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平成25年第5回岩沼市議会定例会会議録(第1日目)

平成25年12月3日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番  佐 藤 淳 一
  • 2番  大 友   健
  • 3番  大 友 克 寿
  • 4番  布 田 恵 美
  • 5番  酒 井 信 幸
  • 6番  須 藤   功
  • 7番  渡 辺 ふさ子
  • 8番  櫻 井   隆
  • 9番  佐 藤 一 郎
  • 10番  森   繁 男
  • 11番  松 田 由 雄
  • 12番  国 井 宗 和
  • 13番  長 田 忠 広
  • 14番  宍 戸 幸 次
  • 15番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  布 田 一 民
  • 18番  高 橋 孝 内

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   井 口 經 明
  • 副市長   菊 地 啓 夫
  • 総務部長   大 村   孝
  • 健康福祉部長    佐 藤 裕 和
  • 市民経済部長    安 住 智 行
  • 建設部長   渡 辺 泰 宏
  • 総務課長   鈴 木 隆 夫
  • 政策企画課長    百 井   弘
  • 都市計画課長    町 田 拓 郎
  • 復興整備課長    高 橋 伸 明
  • 水道事業所長    宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   桜 井 隆 雄
  • 教育委員会教育長   百 井   崇
  • 教育次長兼教育総務課長事務取扱  平 井 淳一郎
  • 監査委員   鎌 田 壽 信
  • 監査委員事務局長   加 藤 英 教
  • 選挙管理委員会事務局長   郡 山 栄 一

議会事務局職員出席者

  • 参事兼事務局長   星   厚 雄
  • 副参事兼局長補佐  大 友   彰
  • 主幹兼議事係長   近 藤 祐 高

議事日程

  平成25年12月3日(火曜日)午前10時開議
1.開会宣告
  • 日程第1 会期の決定
  • 日程第2 諸報告
  • 日程第3 会議録署名議員の指名
  • 日程第4 市政報告
  • 日程第5
    • 議案第83号 岩沼市職員等の旅費に関する条例等の一部を改正する条例について
    • 議案第84号 岩沼市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び岩沼市道路占用料条例の一部を改正する条例について
    • 議案第85号 岩沼市火災予防条例の一部を改正する条例について
    • 議案第86号 岩沼市学習館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例について
    • 議案第90号 市道路線の廃止について
    • 議案第91号 市道路線の認定について
    • 議案第93号 平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第5号)について
    • 議案第94号 平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について
    • 議案第95号 平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について
    • 議案第96号 平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について
    • 議案第97号 平成25年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について
    • 議案第98号 平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第2号)について
    • 議案第99号 平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について
    •              一括提案理由
  • 日程第6
    • 議案第87号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    • 議案第88号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    • 議案第89号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
    •              提案理由・一括質疑・討論・表決
  • 日程第7 議案第92号 協定の締結について
  •              提案理由・補足説明・質疑・討論・表決
2.閉議宣告

本日の会議に付した事件

日程第1より日程第7まで

     午前10時開会・開議
○議長(高橋孝内)御起立を願います。おはようございます。お直りください。
 ただいまから、本日をもって招集されました平成25年第5回岩沼市議会定例会を開会いたします。

○議長(高橋孝内)ただいまの出席議員は18名であります。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会期の決定
○議長(高橋孝内)日程第1、会期の決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日から12月12日までの10日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、会期は10日間と決定いたしました。

日程第2 諸報告
○議長(高橋孝内)日程第2、諸報告について事務局長から行います。星事務局長。
     〔星厚雄参事兼事務局長登壇〕
○事務局長(星厚雄)諸報告を申し上げます。6件について申し上げます。
 第1、議案についてであります。市長から本定例会に、別紙お手元に配付のとおり議案の提出がありました。
 第2、出納検査結果についてであります。地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、例月出納検査の結果に関する報告が別紙写しとして配付のとおり、監査委員から議長宛て提出がありました。よって、そのとおり御了承願います。
 第3、議員発議案についてであります。地方自治法第112条及び会議規則第13条の規定により、議員発議案1件が議長宛て提出されております。
 第4、意見書(案)についてであります。会議規則第13条後段の規定に基づき、別紙お手元に配付のとおり、意見書(案)2件が議長宛て提出されております。
 第5、陳情についてであります。別紙お手元に配付の陳情文書表のとおり、陳情1件が議長宛て提出されております。
 第6、議案説明員についてであります。地方自治法第121条の規定に基づきます今期定例会の議案説明員は、別紙お手元に配付のとおりであります。
 以上であります。

日程第3 会議録署名議員の指名
○議長(高橋孝内)日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、2番大友健議員、3番大友克寿議員を指名いたします。

日程第4 市政報告
日程第5 議案第83号 岩沼市職員等の旅費に関する条例等の一部を改正する条例について
     議案第84号 岩沼市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び岩沼市道路占用料条例の一部を改正する条例について
     議案第85号 岩沼市火災予防条例の一部を改正する条例について
     議案第86号 岩沼市学習館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例について
     議案第90号 市道路線の廃止について
     議案第91号 市道路線の認定について
     議案第93号 平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第5号)について
     議案第94号 平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について
     議案第95号 平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について
     議案第96号 平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について
     議案第97号 平成25年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について
     議案第98号 平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第2号)について
     議案第99号 平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)について

○議長(高橋孝内)日程第4、市政報告並びに日程第5、議案第83号から議案第86号まで、議案第90号及び議案第91号、議案第93号から議案第99号までの13件を一括して議題といたします。
 市長から市政報告並びに提案理由の説明を求めます。井口經明市長、登壇の上、説明願います。
     〔井口經明市長登壇〕
○市長(井口經明)平成25年第5回岩沼市議会定例会の開会に当たり、議員各位には御出席をいただき、ありがとうございます。
 初めに、市政の概要について御報告いたします。

 新たな総合計画の策定
 新たな総合計画の策定について申し上げます。
 新たな総合計画の策定に当たり、これまで各種アンケート調査や市民会議、総合計画審議会の開催を初め、去る9月25日には議員全員協議会において議員各位から御意見を伺うなどして、「いわぬま未来構想(案)」の策定を進めております。
 本計画案の概要については、改めて議員各位に御説明申し上げ、御了承を賜りたいと考えております。

 いわぬま健幸大使
 いわぬま健幸大使について申し上げます。
 さまざまな分野において全国的レベルで活躍されている方々を通じて、本市の観光や歴史、文化、さらには復興などの情報を広く発信することなどを目的に「いわぬま健幸大使」を委嘱することにいたしました。
 10月21日には、その第1号として俳優の西村雅彦さんに、11月23日には作曲家の三枝成彰さんに大使を委嘱しました。西村さんには、東日本大震災後、継続的に御支援をいただき、たびたび本市を訪れていただいております。三枝さんには、10年以上前から毎年コンサートを行っていただいているほか、震災後にはいち早い復興支援コンサートにより岩沼市民を勇気づけていただきました。お二人にはこれからも岩沼に思いを寄せていただき、内外に岩沼の情報を発信していただけるものと考えております。

 派遣職員の受け入れ状況
 派遣職員の受け入れ状況について申し上げます。
 震災からの復旧復興のための関連予算は、震災以前の市の予算を大きく上回り、通常業務を行う一方で、その膨大な復興業務を迅速かつ円滑に遂行するためには、現在の市職員だけで取り組むには極めて困難な状況にあります。このため現在、全国33の自治体等から職員42名を派遣いただいております。
 こうした中で、26年度に向けても引き続き職員不足が見込まれることから、復興事業をさらに加速させるため、あらゆる機会を捉えて職員派遣の要請を行ってまいります。

 グリーンピア岩沼
 グリーンピア岩沼について申し上げます。
 平成25年1月(「平成25年11月」に発言の訂正あり)に、市が年金資金運用基金から取得したグリーンピア岩沼の土地及び建物等について、その取得に係る支払いが本年11月をもって完了しました。
 本施設は、健康増進及び生涯学習の拠点として多くの市民に親しまれ利用されておりますことから、引き続き、これまでの方向性を踏まえて多様な施設の運営を行ってまいります。
 また、ホテル棟の賃貸借契約については、本年度末で期間が満了となりますことから、現在、運営会社との間で契約更新に向けた調整を行っております。

 災害時相互応援協定等の締結
 災害時相互応援協定等の締結について申し上げます。
 災害時における関係機関との連携を図るため、去る10月18日に株式会社ヨークベニマルと応急生活物資供給及び一時避難所としての駐車場等の使用について、また、宮城県石油商業協同組合と燃料等の優先供給について、それぞれ協定を締結いたしました。
 また、各種災害に備えた自治体間の相互応援体制の強化を図るため、11月24日には、これまで震災復興に対するさまざまな支援をいただいてきた静岡県袋井市との間で、災害発生時における支援はもとより、平時から防災対策などに関しての連携を密にしていくなどの趣旨で「防災交流都市協定」を締結いたしました。

 土砂災害に備える連絡会議
 土砂災害に備える連絡会議について申し上げます。
 豪雨や長雨による土砂災害が全国各地で発生し、多くのとうとい人命が失われている現状から、本市における土砂災害の危険が予見される地域の町内会役員の方々と、去る11月7日に情報の収集、伝達の方法及び避難のあり方などを話し合うための連絡会議を開催いたしました。
 会議では、災害に備え、地域における避難ルートや常日ごろから留意すべき事項などについて意見交換を行いました。
 今後、会議の結果等を踏まえ、土砂災害から身を守るための迅速な避難行動に結びつく方策等について、さらに検討してまいります。

 「特別警報」に係る連絡調整会議
 「特別警報」に係る連絡調整会議について申し上げます。
 8月30日から運用が開始された「特別警報」に関し、発令された場合の各関係機関の行動や連携のあり方などについてあらかじめ確認するため、去る11月28日、国土交通省、岩沼警察署及び市の3者で連絡調整会議を開催いたしました。
 会議では、発令時に各機関がそれぞれ情報を共有し、密接な連携のもとで迅速な対応に当たることを確認いたしました。

 南国市姉妹都市締結40周年記念市民訪問団
 南国市姉妹都市締結40周年記念市民訪問団について申し上げます。
 本年、南国市との姉妹都市締結40周年を迎えたことを記念し、岩沼市民交流協会が訪問団を結成し、11月9日と10日に南国市を訪問しました。
 南国市との交流会では、橋詰市長を初め大勢の皆様から心温まる歓迎を受け、改めて友好を深めることができました。
 今後も、今回の訪問で培われた交流の輪を大切にしながら、友好親善を図ってまいります。

 復興交付金事業計画
 復興交付金事業計画について申し上げます。
 東日本大震災復興特別区域法に基づく復興交付金の第7回目となる申請については、10月11日付で、市道沿線盛土等事業や災害公営住宅事業等に係る復興交付金事業計画を復興庁へ提出いたしました。その結果、11月29日に19億9,730万4,000円の配分可能額通知を受けました。
 今後とも、復興に関する国の交付金や制度を十分活用し、本市の復興をさらに進めてまいります。

 風しん予防接種費用助成事業
 風しん予防接種費用助成事業について申し上げます。
 風しんワクチンの接種費用の助成については、10月末現在で398名の方々に行っております。
 これまで市の単独事業として助成してまいりましたが、このたび県から助成額の2分の1を4月にさかのぼって補助していただけることになりました。

 健康医療産業集積推進事業
 健康医療産業集積推進事業について申し上げます。
 これまで数多くの企業・団体等にヒアリングを行い、健康医療産業集積地への進出意向の把握に努めてまいりました。
 その結果、各方面から当該事業へ関心を寄せていただきましたので、改めて10月31日に本事業の実現へ向けて健幸サイエンスパーク岩沼協議会を設立しました。当日は協議会の設立趣旨や本市の復興状況を説明するとともに、国及び県の担当者から企業立地に関する補助金などの説明をいただきました。
 集積予定地は、平成8年に県が策定した仙台空港臨空都市整備基本計画において、国際物流拠点に位置づけられている地域でもあり、復興事業としての健康医療産業の集積と合わせ、県との連携により物流系企業の誘致も促進してまいります。

 小規模介護施設の防火設備整備に対する支援
 小規模介護施設の防火設備整備に対する支援について申し上げます。
 本年2月に国内で発生した認知症高齢者グループホームの火災などを踏まえ、介護施設利用者の安全を守るため、10月1日から市内の小規模介護保険事業者がスプリンクラー等の防火設備の整備を行う場合に、市独自の支援を行うことにいたしました。

 健康とくらしの調査
 健康とくらしの調査について申し上げます。
 去る10月4日に、東北大学、日本福祉大学、ハーバード大学との間で「JAGES(日本老年学的評価研究)プロジェクトに関する研究協定」を締結いたしました。
 現在、65歳以上の市民、約9,000人を対象として、健康とくらしについてのアンケート調査を実施しており、この調査結果を第6期介護保険事業計画の策定に生かしてまいります。

 子ども・子育て支援
 子ども・子育て支援について申し上げます。  27年度から本格的に施行される新たな子ども・子育て支援制度に向けて、子育ての現状と今後の利用規模を把握するため、現在、子育て中の保護者を対象としたニーズ調査を実施しております。今年度末までに集計結果をまとめ、26年度には子ども・子育て支援事業計画を作成し、計画的に子育て支援の充実を図ってまいります。
 また、制度に対応するために新たなシステムの導入が必要なことから、あわせて準備を進めてまいります。

 ほ場整備事業
 ほ場整備事業について申し上げます。
 岩沼東部地区ほ場整備事業については、現在まで計画どおりに進んでおり、12月17日に安全祈願祭が実施される運びとなっております。
 また、西部地区については、地域の方々からほ場整備の要望が提出されたことを受け、県に対し事業の実施についての要請を行いました。
 今後は、(仮称)西部地区水田土地利用改善推進委員会の設立や同意の取りまとめを行ってまいります。

 災害廃棄物の処理
 災害廃棄物の処理について申し上げます。
 県に委託しておりました災害廃棄物の処理については、焼却等の中間処理を経て、再資源化、最終処分を行ってまいりました。
 本施設では、気仙沼処理区からの広域連携分も含め、約64万トンの処理が順調に進捗し、去る10月19日に焼却炉の火納め式が行われました。
 岩沼処理区は、県内の処理区の中で唯一無事故無災害で作業が行われ、また、災害廃棄物の約93%をリサイクルし、そのほとんどを千年希望の丘の造成に活用するなど、低コストで模範的な処理が行われました。
 今後は、施設の解体、撤去及び整地等を、25年度末までに終了することにしております。

 国直轄事業の整備状況
 国直轄事業の整備状況について申し上げます。
 仙台湾南部海岸の堤防復旧工事については、復旧延長9.9キロメートルのうち、相野釜・蒲崎区間4.1キロメートルについて、25年7月末までに完成しております。
 また、阿武隈川の堤防かさ上げ工事については、計画延長1.7キロメートルのうち、26年3月までに約0.9キロメートルが完成予定と伺っております。
 27年度が完成目標となっている海岸堤防、阿武隈川堤防かさ上げの各整備事業や、震災前から計画的に進められている阿武隈川堤防の質的整備については、計画どおり施工されるよう、引き続き要望してまいります。

 多重防御に係るかさ上げ道路及び避難路の整備
 多重防御に係るかさ上げ道路及び避難路の整備について申し上げます。
 津波からの多重防御施設の一つとして、南北の道路のかさ上げ及び迅速な避難を行うための東西の避難路の整備を推進しております。
 かさ上げ道路については、10月30日に藤曽根地区から寺島地区までの約3.3キロメートルについて、地権者など関係者の方々を対象として用地買収等の説明を行っており、年内着工を目指しております。
 また、その他の区間及び東西避難路の整備についても、25年度中の工事着工を目標に用地買収に係る説明会を実施してまいります。

 貞山堀の整備
 貞山堀の整備について申し上げます。
 県の災害復旧事業として、貞山堀の堤防かさ上げ及び一部拡幅が計画されております。既に用地説明会が終了し、現在、用地買収の契約締結を行っていると伺っております。
 また、工事については、用地買収が完了したところから順次着工する予定と伺っております。
 引き続き、歴史的景観の保全とあわせて計画的な事業推進を要請してまいります。

 玉浦西地区災害公営住宅建設事業
 玉浦西地区災害公営住宅建設事業について申し上げます。
 玉浦西地区災害公営住宅については、これまで県と市における業務施行に関する協定に基づき、基本設計や実施設計を行ってまいりました。
 建築においても、引き続き県に委託するよう、今議会において、建設工事に係る協定の締結についてご審議をいただくことにしております。
 なお、工事については、協定の取り交わし後に造成の完了したところから順次着工し、早期の入居を目標に進めてまいります。

 復興交付金排水対策事業
 復興交付金排水対策事業について申し上げます。
 建設工事委託に係る協定の締結に基づき、日本下水道事業団において、二野倉、二野倉第二及び矢野目における排水路及び排水機場の工事発注に向けての手続を行っており、雨水幹線排水路については、今月中に工事着工の予定と伺っております。
 また、3カ所の排水機場の工事については、電気・機械を除き26年2月に工事の発注を行う予定と伺っております。  引き続き、27年度完成に向けて、事業の推進を図ってまいります。

 千年希望の丘の整備
 千年希望の丘の整備について申し上げます。
 既に復興交付金対象として採択された千年希望の丘のうち、相野釜地区と二野倉地区については、都市計画緑地として10月22日に決定し、11月5日に県知事による同地区の事業認可を受けております。
 中でも相野釜地区については、本年度内完成を目指して事業を進めており、他の地区についても、順次手続を進め、整備してまいります。

 災集団移転促進事業
 防災集団移転促進事業について申し上げます。
 昨年6月から集団移転先のまちづくりについて検討を重ねてきた玉浦西地区まちづくり検討委員会より、去る11月25日に最終報告をいただきました。あわせて、検討委員会では移転先の新たな名称を「玉浦西」に選定した旨の報告を受けたことから、町及び字の区域を変更することについて、今議会で議決をいただきたいと考えております。
 また、10月27日には、玉浦西地区で住宅を建築される予定の方々を対象に、土地の契約などに関する説明会を実施しました。さらに、12月21日には、相野釜地区の移転者と玉浦西地区初の契約を締結する予定であることから、同日にセレモニーを開催する予定としております。

 救命胴衣の配備
 救命胴衣の配備について申し上げます。
 東日本大震災による甚大な被害を踏まえ、津波から児童生徒の安全確保を図るため、玉浦小学校及び玉浦中学校に救命胴衣を配備し、学校における防災力の強化を図ることにいたしました。

 高大瀬遺跡の慶長・貞観地震などによる津波堆積物
 高大瀬遺跡の慶長・貞観地震などによる津波堆積物について申し上げます。
 臨空工業団地の東側にある高大瀬遺跡の埋蔵文化財発掘調査現場において、東日本大震災の津波で運ばれた砂の下から、過去の津波堆積物と見られる砂層を発見しました。
 これらの砂層は、大学等の分析結果や専門家の見解などから、慶長及び貞観地震による津波堆積物を含む可能性が高く、時代の異なる津波の痕跡が同じ場所で同時に発見されたことはこれまでにも例がなく、大変貴重な発見と言われております。
 市といたしましては、地層の剥ぎ取りや記録映像を保存するなどして、学術研究のための資料として提供するとともに、防災教育の機会などを通じて広く一般に公開してまいります。

 下野郷学習館の廃止
 下野郷学習館の廃止について申し上げます。
 県の五間堀川河川改修事業に伴い、下野郷学習館の建物を含む敷地が用地買収の対象となったことから、これまで本年度中の買収を目途に協議を進めてまいりました。
 契約締結に当たっては、建物の撤去が条件となることから、学習館を閉館することにいたしたく、今議会に「岩沼市学習館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例」を提案しております。
 また、改修工事に先立ち、下野郷館跡遺跡の文化財発掘調査を県の委託事業として進めております。

 武隈の松(二木の松)の名勝指定
 武隈の松(二木の松)の名勝指定について申し上げます。
 去る11月15日に開催された国の文化審議会において、武隈の松(二木の松)を「おくのほそ道の風景地」の一つとして、国の名勝に指定する答申がなされました。
 今回の答申は、俳人松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」に登場する全国244カ所の風致景観の中から13カ所を名勝として指定するもので、県内では唯一、武隈の松(二木の松)が指定されました。
 「奥の細道」岩沼サミット開催年におけるこの答申は、市にとりましても大変意義深いものであり、名勝指定により文化的価値が国に認められたものと受けとめております。

 いわぬまエアポートマラソン
 いわぬまエアポートマラソンについて申し上げます。
 ことしで22回目となる「いわぬまエアポートマラソン」は、県内外から1,279名の申し込みをいただき、12月1日に開催いたしました。
 当日は多くのランナーに参加をいただき、無事に終了することができました。

 総合体育館の再開
 総合体育館の再開について申し上げます。
 昨年から進めてまいりました震災復旧工事については、10月末までに予定どおり完了したことから、来る12月15日に一般利用を再開することにいたしました。
 12月14日には、総合体育館復興記念イベント並びに東日本大震災復興事業支援として、公益財団法人日本オリンピック委員会の御協力により、「オリンピックデー・フェスタin岩沼」を開催いたします。
 また、それに先立ち、読売巨人軍選手会からの提案により、被災地支援活動の一環として、12月7日に子供たちを対象とした「ジャイアンツ・スポーツフェスタin岩沼」が開催されます。

 続きまして、議案第83号から議案第86号まで及び議案第90号、議案第91号並びに議案第93号から議案第99号までの提案理由を申し上げます。
 議案第83号については、海外出張に係る支度料を廃止するため、岩沼市職員等の旅費に関する条例、岩沼市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び岩沼市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
 議案第84号については、地方税法の一部を改正する法律により、地方税に係る延滞金、還付加算金の利率が平成26年1月から引き下げられることに伴い、受益者負担金に係る延滞金等の利率についても同様の趣旨により、岩沼市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び岩沼市道路占用料条例の一部を改正しようとするものであります。  議案第85号については、住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る技術上の企画を定める省令及び消防法施行令が改正されたことに伴い、定温式住宅用防災機器に係る技術上の規格等を変更するため、岩沼市火災予防条例の一部を改正しようとするものであります。
 議案第86号については、下野郷学習館を廃止することから、岩沼市学習館の設置及び管理に関する条例の廃止等を行おうとするものであります。
 議案第90号については、津波からの多重防御施設としてのかさ上げ道路等の一部のルート変更及び主要地方道塩釜亘理線の一部改良等に伴い、既存市道の終点、起点に変更が生じたことにより市道路線を廃止するため、道路法第10条第3項の規定に基づき議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第91号については、津波からの多重防御施設としてのかさ上げ道路等の一部のルート変更及び主要地方道塩釜亘理線の一部改良等に伴い、新たに市道路線を認定するため、道路法第8条第2項の規定に基づき議会の議決をいただこうとするものであります。
 議案第93号については、平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第5号)で、歳入では、玉浦西地区防災移転促進事業に係る東日本大震災復興交付金基金繰入金及び震災復興特別交付税の減、東日本大震災農業生産対策交付金の増など、歳出では、職員給与削減措置の影響額を見込んだ人件費及び玉浦西地区防災集団移転促進事業に係る事業費の減、東日本大震災農業生産対策交付金事業に係る事業費の増などにより、歳入歳出とも4億7,301万円を減額し、総額を655億6,468万7,000円にしようとするものであります。
 議案第94号については、平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)で、歳入では、療養給付費交付金及び交付対象医療費等に係る共同事業交付金の増、歳出では、一般被保険者高額療養費に伴う保険給付費の増により、歳入歳出とも3,960万8,000円を追加し、総額48億1,454万4,000円にしようとするものであります。
 議案第95号については、平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)で、歳入では、国及び県支出金の増、歳出では、保険給付費の増等により、歳入歳出とも6,546万5,000円を追加し、総額を28億6,210万9,000円にしようとするものであります。
 議案第96号については、平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)で、歳入では、他会計繰入金の増、歳出では、雨水枝線に係る事業費の増等により、歳入歳出とも1,209万3,000円を追加し、総額を91億8,122万円にしようとするものであります。
 議案第97号については、平成25年度岩沼市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)で、歳入では、前年度繰越金の確定による増及びそれに伴う他会計繰入金の減、歳出では、人事異動に伴う総務管理費の減により歳入歳出とも6万円を減額し、総額を9,568万5,000円にしようとするものであります。
 議案第98号については、平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第2号)で、収益的収入では、補助金の増により1,050万円を追加し、収益的支出では、総係費の減により15万3,000円を減額し、資本的収入では、補助金の減により840万円を減額しようとするものであります。
 議案第99号については、平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第2号)で、収益的収入では、補助金の増により2,000万円を追加し、収益的支出では、取水及び浄配水費の道路復旧費の増及び借換債の利用による支払利息の減により131万2,000円を追加し、資本的支出では、建設改良費の減及び借換債の利用による企業債償還元金の増により4,398万9,000円を減額しようとするものであります。
 なお、詳細については、必要に応じて議案審議の際に補足説明を申し上げますので、よろしく御審議を賜り、原案可決されますようお願い申し上げます。
 大変失礼しました。
 2ページから3ページでグリーンピアですが、「平成15年1月」というところ、「平成25年1月」と言ったそうでありますので、お手元に配付のとおり「平成15年1月」ということでありますので、訂正をいたします。よろしくお願いします。

日程第6 議案第87号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
     議案第88号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
     議案第89号 岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

○議長(高橋孝内)日程第6、議案第87号から議案第89号までの岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての3件を一括して議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。井口經明市長、登壇の上、説明願います。
     〔井口經明市長登壇〕
○市長(井口經明)議案第87号、議案第88号及び議案第89号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を申し上げます。
 本案は、平成26年1月20日に任期満了となる岩沼市固定資産評価審査委員会委員として、再度、橘内剛造さんを選任し、新たに木原幹郎さん、千葉玲子さんを選任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意をいただこうとするものであります。
 なお、橘内さん、木原さん、千葉さんの略歴は、お手元に配付のとおりであります。御参照いただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋孝内)これより質疑を一括して行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第87号から議案第89号までの3件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第87号から議案第89号までの3件については委員会付託を省略することに決しました。
 議案第87号については、先例の定めるところにより討論を省略いたします。
 これより採決いたします。議案第87号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(高橋孝内)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。
 続いて、議案第88号については、先例の定めるところにより討論を省略いたします。
 これより採決いたします。議案第88号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(高橋孝内)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。
 続いて、議案第89号については、先例の定めるところにより討論を省略いたします。
 これより採決いたします。議案第89号岩沼市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成する議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
○議長(高橋孝内)起立総員であります。よって、本案は同意することに決しました。

日程第7 議案第92号 協定の締結について
○議長(高橋孝内)日程第7、議案第92号を議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。井口經明市長、登壇の上、説明願います。
     〔井口經明市長登壇〕
○市長(井口經明)議案第92号協定の締結についての提案理由を申し上げます。
 本案は、玉浦西地区災害公営住宅の工事関連業務の施行に当たり、県と東日本大震災による災害公営住宅整備に係る業務施行に関する協定を締結しようとするものであります。
 なお、詳細については、建設部長より補足説明を申し上げますので、よろしく御審議を賜り、原案可決されますようお願い申し上げます。
○議長(高橋孝内)議案の補足説明を求めます。渡辺泰宏建設部長、登壇の上、説明願います。
     〔渡辺泰宏建設部長登壇〕
○建設部長(渡辺泰宏)議案第92号協定の締結についての補足説明を申し上げます。
 協定につきましては、復興交付金事業としまして、災害公営住宅の建設工事及び関連業務を宮城県に依頼しようとするものであります。
 建設場所につきましては、資料としまして位置図を添付しておりますが、防災集団移転先であります玉浦西地区及び三軒茶屋西地区に建設するものであります。
 整備戸数につきましては、仮申し込みを踏まえまして、相野釜・長谷釜地区が44戸、蒲崎・新浜地区が46戸、藤曽根・二野倉地区が21戸、林住宅・その他地区としまして99戸、合計210戸を整備するものであります。
 建物の構造につきましては、木造住宅としております。
 仕様としましては、平屋建て、長屋建て及び二階建てを整備するものであります。
 なお、建築に先立ちまして、入居希望者を対象に説明会を実施してまいります。
 以上、議案第92号協定の締結について補足説明を申し上げました。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(高橋孝内)これより質疑を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第92号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第92号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論を行います。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
 これより採決いたします。議案第92号協定の締結については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

○議長(高橋孝内)以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 なお、一般質問の通告は、明日午前10時まで議会事務局に提出願います。
 ここで一般質問の通告書の提出に当たり、一言申し上げます。
 執行機関の責任ある明確な回答を求めるため、質問内容を具体的に記載した通告文として提出いただきますよう御協力をお願いいたします。
 それでは、次の会議は12月9日月曜日午前10時からであります。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御起立を願います。 ── 大変御苦労さまでした。
     午前10時40分散会
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