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平成25年第3回岩沼市議会定例会会議録(第4日目)

平成25年9月11日(水曜日)

出席議員(18名)

  • 1番  佐 藤 淳 一
  • 2番  大 友   健
  • 3番  大 友 克 寿
  • 4番  布 田 恵 美
  • 5番  酒 井 信 幸
  • 6番  須 藤   功
  • 7番  渡 辺 ふさ子
  • 8番  櫻 井   隆
  • 9番  佐 藤 一 郎
  • 10番  森   繁 男
  • 11番  松 田 由 雄
  • 12番  国 井 宗 和
  • 13番  長 田 忠 広
  • 14番  宍 戸 幸 次
  • 15番  飯 塚 悦 男
  • 16番  沼 田 健 一
  • 17番  布 田 一 民
  • 18番  高 橋 孝 内

欠席議員(なし)


説明のため出席した者

  • 市長   井 口 經 明
  • 副市長   菊 地 啓 夫
  • 総務部長   大 村   孝
  • 健康福祉部長    佐 藤 裕 和
  • 市民経済部長    安 住 智 行
  • 建設部長   渡 辺 泰 宏
  • 総務課長   鈴 木 隆 夫
  • 政策企画課長    百 井   弘
  • 社会福祉課長    谷地沼 賢 二
  • 被災者支援室長   佐 藤 吉 毅
  • 土木課長   柴 田 正 人
  • 都市計画課長    町 田 拓 郎
  • 水道事業所長    宍 戸 和 憲
  • 消防本部消防長   桜 井 隆 雄
  • 消防署長   菅 原   敬
  • 教育委員会教育長   影 山 一 郎
  • 教育次長兼教育総務課長事務取扱  平 井 淳一郎
  • 参事兼学校教育課長 山 川 敏 範
  • 生涯学習課長    木 野 潤 一
  • 監査委員   鎌 田 壽 信
  • 監査委員事務局長   加 藤 英 教
  • 選挙管理委員会事務局長   郡 山 栄 一
  • 農業委員会事務局長   宍 戸 信 之

議会事務局職員出席者

  • 参事兼事務局長   星   厚 雄
  • 副参事兼局長補佐  大 友   彰
  • 主幹兼議事係長   近 藤 祐 高

議事日程

  平成25年9月11日(水曜日)午前10時開議
1.開議宣告
2.閉議宣告

本日の会議に付した事件

日程第1より日程第2まで

     午前10時開議
○議長(高橋孝内)御起立を願います。おはようございます。
 お直りください。
 これより本日の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は18名であります。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(高橋孝内)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、11番松田由雄議員、12番国井宗和議員を指名いたします。
 ここで、市民経済部長からきのうの宍戸幸次議員の一般質問の答弁について発言申し出がありますので、これを許可します。
○市民経済部長(安住智行)昨日の一般質問に対する答弁の中に誤りがございましたので、訂正をお願い申し上げます。
 宍戸議員からの狩猟免許取得について助成はあるのかの質問に対しまして、わなの狩猟免許取得について平成24年度に1名に対して7,800円を補助していますと答弁いたしましたが、正しくは「1名当たり3,900円を補助していますが、平成24年度の実績はありませんでした」であります。訂正してお詫び申し上げます。申しわけございませんでした。(「議長、議事進行」の声あり)
○議長(高橋孝内)11番松田由雄議員。
○11番(松田由雄)議長に議事進行上ちょっと確認したいんですけれども、御存じのように9月3日の日に須藤功議員に対して問責決議が提案されて15対1で多数で採択されました。それを確認することとあわせて、ただいまより須藤功議員が一般質問するわけですけれども、それは自由なんだけれども、彼自身のブログにおいて問責が議決されても法的拘束力はないというふうにコメントしています。まさに反省の態度が見られないわけですけれども、こういう中で地方自治法、だけではなくて一般質問を行っていいのかどうか、15対1の多数の重さというものを考えた場合に議長はどう思われるか、ちょっと確認したいと思います。(「休憩」の声あり)
○議長(高橋孝内)暫時休憩します。
     午前10時02分休憩

     午前10時03分再開
○議長(高橋孝内)再開いたします。
 ただいま11番松田由雄議員から御発言ございました。確かに15対1ということで問責が決議されたわけでございます。今、松田由雄議員のお話を伺うとブログにも反省の色がないというようなことでございますが、私としてはきょう通告して受理しております。よって、今回だけは許可したいと、どうか。6番の須藤功議員、笑っている場合じゃないよ。本気になってやっているのに、何を笑っているんだ。(「休憩」の声あり)16番沼田議員。
○16番(沼田健一)議会の秩序を乱して、そしてまた15対1で可決までして問責であのような状況になった。そういう議員が今回の一般質問も本来であれば、たまたま大和郡山市議会では不許可なんです。そういう状況の中で、今の態度を見てもわかるように全く感じていない。そういう状況の中で、私はやはり許可すべきかどうかというのはきっちり判断していただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)今、皆さんも聞いていてわかるとおり、私はやらせたかった。しかし、今の態度を見て、とてもじゃないが許すことはできない。議運を招集していただきたい。その件について。(「休憩」の声あり)休憩をいたします。
     午前10時05分休憩

     午前11時30分再開
○議長(高橋孝内)休憩前に引き続き会議を開きます。
 佐藤議会運営委員長の報告を求めます。佐藤議会運営委員長、登壇の上、報告を願います。
     〔佐藤一郎議会運営委員長登壇〕
○議会運営委員長(佐藤一郎)
                                    平成25年9月11日
  岩沼市議会議長 高 橋 孝 内 殿
                       議会運営委員会  委員長 佐 藤 一 郎
                  委員会審査報告書
 本日、本委員会で協議したことについては、下記のとおり決したから会議規則第101条の規定により報告する。
                     記
  1 件   名 須藤功議員が本会議で議長の注意を受けての態度の件
  2 審査の結果 (1) この件について須藤功議員に対し発言を求めた上で、議長の判断に委ねるべきと決した。
○議長(高橋孝内)須藤功議員に申し上げます。議会運営委員会の決定は、委員長報告のとおりであります。
 ここで、須藤功議員の発言を求めます。須藤功議員は登壇の上、発言を願います。
     〔6番須藤功議員登壇〕
○6番(須藤功)本会議で一般質問の件につきまして、議長から今回だけは一般質問を許すというありがたい言葉をいただきました。その件についてほほ笑んだつもりだったんでありますが、笑ったと判断をされております。私は決してそういうことはありません。大変議長の言葉をありがたく受けとめている次第であります。以上です。
 議運ではにやけたと話をしました。そういうつもりでありました。大変議場で御迷惑をおかけしたことを謝罪申し上げます。
○議長(高橋孝内)議運で説明を求めました。須藤議員はいろいろ皆様方の質疑で「私は笑っていない。隣の議員と向かい合ってにやけただけだ」、こんなことを言っております。しかし、その時点では何か逃げ道をつくって反省の色がなかったようでございますが、ただいま登壇いただき反省の色が見えたと思います。よって、一般質問を許可します。今後このような無駄な時間のないように、何回も言っていますけれどもよろしくお願いします。さっぱり反省はしていないようでございますけれども、よろしくお願いします。

日程第2 一般質問
○議長(高橋孝内)日程第2、一般質問を行います。
 順番に質問を行います。
 6番須藤功議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
     〔6番須藤功議員発言席〕
○6番(須藤功)いわぬまアシストの須藤功でございます。大変議長には御迷惑をおかけしました。また、皆様方にも無駄な時間を使わせてしまったことに対しておわびを申し上げます。
 さて、通告どおり2つの件について一般質問をさせていただきます。
 1つ目が、鵜ヶ崎公園及びその周辺についてであります。
 鵜ヶ崎城址跡地については平成の初めころ、たしかバブルのころだと記憶しておりますが、岩沼市が民間であった土地を地域住民からの要望があり購入しています。市の財産及び管理となってから20年以上経過していると記憶いたしております。その後、平成22年に史跡として指定をされています。
 そこで、1番目の御質問をさせていただきます。昨年から鵜ヶ崎公園周辺で火災がございました。しかも2回ほどあったと記憶しています。原因は何だったのでしょうか。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)昨年、鵜ヶ崎公園周辺で火災は発生しておりません。ことし5月24日夕方に鵜ヶ崎公園北西ののり面で枯れ草や落ち葉が燃える火災があったということであります。原因は岩沼警察署・消防で調査をしておりましたが、放火の疑いがあるものの特定することはできなかったということであります。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)今、何かことし5月ということだったんですけれども、私の記憶では去年たしか消防車があそこに来たことがあったんですけれども、それは火災ではなかったんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)消防長からお答えいたしますが、念のため申し上げますが、火災と一般に言う火事とは違いまして、火災というのは行政用語として言いますと消火の必要がある燃焼現象であって、例えば消火施設同等の効果を持ったものを必要とするものということであります。しかも、さらに火災を発見した場合は消防法の規定によって消防署に通報しなければならないというふうになっております。ですから、消防のほうには、須藤議員2件というふうに言っておりますが、消防のほうには1件しか来ていないということであります。
 なお、消防長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)桜井消防長。
○消防長(桜井隆雄)今、市長が申し上げましたことしの5月24日にあった1件、それから、その前はございませんで、平成21年10月に同じのり面で1件の火災というものがございました。今のところ以上でございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。大変申しわけございません。火災が21年の10月に発生してあるということでよろしいわけですね。それで、それは消防車が出動したことは記録にはないのでしょうか。昨年です。
○議長(高橋孝内)桜井消防長。
○消防長(桜井隆雄)鵜ヶ崎公園のその周辺ということにはなりますけれども、公園のところのほうに出動というのはなかったというふうに思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)大変失礼いたしました。では、この今通告してある2回というのは私の勘違いで、21年からということであります。大変ここは訂正させてください。
 それで、ここの出火原因が今放火だというお話がございました。これ放火だということの特定がされていないんですけれども、枯れ草が燃えて放火だということなんですが、その出火の大きさというか、何か木がかなり、炎がかなり上がったと私は近所の人から聞いておるんですけれども、かなり大きな火事だったんでしょうか。その辺はどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)私が申し上げましたのは放火の疑いはあるものの特定することはできなかったということでありますので、放火というふうには断定していないということを御理解いただかなければならないというふうに思います。
 では、消防長からお答えいたします。
○議長(高橋孝内)桜井消防長。
○消防長(桜井隆雄)当日のその状況といいますか、枯れ草が立っている状態といいますか、そういうところで落ち葉と草が燃えたというところでございます。面積にいたしまして約70平米ぐらいということでございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。
 では、次の質問に参ります。
 そこで、今一番懸念しているのが、この市の管理しているところから火災がもし再び発生し、近隣住宅に燃え広がった場合は、私はこれはもしかすると市の責任だというふうに問われるかもしれないと思うんですけれども、その辺のところについてはどうお考えでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、この鵜ヶ崎公園のみならず、市有地においてはできる限り火災等が発生しないように適切に管理していかなければならないと一つ思っております。
 今御質問いただいておりますが、火災の原因がどういう状況なのかによって責任の所在が当然変わってくるわけでありまして、放火をしたとして、それが市の責任なんていうことは全く暴論でありまして、放火をした場合は放火した人が悪いんだから、そういうことについて余り極端に言って何もかも市の責任だなんていうことは言わないようにしてもらいたいというふうに思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)放火の疑いがあるということだったので、放火だからといってただ管理が枯れ草があったと。そこのところに、もし放火だと疑いがあって誰も特定できないとか、それから、隣接している住宅にその火をまともに受けて燃えてしまったとなると、やはり住んでいる方々にとってはちょっとそれは誰を責めたらいいのかというと、市の持っている土地からだという話になったらそのように心配される方もいらっしゃると思うんですけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、前段申し上げましたように、市有地等につきましては火災等が発生しないように適切な管理をしたいというふうに思っております。しかし、それだけでは絶対万全というふうに言えませんので、当然のことながら、ましてこの場所については経過があって、岩沼市から求めたものではなくて、地域いろいろな形で出てきたという過去がありますので、当然のことながらやはり地域の人たちの御協力もいただきたい、いろいろな人たちの御協力もいただきたいと思っています。もちろんしっかりやっていかなければならない、その中で誰を責めたらいいかという、そういう必ず誰を責めるとか、そういうことじゃなくて、火災がないこととかしっかり適正管理をしなさいということならわかるんですけれども、すぐそういうことを言うというのはちょっと余りいい質問じゃないですね、はっきり言ったら。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)余りいい質問でなくて申しわけありません。
 では、次の質問に参ります。
 岩沼市が管理されている旧古内邸といいますか、ここの上の部分、平坦な部分のところについては枯れ草とかがないようにと年数回ぐらいは管理されていると、草刈りをされていると。確かにきれいになっておりました。
 ただ、急なところがありますね。あそこ結構小高いので、急なところの斜面については実施されないと見受けております。今後はどのように管理されていくのでしょうか。
○議長(高橋孝内)大村総務部長。
○総務部長(大村孝)ただいまの御指摘の急な斜面の箇所でありますが、適時枝払いなどについては行っておりますが、今後良好な環境の保持に向けて適切に管理していきたいというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)ちょっと確認なんですけれども、適切な管理というのは、今ちょっと西側だとか北側のところ、かなり急なところ、フェンスが何かなかったように見受けられるんですけれども、そういうところって意外ともう草がぼうぼうになってしまっていて、なかなか実は草刈りができないような箇所なんです。大きな木もあったりとか、それで急な斜面だとすると、そこを草刈りするには大変かなというふうに思えるようなところであります。そこをちょっと管理するというのに具体的に、適切にということなんですけれども、どういうふうなことを考えておられるのかなと思うんです。そこはどうなんですか。
○議長(高橋孝内)大村総務部長。
○総務部長(大村孝)現地につきましては民地と市有地が非常に混在している場所でございます。確かに急な斜面ということでなかなか草刈りについては非常に難しい点もありますけれども、年に一度ぐらいはまず枝払いとか草刈り、そういったものについてはしていく必要があるであろうと現在のところは考えております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)では、ぜひそういう枝払いとか草刈りを何とか、なかなかここは厳しいです。作業するにもちょっと厳しいんですけれども、そこのところは頑張っていただきたいと思います。
 さて、では次、4番目の質問に参ります。
 先ほどの急な斜面という話もありましたけれども、実は土砂がちょっと崩れていたりとかして、崖みたいなところに木の根っこが、木が生えていて、結構大きな木です。それが根っこが崩れたところによって露出しているところがあります。ここのところは今集中豪雨とかありまして、どんどんと浸食されて穴が掘られて大きくなっていくと、こういうものが崩れてくるようなことが考えられるんですが、その辺についてはどのように対策をされているんでしょうか。
○議長(高橋孝内)大村総務部長。
○総務部長(大村孝)まず、ただいまのお話がありました斜面の状況、変化については十分注意をしていきたいというふうに思っておりますし、土砂崩れ、それから倒木の危険が生じた場合についてはその後伐採とか、のり面の補修とか、そういった対応になるだろうと思いますが、現在のところはまず現状をしっかりと見ていきたいというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)できれば現状を十分に把握されて危険のないよう、下には公園があります。子供たちも先日お邪魔したら遊んでおりました。そういうところなので、雨が降った日は遊ばないと思いますけれども、危険がないようにお願いをしたいと思います。
 それで、この1番目の最後の質問なんですけれども、5番目に入ります。
 平成22年に岩沼市はここを史跡として、今管理をされているんです。でも、この場所というのは岩沼市のど真ん中、駅から歩いて5分ぐらいのところにあります。そういう中心部にあるこの場所を今後活用されていくのかどうか、その方法としては何か考えられているのか、そこのところをお伺いします。
○議長(高橋孝内)影山一郎教育長。
○教育長(影山一郎)教育委員会といたしましては、鵜ヶ崎城を遺跡として管理してまいりましたが、現時点におきましては今までどおり現状維持で管理してまいりたいと考えております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)現状維持ということは、つまり史跡というか、遺跡というか、そういう発掘調査なんかはやっていくおつもりがあるということですか。それとも、まだやらなくてそのままにしておくということなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)鵜ヶ崎城の史跡ということでございますので、現在までは、2013年から福祉大学のほうで発掘をしていただいて、ことしで13回目というような状態にございます。ですから、それは引き続いてやっていただけるのではないかというふうに思いますけれども、市が直接あそこの史跡を発掘するというふうな計画は今の段階ではないということでございます。2001年から13年目ということでございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)2001年からやっているというお話ですけれども、ということは、普通例えば発掘調査とか工事をやっていくとかすると、史跡の場合は多分土地の持ち主がそこのところを史跡調査すると思うんですけれども、それはそうじゃなくて、ほかの第三者に委託してお願いしているという形なんでしょうか。ちょっと今史跡のことを言われたんで、発掘を今後ほかに頼んでやられるということですか。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)発掘が必要になるということにつきましては、一つはその土地の形状を変える必要が生じるというような場合は発掘が出てくるということで、それ以外は調査がやはり必要だというふうなことで主体的に発掘するようなケースもございますけれども、鵜ヶ崎城につきましては、先ほど教育長が申し上げましたとおり遺跡として将来とも管理していきたいということでございますので、教育委員会が主体になるような発掘というものは予定していないところでございます。福祉大学につきましては、大学の活動の中で主体的に取り組んでいただいているということで、大変ありがたい史跡の調査活動というふうに受けとめてございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。今の話でよくわかりました。
 では、やはり今後の活用といいますか、約20年くらいたってしまったんだけれども、あそこをやはり何らかの形で活用されてはどうかなというふうに思うんです。例えばきのう同僚の議員が音楽のコンサートを何かやるとか、それからあと話されていますけれども、そういうものをやるとするとあそこをもう少し何かなだらかな、平らというんですか、なだらかに少しやって、そういうものができるとか、そういうことがあるんじゃないかなと思うんですけれども、市長、その辺どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)この場所につきましてはいろいろな経過があって、市あるいは教育委員会のほうから求めたわけではなくて、政治的にいろいろ方策がとられて市のものになったという経過があります。
 そこで、御質問いただいておりますように公園部分と史跡部分というふうにありますので、それぞれしっかり管理をしていかなければならないというふうに思っております。そして、その活用につきましては、史跡部分については当然、もし形状を変えるという場合につきましては先ほど来お話がありましたように手続を踏まなければなりませんが、公園部分につきましては憩いの場ということでありますので、より多くの皆さん方に活用していただければと。かといって、では特別何か工作物ができるかといいますとそういった状況にありませんので、まずしっかりと管理をし、その中で地域住民の皆さん方を初め、自主的にいい形で利用していただければ非常にありがたいと思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。今の話だとここは余りこのままということの認識みたいなので、それは了とさせていただきます。
 では、次の大きな2番目に質問に入りたいと思います。災害危険区域のかさ上げ道路についてであります。  岩沼市は平成27年度にかさ上げ道路の完成が予定されております。災害危険区域のところにTP4メートルほどの高さにかさ上げする道路建設を進めています。津波からの防御を目的にしたかさ上げ道路は、被災した住民からの安心して住まわれるために大切な政策であります。条例制定前の昨年11月に市民から御意見を聞かせていただくパブリックコメントを実施しました。
 パブリックコメントとは、市の政策過程において議会承認前の案の段階で公表し、市民の皆さんから広く意見を求め、その寄せられた意見に対し市の考えを明らかにしていくものです。実施期間として岩沼市は寄せられた意見に意思決定を行う手続をしておりました。
 そこで1番目の質問なんですけれども、昨年12月にこの条例はこの議会で承認をされております。しかし、その後、地域住民から見直しを求められているとお聞きしました。どういう状況になっているのかお伺いをいたします。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)御質問の件につきましては、寺島町内会より道路計画の一部を見直してほしいとの要望を受け、検討することとしております。現在、復興庁及び宮城県などの関係機関や当該町内会と検討を重ねているところであります。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)今、町内会のほうから見直しを求められて検討中ですという御答弁がありました。これは、ではいつごろからそういう説明というか、お話があったのか、その辺はいつごろの時点であったのでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)町内会のほうから初めにいただきまして、私のほうで第1回目に会合を開いたのが平成25年2月でございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)では、2番目の質問に入ります。
 一度確定した危険区域に伴う道路計画を見直すということは異例というか、そういうことではないでしょうか。しかも、議会に示されているものであれば、変更するということがなおさらないと思っていたんですけれども、その辺は異例だとは思いませんか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)道路などの計画につきましては、基本計画から詳細設計を実施する時点で、例えば道路構造令など関係法令との整合あるいは関係機関との協議調整、そしてまた地域住民の皆さん方の理解と協力が当然必要になってきますので、そういった中で見直しが行われるというのはよくあり得ることだというふうに思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)となると、道路のルートを変えていくということで今地域住民から要望を受けているのでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)議員さんおっしゃるとおり、法線の一部を見直してほしいというふうな要望でございます。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)もう一つは、この危険区域、後でもちょっと出てくるんですけれども、危険区域の設定まで変えていくのかなと今、ちょっとこれは3番目の質問に入ります。これは一度決めた条例ですけれども、そうすると変更する際に、やはり議会に変わるかもしれないというふうに伝えておくことが必要ではなかったのかなというふうに思うんですが、その辺どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)条例を改正するに当たりましては、当然手続を踏んで議会にお諮りをするということになっておりますし、最初から決めたことが変わり得るなどという説明をして議会にお諮りをするということは考えられないことであります。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)いや、最初から、これ例えば道路行政だとか考えて、しかもパブリックコメント、市民にこういうふうにします、それで我々議会にもパブリックコメントで了解をもらったから議会で承認してくださいというふうになって、我々も承認させてもらったんですけれども、一つの地域から要望が出たからといって、では変えていくことが議会に話をしなくてもいいとおっしゃると思うんですけれども、そういうことだと考えてよろしいんですか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)議会にお諮りをしなければならない部分については、適正に手続を進めたいということであります。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。
 では、おととい、たしか同僚議員の質問の中で、解体をすることに関して議会で認めたことについて、市長は余りとやかくそこは言われてほしくないみたいな話をされたんですが、地域住民から言われたらやはりその意見を私は、聞くことはいいことです。聞くことはいいことです。だけれども、そういうことで我々に言う前にもうパブリックコメントをやっている条例なんです。岩沼市民との約束を果たした上でなおかつ、いろいろな話を聞いた上でなおかつ議会にも承認を求めてやったわけだから、私はやはり一言あっていいのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、条例では、御承知のとおりいわゆる字名で議決をいただくということでありますので、地番によって多少動くことについては、例えば道路の認定をいただくとか道路の説明をする場合についてはそういう話をしなければなりませんが、今回のお認めいただいた条例について、直接的に大きな変更があるというふうには思っておりませんし、当然のことながら我々としてはいろいろ考えていく中で地域の皆さん方からいろいろな御意見をいただく、そして、そのことが安全とか命にかかわることは、当然それは改めていかなければならない、そして、改めるに当たっては、条例手続の場合については適切な手続を踏ませてもらう、条例ではなくてこちらの権限でできる部分についてはこちらで進めていく、そして、必要に応じて議会には説明させていただくというふうに考えております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)今御答弁いただいたんですけれども、確かに条例のときにパブリックコメントをやって住所、ここが危険区域ですよとかありました。でも、このとき一緒にこういう危険区域の案とした図面を提示されています。それで、先ほど道路が、路線が変わる、ということはこの危険区域も変わってくるのではないかなと思うんですが、ではこの危険区域は変えないで道路のルートだけ変えるというふうな考えなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)議員さんも御存じのとおり、災害危険区域についてはこのかさ上げ道路と一体的に考えておりますので、法線が変われば当然危険区域のほうも変更になります。ただ、今地域から申し出があったのはまだ申し出ということなので、まだ変更するとか変更したということはございませんので、市長がお話ししたとおり変更があれば所定の手続に沿った形でやらせていただければということでございますので、御理解よろしくお願いします。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)わかりました。では、道路も、それから危険区域もまだ地元の要望があって変えていくんだよということは確かにわかりました。でも、これ変更が決まったからということじゃなくて、やはりその過程も状況も、やはり我々議会にお示しされてもいいのかなという気はするんです。一度決めた条例です。でも、しかし、それはもっと重大で、パブリックコメントという市民からの意見を広くとって決めた条例なので、やはりそういうことがあってしかるべきではないのかなというふうに思うんですけれども、市長、その辺どうなんでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)それぞれ手続がありまして、それは遵守すべきだというふうに思っております。今回は特に直接かかわりのある地域の皆さん方から御意見をいただいておりますので、これにつきましてはできる限りの対応をする。そして、命とか暮らしにかかわることであります。これらにつきましては十分意見を聞き、できる限りのことはしたいと。そして、その中で適正な手続を踏んで進めたい。ですから、条例を改正する必要がある場合については条例改正をしなければならない。
 そして、まだこれは実は協議中でありますので、なかなか今こういうことについて協議していますということについて議会にお知らせするのは果たしてどうなのかなと思うところもあります。でも、必要に応じて、重要事項については当然市政報告等でもさせていただかなければならないというふうに思っております。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)ぜひ市政報告等で、決まる前でもいいですから、もしくは全員協議会でも、それから震災復興特別委員会でも構いませんので、ぜひそのときに御説明をいただければありがたいと感じております。
 さて、4番目の質問に参ります。
 では、この変更を今されているということなんですけれども、変更する場合において再度パブリックコメントを実施する考えはおありでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)この件につきましては、岩沼市市民の意見公募条例がありますので、その定めにしたがって適正に処理したいというふうに思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)ちょっとそこの定めがよく私認識をまだしておりませんが、できれば再度パブリックコメントを実施していただきたいと思います。市民に一度意見を聞いて、それが変わりますよということをやはりしないことには、やはり手続上ちょっと少し井口市政としてはもったいないといいますか、せっかくいい震災復興をされているという中においてパブリックコメントをされていくことは大事なことだと思います。ですから、ぜひパブリックコメントをしながらこの条例の変更をされてはと思うんですが、市長、その辺はどうでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)これにつきましては今話し合いをしている最中でございますので、その方向として条例改正まで必要だ、当然そういった場合につきましては意見公募条例に従った手続を踏まなければならないということでありますので、それぞれの内容に応じて適正に処理したいというふうに考えています。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)では、最後の質問に入ります。
 これパブリックコメントを実施した、本当に条例の中でも大事なというか、大切な条例といいますか、大きな条例といいますか、そういう条例だと思うんです。この条例が議会で承認されたわけですけれども、これに対しては今までのとおりなんですが、では、今後ともこういう地域住民などから見直しの意見が出た場合は変更される対応をするということで考えてよろしいでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)これはケース・バイ・ケースであります。災害危険区域については、まずかさ上げ道路等の法線等により決定されるということでありますので、整備前においては、見直しが可能な場合については見直しに従って適切な手続を踏みたい。しかしながら、かさ上げ道路の整備後に意見を言われても、当然それは見直しができないということでありますので、その状況に応じて適切に対応したいというふうに思います。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)適切に対応したいというのはわかります。市長の思いもわかります。震災復興を早く進めたい、でもいい道路もつくりたい、いい危険区域を設定もしたい。だけれども、では、まずはパブリックコメントまでやっている条例なので、そういう条例について、この重大な条例について地域住民から要望が出た、これ物すごくいいことです。私、全然そこは否定するつもりはありません。今後とも住民からの要望について十分に耳を傾けながら市政を進めていっていただくということは、私は物すごくいいことだと思います。そこはいいことだと思うんです。
 だけれども、今後とも地域住民からの要望があった場合に耳を傾けていくという姿勢について、井口市政の方針は今後ともやっていかれるのかどうか、そこを最後に御答弁お願いしたいんですが。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)当然のことながら地域住民の皆さん方からいろいろ御意見をいただく、それで可能なものについては適切に対応しなければならない。これは当然のことであります。今回の件につきましても、実は広く意見を求めるということはもう既にやってきているわけでありまして、今回は直接かかわりのある人たちから御意見をいただきましたので、それで可能な範囲で手直しをしたいというふうに思っています。それをまた改めて全ての市民の皆さん方を対象にパブリックコメントが必要かというと、私は今の段階としてはそこまでは必要ないのではないかというふうに思っております。まず早く進めることが非常に大切だと思っております。
 そして、繰り返しになりますが、地域の皆さん方からいろいろ御意見を寄せていただく、その中で議会で手続を踏んでいろいろやられて、議会で採択されたものについては我々重く受けとめなければなりませんし、我々もじかに御意見をいただいたもので可能なもの、ただ、残念なことでありますが、4万4,000人のうちのお一人お一人からいろいろ要望を上げていただいたとしても、なかなかこれは実現不可能なことも多いわけであります。そして、余り言いたくはありませんが、財源の問題とか権限の問題とか、いろいろありますので、そういうものを踏まえて引き続きできるだけ多くの皆さん方の御意見を聞かせていただいて、可能なことについては対応したいというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)須藤功議員。
○6番(須藤功)岩沼市の今後の市政を進めていく上で、条例は住民からの意見を聞いていただきながら、いいものをつくっていただきたい、いいものをやっていただきたいというふうに思います。市民の声を切に市政に反映されることを望みまして私の一般質問を終わりにしたいと思います。大変ありがとうございました。
○議長(高橋孝内)6番須藤功議員の一般質問を終結いたします。
 休憩をいたします。再開は13時10分といたします。
     午後0時09分休憩

     午後1時10分再開
○議長(高橋孝内)休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番渡辺ふさ子議員の一般質問を行います。直ちに発言席において発言してください。
     〔7番渡辺ふさ子議員発言席〕
○7番(渡辺ふさ子)7番、日本共産党の渡辺ふさ子です。通告に従い3点について質問いたします。
 1点目、障害福祉施策について伺います。
 1.障害者優先調達推進法について。この法律は平成25年4月から障害者就労施設で就労する障害者や在宅で就業する障害者の経済面の自立を進めるため、公の機関が物品やサービスを調達する際、障害者就労施設等から優先的、積極的に購入するために制定されたものです。
 (1)の法律への見解を伺うというこの質問ではございますけれども、飯塚悦男議員も質問され、市長からの回答がありました。障害のある人に自立した生活や就労は必要なこと、施設からの要望があれば応えていきたい、実現可能な調達方法を探っていきたいとの大変うれしい回答をいただきましたので、初めから恐縮ですが割愛させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。それとも、つけ加えることが何かあればよろしくお願いいたします。(「なし」の声あり)
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、(2)障害者の就労支援が24年度50件報告されております。主にどのような支援がされているのか、特徴的なものがありましたらお示しいただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)市長の答弁を求めます。井口經明市長。
○市長(井口經明)障害福祉の目標としては、人としてふさわしい自立した生活、全ての人がそういった形で送ることができればいいと。その中で、目標としては障害者も納税者になるということが目標ではないかというふうに言われて障害福祉の活動が進められてきた経過があるわけでございます。それをどういうふうに保障するかという中で、いろいろ法令等あるいは施策として講じてきているわけでありますし、国が主に進めてきた時代から、今は市町村がどういったことができるかというふうに移ってきているわけであります。
 そういう前提に立ちまして、今御質問の件でございますが、健康福祉部長から丁寧にお答えをいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)御質問の就労支援50件の関係でございますが、相談支援事業を委託しておりますパレット里の杜において就労に関する支援を行った実績を計上させていただいております。具体的には、就労を希望する障害者に対しまして個別の就労支援計画の策定、関係機関との連絡調整及び支援の進行管理などを行っております。また、内容に応じましてハローワーク、それから障害者就業生活支援センターなどと連携した支援を実施しているところでございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ありがとうございます。
 それでは、(3)に移ります。
 障害者の就労支援のため、市の公共施設の役務を分離発注してはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)障害者優先調達推進法における障害者就労施設等への発注といたしましては、これまで市内の障害者就労施設であるひまわりホームへ市内3カ所の公園管理清掃の業務を委託しております。以上です。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)民間の障害福祉施設もあると思いますが、そちらのほうの発注はどのように考えていらっしゃいますか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)現在のところ発注している実績はございません。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)この優先調達推進法を受けた上で新たに発注するという考えがあれば。私も施設のほうを訪問していろいろと聞き取りをいたしました。やはり公園の除草、清掃、それから植栽などの要望なんかも出されました。そういう要望も受けているということも考えていただいて、今後の発注を考え、検討していただけないかどうか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)ただいま御提言いただきました内容を踏まえまして、施設等が受注が可能な業務内容、それから業務量等を把握するために市内の施設等に照会を行ってまいりたいと思っております。それで、市の業務との調整が可能かどうか進めてまいりたいと思います。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 また、市で行っておりますひまわりホームの方にも聞き取りを行ったわけなんですが、エリアを区切っての古紙や段ボールの回収なども少しでも任せていただけたらという要望がありましたけれども、この点も含めて一緒に検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)ただいまいただきました内容につきまして、私ども直接御要望いただいている状況にはございません。また、施設側につきましては同じ時期に多量の発注を行いますと、それから短期間での納期設定とかいたしますと、なかなか就労訓練という意味合いもございますので、対応が困難だというところもございます。この点につきましては十分注意しながら施設側と話し合いを進めてまいりたいと思います。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)施設の方たちの要望として障害を持っている方の状況も勘案した中で進められると思いますので、ぜひとも連絡調整のほうをよろしくお願いしたいと思いまして、2番目に移ります。
 施設職員の研修機会の確保について伺います。現在どのような支援が行われているのか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)市内の施設及び事業所等につきましては、独自の人材育成及び研修計画に基づきまして技術指導などの独自研修の実施、それから県主催等による相談支援研修、虐待防止研修等の要支援につながる各研修会等への参加派遣を行っているというふうに伺っております。
 それで、市といたしましても各種研修機会の情報提供、それから研修会を実施する際の講師・アドバイザーを紹介するなどの支援を行っておりますし、市独自の講演会等も実施しているところでございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)わかりました。それでは、次に移ります。
 次、(2)、今お答えいただいた中身で研修機会の確保について同じような説明になると思いますので、この点も割愛させていただきたいんですが、よろしいでしょうか。
○議長(高橋孝内)はい、渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、3番目に移ります。
 ジョブコーチへの財政的な支援を検討してはいかがか。ちょっと大変設問が短く言葉足らずな点があってわかりづらいかと思います。私自身もこの障害のある方の御家族の方から御要望いただいたり専門的な詳しい方にお話しいただく中で、このジョブコーチという言葉、初めて聞きましたので、初めにジョブコーチとはということで大妻女子大学人間関係学部人間福祉学科の小川浩助教授の説明を初めに紹介させていただきます。
 障害のある人が社会の中で働くことの実現を目指す就労支援の新たな理念と方法をあらわす言葉です。ジョブコーチと呼ばれる支援者が障害のある人が働く職場の中で障害のある人と企業の双方をサポートすることが特徴です。平成14年度に厚生労働省が職場適応援助者ジョブコーチ事業を制度化し、その他地方自治体においてもジョブコーチの方法を取り入れた就労支援事業がふえてきています。このように書かれております。
 まずお聞きしたいのは、市の職員の方でジョブコーチ研修を受けられた方はいるのか、また、仙南地域岩沼圏内といいますか、ジョブコーチの人数を把握していましたらお願いいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)市の職員がジョブコーチとして決めているものはないというふうに思っております。それから、仙南、県南という部分でございますが、このジョブコーチにつきましては、渡辺ふさ子議員御承知のとおり国の事業でございますので、私どもが承知いたしておりますのは県内では約20名の方がいらっしゃるというように伺っております。以上です。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)市内の施設や養護高等学校などでジョブコーチはどれだけ活用されているか、そして、それらの養成に全てこの20名のジョブコーチの方たちが応えられているのか、そういう状況についてもつかんでおられましたらお願いいたします。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)先ほど申し上げました20名につきましては、県内にいるジョブコーチでございますので、岩沼にだけおいでになっているわけではございません。それで、岩沼高等学園でございますが、23年度、24年度にそれぞれジョブコーチを利用した実績があるように伺っております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)23年度が何件、24年度が何件でしょうか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)23年度につきましては、この卒業生の方4名の方にジョブコーチを利用していただいた、それから、24年度につきましては、同じく卒業生の方お一人にジョブコーチ派遣の実績があるということでした。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ありがとうございます。卒業されていく方、就労希望者をふやすためにはジョブコーチがもっとふえていくこと、それから、障害を持っている方たちにもそういう就労希望をふやしていくために就業成功例も把握と紹介、普及していくことも必要と思いますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)具体的な就業の成功例等につきましては、こちらのほうには報告いただいておりませんので、承知いたしかねております。ただ、ジョブコーチが効果を発揮しているというお話は伺っております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)市内にも作業所が、就労施設があるわけですので、市としてもその辺の把握や、そしていろいろな障害を持っている方たちに紹介していくこと、今後そういうことを考えていく必要があると思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)障害者の雇用につきましては、第一義的に国が事業として実施して取り組んでいただいております。その国の動きを見ながら市としても必要な紹介等を進めてまいりたいと考えております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ぜひ必要な紹介、国と照らし合わせてということですが、しっかりとその辺も視野に入れていっていただければと思います。
 そして、市内の障害者就労施設の方に伺いましたら、施設の中でもジョブコーチの研修を受けた職員の方はいないということでした。職員の方のスキルアップのためにも、先ほど来さまざまな研修は受けておられるということはお聞きしたわけなんですけれども、もっと専門的なジョブコーチの研修、必要な研修であり、その施設の方も日程を確保してぜひ今後は参加していきたいという声もありました。
 NPO法人ジョブコーチネットワークが、ジョブコーチネット会議、またジョブコーチネットフォーラム、そしてジョブコーチ地方セミナーなどを開催しております。仙台では11月2日、3日に行われる予定ですけれども、この2日間でも参加費は8,000円ですとか、それからジョブコーチネット会議ですと6日間ということで5万円とか高額なものになります。施設にとってもそういう研修に対して市からの助成があれば研修への背中を押していただくことになるということで、期待の声もありました。ジョブコーチ研修ということですが、財政的な支援を検討してはいかがか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)ジョブコーチにつきましては社会福祉法人や事業所で、それから養成、配置する場合には国の職場適応援助者助成金制度というものがございます。そちらをまず御利用いただくという形にしていただければ幸いでございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)私もそれを調べたんですが、かなり条件も厳しいことがあり、施設の職員の方のスキルアップという点ではなかなかそれに該当するのが大変難しいということがありました。それで、市としてそういう市内の職員の方への助成を検討されたらどうだろうかなと思ったわけでございます。
 また、障害者就労施設はもうけ過ぎてはいけないという規定があって、内部留保というものも困難だというお話もお聞きしました。ぜひその辺の兼ね合いも見ましてぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、ジョブコーチにつきましては、ただいままで議員と部長の間で質問いただいてお答えをしているわけでございますが、御承知のとおりこの制度につきましては国の事業として行われているということでありまして、そういったところに対して市が特別な財政支援ということは難しいものだというふうに思っています。
 ただ、就労を支援するということにつきましては、障害者の雇用というのは国が相当力を入れてやってもらわなければなりませんし、制度的にもいろいろな今お話をいただいておりますような助成金制度、使い勝手が悪いとか、いろいろなこともあるわけでありますが、そういった制度があるということでありますので、その活用をできるだけしてもらいたいと同時に、市としてどのような就労支援ができるか、現実問題はなかなか難しいわけでありますし、また就労の形態もさまざまでありまして、福祉的な就労から一般社会に出られるか、それぞれさまざまな形でありますが、それぞれのステージに応じて、やはり市としてはその場の提供とか、あるいは場合によっては支援策をそれぞれ模索していかなければならないというふうに思っておりますが、ジョブコーチということにつきましては特に考えていないということであります。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、次に移ります。
 4.災害時において施設運営ができないときに、雇用を守るために休業補償の支援を検討してはいかがか。民間施設においては施設運営ができなければ収入が途絶えるわけです。それでも、雇用の確保が施設維持に欠かせません。障害者のためにも、地域社会のためにも支援が必要と考えます。もちろん災害時はどこも大変です。自治体はなおさら本当に大変でございますけれども、一部でも補償があれば励ましになり、そのような事業所の復興支援になるのではないでしょうか。いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)大規模災害時におきましては、議員御指摘のとおり現行制度で特定の施設に対して休業補償を支援するということは非常に難しいものと市としても考えております。しかし、障害者雇用を守り生活の支援体制を確保することは重要なことと考えております。東日本大震災のときには雇用保険の失業給付について特例措置が行われておりますことから、大規模な災害が起きたときには、また国に同様の支援が行われるよう働きかけてまいりたいと考えております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)了解いたしました。
 それでは、大きな2番の被災者支援についてお伺いいたします。
 先ほども局長からきょうは9月11日、震災から2年6カ月だということがお話しされました。日本共産党は被災者の方に最後まで寄り添う立場で活動し、また質問をさせていただきたいと思います。2年6カ月たち、既に仮設住宅から退去された方もおいでになりますし、来年の集団移転地への入居を心待ちにされている方たちもおいででございます。
 それでは、1番目について伺います。仮設住宅からの退去について伺います。
 (1)これまで退去している世帯数についてです。実績報告では平成25年3月末の入居戸数359戸ですから、建設戸数よりマイナス25戸ということになりますが、最新の数字ではどうなっているのか、お知らせください。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)現時点での入居戸数は344戸というふうになっております。建設戸数に対して40戸の減という形になっております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ありがとうございます。
 それでは、(2)です。この40戸の方が退去されたということですが、その退去された方の退去時において問題は起きていなかったか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)退去の際には、あらかじめ退去確認書という書類を退去される方に配付いたしまして、仮設住宅から持参できない諸備品、それから入居者の方が設置した設備等の原状回復を確認していただいております。その上で退去していただいておりますので、これまで特に問題等は起きておりません。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)問題は起きていないということですが、2)要望はなかったか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)県の備品であるエアコン、それから寒さ対策で対応した暖房器具につきましては、一部の方から転居先へ持参したいとの要望をいただきましたが、それ以外の要望等は特にございませんでした。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)要望があったということですが、この退去確認書どおりということで、そこでそういうふうな結果になったのかどうか、確認の意味でお知らせください。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)ただいま申し上げましたとおり県の備品でございますので、そのまま置いていっていただくという形になっております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、(3)仮設住宅に現在入居されている方からの退去確認書に基づいての要望はあるかどうか伺います。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)御家族がふえたことによる部屋をふやしてほしいということとか、それから、子供の成長に伴う広い部屋へ移動したいということにつきまして御要望いただいております。また、退去された方が使用され、現在使用を中止している物置とか駐車場、そういったところを利用したいという御要望はいただいております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それらの要望にはどのように対処されていますか。
○議長(高橋孝内)佐藤健康福祉部長。
○健康福祉部長(佐藤裕和)部屋をふやすこととか、それから移動するという要望につきましては、入居要件というものがございますので、そちらを確認いたしまして柔軟に対応しております。また、物置、駐車場の利用につきましては、指定した分のみの利用とさせていただいております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)人数が、お子さんが生まれたり、そういうことでふえた場合はその要件に従ってということで、本当にありがたいことだと思います。
 それでは、(4)に移ります。
 退去確認書によれば、今までお話あったように移動できるものは赤十字等から支援されたもののみのように記載されていますが、その他の備品の処分は今後どのように考えているのか伺います。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)その他の備品としましては、ただいま佐藤部長お話ししたとおり、宮城県が寒さ対策や住環境整備のために設置したものがございます。基本的に宮城県が処分するものと考えておりまして、現在県におきましてもまだ方針が明確でないというふうに伺っております。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、(5)に移ります。
 災害公営住宅への引っ越しの際、退去確認書どおりであれば家財のほとんどを新たに購入する必要があり、被災者からは困惑の声が寄せられています。被災者が必要とする備品については譲渡するように、宮城県に市として強く要請すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺建設部長。
○建設部長(渡辺泰宏)備品の譲渡につきましては、基本的には宮城県が判断するものと考えてございます。しかし、現在、県におきましても処分につきまして問い合わせがあるというふうに伺ってございますので、改めて県のほうからは方針が示されるものと考えてございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)9月2日に私も日本共産党の県議団にお願いいたしまして県当局に問い合わせていただきましたところ、「赤十字からの家電6点セット以外は処分することになると思うが、まだ結論は出していない。入居者への払い下げもあり得ると思う」との回答がありました。収入の少ない被災者にとって、カーテンも照明もガス台もエアコンも物置も県から貸与された暖房器具もない。待望の新居、災害公営住宅とはいえ、がらんとしたところに引っ越しをするのはどれだけ気の重いことか、心配なことか。使用済みのこたつやこたつ布団まで一体どうするつもりかと、怒りと困惑されていた顔が私の頭から離れません。
 先ほど来、県の方針に従ってという答弁が繰り返されておりますけれども、私は岩沼市民、そして被災者の方の気持ちに寄り添ってぜひとも譲渡してほしいと、その思いをしっかり県のほうに伝えて要望要請すべきだと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)まず、御承知のとおり県のものでありますので、県が判断すべきものだというふうに思っております。そして、共産党県議団で県のほうに申し入れたところ、県のほうでは多少前向きの話もしたということでありますので、いずれ方針が示されるというふうに思っておりますので、それを受けて市としてもできるだけ被災をされた人たちにとってプラスになれば非常に結構なことだというふうに、できるだけ早く結論を出してもらうのを待ちたいというふうに思います。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)そうすると、市の担当課なり市長なり岩沼市の側から県のほうに要請するという考えはないのかどうか、しっかりと伺いたいと思います。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)こういう部分については、県が責任を持って判断されるものだというふうに思っております。ただ、渡辺ふさ子議員から県のほうに申し入れをということからすれば、それは申し入れはしたいと思っていますが、黙っていたってこんなことはある意味当たり前だというふうに思っていますので、余り一々言わなくてもいいなというふうに思っています。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)県の回答の中には「業界筋でエアコンなどは中古品として再利用することも検討されるようだ」ということもあります。もちろん結論は出ていないということですが、そんなこと当たり前だと態度を決め込むのではなくて、やはり被災者の立場に立って物申すということが、やはり被災者を守り寄り添う市としての立場だと思います。ぜひ一言、二言県に要請していただきたいと思うんですが、最後にもう一度伺います。
○議長(高橋孝内)井口市長。
○市長(井口經明)御承知のとおり、仮設住宅につきましてはまだ使っているということもありますし、また、仮設に移られる人もまた出てくるわけでありますので、全てをすぐにできるかということについては、やはり県としても判断の難しいところかなというふうに思っていますし、一応県としては県有財産の処分でありますので、それはやはりルールどおり行わなければならないということがあるかというふうに思っています。
 ただ、実際のところ被災をされた人たちのために県の責任としてやったことを、それを少しでも価値があるからといって業者に売り払うというようなことは普通はやらないんじゃないかなと、そこまでどうこう言わなくてもいいかなと思っています。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)エアコンなどについては業者への引き取りという案も出ているということもありますので、やはり、もちろんこれから入居される方もあるかもしれませんが、時期としては2年半過ぎております。岩沼市としては来年春なり夏なりには災害公営住宅への入居も始まるという時期になってきております。ですからこそ、早目早目の要望を県のほうに、決定される前にお願いしていただきたいと私は思うんでございます。何度言っても御回答は変わらないようでございますので、この辺でやめさせていただきます。
 それでは、3番目の就学援助事業について伺います。
 1.就学援助は学用品、校外活動、修学旅行、給食費、医療費等が扶助されています。2010年度から国庫補助基準に部活動、生徒会費、PTA会費が追加項目となりました。岩沼市でも追加すべきではないか伺います。
○議長(高橋孝内)教育長の答弁を求めます。影山教育長。
○教育長(影山一郎)御承知のことではありますが、就学援助の対象者は、生活保護法に規定する要保護者と要保護者に準ずる程度に困窮していると認められます準要保護者の二通りがございます。その準要保護者に対する就学援助といたしまして、部活動、生徒会費、PTA会費を対象に加えてはどうかという御質問でありますが、この件につきましては近隣市町村の取り組み状況を確認するとともに、また、一定の予算が必要でありますので、市当局とも十分相談の上、今後検討させていただきます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)ぜひしっかりと検討していただきたいと思うんです。今、仮設にいらっしゃる方などからもお話を伺っております。中学生をお持ちの方、年間4万ほどの補助はあるそうでございますけれども、中学校でいえば月々一律1万円の学納費、PTA会費が年度初めに3,000円ですとか、部活動はおのおの異なるわけでありますけれども、人によっては準備品に数万円とか遠征費とか食費などとか本当に大変だという声も聞かれております。ぜひその辺も、確かに近隣市町村ということではまだまだ実施されているところが少ないのが今の実態ではありますけれども、今の子供のいる世帯の所得の減少ということでは、1997年と2011年度で比較すると、18歳未満の子供のいる世帯の平均所得が124万減少している、厚生労働省の国民生活基礎調査によりますけれども、それに対しまして文部科学省により2010年の子供の学習費調査ということでは、学校教育費と学校給食費の合計が公立小学校で9万7,000円、公立中学校で16万7,000円となっており、塾などの学校外教育費まで含むと公立小学校30万4,000円、公立中学校46万円になり、相対的に家計における教育費負担が増していると考えられるということも述べられております。
 確かに2分の1国の補助とはいえ、国は国庫補助を減らしておりまして、自治体財政が本当に大変なことはわかりますけれども、やはりしっかりとそのような困窮している家庭への補助をまず、まだまだ少ないとはいえ、岩沼市がまず実施、そしてそのような実績を積み上げて国にきちんとした国庫補助など財政措置を求めていくということも本当に大事だと思います。
 岩沼市は夢・あこがれプロジェクトなど、本当に子供たちのためを思っていいことしているねとほかの自治体からも本当にうらやましがられる、そういう声も寄せられております。教育に力を入れる岩沼市ということで、ぜひしっかりとした検討をお願いいたしまして2番目に移らせていただきます。
 認定基準はどうなっているか伺います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)就学援助の受給対象となる認定基準、いわゆる受給対象者につきましては、1つ、先ほど申し上げました生活保護法に規定する要保護者、2つとしては前年度または当該年度において生活保護法に基づく保護の停止または廃止になった者、3つ目として当該年度において市民税非課税世帯である者、4点目として児童扶養手当受給者、5点目として世帯の需要額、これは保護基準額ということですが、これの1.3倍以内にある者というふうなことで、経済的理由で就学が困難と認められる児童・生徒の保護者ということでございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)それでは、3番目に移ります。
 認定の目安額はどのくらいか。モデル世帯の年収、家族構成を示して、どのくらいの収入の世帯が対象になるか、ひとつわかりやすく説明をお願いしたいと思います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)認定に当たりましては家族の人数あるいは年齢などがございまして、その家庭の状況によって異なるということでございまして、目安額をお示しすることは困難だということで御理解いただきたいと思います。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)わかりました。
 それでは、4番目に移ります。
 年度途中の申請は可能かどうか伺います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)年度途中いつでも申請は可能でございますので、よろしくお願いします。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)年度途中いつでも可能ということを今伺ったわけです。ただ、このお知らせというのは大体新入学時ですとか健康診断のときとかというお話も伺ったんですが、このような年度途中の場合の周知の仕方はどのようにされているのか。転校の方がいらっしゃったときとか、そういうときなのか、それとも、その家庭によっては家庭の収入の状況が変わったりというときもあると思いますので、そういうことも含めましてその周知の仕方についてよろしくお願いいたします。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)学校入学の際に全世帯を対象に説明を申し上げているということで、該当しない家庭につきましてはその段階では余り意識することはないかもしれませんが、途中で就労ができなくなったとか病気になったとか、いろいろなケースがございますので、それについてはそういった内容でもって、途中でお知らせするというのはなかなか難しいものですから、そういったときには相談していただけると大変ありがたいということでお願いしたいと思います。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)わかりました。それでは、5番に移ります。
 申請書が各学校及び学校教育課に準備してあり、各学校への提出となっておりますけれども、働いている方も多いと思いますので、郵送でもいいのかどうか伺います。
○議長(高橋孝内)平井教育次長。
○教育次長(平井淳一郎)申請書につきましては学校へ提出していただくということになりますが、持ち込みでも郵送でも任意でございますので、可能でございます。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)郵送でもいいということでございますので、そうすると次の6番目、受け付け時間は働いている人に配慮した時間になっているかという設問ですが、郵送でもいいとなりますと時間の問題はないのかと思いますので、この6番目は割愛させていただいてよろしいでしょうか。
○議長(高橋孝内)渡辺ふさ子議員。
○7番(渡辺ふさ子)真摯にお答えいただきありがとうございました。以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(高橋孝内)7番渡辺ふさ子議員の一般質問を終結いたします。(「議長」の声あり)17番布田一民議員。
○17番(布田一民)議長にお願いを申し上げたいというふうに思いますが、今議会での一般質問での通告外の発言、また、午前中での質問では、須藤議員でありますが、鵜ヶ崎公園で火災が2回あったと質問いたしました。しかし、2回でなく1回であるとわかったわけであります。しっかり調べてから質問すべきであり、また、「私の記憶では昨年の5月かな」、記憶で質問をしないでいただきたい。質問を抑制するつもりはありませんけれども、明確な回答をいただくためにも今後注意を促すように議長のほうからお願いを申し上げます。
○議長(高橋孝内)ただいま17番の布田一民議員がおっしゃいましたことについて、皆様も聞いておりますので、私からもよろしくお願いいたします。

○議長(高橋孝内)これをもって一般質問を集結いたします。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 次の会議はあす午前10時からであります。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御起立を願います。 ── 大変御苦労さまでした。
     午後1時57分散会
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