力向上を含めた岩沼市独自の専任の教員というのを設ければもっともっと体力向上は伸びていくと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)学校の教員の定数は全部県教委で持っておりまして、県教委から加配としてもらわない限り専任の教員は置けません。
今、ちょうど加配の要求の時期ですので、学力に関しては要求しておりますけれども、体育については要求しておりませんが、その辺についても考慮したいと思います。
ただ、ことし要求するかどうかはまた別ですが。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)わかりました。
あとは、正教員ではなくても、助手的な意味合いを含めて市の独自の教員という旨で要請する。確かに生徒の体力向上というふうにうたっていることですので、そういう面で何かしらそういう方策をとるべきと考えますので、いずれその方向で考えていただきたいと思います。
(4)に入ります。
そういう意味で、今現在の先生方で、授業前や業間やまたは授業後に、前もお聞きしたことがあるときは、何かしら学校によって朝のグラウンド走なりいろいろな催しもしていたというのを聞いておりましたけれども、今そういうことで市内の各小中学校で体力向上に向けた活動をしている学校とかはあるんでしょうか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)各行事とかそういったことに対してやっているかと思いますけれども、年間を通じては行っておりません。
ひとつここで御理解いただきたいと思いますが、例えば朝、出すことによって、実際岩沼では20年ぐらい前に事故が起きておりますので、その辺について子供の健康管理を考えた場合に、十分な休養、そして授業、そういうところが入っていかないと事故というのがやっぱり心配ですし、特に小学校の場合は小さい子がおりまして、一人一人の健康管理がかなり難しいものがありますので、その辺は学校としてもそれぞれの担任が苦慮しているところでございますし、やはり私たちは授業の中でとか、それから学校の教科指導の中での事故は絶対避けたい、避けるという思いでやっておりますので、それについてはかなり慎重だと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)私も育成会行事と子ども会の行事を含めても、そういう事故というのは確かに今は訴えられるときになっておりまして、注意しながら進めなければならないことは重々に承知はしております。ただ、それはそれで理解しますけれども、やはり体力向上というのを一つのうたいをしていると。そうすれば、行事や体育の授業だけではなくて、やっぱり何かしらの安全に考慮したといいますか、そういう行事も少しずつふやすのも考えなければならないとは思うんですけれども、今言われたように行事、水泳なり陸上競技とかそういうときには確かにわかりますけれども、どうしてもスポーツの、運動する、二極化となっている部分があって、スポーツ少年団等に入っている子供、あと授業の体育だけをする子供、それぞれの二極に分かれて、数字もはっきり出ているとは思うんです。そういう面で、それをならすというのは難しいですけれども、やっぱり何かしらのそういう方策を考えるべきと思いますが、それについてはどうでしょう。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)実際、子供の体力というのは、遊びの中でつくるのが自然ですね。子供は、例えば鬼ごっこをして走って疲れて休む、これは自然な動きなんですね。休み時間をふやすとか、子供たち同士で外で遊べる時間をふやすということで、業間の時間を長くしたり、そういった工夫しております。実際は目に見えてきませんけれども、そういった中で子供たちが集団で遊ぶ時間をふやそうとしているのが今の学校です。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)はい、わかりました。その点、あと別な質問に付随してお聞きします。
あと、今回の施政方針の中で、体育事業に対して運営費の補助などを行うとありました。どのような補助なのか、お聞かせ願います。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)体育事業に関して、中学校で中体連のほうに事業費の補助をしております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)事業の中の補助。例えばどういうものの支出なのか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)今の補助は中体連、体育連盟の補助でございます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)そうすると、これはあくまでも体力向上とかは関係なく、財政的助成という感じで考えてよろしいんですね。わかりました。
じゃ6番に入ります。これも施政方針で、学校体育の充実に向けて教育環境づくりを進めるとありました。どのような教育環境設備づくりをするのかお伺いします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)各学校の学校体育の充実に向けた教育環境づくりに助成金を出しております。
助成の具体的な内容についてですけれども、1つは、体育に使用する用具購入、それから運動体力増進とか運動体力の活動に使用する用具、授業外の用具の購入ですね。それから3番目は、運動会とか体育行事等で使用する用具購入の助成。それから講演会とか記録会等にかかわる講師派遣に対する助成。それから部活動促進にかかわる助成をいたしております。これらを子供たちが喜んで体育に参加できるようなものにしたいと思っております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)そういう用具に関しては、いろいろな選び方があると思うんですけれども、子供たちが要するに遊びをもって体を鍛えるという場合に、縄跳びなりいろいろな発想が出てくると思うんです。そういう面で、ある程度先生が選ぶのか、子供にアンケートをとらせてそういうことでの用具をそろえるのか、それはどちらの選び方をしているのか。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)これは、教員のほうが子供たちの動きを見ながら何が必要かを考えると。それからあと、岩沼では学校で使えるお金がございますので、そういったものを活用しながら、子供の実態に合ったものをそろえるようにしております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)ちなみに、今まで買ったかどうか確認したいんですけれども、どのような器具といいますか、そういう意味でどのような遊びをさせているのか、もしわかれば。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)これから計画して進めていくものでございましての予算ということで計上しましたので、これから26年度、各学校のほうで計画に沿って使っていくんではないかと思っております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)わかりました。
先ほど新しいものをするんだから難しいというふうにはお聞きしましたけれども、仙台の富沢小学校、昨年、全国学校体育研究最優秀賞、文部科学大臣賞に県内で初めて選ばれたというニュースがありました。これも学校の中で独自の準備体操や朝の一斉運動というのを学校で決めて、全校児童にやらせている。
やはりそういう面でやっている学校が実際にあるとすれば、岩沼でもそういういろいろなものに配慮しながらも、できる範囲で、最初から運動量の多いものではなく歩いて何周とか、体にけがしているとかの場合は外させるとかいろいろ考えながらしなければなりませんけれども、そういう面で少しずつ岩沼市内でも一つの目標を立てながらやらせて、やっぱり自然と向上させるという旨のことを仙台の富沢小学校ではやっていると。そうすれば、岩沼でも何らかの関係でやることはできるんではないかと思うんですけれども、もう一度、考えを。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)他市の学校についてはコメントを差し控えたいと思いますけれども、今まで学校でそういう研究をして、持ってきたときに、いろいろなひずみがあってなかなか難しいものがございます。その面では成果が上がります。ところが、ほかの面が抜けてくるんですね。ですから今、学校の中では指定研究というのはほとんどなくなっております。受ける場合には、こちらの条件を出して、これでよかったら受けますよ、そのかわり別なものを下さいみたいな要求をしながらやるわけです。今その反省のもとに各学校、指定研究がなくなってきているわけです。ですから、富沢小学校については、私も知りませんので、あと調べてみたいと思いますけれども、それを見て考えたいと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)確かにいろいろと条件があるというのでは難しい部分はありますけれども、実際にやった学校のことの参考事例として、今後生かしてただいていけばいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
では3番、仙台大学との連携についてということでございますけれども、現在、仙台大学と小学校に関してどのような連携を行っているのかお聞きします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)仙台大学の学生を授業とか補助に派遣していただいて、そして子供たちのサポートをするとか、それから陸上大会、水泳大会なんかでも指導をもらったりということはします。もちろん指導の中心は教員でございますけれども、サポートという形でお願いしております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)これはあくまでも陸上大会、水泳記録大会、その何カ月か前というか、ある程度市内4校に満遍なく週何回というふうな定期的なお願いなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)各学校から出された希望に沿って仙台大学のほうにお願いして依頼しているところでございます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)そうすると、各小学校4小のばらつきは非常にあるということでよろしいんでしょうか。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)各学校の事情に応じてということになりますので、大変活用の多い学校もあれば、なかなか依頼しても学生が来なければできませんので、そこのところの関係から少なくなっている学校もございます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)こちらが必要としている時期と向こうが来れる時期、それがうまく相まって手伝いはできますけれども、試験の時期とかそういうことでなかなかうまく合わないということでよろしいんでしょうか。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)確かに授業だったり、また蔵王での宿泊学習だったり、そういったところと大学のテスト時期と重なったりとかいろいろな条件がございますので、そこが合えばということになるかと思われます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)はい、わかりました。
それでは、同じように中学校の場合はどのような関係なのかお聞きします。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)中学校は主に部活動についての指導を援助してもらっております。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)その内容幅といいますか、何種目にわたりというふうなある程度統計というのはとっているんでしょうか。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)これまでの実績を見ますと、剣道、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどが挙げられています。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)これもあくまでも部活動の補助的な教えというか、剣道とかサッカー、バレー、専門の先生がいないところなのか、いるところなのか、そこ、もしわかれば。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)こちらにつきましても、先ほどと同じようにあくまでも学生ですので、指導補助という形でございます。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)今聞きたかったのは、専門職の教員がいないところに行って教えているのか、ただいるんだけれども、そこの補助として教えているのかをちょっと。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)そこは学校のそれぞれの事情でございまして、大学のほうに学生の派遣を依頼するわけでございますので、ぜひ来てほしいという要望があっての派遣でございます。あくまでもそこの補助という形になりますので、そこのところを御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)私が聞きたかったのは、補助は補助でいいんですけれども、要は剣道だったら剣道の指導者がいなくて、そこに剣道を通しての指導を仙台大学からお願いをしているのか。同じようにサッカーもバレーも、そういう指導者がいなくて、ただ担任の先生はいるけれども、やっぱり専門にやってきた方々がある程度の教えをしてそういうことをやられているのかということをお聞きしたかった。
○議長(高橋孝内)山川学校教育課長。
○参事兼学校教育課長(山川敏範)顧問が必ずおります。ただその顧問が、専門性を持っていたり、あとは専門性を持っていなかったりというのはそれぞれあるかと思います。これまで出されていた仙台大学から来ておりますところを見ますと、いる場合もあればいない場合もあるというところかと思います。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)わかりました。
それでは、3の質問に入りますけれども、先ほどの百井教育長もおっしゃったように、遊びで体力をつけていたということで、我々子供のときはそのように野山を駆けめぐり、泥棒巡査なりいろいろやりながら自然と体力がついたものでございますが、今の子供たちはそういった遊びはできなくなってきて、転ぶときには手をつけないでそのまま顔から行ったり、ましてや真っすぐ走れない子供もいるというのも現状で、本当にいろいろな子供がいるなというふうに思われているときでございますけれども、やはりそういう昔ながらの鬼ごっこや相撲、女の子で言えばゴム跳びなど、常日ごろ体を動かしていろいろ遊ぶことによって体を鍛えていましたけれども、そのほかに今は遊ぶ空間とか時間、あと仲間、要するに今なんか「三間」というんでしょう、そういうのが欠如しているということによって、なかなか体力向上の基本というのがなってこれないというのが現状で、これも前に前教育長のときに質問したものでございますが、コーディネーショントレーニングということがありまして、一応1970年代に東ドイツの運動学者が考えたと。リズム能力とかバランス能力とか識別能力、いろいろな能力があるんですけれども、そういった基本的な能力を学び取るコーディネーショントレーニングというものがありますけれども、その件について、前の教育長は非常に子供の体力の向上の上で大変いいトレーニングだと思っている。そして前、平成20年の定例会でしたけれども、そのときに18年・19年度に玉浦小学校のほうで実践的に取り入れたという実績がありました。そういう意味で、百井教育長としてはどのようにこのトレーニングについて思われているかをお聞きしたいと思います。
○議長(高橋孝内)百井教育長。
○教育長(百井崇)お答えします。
これは東ドイツというお話でしたけれども、東ドイツは小さいうちからある種目に特化した訓練をしておりました。その弊害がこのトレーニングの生まれた原因ですね。1つだけのスポーツをやっていては伸びない。多方面のスポーツをやってきて、例えば6歳から12歳ぐらいまでの間にいろいろな種目をやる。その種目の中でも、いろいろエッセンスを取り出してやると。それがアスリートを育てるための一つの道だということで始まったと思いますけれども、日本の学校体育は最初からこの方針、名前は入れておりませんけれども、多方面の神経系に刺激を与えるような種目を考えておりますし、それから平成の中ごろには、10年代なんですが、模倣とかリズムとかダンスをいろいろ入れております。それが流れなんです。
ですから、学校の中で体育のカリキュラムをきちっとこなすことによってこういったことが結果的になされるということになりますし、ただ、今のコーディネーショントレーニング、これについてはもう一回校長会を通して、こういう考えがありますよと。ただ、今、日本ではそういうことをもうやっていますよと。改めて意識をして取り組みなさいということで指示したいと思います。以上です。
○議長(高橋孝内)酒井信幸議員。
○5番(酒井信幸)もうちょっと意識をしっかりと持たせていただいて、やはり体力の向上に結びつける方法でうまく御指導願えればと思っています。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(高橋孝内)5番酒井信幸議員の一般質問を終結いたします。
○議長(高橋孝内)これをもって一般質問を終結いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の会議はあす午前10時からであります。
本日はこれをもって散会いたします。
御起立願います。 ── 大変御苦労さまでございました。
午後3時41分散会
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