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平成25年第3回(9月)定例会会議録
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平成25年第3回岩沼市議会定例会会議録(第5日目)
平成25年9月12日(木曜日)
出席議員(18名)
1番 佐 藤 淳 一
2番 大 友 健
3番 大 友 克 寿
4番 布 田 恵 美
5番 酒 井 信 幸
6番 須 藤 功
7番 渡 辺 ふさ子
8番 櫻 井 隆
9番 佐 藤 一 郎
10番 森 繁 男
11番 松 田 由 雄
12番 国 井 宗 和
13番 長 田 忠 広
14番 宍 戸 幸 次
15番 飯 塚 悦 男
16番 沼 田 健 一
17番 布 田 一 民
18番 高 橋 孝 内
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
市長 井 口 經 明
副市長 菊 地 啓 夫
総務部長 大 村 孝
健康福祉部長 佐 藤 裕 和
市民経済部長 安 住 智 行
建設部長 渡 辺 泰 宏
総務課長 鈴 木 隆 夫
政策企画課長 百 井 弘
税務課長 高 橋 進
健康増進課長 吉 田 章
介護福祉課長 内 海 裕 一
土木課長 柴 田 正 人
下水道課長 馬 場 秀 一
用地課長 菅 野 敦 雄
会計管理者兼会計課長 菅 井 英 夫
水道事業所長 宍 戸 和 憲
消防本部消防長 桜 井 隆 雄
教育委員会教育長 影 山 一 郎
教育次長兼教育総務課長事務取扱 平 井 淳一郎
監査委員 鎌 田 壽 信
監査委員事務局長 加 藤 英 教
選挙管理委員会事務局長 郡 山 栄 一
農業委員会事務局長 宍 戸 信 之
議会事務局職員出席者
参事兼事務局長 星 厚 雄
副参事兼局長補佐 大 友 彰
主幹兼議事係長 近 藤 祐 高
議事日程
平成25年9月12日(木曜日)午前10時開議
1.開議宣告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2
議案第66号 岩沼市市税条例の一部を改正する条例について
議案第67号 岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
補足説明・一括質疑・討論・表決
日程第3 議案第71号 市道路線の認定について
質疑・討論・表決
日程第4 議案第72号 財産の取得について
質疑・討論・表決
日程第5
議案第73号 平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について
議案第74号 平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第75号 平成25年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
議案第76号 平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第77号 平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第78号 平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第1号)について
議案第79号 平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第1号)について
補足説明・一括質疑・討論・表決
日程第6
認定第1号 平成24年度岩沼市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第2号 平成24年度岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第3号 平成24年度岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第4号 平成24年度岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第5号 平成24年度岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第6号 平成24年度岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第7号 平成24年度岩沼市特別都市下水路事業会計決算認定について
認定第8号 平成24年度岩沼市水道事業会計決算認定について
補足説明・総括質疑
決算審査特別委員会設置 ── 付託
2.閉議宣告
本日の会議に付した事件
日程第1より日程第6まで
午前10時開議
○議長(高橋孝内)御起立願います。おはようございます。お直りください。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は18名であります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(高橋孝内)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、13番長田忠広議員、14番宍戸幸次議員を指名いたします。
ここで、市長から新火葬場の建設用地について発言の申し出がありますので、これを許可します。井口經明市長、登壇の上、発言願います。
〔井口經明市長登壇〕
○市長(井口經明)新火葬場の建設用地について御報告いたします。
昨日、岩沼市新火葬場建設検討委員会から、新火葬場建設用地選定報告書の提出を受け、建設用地を決定しましたので御報告いたします。
御承知のとおり、応募のあった4カ所について、専門業者による評価と、加えて実施した地形地質調査をもとに、総合的に検討した結果、県道岩沼蔵王線の北側に位置する、志賀下塩ノ入地区が新火葬場建設用地として適地であると判断いたしました。今後は、基本設計と地元への説明会等を行い、早期の建設に向けて準備を進めてまいります。
日程第2 議案第66号 岩沼市市税条例の一部を改正する条例について
議案第67号 岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
○議長(高橋孝内)日程第2、議案第66号及び議案第67号の2件を一括して議題といたします。
初めに、議案第66号の補足説明を求めます。大村孝総務部長、登壇の上、説明願います。
〔大村孝総務部長登壇〕
○総務部長(大村孝)議案第66号岩沼市市税条例の一部を改正する条例について補足説明を申し上げます。
この条例は、地方税法の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、個人の市民税に係る所要の改正を行うものでございます。
お手元の議案及び資料をごらんください。
第47条の2は、公的年金等の所得に係る個人の特別徴収において、納税義務者が賦課期日後に市外に転出した場合でも、特別徴収を継続できるようにする規定でございます。
第47条の5は、年金所得に係る仮特別徴収税額において、年間を通じた特別徴収税額の平準化を図るため、仮特別徴収税額を前年度の特別徴収税額の2分の1に相当する額に改めるものでございます。
附則第7条の4は、寄附金税額控除における特別控除額の特例において、条例附則第19条の2の新設により、引用条項の追加を行うものでございます。
附則第16条の3は、上場株式等の配当所得に係る市民税の課税の特例において、特定公社債の利子所得を上場株式等に係る配当所得等の分離課税の対象にする規定の整備を行うものでございます。
附則第19条は、株式等の譲渡所得等に係る個人の市民税の課税の特例において、株式等に係る譲渡所得等の分離課税が、一般株式等に係る譲渡所得等と上場株式等に係る譲渡所得等とに区分されたことにより、一般株式等に係る譲渡所得等に関する規定に改めるものでございます。
附則第19条の2は、前条で申し上げました理由により、上場株式等の譲渡所得等に係る個人の市民税の課税の特例を規定するものでございます。
附則第19条の3から第20条の5までは、課税標準の計算の細目を定める規定の削除や、それに伴う引用条項のずれによる規定の整備でございます。
附則は、条例の施行期日及び経過措置を定める規定でございます。
以上、議案第66号岩沼市市税条例の一部を改正する条例について補足説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋孝内)これより質疑を一括して行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第66号及び議案第67号の2件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第66号及び議案第67号の2件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第66号及び議案第67号について、1件ずつ討論、採決を行います。
議案第66号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第66号岩沼市市税条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第67号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第67号岩沼市国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第71号 市道路線の認定について
○議長(高橋孝内)日程第3、議案第71号を議題といたします。
これより質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第71号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第71号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第71号市道路線の認定については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第72号 財産の取得について
○議長(高橋孝内)日程第4、議案第72号を議題といたします。
これより質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第72号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第72号財産の取得については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第73号 平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について
議案第74号 平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について
議案第75号 平成25年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
議案第76号 平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
議案第77号 平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
議案第78号 平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第1号)について
議案第79号 平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第1号)について
○議長(高橋孝内)日程第5、議案第73号から議案第79号までの7件を一括して議題といたします。
初めに、議案第73号の補足説明を求めます。大村孝総務部長、登壇の上、説明願います。
〔大村孝総務部長登壇〕
○総務部長(大村孝)議案第73号平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)について補足説明を申し上げます。 補正予算書の4ページをお開き願います。
第2表、債務負担行為補正の追加は、岩沼北中学校給食調理等業務委託について、期間と限度額を定めるものでございます。
また、変更は、市道沿線盛り土等事業に係る委託料の限度額、同事業の工事請負費並びに公共土木災害復旧事業に係る期間及び限度額をそれぞれ変更するものでございます。
5ページをごらんください。
第3表、地方債補正の変更は、小川地区圃場整備事業に係る農業農村整備事業及び臨時財政対策債の発行可能額の確定により、それぞれ起債限度額を変更するものでございます。
9ページをお開き願います。事項別明細書の歳入について御説明申し上げます。
10款1項地方交付税は、普通交付税の交付額確定並びに震災復興関連事業費の増減に伴う特別交付税の調整などにより2億3,008万9,000円を増額するものでございます。
14款1項国庫負担金は、公共土木施設災害復旧事業費の減などにより1億384万2,000円を減額するものでございます。
11ページをお開き願います。
15款2項県補助金は、津波被災住宅の再建支援、介護福祉施設整備及び保育料減免に対する補助などにより2億992万1,000円を増額するものでございます。
13ページをお開き願います。
18款1項特別会計繰入金は、国民健康保険事業特別会計等各特別会計における平成24年度事業費の精算に伴う一般会計繰入金として1億6,053万5,000円を増額するものでございます。
2項基金繰入金は、財政調整基金、震災復興基金及び東日本大震災復興交付金基金に係る繰入金の増減により6億7,631万7,000円を増額するものでございます。
19款1項繰越金は、平成24年度一般会計決算剰余金に係る前年度純繰越金として4億9,099万5,000円を増額するものでございます。
15ページをお開き願います。
21款1項市債は、圃場整備支援事業に係る農業農村整備事業債及び臨時財政対策債の発行可能額の確定に伴い、1億1,180万円を増額するものでございます。
17ページをお開き願います。次に、事項別明細書の歳出について御説明を申し上げます。
2款1項総務管理費は、震災復興基金及び財政調整基金の基金積み立てなどにより15億8,055万円を増額するものでございます。
3款1項社会福祉費は、介護福祉施設の整備及び民間宅老所における消防設備等の設置補助などにより4,871万3,000円を増額するものでございます。
19ページをお開き願います。
4款1項保健衛生費は、自然共生・国際医療産業都市推進事業に係る業務委託及び合併処理浄化槽設置整備に対する補助などにより4,692万7,000円を増額するものでございます。
6款1項農業費は、22ページにかけてになりますが、被災地域農業復興総合支援事業に係る経費の組みかえ補正及び農業法人に対する東日本大震災農業生産対策交付金の増などにより、1,443万5,000円を増額するものでございます。
8款2項道路橋梁費は、工事用資器材価格等の高騰並びに道路、橋梁の要修繕箇所の増などにより3,845万円を増額するものでございます。
3項河川費は、志賀沢川のしゅんせつ及び松ケ丘地区の排水対策などにより1,900万円を増額するものでございます。
23ページをお開き願います。
10款3項中学校費は、岩沼北中学校における給食調理業務の委託料などにより578万円を増額するものでございます。
4項社会教育費は、五間堀川改修工事に係る文化財発掘調査などにより、622万1,000円を増額するものでございます。
27ページをお開き願います。
27ページは、債務負担行為で、翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書でございます。
28ページをごらんください。
28ページは、地方債の前々年度末及び前年度末における現在高並びに当該年度末における現在高の見込みに関する調書でございます。
以上、補足説明を申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋孝内)これより質疑を一括して行います。17番布田一民議員。
○17番(布田一民)今回の平成25年度一般会計(第3号)の24ページであります。その中で、教育総務費、事務費でありますけれども、報償費として30万円を計上しているわけでありますけれども、説明書の中に、教育委員会事務局運営に要する経費とありますけれども、報償費に教育委員会の事務局を運営する分について、報償費は何があるのかお答え願いたいと思います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)お答え申し上げます。
事業別予算という形で予算を編成してきておりまして、その予算の作成に当たりましても、その表示に当たりましても、事業別ということで、事業別項目ですと、教育委員会事務局運営に要する経費というふうなことになるわけでございます。その内容でございますけれども、名取高等学校の90周年記念に係る岩沼市から学校に直接お祝いを申し上げたいという予算でございます。
○議長(高橋孝内)布田一民議員。
○17番(布田一民)今、この30万円、名取高の90周年の部分について、学校のほうに提供すると。25日にはですね、議会議員、やはり復興の部分について、大変苦労なさっている、要するに金額の部分について、しっかりと減らすんだというところで、政務活動費を18人、1年間144万円、そしてまた4年間を廃止すれば576万円ということで、そういったこの震災に対しての議会としても、しっかりと対応するために減らすという努力をしているところです。
そういった中で、この名取高の90周年、30万円ではありますけれども、学校側のほうに、今回の部分については、復興に協力をいただけないかということを言うべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)影山教育長。
○教育長(影山一郎)今までですと、節目、節目にこのような形で出させていただいたわけです。確かに厳しき折、よくわかります。財政厳しき折にこのような形、今まで同様続けていいかということもありますが、名取高校につきましては、県立でありますが、地元高校でありますし、市に対する協力、連係プレーがしっかりとできているということもございますので、これについてはいつもながら、節目の年ということで計上させていただいたわけであります。学校については、このことについてはお話はしておりません。いわゆる協力依頼ということはしておりませんので、まあ、いつもながらのように我々も計上させていただいたということであります。
○議長(高橋孝内)布田一民議員。
○17番(布田一民)通常の部分ではあるというふうに思いますけれども、今大変厳しい状況の中で、議員も減らそうという状況を考えているわけですよ。そういった中で、30万円を計上はしているものの、やはり例えば半分とか、10万円とか、5万円とか、私は減らすべきではないか。そこら辺のところを御理解をいただくように、学校側に、ぜひですね、説明をするべきだというふうに思いますが、そういった中での30万円の使い道をしっかりとするべきだというふうに思いますし、厳しい折でありますから、報償費でありますから、しっかりと考えて、学校側のほうに提起していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)影山教育長。
○教育長(影山一郎)確かに厳しき折、これは重々承知しております。今まででありますと、例えば組織の中にお金をという部分がございます。準備委員会あるいは運営委員会にお上げする。ところが、それであると形が見えない形で残ってしまう。いわゆる運営費の一つとして残ってしまうということでありましたが、今回は大変貢献度の高い名取高校でありますので、学校の要望があれば、希望があれば、あるいは生徒のためになるものということで、物品で提供したいということになったわけであります。この件については、学校側に協力依頼してはということでありますが、これについてはちょっと検討していきたいなと思っているわけでありますが、何としてもこの予算についてはお認めいただいた中で、ただいまの御意見、十分酌み入れながら、執行に際しましては配慮させていただきます。対応させていただきたいと思いますので、よろしく御協力いただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)ただいまの件でありますけれども、30万円、簡単に言いますと、学校側ということは、宮城県に寄附するような形になるんですか。それとも、実行委員会に出すような形になるんですか。まず、その辺からお伺いします。そして、もし実行委員に出すのであれば、実行委員の委員長は誰だかはっきりしてください。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)今回の予算措置につきましては、宮城県に寄附をするというような趣旨ではございません。お祝いを申し上げるということですので、この辺は御理解いただきたいと思います。
もう一点の実行委員会の組織でございますけれども、御案内をいただいているということもございまして、名取高等学校創立90周年記念事業実行委員長ということで、須藤功さんということで案内状をいただいていました。
○議長(高橋孝内)16番沼田健一議員。
○16番(沼田健一)実行委員長が須藤功さん、そしてまた名取高、学校へのお祝い、何かすっきりしないのであります。ということは、県のほうに寄附するようなことなのかなと思いました。ということは、実行委員会のほうに出すんですね、教育委員会のほうでは。
なぜなれば、今須藤功さん、岩沼の市会議員であります。そして、15対1で問責を可決しております。その問責の内容は、自分の罪を職員になすりつけて、それで問責になった。15対1だと。そういう状況の人が実行委員の運営委員長やっている。そこに、30万円の補助金を出すというようなことになろうかと思います。そういう中にあって、我々としては、どうも今の状況の中で、先ほど布田議員も言った、そういうこともあります。そういう中で、その代表者が須藤功議員だということになれば、何かすっきりしないと思います。私も自分の息子が名取高出身でありますから、30万円でなく300万円ぐらい出したい気持ちではあるのでありますけれども、こういう状況の中でね、代表者が教育長のところに来て、ぜひこういう90周年の事業をやるもので、援助をお願いしたいというような申し出があったと思うのでありますが、その、私は学校90周年のお祝いはもちろんすばらしいことでもありますし、お祝いをしたい。しかし、実行委員長が余りにもこの議会において不謹慎きわまりない。きのうのブログでも、その反省の色が全くない。問責も何も、拘束力がないから、一般質問させられないと困るから俺は謝ったというような内容で書いてある。そういう状況の中の実行委員長が、この30万円欲しいがために、あのような状況に及んだのかなと私は思います。そういう中であって、大変腑に落ちないのでありますけれども、お祝いとして、その行く先ね、実行委員会なのか、学校なのか、宮城県なのか、その辺はっきりお願いいたしたいと思います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)先ほど教育長のほうからも申し上げているとおりでございますが、子供たちのために、生徒たちのためにということで、学校のほうに直接岩沼市のほうからお祝いを申し上げたいということでございます。
○議長(高橋孝内)11番松田由雄議員。
○11番(松田由雄)今の平井次長の話だと、学校のほうに寄附したと言いましたね、学校に。ということになれば、地方財政法違反になるんじゃないかと思うんだけれども。地方財政法違反になるんじゃないかと思うんだけれども、どうなのか。
それともう一つは、これとは別に、同じ24ページの3項中学校費、岩沼北中の民間へのお力をかりるということについて、もう一回ちょっと確認したいんだけれども、もう一度契約の内容、支払い方法、契約年度について、もしわかっていれば教えていただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)学校への寄附が宮城県に対する寄附というふうなことで地方財政法に違反するのではないかということでございますが、今回は、これまでも同じような考え方でたってきていまして、何といいますか、名取高等学校は岩沼市にあるということと、子供たちが多く学んでいると。あと、卒業生も多いと。いわゆる岩沼市に所在する学校だということでございますので、お祝いを申し上げたいという、いわゆる社会通念の範囲という捉え方をさせていただいております。それで、地方財政法の違反ということでは考えてございません。
もう一点、岩沼北中学校に対する調理員の業務ということでございますが、これにつきましては、市のほうの契約手続に従って手続を進めていると。事業者を選定して、指名委員会のほうで選定いただいて進めていくと。契約については、ここに債務負担という形で3年間ということを予定させていただいているということでございます。
○議長(高橋孝内)松田由雄議員。
○11番(松田由雄)わかるんですけれども、社会通念上ってどういう意味なのかちょっと教えてほしいのと、社会通念上というのはいわゆる公金を寄附というか、する場合に、社会通念上は該当するのかどうか、地方自治法上。
もう一つは、その学校給食の契約内容について、もう一度、一度は聞いているんだけれども、確認したいと思います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)言葉足らずの部分があったのかなと思いますけれども、社会通念上というのはですね。まあ、名取高校は、先ほど教育長から申し上げたとおり、岩沼市といろんな関係で協働しながら、協力いただきながら、市のほうの事業にも大いに協力いただいているということもございますので、その辺は御理解いただければと思います。
もう一点の契約の関係でございますけれども、自校方式を堅持するというのが一つ。あともう一つは、栄養士を配置して、献立等あるいは食材の購入等は栄養士が中心になってやると。それ以降の検収といいますか、食材の検収も含めて、調理をして、配膳をして、あと片づけまでやるという内容でもってお願いしたいということであります。
○議長(高橋孝内)松田由雄議員。
○11番(松田由雄)そうすると、もう一度確認しておきたいんだけれども、地方財政法には反しないと理解していいわけですか。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)そのように受けとめてございます。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)今の件につきましては、教育費になっているわけでございますが、最終的には私が決めたものでありまして、どういう形がいいのかなといろいろ検討させていただきました。県立学校ですから、学校にじかにお上げするということは、県に対する寄附になりますので、もちろんこれはあり得ないことであります。過去、そしてまた実は名取高等学校だけではなくて、宮農とか亘理高校にも岩沼市としてはこれまで記念事業で一定の支出をさせていただいているわけでございますが、そういった場合には、お金を出すときには、運営委員会の事業のための委員会が同窓会を中心としてつくられているわけでございますので、そちらのほうに出させていただくと。しかし、今回の場合は、その委員会ということよりは、現金ではなくて、子供たちにじかにということでありますので、これは地方財政法等には全然触れません。金額等につきましても、実はこれまでのケースから見れば、少し減額をさせていただいたということでありまして、最終的には学校とか委員会の要望ということよりも、岩沼市として地元の高等学校の子供さんたちのために、記念事業として何らかの協力をしたいという中で、校長先生の意見を聞きながら、教育委員会のほうで具体的にはどんなものをお上げしたらいいのかということで、予算を通していただいた後、いろいろ条件等もいただきまして、教育長が検討するということでありますので、金額的には下回ることも当然あるわけではありますが、いずれにしても十分検討させていただく。ですから、財政法とか一切触れないと思っておりますし、一切政治的にどうこうということは全くありませんし、本当に委員会は委員会で頑張っていただいていますし、我々としては、子供たちのためにということでありますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)これをもって質疑を終結いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第73号から議案第79号までの7件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、議案第73号から議案第79号までの7件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより議案第73号から議案第79号までの7件について、1件ずつ討論、採決を行います。
議案第73号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第73号平成25年度岩沼市一般会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第74号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第74号平成25年度岩沼市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第75号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第75号平成25年度岩沼市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第76号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第76号平成25年度岩沼市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第77号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第77号平成25年度岩沼市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第78号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第78号平成25年度岩沼市特別都市下水路事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これより議案第79号についての討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)討論がないようでありますので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。議案第79号平成25年度岩沼市水道事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 認定第1号 平成24年度岩沼市一般会計歳入歳出決算認定について
認定第2号 平成24年度岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第3号 平成24年度岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第4号 平成24年度岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第5号 平成24年度岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第6号 平成24年度岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第7号 平成24年度岩沼市特別都市下水路事業会計決算認定について
認定第8号 平成24年度岩沼市水道事業会計決算認定について
○議長(高橋孝内)日程第6、認定第1号から認定第8号までの8件を一括して議題といたします。
初めに、決算関係議案の補足説明を求めます。認定第1号から認定第7号までについて、また、認定第8号について、菅井英夫会計管理者・企業出納員、登壇の上、説明願います。
〔菅井英夫会計管理者・企業出納員登壇〕
○会計管理者・企業出納員(菅井英夫)平成24年度岩沼市一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について補足説明を申し上げます。
右上に、認定第1号から第6号と表記してあります決算書をごらんいただきます。
それでは、1ページ、2ページをお開き願います。この表は、一般会計及び各特別会計の決算総括表でございます。
まず、歳入決算額でありますが、各会計の収入済額の合計は869億6,567万2,056円となりました。前年度対比212.05%、459億5,382万3,597円の増となっております。
次に、歳出決算について申し上げます。
3ページ、4ページをお開き願います。
各会計の支出済額の合計は809億3,497万4,464円となりました。対前年度比217.40%、437億632万2,914円の増となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は60億3,069万7,592円となりました。なお、4ページ、右端の歳入歳出差引額の列に記載のとおり、一般会計及び特別会計とも黒字の決算でありました。
それでは、認定第1号岩沼市一般会計の決算概要から御説明申し上げます。目ごとの説明は省略させていただきますので、37ページからの決算事項別明細書及び主な施策の成果と予算執行の実績報告書は後ほど御参照願います。
まず、9ページ、10ページをお開き願います。
一番下が歳入合計の行になりますが、調定額は809億4,520万928円となり、予算現額に対し98.56%となりました。収入済額は751億9,982万6,193円となり、調定額に対し92.90%の収納率となりました。不納欠損額につきましては1,305万8,109円となりました。その内訳につきましては、6ページに記載してありますので、後ほどごらん願います。収入未済額につきましては、57億3,280万8,358円となり、市税、保育料や住宅使用料、繰越事業に伴います国及び県支出金、収入貸付金元利収入等の諸収入となっております。
次に、歳出決算について申し上げます。
13ページ、14ページをお開き願います。
歳出につきましても、目ごとの説明は省略させていただきます。
表の一番下、歳出合計の行になりますが、支出済額は703億683万4,052円で、予算現額に対する執行率は85.60%となりました。また、この支出済額のうち、震災関連の支出の割合は80.89%となりました。翌年度への繰越額は97億9,215万9,652円で、予算現額から支出済額及び翌年度繰越額を差し引いた不用額は20億3,071万4,096円となりました。
13ページ、一番下に記載しておりますが、収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引残額は48億9,299万2,141円となりました。この金額から翌年度事業に係る39億189万6,652円の繰越財源を差し引いた実質収支額は9億9,109万5,489円となりました。この実質収支のうち、地方自治法の規定による財政調整基金への積み立てを5億円とし、残る4億9,109万5,489円を平成25年度に繰り越しをいたします。
以上が一般会計の決算概要であります。
次に、認定第2号岩沼市国民健康保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。
15ページ、16ページをお開き願います。
一番下の行でありますが、調定額は53億3,559万4,493円となり、予算現額に対し115.70%となりました。収入済額は48億8,415万4,404円となり、調定額に対し91.54%の収納率となりました。不納欠損額につきましては、4,016万2,529円となり、これは国民健康保険税に係るものであります。収入未済額は4億1,207万3,660円となりました。
次に、歳出決算について申し上げます。
19ページ、20ページをお開き願います。
歳出合計の欄になりますが、支出済額は44億216万1,270円で、予算現額に対する執行率は95.46%となりました。不用額は2億937万5,730円となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は4億8,199万3,134円となりました。このうち、地方自治法の規定による財政調整基金への積み立てを2億5,000万円とし、残る2億3,199万3,134円を平成25年度に繰り越しをいたします。
次に、認定第3号岩沼市後期高齢者医療特別会計の決算概要について申し上げます。
21ページ、22ページをお開き願います。
歳入の調定額は3億6,487万6,181円となり、予算現額に対し101.73%となりました。収入済額は3億6,236万5,181円となり、調定額に対し99.31%の収納率となりました。不納欠損額は83万2,300円となり、これは後期高齢者医療保険料に係るものであります。収入未済額は199万800円となりました。
次に、歳出決算について申し上げます。
23ページ、24ページをお開き願います。
歳出合計の行になりますが、支出済額は3億5,311万5,119円で、予算現額に対する執行率は98.45%となりました。不用額は556万9,881円となっております。
収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は925万62円となり、同額を平成25年度に繰り越しをいたします。
次に、認定第4号岩沼市介護保険事業特別会計の決算概要について申し上げます。
25ページ、26ページをお開き願います。
歳入の調定額は28億5,045万8,799円となり、予算現額に対し100.63%となりました。収入済額は28億3,607万4,899円となり、調定額に対し99.50%の収納率となりました。不納欠損額は388万6,400円となり、これは介護保険料に係るものでございます。収入未済額は1,087万8,100円となりました。
次に、歳出決算について申し上げます。
27ページ、28ページをお開き願います。
歳出合計の欄になりますが、支出済額は28億2,937万5,379円で、予算現額に対する執行率は99.88%となりました。不用額は333万9,621円となっております。
収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は669万9,520円となり、同額を平成25年度に繰り越しをいたします。
次に、認定第5号岩沼市公共下水道事業特別会計の決算概要について申し上げます。
29ページ、30ページをお開き願います。
歳入の調定額は37億261万9,240円となり、予算現額に対し96.33%となりました。収入済額は33億4,767万5,714円となり、調定額に対し90.41%の収納率となりました。不納欠損額は226万4,777円となり、これは下水道使用料に係るものであります。収入未済額は3億5,267万8,749円となりました。
次に、歳出決算について申し上げます。
31ページ、32ページをお開き願います。
歳出合計の欄になりますが、支出済額は27億855万1,707円で、予算現額に対する執行率は70.47%となりました。翌年度への繰越額は9億5,098万9,400円で、予算現額から支出済額及び翌年度繰越額を差し引いた不用額は1億8,419万4,893円となっております。
収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は6億3,912万4,007円となりました。また、この金額から翌年度事業に係る繰越財源として5億4,825万8,100円を差し引いた実質収支額は9,086万5,907円となり、同額を平成25年度に繰り越しをいたします。
次に、認定第6号岩沼市農業集落排水事業特別会計の決算概要について申し上げます。
33ページ、34ページをお開き願います。
歳入の調定額は3億3,692万7,652円となり、予算現額に対し94.43%となりました。収入済額は3億3,557万5,665円となり、調定額に対し99.60%の収納率となりました。収入未済額は135万1,987円であります。
次に、歳出決算について申し上げます。
35ページ、36ページをお開き願います。
歳出合計の支出済額は3億3,493万6,937円で、予算現額に対する執行率は93.87%となりました。予算減額から支出済額を差し引いた不用額は2,188万3,063円となっております。
収入済額から支出済額を差し引いた歳入歳出差引額は63万8,728円となり、同額を平成25年度に繰り越しをいたします。
以上、一般会計及び特別会計の決算概要について申し上げました。
なお、決算書209ページから214ページまでは実質収支に関する調書、215ページから226ページまでは財産に関する調書であります。後ほど御参照をお願いいたします。
次に、認定第7号岩沼市特別都市下水路事業会計の決算概要を申し上げます。別冊の認定第7号と表示しております決算書を御参照いただきます。
1ページ、2ページをお開き願います。
(1)の収益的収入及び支出の収入でありますが、第1款下水路事業収益の予算額合計1億5,458万1,000円に対しまして、決算額は1億5,476万6,166円となりました。
次に、支出でありますが、第1款下水路事業費用の予算額合計1億5,286万円に対しまして、決算額は2億8,207万9,164円となりました。この決算額のうち、東日本大震災により被害を受けた資産の特別損失といたしまして、1億5,135万5,124円を計上しております。したがいまして、不用額はマイナス1億2,921万9,164円となっております。
次に、3ページ、4ページをお開き願います。
(2)の資本的収入及び支出について申し上げます。
収入の第1款資本的収入の予算額合計3億490万8,000円で、決算額も同額となりました。
歳出の第1款資本的支出の予算額合計2億8,665万円に対しまして、決算額は6,434万5,050円となり、翌年度繰越額は2億100万9,900円となりました。不用額は2,129万5,050円となりました。
次に、財務諸表の主なものについて御説明申し上げます。
5ページをお開き願います。
平成24年度岩沼市特別都市下水路事業損益計算書でありますが、下から3行目に当年度の純利益を記載しております。マイナス表示となっておりますことから、当年度の純損失は1億1,585万8,671円となり、これに前年度繰越利益剰余金5,384万6,444円(「5,384万4,644円」に発言の訂正あり)を充てまして、平成24年度の未処理欠損金は6,201万4,027円となります。
次に、8ページをごらん願います。
平成24年度岩沼市特別都市下水路事業欠損金処理計算書(案)でありますが、当年度未処理欠損金6,201万4,027円につきましては、議会の議決による処理額としまして、利益積立金から3,600万円を、建設改良積立金から2,601万4,027円を繰り入れしまして、翌年度繰越欠損金をゼロにしようとするものであります。
11ページ以降につきましては、決算附属資料でありますので、説明を割愛させていただきます。
続きまして、認定第8号岩沼市水道事業会計決算の概要について申し上げます。
別冊の認定第8号と表示しております決算書を御参照いただきます。
1ページ、2ページをお開き願います。
収益的収入及び支出でありますが、第1款水道事業収益の予算額合計額12億4,545万2,000円に対しまして、決算額は12億6,197万8,864円となりました。
次に、支出でありますが、第1款水道事業費用の予算額合計12億3,217万4,000円に対しまして、決算額は11億6,703万4,063円となり、執行率は94.71%となりました。
翌年度への繰越額は459万9,000円で、不用額は6,054万937円となりました。
次に、3ページ、4ページをお開き願います。
資本的収入及び支出でありますが、初めに収入の部について申し上げます。
第1款資本的収入につきましては、予算額合計の1億9,627万7,000円に対しまして、決算額は1億7,006万9,648円となり、予算額に比べまして2,620万7,352円の減となりました。
次に、支出の部について申し上げます。
第1款資本的支出の予算額合計5億6,632万1,000円に対しまして、決算額は4億7,410万9,386円となり、翌年度繰越額は3,178万7,700円で、不用額は6,042万3,914円となりました。
次に、下の欄外に記載しております資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億403万9,738円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額794万80円と、当年度分損益勘定留保資金1億9,143万15円、及び建設改良積立金1億466万9,643円で補填いたします。
次に、財務諸表の主なものについて申し上げます。
5ページをお開き願います。
平成24年度岩沼市水道事業損益計算書でありますが、下から3行目に当年度の純利益を記載しております。当年度純利益は8,453万660円となり、これに前年度繰越利益剰余金8,304万1,521円を加えまして、平成24年度の未処分利益剰余金は1億6,757万2,181円となっております。
次に、8ページをお開き願います。
平成24年度岩沼市水道事業剰余金処分計算書(案)でありますが、当年度未処分利益剰余金1億6,757万2,181円から議会の議決による処分額としまして減債積立金に500万円を、建設改良積立金に1億円を積み立て処分いたしまして、残額の6,257万2,181円を翌年度繰越利益剰余金にしようとするものであります。
11ページ以降につきましては、附属資料でありますので説明を割愛させていただきます。
以上、認定第1号から認定第8号までの8件の会計につきまして、決算の概要を御説明申し上げました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
ただいまの発言で大変申しわけございませんでした。特別都市下水路の下水路事業の損益計算書の御説明の中で、前年度繰越利益剰余金「5,384万4,644円」を「6,444円」と申し上げました。大変失礼申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋孝内)以上をもって、議題となっております決算関係議案の補足説明が終わりました。
これに対し、監査委員から決算審査結果についての報告を求めます。鎌田壽信監査委員、登壇の上、報告願います。
〔鎌田壽信監査委員登壇〕
○監査委員(鎌田壽信)それでは、審査の結果について御報告申し上げます。
平成24年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算審査並びに財政健全化等の審査につきましては、市長から決算書の送付を受けまして、各部課長及び担当職員からよくその事情を聴取しながら、議会選出の長田監査委員とともに審査を実施いたしました。
今回の審査につきましては、岩沼市一般会計歳入歳出決算、各種事業特別会計といたしまして、岩沼市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、岩沼市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算、岩沼市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、各種公営企業会計といたしまして、岩沼市水道事業会計決算、岩沼市特別都市下水路事業会計決算並びに事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の運用状況並びに財政健全化判断比率、資金不足比率を対象として行いました。
審査の結果、各種会計の決算は、特別都市下水路事業会計の収益的収支において赤字決算、その他の会計において黒字決算となっております。
基金の運用状況及び財政健全化判断比率等については、全てにおいて良好な状態にあるものと認めました。また、決算審査に付されました各会計決算書、附属書類及び基金の運用状況、健全化判断比率等の算定の基礎となる書類は、正確に作成されているとともに、その計数は正確であり、その内容及び予算の執行状況も適正かつ妥当なものと認めました。
その他の詳細につきましては、お手元の審査意見書のとおりでありますので、よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(高橋孝内)以上をもって、提案されました決算の補足説明及び審査結果の報告が終わりました。
これより認定第1号から認定第8号までの8件に対し一括して質疑に入りますが、質疑に当たっては、特に重点的な部分についての質疑を願います。細部にわたる質疑については、特別委員会を設置した上、審査を願う予定であります。
それでは、総括質疑を行います。沼田健一議員。
○16番(沼田健一)厳しい財政の中、震災復興などに伴う多額な執行予算を踏まえ、今後も合理的かつ効率的な財政運営を市の監査委員会の審査意見書によると求められております。
また、財政運営の根幹である市税等の確保は特に重要であり、収入未済額の合計は2年連続で減少しております。収納対策の取り組みなどによる評価があると思います。
そしてまた、引き続き市全体の均衡ある発展のため、税負担、受益者負担の原則のもと、収納対策の取り組みを通して、収入未済額の圧縮を期待いたしたいと思います。
そこで、東日本大震災からの復旧・復興のために、復興計画マスタープランに基づく膨大な事業を平成23年度から岩沼市は行ってきておりますが、平成24年度はこれらの対象事業に対して、市長の考えた事業執行が十分に実施できたのかお伺いします。まず1点。
2点目、また、復旧・復興事業に岩沼市のかなり大きな独自財源も充当されたと思いますが、今後の行財政運営上、支障は生じないか、長期的な収支バランスの観点からお伺いいたします。
3点目、安定した市政運営には市の独自予算の確保が重要であります。佐藤淳一議員の一般質問でも市長に伺っておりますが、再度、コンビニ収納を初めとして、税収の確保のために、平成24年度に重点的に取り組んだ事業があれば示していただきたいと思います。
4点目、市税等の収納向上のためにも、また、納税の公平の確保のためにも、滞納繰越額の減少は必須の課題であります。市税滞納者の中で、多額の滞納額はどれぐらいの額で、どれぐらいの期間滞納しているか。それらの滞納者にどのような対応を行っているのか。また、公の立場の滞納者はないのか。
5点目、滞納額の減少には関係機関の連携が重要であると考えます。市税の滞納者は水道料金、住宅使用料なども滞納していると思われますが、各担当が連携して滞納者とかかわるような対応は十分にとられているかお伺いいたします。以上であります。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)まず、1点目でありますが、平成24年度の事業全般にわたって考えたとおり執行ができたのかどうかというお話でございますが、復興計画に基づいて、一つ一つ事業等を進めてきているわけでございまして、24年度に完了できたもの、あるいは、これからかかるもの、いろいろあるわけでございますが、おおむね計画どおり進められたものと思っております。排水路の整備だとか、あるいは排水機場の新設事業、かさ上げ道路の整備、あるいは被災地域農業復興総合支援事業、ほとんどの事業につきましては、一応復興交付金事業等の採択を受けておりますし、着手をしているものも相当あるわけでございますし、また、岩沼市がじかに手がけるもの、国・県が実施するもの、それぞれあるわけでございますが、こちらのほうもはっきり言いまして、他自治体に比べて、国・県の部分についても相当計画どおり進めていただいているということでありまして、おおむね順調に進められているものと思っております。
2点目でありますが、独自財源ということでありますが、そのとおりでありまして、ついつい国が全部持ってもらえるというふうに思われる方が多いわけでありますが、復興交付金にしても、丸々100%ということでもありませんし、そういう意味では、いろんな点で独自財源ということもしっかり考えていかなければならない。御質問のとおりであります。特に震災復興も、御承知のとおり、監査委員からも御指摘をいただいているわけでありますが、24年度決算で8割が震災の復旧・復興にかかるということでございまして、これは今申し上げましたように、復興交付金あるいは震災復興特別交付税等でかなりの部分、国のほうで持っていただいているわけでございます。そして、先日もいわゆる特交についても近隣と比べてかなり多くの交付があったということは、一応事業が進捗しているからということであります。
ただ、交付金につきましては、交付金の執行率が低いという一部報道もあったのですが、これについては、おかげさまで岩沼、24年度、25年度だけではなくて、27年度までの事業計画に基づいて、かなりの部分については交付金をいただいているということでありますが、当然そういう意味では、次の年の分もいただいているということがありますので、今年度、現年度分については、当然執行率というふうになれば低くなってくるということでありますが、特に特別交付税を見ていただければ、事業の進捗状況がわかるのかなと思っております。
ただ、これは国からいただく分でありまして、相当独自財源を考えていかなければならない。そして、また、復興交付金の中でも、議員の皆さん方も御承知のとおり、例えば健康産業集積地を進める、あるいはまた千年希望の丘をこれから進めていく中では、まだ財源見通しが不明確な点があるわけでございますので、こういう部分については、引き続き国のほうの支援を求めていかなければなりませんし、同時に今後事業を進めるに当たりましては、相当の独自財源ということを考えていかなければならないと思っております。
そして、特に独自財源の柱をなします市税でありますけれども、これはまだ震災前の水準には戻っていないということでありますので、これから相当そういった部分については、時間がかかるのかなと思っておりますし、また、いわゆる財調でありますけれども、今は金額的にはかなりあるわけでございますが、しかしこれも平成27年度末には、果たして財調がどのぐらい残高があるのかといいますと、今の中では全く見通しが立たないということでございますので、まず震災復興につきましては、これまでどおりコスト意識を持ちながら、スピード感を持ってしっかり対応しなければならないと思っておりますが、御指摘をいただきましたように独自財源ということも当然必要になってまいりますので、この部分につきましても知恵を出して、そして少しでもほかの財源等も十分いただけるように、さらに努力をしていきたいと思っております。
そして、せっかく厳しい中でも、何とか見劣りのしないような健全財政は一応堅持してきているわけでございますが、これからますます厳しさを増してくるということでありますので、覚悟してしっかり対応するように、次の代にもしっかり受け継いでいきたいと思っております。
続きまして、収納の関係でございますが、コンビニ収納以外に重点的に取り組んだ事業があればということでありますが、これは収納対策の副市長からお答えします。
そして、4点目の滞納額云々につきましては総務部長、そして連携という部分がありますので、これも収納対策本部でいろいろ検討しますので、この部分については副市長から、そして最後に、公の立場の人間の滞納というお話でございますが、監査委員から指摘をいただき、また、一般質問でも通告を受けましたので、改めて注意を喚起いたしております。市役所の特別職、我々特別職あるいは一般職で、市で確認できる者について滞納はないと思っております。議員については、回答は控えさせていただきます。
○議長(高橋孝内)菊地副市長。
○副市長(菊地啓夫)まず、収納対策に係る連携の部分でございます。
市役所庁内に対策本部を設置しました。私が代表しております。各収納あるいは未納の関連がある部署の課長を集めまして、その対策に当たっております。共有する部分を、しっかり情報の共有という形でそれぞれ対応していただいております。特に、今回コンビニ収納を入れるに当たり、まずは4税目についての共有を図りまして、コンビニ収納を始めさせていただきました。今後、ふやすかどうか、また、対策本部の中で協議をして、費用対効果もございますので、それぞれやっぱり検討してまいりたいと思っております。
それから、収納の基本、滞納にならない、いわゆる現年度分を大切にするということを我々考えておりますので、なかなか滞納にいきますと、改善するのが難しいという状況にありますので、できるだけ滞納にならないように気をつけてということでございます。それから、関係機関との連携がございます。これは宮城県の滞納整理機構がございますが、そちらとは十分連絡をとっておりまして、かつ、本年度から県税事務所との滞納者との連携、それらも含めまして、滞納整理に当たるというところでございます。
少しずつですが、改善の兆しが見えておりますので、これからも意を用いて取り組ませていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(高橋孝内)大村総務部長。
○総務部長(大村孝)多額の滞納額の事例とその対策ということでございますが、個別の資料を持ち合わせておりませんが、個人ごとの最長で十数年の滞納で、その額は1,000万円を超える事例がございます。その対策といたしましては、ただいま副市長からお話のとおり、宮城県の地方税滞納整理機構への移管でありますとか、財産の差し押さえ、そのような対策を講じているところでございます。
○議長(高橋孝内)これをもって質疑を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております認定第1号から認定第8号までの8件につきましては、慎重審査の必要が認められます。つきましては、議長及び議員選出監査委員を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これらの案件を審査願うことにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋孝内)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、決算審査特別委員会の構成につきましては、午前11時40分から全員協議会室において決算審査特別委員会を開催の上、決定していただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は9月25日水曜日午前10時からであります。
本日はこれをもって散会いたします。
御起立を願います。 ── 大変御苦労さまでした。
午前11時25分散会
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